Midjourneyでいい感じの画像ができたけど、ポーズや細かい部分を変えたい…!と思った経験はありませんか?
そんなときにはSeedを利用して画像生成を行うのがおすすめです!
Seedとは、生成した画像に割り当てられる数値で、利用することで似た画像を生成することが可能になります。
今回はそのSeed値の特定方法と、実際に役立てて画像生成した例をご紹介します!
MidjourneyでのSeed値(Seed number)の確認方法
MidjourneyでSeedを特定する方法は簡単です。
必要なコマンドは…絵文字(envelope)
Seedを特定したい画像ができたら、上部にある顔マークからリアクションの追加を選択しましょう。
ここで選ぶのは封筒(envelope)の絵文字です。絵文字の検索欄に「envelope」と入力するとすぐに見つけることができます。
封筒のリアクションを追加するとすぐに、Midjourney Botからダイレクトメッセージが届きます。
送られてきたメッセージの2行目に、Seed値が記載されています!
MidjourneyでSeed値を使うとできること
それではこのSeed値を画像生成に使ってみましょう。
適用の仕方も簡単で、プロンプトの最後に
--seed {特定したSeed値}
というパラメータを付け足すのみです。
同じキャラを作ることができる
Midjourneyでは同Seed、同プロンプトを使うとほぼ同じ出力結果を再現できます。
先程は、この4つの画像を生成したときに使われたSeedを求めました。
pink hair, twin tail girl --niji 5
同じプロンプトを使い、Seed値を追加してもう一度画像生成してみます。
pink hair, twin tail girl --niji 5 --seed 1532140076
すると、このようにほぼ同じ画像が生成されました!
このSeed値を使うことで、他のユーザーが作った画像でも簡単に再現ができるようになっています。
気になった方はこのプロンプトをコピペして試してみて下さい!
微妙に違う画像をプロンプトを使いながら生成可能
先程は全く同じプロンプトで同じ出力結果の再現をしましたが、プロンプトを少し変えて細部の調整をする、といった使い方も可能です。
この女の子の画像を例に試してみます。この画像を生成したときは
pink hair, twin tail girl --niji 5 --seed 1532140076
というプロンプトでしたが、「wink」を加えて
pink hair, twin tail girl, wink --niji 5 --seed 1532140076
というプロンプトにしてみます。
すると、このように画像生成結果が変わりました!
この女の子のキャラクターはそのままに、上手く表情の調整ができました。
Midjourney V5.2には元々、少し違う画像を生成する「Vary」機能がありますが、そこではプロンプトの追加ができません。
こちらの方法であれば具体的に指定できるのでありがたいですね!
同じキャラクターで、ポーズやバリエーションを増やしたいときにおすすめの機能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
MidjourneyでSeed値を取得する方法と、それを活用してできることをご紹介しました!
今回のポイントをまとめると次の通りです。
- MidjourneyでSeed値は、封筒(envelope)のリアクションを追加して取得できる
- Seed値を使うと同じキャラクターを生成できる
- Seed値を使うと微妙に違う画像を、プロンプトで指示しながら生成できる
ぜひSeedを使った機能を、Midjourneyでの画像生成に役立ててみて下さい!