Midjourneyで画像を生成していると、「毎回違う画風になってしまって統一感が出せない…」という悩みを抱えたことはありませんか?
そんな時に便利なのが、Midjourneyにある「sref」(スタイルリファレンス)機能です。この機能を使うことで、特定の画風やスタイルを固定して、一貫性のある画像を効率的に生成できるようになるんです。
srefを活用すれば、漫画制作やイラストシリーズ、ブランディング素材など、様々な用途で統一感のある作品を作ることが可能になります。しかし、「どうやって使えばいいの?」「srefコードってどこで見つけるの?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、srefの基本的な仕組みから具体的な使い方、無料で利用できるsrefコードライブラリまで、初心者の方でも分かりやすいように詳しく解説していきます!
📖この記事のポイント
- srefとcrefの違いを理解して、目的に応じた使い分けができるようになる
- –swパラメータの調整方法を覚えて、思い通りの強度でスタイルを適用できる
- 無料ライブラリサイトの活用で効率的にお気に入りのスタイルを発見できる
- –sref randomの使い方をマスターして新しいスタイルとの出会いを楽しめる
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無料AIセミナーを見てみる※Midjourneyの基本的な使い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
Midjourneyのsref(スタイルリファレンス)とは?

sref(スタイルリファレンス)は、2024年2月にMidjourneyに追加された画風を統一する機能です。「Style Reference」の略称で、特定の画像スタイルや美的要素を参照して、一貫したビジュアル表現を実現できます。
簡単に言うと、「この画風で画像を作りたい」という時に使える機能なんです。参照画像のURLや専用のコード番号を指定することで、同じテイストの画像を何度でも生成できるようになります。
sref機能には2つの使い方があります。
- 画像URLを指定する方法:既存の画像のスタイルを参照する従来的な方法です。
- スタイルリファレンスシード(数値コード)を指定する方法:0から4,294,967,295までの約43億通りの数値で管理されているスタイルパターンです。「–sref random」で生成すると、完了後にランダムな数値が割り当てられ、その数値を再利用することで同じスタイルを再現できます。
今までの画像プロンプトとの違い
今までのMidjourneyでも画像を参照する機能はありましたが、主に構図や被写体の形状を真似るものでした。一方、srefは画風や色調、質感といったスタイル要素に特化しています。
例えば、水彩画風のイラストを参照した場合、被写体が全く違っても水彩画のタッチや色の滲み方が再現されるという感じですね。
srefが追加された背景
Midjourneyの開発チームは「視覚スタイルの潜在空間を探索する」新しいアルゴリズムの研究を進めていて、sref(スタイルリファレンス機能)はその成果として実装されました。
漫画制作やブランド素材の制作など、複数の画像で統一感を保ちたいニーズが高まっていることも、この機能が注目される理由の一つです。
実際に使ってみると、ランダム性も楽しめる機能になっているので、新しいスタイルとの出会いも期待できますよ!
Midjourneyのsrefとcrefの違いとは
Midjourneyでは、srefと並んで「cref」(キャラクターリファレンス)という機能も追加されています。名前が似ているので混同しがちですが、実は全く異なる機能なんです!
srefは「Style Reference」の略で、画風や質感、色調といったスタイル要素を統一する機能でしたね。

一方、crefは「Character Reference」の略で、特定の人物やキャラクターの顔立ちや特徴を統一する機能です。
同じ人物を違うポーズや服装で描きたい場合や、漫画のキャラクターを一貫して表現したい時に活用します。顔の形や目の形、髪型といったキャラクター固有の特徴を保持してくれるんです!
srefを使うべき場面 | ・イラストシリーズの画風を統一したい ・ブランド素材のテイストを揃えたい ・特定のアートスタイルで複数の作品を作りたい |
crefを使うべき場面 | ・漫画のキャラクターを複数のシーンで描きたい ・同じモデルを使った写真風画像を作りたい ・キャラクターグッズのイラストを統一したい |
実は、srefとcrefは同時に使用することもできます。「このキャラクターを、この画風で描いて」という指定が出来るようになるので、より細かなコントロールができるようになります。
使い分けを理解しておくことで、Midjourneyでの表現の幅がぐっと広がりますよ!
※プロンプトの基本的な書き方について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
Midjourneyの「sref」の基本的な使い方
srefを使用する際の基本的な構文は以下の通りです。
/imagine:プロンプト内容 --sref 指定方法 --sw 強度値
通常のプロンプトの後に「–sref」パラメータを追加し、参照したいスタイルを指定するという流れになります。
srefの3つの指定方法
srefには大きく分けて3つの指定方法があります。
1. 画像URLを指定する方法
/imagine cute girl in red dress --sref コピーしたリンク
既存の画像のスタイルを参照したい場合に使用します。画像を右クリックして「リンクをコピー」し、そのURLを貼り付けるだけです。

Web版では、–sref リンクを入力すると、自動的にスタイルリファレンス機能が適用されました!


これで通常通り画像を生成するだけです!


2. 数値コードを指定する方法
/imagine cute girl in red dress --sref 特定の数字
0から4,294,967,295までの数値でスタイルを指定できます。特定のスタイルコードが分かっている場合に便利です。
3. ランダム生成を使用する方法
/imagine cute girl in red dress --sref random
「–sref random」を指定すると、ランダムなスタイルが適用され、生成完了後に具体的な数値コードが表示されます。新しいスタイルを発見したい時におすすめです。

sref使用時の注意点
- srefはテキストプロンプトと組み合わせて使用する必要があります(画像のみでは機能しません)
- 通常の画像プロンプトがある場合は、「–sref」より前に配置してください
- MidjourneyとNiji Journey v6の両方で利用可能です
基本的な使い方を覚えれば、誰でも簡単にスタイルを統一した画像生成ができるようになりますよ!
※seedとsrefの違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
srefの強度調整(–sw)パラメータについて
「–sw」は「Style Weight」の略で、参照スタイルの影響力を調整するパラメータです。0から1000までの数値で設定でき、数値が高いほど参照画像のスタイルが強く反映されます。
デフォルト値は100ですが、しっかりと参照スタイルを適用したい場合は、最大値の1000に設定するのがおすすめです。
–swの強度による生成結果の違い
実際に同じプロンプトで–swの値を変えて検証してみると、かなり明確な違いが現れます。

–sw 1000(最大強度):参照画像のスタイルが最も強く反映され、画風の特徴がはっきりと再現されます。統一感を重視したい場合に適しています。
–sw 500(中程度の強度):参照スタイルとプロンプトの指定がバランス良く反映されます。参照画像の特徴は残しつつ、プロンプトの内容もしっかり表現されます。
–sw 100(デフォルト強度):参照スタイルの影響は控えめで、プロンプトの指定が優先されます。微妙なニュアンスを加えたい場合に使用します。
–sw 0:参照スタイルが全く適用されず、通常の画像生成と同じ結果になります。
–swの値は、用途に応じて以下の設定値を参考にしてみてくださいね!
- 統一感重視:–sw 1000
- スタイルとプロンプトのバランス重視:–sw 500-700
- ほんのりとした雰囲気づけ:–sw 100-300
最初は–sw 1000で試してみて、参照スタイルが強すぎると感じたら徐々に数値を下げていく方法がおすすめです。同じプロンプトでも–swの値を変えることで、全く違った印象の画像が生成されるので、色々試してみると面白い発見があるかもしれません。
特にシリーズ作品を作る際は、–swの値を統一することで、より一貫したビジュアル表現が実現できますよ!
srefコードの調べ方と入手方法
最も手軽にsrefコードを入手する方法は「–sref random」を使うことです。この方法では、約43億通りのスタイルパターンからランダムに選ばれたスタイルが適用されます。
/imagine beautiful landscape --sref random

生成が完了すると、例えば「–sref 1840335403」のような具体的な数値コードが表示されます。気に入ったスタイルが見つかったら、この数値を保存しておけば、いつでも同じスタイルで画像を生成できるようになります。
また、SNSやコミュニティで公開されているsrefコードを参考にするのも有効な方法です。多くのMidjourneyユーザーが自分の発見したコードを共有しているので、そこから学ぶことができます。
ただし、他の人が使っているコードをそのまま使用するよりも、それを参考にして自分なりにアレンジを加えることで、よりオリジナリティのある作品を作ることができますよ!
srefコードの効率的な探し方
srefコード探しで大切なのは「ランダム性を楽しむ」ことです。狙ったスタイルを見つけるのは難しいですが、思いもよらず素晴らしいスタイルに出会えることも多いんです!
生成する際は習慣的に「–sref random」を付けて、気に入ったコードは必ずメモしておくようにすると、自分だけのsrefコードライブラリが徐々に出来上がっていきますよ。
数値を少しずつ変えて試してみるのも面白い方法です。例えば、気に入ったコードが「123456」だった場合、「123457」や「123455」といった近い数値も試してみると、微妙に異なる魅力的なスタイルに出会えることがあります。
無料で使えるsrefコードライブラリ一覧
自分でsrefコードを探すのも楽しいですが、世界中のMidjourneyユーザーが発見したコードを共有しているライブラリサイトを活用すると、効率的にお気に入りのスタイルを見つけることができます!
①Style Safari – The SREF Project

URL: https://www.stylesafari.xyz/
最もコードの種類が充実したsrefライブラリの一つで、13万以上のsrefコードとその作例画像を参照できます。検索機能もあるので、カテゴリ別やキーワード検索で目的のスタイルを見つけやすいのが特徴です。
基本的にここを見れば、ほとんどのスタイルパターンはカバーできるかと思います。視覚的に分かりやすく整理されているので、初心者の方にもおすすめです!
②SrefHunter

毎週更新される膨大な量の無料srefコード集です。世界中のMidjourneyユーザーやSNSで公開されているsrefコードを収集しているので、常に新しいスタイルが追加されています。
日本語対応もしているので、使いやすさも抜群です!定期的にチェックすると、トレンドのスタイルを発見できるかもしれませんね。
③Midjourney sref codes library

無料プランでも十分な量のsrefコードを検索・参照できるサイトです。有料プランに入ると約4000弱のコードをすべて参照できるようになりますが、無料でも基本的なニーズは満たせます。
シンプルで使いやすいインターフェースが魅力で、目的のスタイルを素早く見つけることができます。
④Midjourney Style Reference Code Gallery

URL: https://sref-midjourney.com/ja
日本語対応のsrefコードライブラリで、920個のユニークなsrefコードと3680個のプロンプト集を提供しています。無料プランでも充分な情報量があって、有料プランではさらに豊富なコードにアクセスできます。
ジャンル別に整理されているので、アニメ系や写実系など、特定の分野のスタイルを探している方には特に便利です!
これらのライブラリを効果的に使うポイントは、まず視覚的に気に入ったスタイルを見つけてから、そのコードを試してみることです。
また、一つのコードをそのまま使うだけでなく、近い数値に変更して試してみると、微妙に異なる魅力的なバリエーションを発見できることもありますよ!
ジャンル別おすすめsrefコード集
実際に多くのユーザーに人気があり、使いやすいsrefコードをジャンル別にご紹介していきます。これらのコードを参考に、自分の作品に活用してみてください!
アニメ・イラスト系
–sref 3365973761:繊細なアニメ調のタッチが特徴で、キャラクターイラストに最適です。柔らかな色合いと丁寧な線画が魅力的なスタイルです。
例:beautiful anime girl with long silver hair, wearing school uniform, sitting in classroom, soft lighting --sref 3365973761

–sref 2252558232:ポップで明るいアニメ風のスタイル。カラフルな色使いが特徴で、楽しげな雰囲気の作品を作りたい時におすすめです。
例:cheerful boy character jumping in colorful playground, dynamic pose, sunny day --sref 2252558232

–sref 1131673188:少し大人っぽいアニメ調で、落ち着いた色調が印象的。シリアスな場面やストーリー性のある作品にぴったりです。
例:mysterious woman in dark coat walking through rainy city street at night, dramatic atmosphere --sref 1131673188

※アニメ風イラストの詳しい作り方については、こちらの記事で解説しています。
写真・リアル系
–sref 3355274295:写実的でありながら芸術的な仕上がりになるコード。ポートレート撮影のような質感を表現できます。
例:professional portrait of elegant woman in natural lighting, soft focus background, studio photography style --sref 3355274295

–sref 2657241127:映画のワンシーンのようなドラマチックな雰囲気を演出できるスタイル。光と影のコントラストが美しいのが特徴です。
例:businessman walking through modern city at golden hour, cinematic lighting, urban landscape --sref 2657241127

アート・絵画系
–sref 1521862220:水彩画のような柔らかなタッチが表現できるコード。淡い色合いと滲みの効果が魅力的です。
例:peaceful garden scene with blooming flowers, soft watercolor technique, gentle brush strokes, pastel colors --sref 1521862220

–sref 3117032642:油絵のような重厚感のある仕上がりになります。クラシックな絵画作品のような品格を演出できます。
例:classical still life with fruits and wine bottle, oil painting style, rich textures, warm lighting --sref 3117032642

–sref 2218871598:抽象的でモダンなアートスタイル。独創的な表現を求める方におすすめのコードです。
例:abstract composition with geometric shapes and vibrant colors, modern art style, dynamic movement --sref 2218871598

ファンタジー・幻想系
–sref 3556861680:神秘的で幻想的な雰囲気を演出できるスタイル。ファンタジー作品やゲームイラストに適しています。
例:mystical forest with glowing mushrooms and fairy lights, ethereal atmosphere, magical creatures hiding in shadows --sref 3556861680

–sref 3612798423:ダークファンタジー調の重厚な雰囲気が特徴。渋い色調とドラマチックな表現が魅力です。
例:ancient dragon perched on ruined castle tower, stormy sky, gothic atmosphere, medieval fantasy --sref 3612798423

これらのコードは参考例として挙げていますが、実際に使用する際は自分の作品に合うかどうか試してみることが大切です!また、数値を少し変更することで、微妙に異なるバリエーションを楽しむこともできます。
自分だけのお気に入りコードを見つけて、オリジナリティあふれる作品づくりを楽しんでください!
Midjourneyでsrefを使う時の注意点
srefを使用する際に最も注意すべきポイントは、プロンプトの内容と参照スタイルの関連性です。全く関係のない要素を参照しても、期待した結果が得られないことがあります…。
例えば、人物のイラストを生成したいのに風景画のスタイルを参照したり、プロンプトに含まれていない要素を参照画像で指定しても、うまく反映されない場合があります。
注意点①:数値の範囲制限
srefで使用できる数値は0から4,294,967,295までと決まっています。この範囲を超えた数値を入力すると、一周してしまう仕組みになっています(例:4,294,967,296 = 0)。
意図しない結果を避けるために、数値を入力する際は範囲内であることを確認しましょう!
注意点②:URLの指定方法
画像URLを参照する場合、画像が確実にアクセス可能な状態である必要があります。リンク切れや一時的なURLを使用すると、エラーが発生したり期待した結果が得られません。
Discordにアップロードした画像のURLを使用するのが最も安全で確実な方法です!
注意点③:バージョンの互換性
srefはMidjourneyとNiji Journeyで利用可能ですが、古いバージョンでは使用できません。また、将来的なアップデートにより動作が変更される可能性もあります。
重要なプロジェクトで使用する場合は、現在のバージョンを記録しておくことをおすすめします。
注意点④:商用利用時の配慮
他のユーザーが公開しているsrefコードを商用利用する場合は、そのコード自体に著作権的な問題がないか注意が必要です。また、参照元の画像に権利者がいる場合もあります。
不安な場合は、自分で発見したコードや、明確に商用利用可能とされているものを使用するのが安全です!
※商用利用時の詳しい注意点やライセンスについては、こちらで詳しく解説しています。
これらの注意点を理解した上でsrefを活用すれば、より効果的で安全な画像生成ができるようになりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Midjourneyのsref(スタイルリファレンス)機能の基本概念から具体的な使い方、無料で利用できるコードライブラリ、さらに実用的な注意点まで詳しくご紹介しました!
この記事で紹介したことをまとめると次のようになります。
- srefは画風やスタイルを統一するための機能で、crefとは明確に用途が異なる
- 「–sref random」を活用することで新しいスタイルとの出会いを楽しめる
- –swパラメータで参照強度を調整でき、統一感重視なら1000がおすすめ
- 無料のライブラリサイトを活用することで効率的にお気に入りのスタイルを発見できる
- プロンプトとの関連性を意識することで、より期待に近い結果を得られる
Midjourneyで画風の統一に悩んでいる方や、より表現力豊かな作品を作りたいと考えている方にとって、かなり役立つ情報だったのではないでしょうか?
ぜひ、今回ご紹介したテクニックを活用して、あなただけの魅力的な作品づくりに挑戦してみてくださいね!
※Midjourneyをより効果的に使いこなすコツについては、こちらの記事もぜひご覧ください。
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