NotebookLMのPDFスライドを編集する方法4選|パワポ/Googleスライド

Gemini

NotebookLMのスライドは完成度が高い一方で、出力はPDF形式です。そのままではPowerPointのように文字や配置を直接編集できず、「一部だけ直したいのに直せない」と困りがちです。

この記事では、NotebookLMのPDFスライドを編集できるPowerPoint(PPTX)/Googleスライドに変換する4つの方法と、目的別の選び方、変換時の注意点と対処法までまとめます。

📖この記事のポイント

  • NotebookLMのスライドはPDF出力なので、文字や図形を直接編集できない。
  • NotebookLMのスライドを編集できるようにする主な方法は4つ:Codia経由(PPTX)、Gemini経由(Googleスライド)、Canva経由(PPTX)、ChatGPT経由(PPTX)。
  • とにかく再現度を優先するならCodia経由、無料で試すならGemini経由がおすすめ。
  • Canvaはテンプレ+Magic機能で整えやすく、ChatGPTは1枚ずつでもテキストを編集可能なのが強み。
  • 変換後は日本語の改行・字間、図表、グラデーション背景が崩れやすいので、まず2〜3枚でテストしてから本番に進むのがおすすめ。
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※NotebookLMのスライド生成機能の使い方に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

NotebookLMのスライドを編集できるようにする4つの方法

NotebookLMのスライドはPDF出力のため、PowerPointのように要素(テキストボックスや図形)を選んで編集できません。そこでここからは、PDFを編集できるPowerPoint(PPTX)/Googleスライドに変換する4つの方法を紹介します。

先に結論だけ言うと、再現度重視ならCodia、無料で編集可能にするならGemini、見栄えを整えたいならCanva、テキスト差し替え中心ならChatGPTが向いています。このあとそれぞれの手順と向き不向きを紹介します。

方法変換の手軽さ編集の自由度料金総合評価
Codia(NoteSlide)★★★★★
(5分程度)
★★★★★
(テキスト・図表・レイアウトまで編集可能)
基本有料
(初回は一部クレジット付与)
★★★★★
Gemini経由(YAML→Canvas→Googleスライド)★★★★☆
(10分程度)
★★★★★(Googleスライドで自由に編集)無料★★★★☆
Canva
(PDF→編集→PPTX出力)
★★★★★
(2~3分)
無料:★★☆☆☆
(スライド全体が画像扱い)
有料:★★★★★
(Magic機能で編集しやすい)
無料〜有料(本格編集は有料プラン推奨)★★★★☆
ChatGPT経由
(PDF→画像→PPTX生成)
★★★☆☆
(15分以上)
★★★★☆
(テキスト化できるがシンプルデザインのみ)
有料★★★★☆
セキュリティ上の注意

PDFを外部ツールやAIにアップロードして変換する場合、社外秘・個人情報・未公開資料を含むPDFはそのまま使わないようにしましょう。社内ルールや利用規約を確認したうえで、まずはダミー資料や一部抜粋(2〜3枚)で試すのが安全です。

Codia AIのNoteSlideでPowerPoint化

Codia AIのNoteSlideは、NotebookLMのPDFスライドを完全に編集可能なPowerPoint(PPTX)に変換する専用ツールです。テキスト、図表、レイアウトを正確に再構築し、デザイン調整が自由にできます。

Codia経由でPPTX形式に変換する方法
  • STEP1
    Codia AI NoteSlideのサイトにアクセス

    ブラウザでNoteSlideを開きます。

    Codiaの最初に表示される画面。
  • STEP2
    ファイルをアップロード

    「Click to upload」ボタンをクリック(またはドラッグ&ドロップ)してNotebookLMのPDFファイルを選択します。アップロード後、AIが自動で解析開始します。

    Codiaの操作画面
  • STEP3
    出力形式を選択してダウンロード

    変換完了後、画面右上の「Convert to Editable PPTX」 をクリックすると、テキストは編集可能なボックス、図表はベクター形状、レイアウト・間隔がほぼ完璧に再現されたスライドが生成されます。

    Googleアカウントでサインインできますが、無料分で5クレジット(スライド5枚分)しか付与されず、その後はクレジットに対して課金する必要があります。(※2025年12月時点)

    Codiaで変換している画像。

    画面右上の「Export PPTX」でファイルをエクスポートして保存します。

  • STEP4
    パワポで編集して完成

    ダウンロードしたPPTXをMicrosoft PowerPointで開いて編集します。自由にテキスト修正、図表移動、色変更、ページ追加などして完成です。

    PowerPointで編集している画像
注意点
  • 無料トライアルはあるが、スライド全部を変換するには課金が必須。
  • トラブル時はChrome推奨(一部でSafariでダウンロード問題報告あり)。

GeminiでGoogleスライド化

まず編集できるスライドにしたい(無料で試したい)なら、GeminiのCanvasが手堅いです。やることはシンプルで、PDFの内容をいったん設計図(YAML)に起こし、その設計図からGoogleスライドを組み立て直します。見た目は多少変わりますが、Googleスライド上で自由に直せる状態を作れます。

GeminiのCanvas機能でGoogleスライドに変換する方法
  • STEP1
    スライドをGeminiにアップロードしてYAML形式で書き出す

    NotebookLMで作ったスライド(PDF)をGeminiにアップロードして、以下のプロンプトを使ってYAML形式にします。

    添付のPDFはNotebookLMで生成したスライド資料です。
    このPDFの各スライドを、Google Slidesで再現可能なYAML形式の設計図に変換してください。
    YAMLの構造は以下の例のようにしてください:
    - スライドごとにtitle, layout_type, elements(テキスト、画像、図表など)を詳細に記述。
    - テキストは正確に抽出(日本語そのまま)。
    - 図表はvisual_descriptionで説明。
    - NotebookLMのロゴは含めない。
    全スライドを1つのYAMLで出力。

    回答が生成されたらYAMLコードをコピーします。

    GeminiがYAMLを出力している画面。
  • STEP2
    CanvasでYAMLをもとにスライドを作成

    新しいチャットを開いて「ツール」から「Canvas」を選択し、以下のプロンプトを用いてスライドを作成してもらいます。

    以下のYAMLに従って、編集可能なGoogle Slidesを作成してください。
    (ここにYAMLを貼り付け)
    - レイアウトとテキストを忠実に再現。
    - 図表は適切に配置。
    
    GeminiのCanvasの出力画面
  • STEP3
    Googleスライドにエクスポートして編集

    画面右上の「スライドにエクスポート」をクリックすればGoogleスライドで編集できるようになります。

    さらに、デザインが物足りない場合はスライド下の「このスライドの見栄えをよくする」をクリックすると、Nano Banana Pro(画像生成ツール)を使ってスライドを美しく整えてくれます。

    Googleスライド上で操作している画面。

追加料金なしで試せるうえ、手順はPDF→YAML→Canvas→Googleスライドの3ステップなので慣れれば数分でできます。

しかし、以下のようにもともとのスライドの雰囲気とは異なってしまう点がデメリットです。NotebookLMのビジュアル的に高品質なスライドをそのまま再現するのには向いていません。

NotebookLMのスライド

変換前のNotebookLMのスライド

Googleスライドに変換後のスライド

変換後のGoogleスライド。

CanvaでPowerPoint化

CanvaはNotebookLMのPDFをそのまま取り込み、テンプレートやMagic Studioで見栄えを整えたうえで、PowerPoint(PPTX)として書き出せます。すでにCanvaを使っている人や、短時間で整える用途に向いています。

CanvaからPowerPointに変換する方法
  • STEP1
    CanvaにPDFをアップロード

    Canvaにログインして、ホーム画面で「デザインを作成」→「プレゼンテーション」(または任意のサイズ)を選択します。

    左メニュー「アップロード」→「ファイルをアップロード」からNotebookLMのPDFを選択するか直接ドラッグ&ドロップします。

    Canvaのアップロード画面

    アップロードしたファイルをクリックしてすべてのページに適用させます。

    Canvaのスライドに適用後の画面
  • STEP2
    Canvaならではの編集をする

    CanvaはPowerPointやGoogleスライドに比べて、ビジュアル的に優れたテンプレートが多数用意されているのが魅力です。また、「Canvaプロ」などの有料プランに課金すると、以下のようなCanvaならではの機能を使って編集することができます。

    Canvaの有料版で利用可能になる主なマジック系機能

    • Magic Eraser: 不要オブジェクト削除
    • Magic Grab: オブジェクト切り抜き・移動
    • Magic Edit: 画像の一部をプロンプトで編集
    • Magic Expand: 画像枠外をAI拡張
  • STEP3
    パワポやGoogleスライドにエクスポートする

    デザインが完成したら、右上の「共有」→「ダウンロード」をクリックします。PPTX形式で出力し、PowerPoint側でさらに細かく編集することができます。

    PowerPointにエクスポートされている画像

テンプレの適用と余白・配色の調整が速く、短時間で見栄えを整えやすいのが強みです。ただ、課金ユーザーでないと、ただスライドの画像をパワポに張り付けるのと同じなのがデメリットになります。

ChatGPTで一枚一枚PowerPoint化

ChatGPTを使うとNotebookLMのPDFスライドをPPTXファイルに変換できます。テキストを差し替えたい、図やレイアウトを動かしたい、といった場合におすすめです。ただし一枚一枚変換していくため時間がかかるのが欠点です。

ChatGPTでパワポに変換する方法
  • STEP1
    NotebookLMで生成したPDFスライドを画像ファイルに変換

    まず、PDFスライドを画像ファイルに変換します。やり方は、「まじん」さんの「PDF Visualizer Tool」(Gemini)を使うのがおすすめです。これにファイルをアップロードするだけで、スライドを一枚一枚画像ファイルに変換できます。

    PDF Visualizer Toolのホーム画面

    アップロードできたら、「PNG Images(ZIP)」をクリックします。左下の「PowerPoint」をクリックしてしまうと、各スライドが画像としてPowerPointのスライドに一枚一枚張られるだけなので編集できません。注意しましょう。

    PDF Visualizer Toolの操作画面

    ダウンロードしたZIPファイルは、展開しておきましょう。

  • STEP2
    画像ファイルをパワポに変換

    次に、ChatGPTにさっき変換してもらった画像を1枚ずつアップロードして、PPTX形式に変換してもらいます。

    使用したプロンプトは以下の通りです。

    添付した画像をpptxのスライド1枚で完全再現してください。その際、テキストは全て編集可能にし、元の画像にある図やグラフはそのまま切り抜いて使用してください。

    すると、それぞれの画像をパワポのスライド1枚で再現してくれます。

    NotebookLMのスライド

    NotebookLMのスライド

    ChatGPTで再現したスライド

    変換後のスライド(PPTX)
  • STEP3
    生成されたスライドを繋ぎ合わせてレイアウトを調整する

    各スライド画像をPPTXに変換したら、スライドをコピーして1つのPowerPointファイルにまとめ直します。

    最後に、テキストやレイアウトを編集したら完成です。

この方法のデメリットは変換後に不自然なスライドが出来上がる場合があることです。特にグラデーション背景や複雑な装飾は、変換したときに画像として浮いてしまいます。

  • NotebookLM側で作るときは、できるだけシンプルなデザイン(白背景・装飾少なめ)を選ぶ
  • 背景や凝った図形は無理に触らず画像のまま残す、編集対象は主にテキストに絞る
  • 図表やアイコンは、必要なら画像として切り抜いて貼り直す
不自然な変換がされている画像

スライド内のテキストまで編集できるのは大きなメリットです。ただし、変換は1枚ずつの作業になるので、無料版では回数制限がかかります。そのため、この方法はChatGPTの有料プランに加入している人におすすめです。

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NotebookLMのスライドの変換方法の選び方(目的別)

ここまで読んで「結局どれにすべき?」と迷った人向けに表を作成しました。ポイントは、元の見た目を守りたいか(再現度)と、編集したい範囲がテキスト中心か(編集範囲)の2つです。

あなたの目的おすすめ向いている理由
PDFの見た目をできるだけ崩さず、編集可能ファイルがほしい
(有料でもOK)
Codiaレイアウト再現を優先しやすく、テキストや図、イラストの編集が可能
完全再現じゃなくてOK。
最終的にGoogleスライドで完結したい
(できれば無料で利用したい)
Gemini無料で試すことができ、Googleスライド運用に繋げやすい
シンプルなスライドを変換したい。テキストや図形を自分で整えたい
(ChatGPTに課金済み)
ChatGPTシンプルなスライドであれば再現可能な場合が多い。テキストや図形を編集可能
テンプレやマジック機能で、見栄えを整えたい
(Canvaに課金済み)
Canvaテンプレ適用・配色・余白調整の選択肢が多く編集が簡単

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NotebookLMのスライドを編集する時に注意するポイントと対処法

NotebookLMで生成したスライドは、そのままでも完成度が高い一方で、PowerPointやGoogleスライドに変換して編集しようとすると不自然な仕上がりになることが多いです。ここでは、よくある注意点と対処法を整理します。

起こりやすいこと対処法
内容の不正確さ(事実誤認・言い回しのズレ)が混ざる変換前にスライドの主張・数値・固有名詞を確認する。スライド内のテキスト編集ができる変換方法(CodiaやGemini)を選ぶ。
複雑な図表・多言語(特に日本語)で再現精度が落ちることがある図表は自分でスクショして張り直す。日本語は字間と改行位置をチェックし、正しく表示されていない場合は新しくテキストボックスを追加する。
無料版の回数制限に達するまず少数枚で無料の範囲テストして、必要なら有料プランを検討する。Gemini経由で無料でスライドを作ってみる。

手戻りを減らすなら、まずは少数枚でテストしてうまくいくか試してみましょう。また、もとのPDFは必ず残し、変換後と見比べながら調整することも重要です。

まとめ

この記事ではNotebookLMのスライドを編集できるPowerPoint/Googleスライド形式に変換する方法を解説しました。最後にこの記事のポイントをまとめます。

  • NotebookLMのスライドはPDF出力のため、文字やレイアウトを直接編集できず、変換してから直すのが基本。
  • 見た目を崩さずに編集したいならCodia。
  • 無料でGoogleスライドになおしたいならGemini(Canvas)。
  • 有料版のMagic機能で整えてパワポにしたいならCanva。
  • シンプルなスライドのテキスト差し替え重視ならChatGPTで1枚ずつ変換。
  • まずは2〜3枚だけ変換して崩れ方と編集しやすさを確認してみることが大事。

今後仕様が変わり、より直接的な出力が用意される可能性はあります。ただ現時点では、目的(再現度/無料/編集のしやすさ)に合わせて変換ルートを選ぶのが最短です。

最初に少数枚で試してあなたのスライドとの相性を見極めたうえで、最適な変換方法を見つけてみてください!

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