「Perplexity、本当に便利で毎日使ってます!」
そんなあなたなら、検索画面にある「Labs」という新しいタブに気づいているかもしれませんね。
でも、「これっていつもの検索と何が違うの?」「どうやって使うのが正解なんだろう?」と、気になりつつも試せていない方も多いのではないでしょうか。実際に使ってみて「回数制限に達しました」と表示されて、詳しく知りたくなった人もいるかもしれません。
この記事では、そんなあなたの疑問に答えるために、Perplexity Labsの基本から具体的な使い方、他のモードとの違いまで、以下のポイントを分かりやすく解説していきます。
- Perplexity Labsの機能とは?
- 通常の検索やリサーチモードとの違い
- 初心者でも分かる簡単な使い方と、実践例
- 気になる回数制限や利用する上での注意点
この記事を最後まで読めば、Perplexity Labsがどんな機能なのかが分かります。Labs機能は、私たちの情報収集や資料作成をより効率的にしてくれます。
Perplexity Labs(ラボ)とは?
Perplexity Labs(ラボ)は、一言でいうと「私たちの指示を理解し、自律的にタスクをこなすAIエージェント」です。

従来のPerplexityが「質問に答える」対話型の検索エンジンだったのに対し、Labsはもっと複雑で専門的な作業を自動で実行してくれます。
例えば、「〇〇の市場調査をしてレポートとスライドを作成して」といった指示を出すだけで、Labsは内部で複数のAIエージェントからなる仮想のチームを編成します。そして、情報収集、データ分析、コーディング、資料作成といった各工程を分担し、最終的な成果物まで作成してくれるのです。
そのため、これまで時間のかかっていた作業を短時間で終わらせることができます。
他のモード(検索・リサーチ)との具体的な違い!
「でも、具体的にいつもの検索やリサーチモードと何が違うの?」と疑問に思う方もいるでしょう。Labsは、目的も性能も全く異なる機能です。
一番の違いは、ユーザーの指示に対して複数の工程をAIが自律的に実行し、多様な形式の成果物を同時に生成する点にあります。
以下の表で、それぞれのモードの違いを比較してみましょう。
項目 | 検索モード | リサーチモード | Labsモード |
時間 | 数秒〜数十秒 | 数分 | 数分〜数十分 |
出力結果 | 質問に対する簡潔な回答と情報源 | 特定のトピックに関する構造化されたレポート | レポート、スライド、グラフ、スプレッドシート、Webアプリなど |
主な用途 | 素早く正確な情報を得る | 1つのテーマを深く掘り下げる | 複雑なタスクの自動化、複数資料の同時作成 |
出力形式 | テキスト | テキスト(レポート形式) | テキスト、ファイル(.pptx, .xlsx, .pdf)、グラフ、コード、アプリなど |
このように、それぞれの機能によって特徴が全く異なります。簡単な調べ物なら「検索」、特定のテーマの深掘りなら「リサーチ」、そして複数の作業をまとめて自動化したいなら「Labs」と、目的に応じて使い分けるのがおすすめです。
Perplexity Labsの4つの特徴!
Perplexity Labsは結局何がすごいのか、その特徴を4つに絞ってご紹介します!
①AIによる仮想プロジェクトチーム型自律処理
②複数アウトプット同時生成(レポート・表・グラフ・アプリ)
③Pythonコード自動生成&実行で高度なデータ処理
④タスク進行状況や成果物を可視化・分岐管理できる独自インターフェース
①AIによる仮想プロジェクトチーム型自律処理
Labsの最大の特徴は、複数のAIがチームを組んで自律的に作業を進める点です。様々なAIが別々にあなたの指示を以下の3ステップで完璧に遂行してくれます。
- STEP1:タスクの自動分解: 指示を出すと、達成に必要なタスク(検索、分析、コーディング等)をAIが自動で洗い出します。
- STEP2:専門AIのアサイン: 各タスクに特化したAIエージェントを自動で割り当てます。
- STEP3:連携処理と納品: AI同士が連携し、質の高い成果物を納品します。
このように、AIが役割分担して作業するので、質の高い成果物を簡単につくってくれます。いちいちAIを切り替えたり、ツール間でコピペして移動させたりしなくて済むので、とても便利です。
②複数アウトプット同時生成(レポート・表・グラフ・アプリ)
Labsは、1つの指示からレポート、グラフ、Webアプリといった複数の成果物を同時に作り出せます。
例えば、「競合分析をして」と頼むだけで、以下の資料一式が数分で作成されます。
- 調査レポート(PDFなど)
- 比較データ(スプレッドシート)
- 分析グラフ(画像)
- Webアプリ(データをインタラクティブに操作可能)


そのため、人が情報を調べて資料を作成するよりも格段に速く、作業が終わります。
③Pythonコード自動生成&実行で高度なデータ処理
専門知識が必要なデータ分析もLabsの得意分野です。AIが自動でPythonコードを生成し、それを実行することで高度なデータ処理を実現します。 例えば、次のような作業も正確に実行してくれます。
- 売上データの詳細分析
- 高精度な将来予測
- 統計に基づいたグラフ作成

このように、これまでは専門家でなければ難しかった作業も、自然な言葉で指示するだけで数値の正確性の高い資料に仕上げてくれます。
④タスクの進行状況や成果物をリアルタイムで管理
Labsは作業の透明性も確保しています。AIがどのような工程でタスクを進めているのか、その進捗状況を専用の管理画面でリアルタイムに確認できます。
- 進捗状況のリアルタイム監視
- 途中生成されたアウトプットの確認
- 作業の途中で含めてほしい条件や方針を足すことができる

この機能を使うことで、作業を単にAIに丸投げするだけではなくて、自分の意図にあっているかを途中で確認できるのでとても便利です。
Perplexity Labsの使い方!
Perplexity Labsの使い方はとても簡単です。以下の4つの手順ですぐに始められます。
- Perplexityにログインし、検索バーの上にある「Labs」タブを選択します。

2.表示された入力欄に、実行してほしいタスクを具体的に入力します。

3.右側の矢印ボタンをクリックすると、AIエージェントが作業を開始します。

4.処理が完了すると、生成された成果物が画面に表示されます。

このような簡単な操作で、Labs機能は一連の作業を自動で行ってまとめてくれます。実際に使ってみてその性能をぜひ体感してください。
Perplexity Labsを実際に使ってみた!
では、実際にLabsがどれほど強力なのか、具体的なプロンプト例とその成果物を見ていきましょう。
例1:Web広告戦略の分析と資料作成
以下のプロンプトを入力してみます。
「中堅食品メーカーのWeb広告戦略を分析し、消費者層のデータを可視化してください。また売上の推移を予測してグラフ化して、主要競合とのSWOT分析を行ってください。それらをまとめたレポートとスライド資料、さらにダッシュボードアプリも自動生成してください。」






このように、かなり複雑で多岐にわたる指示でも、Labsは各タスクを正確に実行してくれました。たくさんのグラフを用いて可視化したり、各項目ごとにセクションを分けてまとめているのが特徴ですね。人間が1日かけて作成するようなクオリティの資料一式をわずか数分で納品してくれました。
例2:専門分野のリサーチとデータ可視化
次のような専門的な調査も依頼してみましょう。
「住宅ローンの金利変動を過去10年分調査し、関連法改正や住宅価格のトレンドを総まとめし、分析用スプレッドシートとパワーポイント資料、主要指標のグラフ化とWeb可視化アプリも出力してください。」




過去10年間の住宅ローンに関係する数値をグラフでまとめ、市場や住宅ローン金利の分析を行って、レポート形式でまとめてくれました。単に入力されたことだけでなく、様々な面から多角的に分析してまとめてくれるのもよいポイントですね。
注意点|Perplexity Labsの回数制限や精度など!
非常に便利なPerplexity Labsですが、利用する上で知っておくべき注意点が3つあります。
① 回数制限:計画的な利用を心がけよう
Perplexity Labsは、現在Perplexity Pro(有料プラン)のユーザー向け機能となっており、利用には月50回の制限が設けられています。
一度に大規模で複雑な処理を行うため、通常の検索よりもリソースを多く消費します。そのため、制限が厳しめに設定されています。 無料版で使用したい場合には、本当に重要な情報収集や複雑な資料作成など、「ここぞ!」という場面で使うようにするのがおすすめです。
② 情報の精度:「鵜呑みにしない」が鉄則
Labsが生成する情報は高精度ですが、最終的なファクトチェックは自分で行う必要があります。
AIである以上、情報が古かったり、誤りを含んでいたりする可能性はゼロではありません。特に、以下のような情報を扱う際は注意が必要です。
- 統計データや法律に関する情報
- 専門性の高い技術的な内容

Labsが提示する引用元(ソース)は必ず確認しましょう。AIは優秀なアシスタントであり、最終判断は自分という意識を持つことが重要です。
③ データセキュリティ:機密情報の入力は絶対にNG
個人情報や会社の機密情報など、外部に漏洩してはいけないデータは絶対に入力しないでください。
入力したデータがAIの学習に使われる可能性も否定できません。業務で利用する際は、入力する前に「この情報は公開されても問題ないか?」と一度立ち止まって考える習慣をつけましょう。 データの扱いについて詳しくは、Perplexityの公式プライバシーポリシーを確認することをおすすめします。

Labs機能に関するよくある質問(FAQ)
Perplexity Labsに関するよくある質問にお答えします。
- QPerplexity Labsを使ってみたい!料金は?
- A
Perplexity Labsは、有料プランである「Perplexity Pro」に登録することで利用できます。料金は月額20ドル、または年額200ドルです(2025年10月時点)。Proプランに登録すると、Labsの利用回数が増えるだけでなく、より高性能なAIモデルを選択できたり、ファイルアップロード機能が使えたりと、多くのメリットがあります。
- QPerplexity Labsと、いつもの「検索」「リサーチ」モードは何が違うの?
- A
決定的な違いは、「複数の工程をAIが自律的に実行し、多様な形式の成果物を同時に生成する」点です 。
- 検索モード:質問に対して簡潔な回答を数秒で返します 。
- リサーチモード:特定のトピックについて数分かけて深く掘り下げ、レポートを作成します 。
- Labsモード:複雑なタスクを自動化し、レポート、スライド、グラフ、Webアプリなど、複数の資料を同時に生成します。
- QPerplexity Labsはどんなことができるの?
- A
あなたの代わりに複雑で専門的な作業を自動で実行します 。例えば、以下のようなことができます。
- 調査レポートの作成(図表付き)
- 市場分析や競合比較資料の作成
- スプレッドシートやグラフの自動生成
- 簡単なWebアプリやスライドショーの生成
- QPerplexity Labsで作ってもらった資料をPDFで出力することはできますか?
- A
できます。生成された資料をクリックし右下の部分からPDFにエクスポートできます。
まとめ
今回は、Perplexityの革新的な機能「Perplexity Labs」について、その概要から使い方、注意点まで以下の内容を詳しく解説しました。
- Perplexity Labsは、複雑なタスクを自律的にこなす「AIエージェント」
- 1つの指示でレポート、スライド、アプリなど複数の成果物を同時生成できる
- 使い方はとっても簡単な4ステップ
- 利用にはProプランへの加入が必要で、回数制限がある
- 生成された情報は鵜呑みにせず、ファクトチェックを忘れずに
Perplexity Labsを使いこなせば、これまで何時間もかかっていたリサーチや資料作成の時間を劇的に短縮できます。ぜひこの記事を参考に、あなたもPerplexity Labs を体験してみてください!
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