Copilotの画像生成制限とは？無料版・有料版の違いや対処法を徹底解説

「Copilotで画像生成していたら途中で制限が来てしまった、、、」
「Copilotの画像生成の制限はどうしたら解除できるだろうか？」

このような悩みや疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

誰でも簡単にイラストや図の作成が可能であるCopilotの画像生成機能ですが、試行錯誤している中で制限がかかると非常に困りますよね。

そこでこの記事ではCopilotの画像生成の制限を解除する方法や、制限を抑えながら画像生成を行う方法を解説します。

監修者プロフィール

森下浩志

日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

Copilotの画像生成機能とは？

Copilotの画像生成機能とは、AIがユーザーの入力したテキストに基づいて、自動的に画像を生成する機能のことです。

ユーザーが文章で「（描きたい内容）の画像を生成して」と入力すると、Copilotがその内容を理解し、高性能な画像生成AIモデルであるDALL-E 3を活用して、高品質かつ創造的な画像を生成します。

この機能を使うことで、プレゼンテーションの素材や記事のアイキャッチ、サービスの広告用画像などを簡単に作成することができる点が大きな魅力です。

Copilotの画像生成制限の種類

Microsoft Copilotの画像生成機能は、無料で高性能なAIを利用できる反面、サービスの品質維持と責任あるAI利用のためにいくつかの制限が設けられています。主な制限は以下の3種類です。

画像生成回数の制限

Copilotの画像生成には「回数」による制限が設けられています。

具体的な回数は明記されていませんが、無料版では15回/日が通常速度で使用できる回数と言われています。この制限はプランによって異なり、プランごとの制限は以下の通りです。

このように、プランによっては画像生成を利用しすぎることで生成に制限がかかってしまうことがあります。

コンテンツポリシーによる制限

Copilotは、Microsoftが定める「責任ある AI ガバナンス（Responsible AI Governance）」に基づき、特定のテーマや内容の画像生成を厳しく制限しています。

上記のような内容に該当する恐れのある質問はCopilotから生成結果を得ることができません。

仮に上記の制限に該当するような質問をした場合、上記の画像のように回答を拒否されます。

サーバーの混雑による一時的な制限

Copilotはクラウド上のサーバーで動作しているため、アクセスが集中するとサービスの処理能力に影響が出ることがあります。

特にメンテナンス直後や新モデルのリリース後はアクセスが集中しやすいため、制限がかかりやすいです。

Copilotの画像生成で制限がかかった際の対処法

Copilotの画像生成で制限がかかった際の対処法はそれぞれ以下の通りです。

生成回数による制限への対処法

生成回数の制限によって制限がかかった場合には基本的に以下の2つの方法で対処することができます。

①の場合は、例えば無料プランであれば、翌日になると制限が緩和されまた従来と同様の速度で画像生成機能を利用することができます。

②の場合は、先述の通り、有料プランに切り替えることで画像生成の制限が緩和され、すぐに新たな画像生成に取り掛かることができます。

コンテンツポリシーによる制限への対処法

コンテンツポリシーによる制限への対処法は主に以下の2つです。

コンテンツポリシーによる制限にかかっている場合は基本的に抜け道はありません。

上記のようにコンテンツポリシーに配慮し、適切なプロンプトを入力するようにしましょう。

サーバーの混雑による制限への対処法

サーバーの混雑による制限への対処法は主に以下の2つです。

②の場合、基本的にサーバーへの接続は有料プランの方が優先されるため、急いで画像生成を行いたい際にはプランの切り替えが有効です。

【比較】Copilotの画像生成制限は厳しい？ChatGPTやGeminiと比較

上記のように、他の生成AIと比較してもCopilotの画像生成制限は厳しいとは言えず、普通であると言えます。

一方で、通常利用であればGeminiが100枚/日の生成を可能としている点で一つ頭が抜けています。

仮にCopilotで生成した画像を利用する必要がある場合には、GeminiやChatGPTでプロンプトを試し、修正した上で、そのプロンプトをCopilotに入力するという方法が有効です。

Copilotで回数制限を抑えて画像生成を行う方法

以下ではCopilotで回数制限を抑えて画像生成を行う方法を解説します。

他の生成AIを並行して使用する

Copilot以外の生成AIを並行して使用することで、回数制限を抑えながらCopilotの画像生成を利用することができます。

例えば、以下の生成AIでは無料で画像生成機能を利用することが可能です。

これらを組み合わせるたけでも1日に150枚以上の画像生成が可能です。一方で、AIモデルによって得意な画像生成のジャンル等があるためその点には注意が必要です。

プロンプトを整えて修正の回数を減らす

画像生成を行う際には、元のプロンプトに合わせて、修正のプロンプトを入力することでよりイメージに近い画像を生成することが一般的です。

しかし一方で、その修正のプロンプトの入力も「制限」のカウントには入れられており、修正回数が増えることで画像生成の制限を早く迎えやすくなってしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事ではCopilotの画像生成の制限条件や、制限を抑えて使用する方法について解説してきました。