iPhoneに勝手にインストールされているアプリ「Playground」とは?

Apple Intelligence

iPhoneを使っていると、突然3Dスタイルの白い犬?のようなキャラクターがアイコンで「Playground」と書かれたアプリがインストールされていることに驚いた方はいませんか?

実は私もその一人です。

今回この記事では、

  • Playgroundって怪しいアプリ?監視されていたりする?
  • Playgroundって実際どんなアプリなの?
  • 一度消したら再インストールできる?
  • 使えないなら消しちゃってもいい?

などの疑問について解説をしていきます。ぜひ最後までご覧ください。

正体はApple純正の画像生成アプリ「Image Playground」

まず結論ですが、このアプリの正体はAppleが出した純正の画像生成アプリ「Image Playground」です。

ですので監視アプリでも怪しいサービスでもありません。安心してください。

このアプリは、iOS18.2以降にアップデートすると標準搭載されているようです。ですのでおそらく、アップデートをしたタイミングで勝手に入っていたのではないでしょうか?

後ほど詳しく説明しますが、言葉(プロンプト)から画像を生成したり、画像フォルダの人物画像をアニメ風にしたりすることができます。

ダウンロードできるのは「iPhone15 pro」から

この機能ですが、使うには

  • iPhoneの場合
    • iPhone 16以降のモデル
    • iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max
  • iPadの場合
    • M1以降を搭載のiPadのモデルまたはiPad mini(A17 Pro)
  • Macの場合
    • M1以降を搭載したMacとmacOS 15.2以降

の端末がそれぞれ必要になります。

それ以前のモデルのiPhoneやiPad、Macをお持ちの方は利用できませんので、注意してください。

Image Playgroundを消したら再インストールできる?

Appleのコミュニティなどで、「再インストールできない!」といった声もありましたが、現在はAppStoreに追加されているため、ダウンロードすることができます。

再ダウンロードをしたい方はこちらからダウンロードできます。

【使ってみた感想】Image Playgroundは使えない?

Image Playgroundは使えない、という声もかなり見られますが、画像生成AIを毎日使っている筆者の感想としては「クオリティはまだまだで正直今は使えないけれど、ポテンシャルを感じる」です。

使い方がわからない方もいると思うので、簡単に解説します。

Image Playgroundの使い方

使い方はシンプルで、生成したい要素を組み合わせるだけです。

今回は、”公園”と”宇宙”と”ヒーロー”の要素を混ぜてみました。

生成結果はこちらです。

よくわからない画像がですが、すごく簡単に作ることができました。

コレにさらに、”プロンプト”と呼ばれる命令文を混ぜることができます。

要素として”ニンゲン”を追加してみました。

きちんとヒーローになりましたね。

ただ、他のAI画像生成サービスを作ったことがある方ならわかるかもしれませんが、パット見でAI画像だなとわかってしまいますので、クオリティはまだまだと言えます。

Image Playgroundのすごいところ

では、優れているところはどこでしょうか?

一言でいうと、iPhoneとの連動性だと思います。

実は、カメラフォルダから人の顔の画像を抽出して、その画像を下に生成してくれます。

そして、先程の条件で一緒に生成してみると、

なかなかいい感じになりました。

AIっぽさはかなりありますが、カメラフォルダから手軽に作れるのがすごいところです。

また、メモアプリなどで手軽に写真をいれることもできます。

やはり、Appleの純正のアプリなので、様々なアプリとシームレスに使えるのが今後の期待ポイントになってきますね。

Image Playgroundは今後どうなるのか

Image Playgroundについて見てきましたがいかがだったでしょうか?

まとめると

  • iPhoneに勝手に入っている「Playground」はApple純正の「Image Playground」というアプリで、iOS18.2以降にアップデートするとインストールされる
  • iPhone15Pro、iPhone16以降のモデルで利用することができる
  • 現時点での性能としては使えないが、今後に期待ができる

でした。

Appleは、AI開発競争ではGoogleやOpenAIと比べて少し出遅れているところがあります。ただ、その分逆に、ChatGPTなどと提携していくことで、最新の機能が使えるようになっていくかもしれません。

iPhoneという、特に日本では圧倒的なシェアを誇る端末を保持している会社ですので、今後、iPhone内のファイルや写真アプリなどと連携した便利なサービスになっていくと思います。

今後に期待ですね。

romptnでは、他にもAIに関する情報を沢山発信しておりますので、ぜひ参考にしてください。