画像生成AI『Midjourney V6』が超ヤバい!使い方・値段など徹底解説! | romptn Magazine

画像生成AI『Midjourney V6』が超ヤバい!使い方・料金などを徹底解説!

Midjourney

AI画像生成サービスMidjourneyから最新モデル「midjourney v6」が公開されました。 

キャラクターの詳細さと画面全体の奥行き、細部の正確な描き込みなど

今までの画像生成AIとは一線を画すほどのハイクオリティーな画像が生成できます。

まだ使ったことのない方はぜひ本記事を参考に「midjourney v6」を使ってみませんか?

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Midjourney V6とは?

AI画像生成サービス「Midjourney」の最新実写系モデルです。

2023年12月19日から[ALPHA]版が先行公開されていましたが、2024年1月に入りより強度を増した完成版が公開されています。

以前のモデルと比べても格段にクオリティーの高い画像が生成できる為、画像生成AI界ではかなりの話題となっています。

Midjourney V6のここが凄い!

Midjourney V6は、数多くの点で前のバージョンよりも改良されています。

いくつか代表的な点を挙げていきます。

自然言語の理解力が向上

まずV6は自然言語の理解力が向上しました。これにより複雑なプロンプトの中の要素を組み合わせたり分離することが上手く行えるようになりました。

描きたいシーンでのキャラクターをしっかりと区別するようになり、映画のワンシーンのような画像を描く事ができるようになりました。

プロンプトについては曖昧な表現を避け、より具体的に描きたいものを渡すことが推奨されていますので、使う際は注意してください。

細部がより正確に

手、オブジェクト、混雑したシーンなどの複雑な要素をより高い忠実度でレンダリングできるようになりました。

これにより今までは表現できなかった多くの人物や、複数のオブジェクトも画像として生成できます。

画像生成AIでよくある手指の破綻や、小さい物の破綻もかなり改善されています。

ファッションの表現力が向上

特定の衣服、スタイル、またはブランドを表現する能力が向上しました。モデルはこれらを印象的な精度で理解し、レンダリングできるようになりました。

よりファッションやアート系の表現に強みを増し、商業的にも使いやすくなりました。

広告で使用される写真の多くをMidjourney V6で生成可能です。

アクションやモーションが向上

アクションとモーションを詳細に制御できるようになりました、生成画像にプロンプトに有名なアクション映画監督のようなタッチを加える事もできます。

キャラクターに動作のある画像や戦闘シーンなども綺麗に描く事ができます。

これにより今までよりもリアルにAI生成とわからないような画像が生成できます。

カメラコントロールの向上

カメラアングルとショットタイプに対するコントロールが格段に向上しました。一つの場面を別の角度から捉えることもできるようになったようです。

生成した画像を別の角度からの画像に変えても、かなり高い精度で描く事ができます。

魅力ある一枚絵の生成が、かなり簡単にできるようになっています。

いくつか改良点を上げてみましたがMidjourney V6の実力を理解するには、実際に使ってみるのが一番簡単です。

本記事後半では実際に生成した画像とプロンプトを合わせて掲載していますので、最後までご覧になってください。

この「Midjourney V6」は間違いなく過去最高レベルのAI画像を生成できます。

今まで敷居が高く画像生成AIを触ったことのない方も、スマートフォンからでも使えるMidjourneyならお手軽に画像生成が楽しめます。

Midjourneyの料金設定

2023年3月で無料プランが終了してしまいました。

現在は月額10ドル〜120ドルの4つのサブスクリプションから選択して使用します。

これから始める方はまずは10ドルのプランから始めてみると良いでしょう。

※料金プランについてもっと知りたい方はこちらが参考になります。

Midjourneyの使い方

チャットアプリの「Discord」を通じて使用する為、「Discord」のアカウントが必要となります。

また画像の生成についてもチャットルーム内に”Midjourney bot”を招待し、チャット形式で画像を生成していきます。

※詳しい使い方はこちらを参考にしてください。

【最新版】画像生成AI『Midjourney』の使い方完全ガイド!スマホでもOK!
画像生成AI『Midjourney』は日本語をそのまま画像内に生成できるなど今も進化を続けています。『Midjourney』最新版の利用料金から基本的な使用方法までをわかりやすく解説しています。『Midjourney』はチャットアプリの「Discord」から使用しますのでまずはアカウントを登録します。

「Discord」はスマートフォンからでも使用できるので、スマホからでもお手軽に高品質なAI画像が生成できます。

Midjourney V6を有効化する方法

現在「Midjourney」ではデフォルトで最新モデル V6 が使用できます。

もしも確認したい場合は /settings のコマンドをチャット欄に入力します。

Use the default model(V6)となっているはずです。

もしもなっていない場合や、違うモデルを使用したい場合にはこのsettings画面から変更ができます。

[ALPHA]版は先行公開されていたモデルです。その後の調整を経て(V6)として公開されていますので、新規のユーザーは[ALPHA]版を使う必要は基本的にありません。

[ALPHA]版と(V6)の違いを確認したり、[ALPHA]版のプロンプトをすでに持っているユーザー用だと思ってください。

Midjourney V6の新機能を使ってみた!

Midjourney V6の素晴らしさを、生成した画像と共にお伝えしていきます。

また、モデルのバージョンアップだけでなく、機能面でもいくつか新要素が増えておりますので併せてご紹介します。

①より高画質な画像生成が可能に!

生成画像の最大解像度が今までの2倍、2048x2048pxへとスケールアップしました。

プロンプト: The heroine of the action movie is fighting the enemy. –ar 7:4 –s 750 –style raw

当然それに伴ってものすごく高画質な画像が生成できます。

生成AIが作ったものとは言われてもにわかには信じれれません。

ただし画像のの大きさはチャットbotが判断しますので、我々はアスペクト比の指定しかできません。

もしもサイズ指定のある制作物を作成する場合は、別のアップスケーラーを使う必要があります。

②新しいアップスケール(高解像度化)機能が追加!

Midjourney V6導入に合わせてアップスケールもこれまでとは変更になりました。

Upscale(Subtle)とUpscale(Creative)の2種類になりました。

Upscale(Subtle)は元の画像の参照度を高くしてにアップスケールし

Upscale(Creative)はより創造的にアップスケールします。

プロンプト:The girl is dreaming of a flying fish. ar1:1 –s 750 –style raw

元画像

人物がいる時はUpscale(Subtle)の方が元画像に忠実で使いやすいです。

自然や建造物を生成してアップスケールする時はUpscale(Creative)を使うのも良いでしょう。

ただし現在アップスケールしても元画像より小さくなる不具合が発生しています。

修正を待ちましょう。

③完成度を高めるために改善されたリアルな質感!

Midjourney v6では、細部のディテールがかなり向上しています。

プロンプト:The earth in the glass bottle –s 750

実際にそこにあるような立体感と質感で画像を生成します。

どうみても写真ですが画像生成AIで描いています。

その質感もさることながら全体の立体感が見事に表現されています。

プロンプト: Street art drawn on a concrete wall Very realistic texturear –ar 7:4 –s 750

実際にこのようなアート作品が存在するように感じてしまいますが、Midjourney V6 で描いています。

Midjourney v6で画像を生成しているとそのリアルな質感と構図の斬新さに思わず感動してしまいます。

④文字テキストが使えるように!

Midjourney v6では生成する画像の中にアルファベットのテキストをかなりの高精度で生成する事ができるようになりました。

やり方は ” ” で書き込みたいテキストを囲んでプロンプトとして渡すだけでOKです。

プロンプト:Realistic photos Fashionable cafe, “Romptn magazine” on the signboard, a woman is drinking coffee on the terrace –ar 7:4 –s 750

このようにテキストが画像の中に生成されます。

「Discord」で友人や恋人にメッセージ付きの画像を送ることもできますし、また商業的な利用においても使い道が大きく広がります。

そしてなんとMidjourney v6 と同時に登場したイラスト系モデル「Niji Model V6 [ALPHA]」では日本語のテキストの生成が可能です。

プロンプト: the pink message card. It is written that “愛してる” –ar 7:4

ただこちらはまだ生成の精度が低く、ちゃんと描けるのは20枚に一枚程度です。

こちらのモデルはまだ[ALPHA]版ですので、本公開までにはもう少し精度が上がると思われます。

⑤手や指などの細かい部分もきれいに!

画像生成AIでは細部の破綻、特に手や指の破綻が解決すべき問題として挙げられてきました。

Midjourney v6はこの点もかなり改良されています。

プロンプト: Real photos of the audience raising their hands and getting excited at the live venue –ar 7:4 –s 50

たくさんの手、指を描かせてみましたが、明らかに変な物が存在しません。

これまで手指の破綻のためにどれだけの時間を修正に費やしてきたでしょうか?

Midjourney v6はそういったものから我々を解放してくれます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

画像生成AI『Midjourney V6』が超ヤバい!使い方・料金などを徹底解説!について解説してきました。

今回のポイントをまとめると、以下のようになります。

  • 「Midjourney V6」は自然言語の理解力が向上し、より複雑なプロンプトにも対応可能となった
  • 画像の中にテキストも生成できるようになった
  • 手指の破綻にも強く、修正に時間を取られない
  • 「Midjourney V6」は過去最高の品質で画像を生成できる

正直「Midjourney V6」を使っていると時間が経つのを忘れてしまします。

個人的な趣味としてAI画像生成を楽しむのも良いでしょう。

また、このレベルの品質が簡単に生成できるので、今後間違いなく広告分野での利用が広がるでしょう。

いずれにしてもこれから画像生成AIを始めるならば、最高品質の「Midjourney V6」は選択肢の最上位となるでしょう。

興味のある方はぜひ1度触ってみてください。