【2025年版】AIが問題を解くサイト4選｜実例を交えて徹底比較

大学のレポートや専門科目の課題、「なかなか思うように進まないな…」と困っていませんか？ 「このままでは間に合わないかも…」と、パソコンの前で時間だけが過ぎていくのは、本当につらいものです。

もし、そんな状態を、AIが解決してくれるとしたら、試してみたいと思いませんか？

この記事では、AIが問題を解くおすすめのサイトを4つ厳選して紹介します。サイトの選び方から、レポートで使う際の注意点、問題解決だけでは終わらない応用テクニックまで詳しく解説します。

最後まで読めば、あなたにぴったりのAIツールが見つかり、課題に追われる日々から解放されるはずです。

監修者プロフィール

森下浩志

日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

AIが問題を解くおすすめサイト・アプリ4選

近年、AI技術の進化により、複雑な問題を解決してくれるサイトやアプリが数多く登場しています。ここでは、おすすめのAIツールを4つ厳選してご紹介します。

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

①Claude｜最も問題解決能力が高い汎用型

Claudeは、Anthropicの「Constitutional AI」に基づく仕組みで、危険な内容を自動的に見分けてロックできるため、安全性が比較的高い対話型AIです。不適切な回答を生成しにくいのが強みで、特に日本語の文章生成能力が高く、自然で滑らかな文章を作成できます。

また、一度に大量の文章を処理できるため、長文のレポート要約や読解にも性能を発揮します。安全性と文章の質を重視したい人におすすめのツールです。

②ChatGPT｜最も知名度が高い汎用型

ChatGPTは、世界でもっとも有名な対話型AIです。あらゆる質問に対して、高い精度で回答できる汎用性の高さが最大の強みで、レポート作成からプログラミングまで幅広く活躍します。

また、圧倒的なユーザー数を誇り、インターネット上に豊富な活用事例があるため、初心者でも使い方を学びやすい点もメリットといえるでしょう。「まずはAIを試してみたい」と考えている方におすすめの鉄板ツールです。

③Perplexity AI｜情報検索特化の研究支援型

Perplexity AIは、検索エンジンとAIを融合させた「回答エンジン」です。最大の特徴は、すべての回答に参照元のURL（出典）を明記してくれる点です。

これにより、情報の信頼性を自分でチェックできるため、レポートや論文作成において、非常に役立ちます。信憑性の高い情報が求められる学術研究で、特に力を発揮するツールです。

④Socratic｜Google開発の学習支援特化型

Socraticは、Googleが開発した教育特化型のAIアプリです。スマホのカメラで問題を撮影したり、音声で質問したりするだけで、解答や詳しい解説を提示してくれます。

完全無料で利用できる手軽さに加え、GoogleのAI技術に基づいた質の高い学習リソースを提供してくれるのが魅力です。手軽にスマホで問題を解決したい学生にぴったりのアプリです。

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4つのサイト・アプリによる数学問題の解答比較

AIツールが実際にどのように問題を解くのか、同じ数学の問題を出して、その実力を比較しました。

以下の数学の微分・積分の問題は高校2年生レベルです。比較した4つのサイト・アプリはすべて同じ回答をしており、正答しています。

①Claude

Claudeで例題を解くと以下の回答になりました。今回使用したのはClaude Sonnet4です。

Claudeは計算過程を丁寧に示してくれるのが特徴です。解答に至るまでの論理的な流れを一つひとつ確認できるため、なぜその答えになるのかを深く理解したい場合に役立ちます。

②ChatGPT

次に、ChatGPTで問題を解くと、以下のとおりになりました。今回使用したのはChatGPT 4oです。

ChatGPTは、シンプルで要点がまとまった解答をスピーディーに提示します。とにかく、すばやく答えを知りたい方におすすめといえるでしょう。ただし、詳細な途中式は省略されることもあるため、確認が必要です。

③Perplexity AI

Perplexity AIで問題を解くと、以下の回答になりました。今回使用したのは、無料版です。

Perplexity AIは、検索特化型でありながら、数学の問題にも丁寧に対応します。解説はわかりやすく、関連情報へのリンクが提示されることもあります。情報収集と問題解決をスムーズに行いたい場合に便利です。

④Socratic

Socraticに問題を解いてもらうと、以下の回答になりました。

Socraticは学習支援に特化しているだけあり、解答の解説がもっとも詳しいです。スマホ画面でも見やすいレイアウトで、ステップごとの解説が丁寧なため、自力での学習を強力にサポートしてくれます。

課題に合うツールの3つの選び方

ここまで紹介したように、AIツールにはさまざまな種類があり、それぞれに強みがあります。選択肢が多いと、どれを使おうか迷ってしまいますよね。

自分にぴったりの学習パートナーを見つけるために、以下の3つの視点からツールを比較検討してみましょう。

①問題の専門分野から探す

AIツールには、大きく分けて次の2種類があります。

「汎用型」はChatGPTのように幅広い分野に対応できる一方、「特化型」はSocraticのように特定の分野で高い性能を発揮します。

まずは自分の課題がどの分野に属するのかを考え、それに合ったツールを選ぶのが基本です。複数のツールを組み合わせて使うのも良いでしょう。

②料金体系や無料範囲を調べる

多くのAIツールには無料プランと有料プランがあります。無料プランでも基本的な機能は使えますが、使用回数や機能に制限があることがほとんどです。

まずは無料プランでいくつかのツールを試してみて、自分の使い方に合ったものが見つかったら有料プランを検討するのが賢い方法です。

③使いやすさで判断する

AIツールには主に2つのタイプがあります。

パソコンサイトは、長文のレポート作成や複数の資料を参照しながらの作業に向いています。一方、スマホアプリは外出先での質問やカメラを使った問題解決など、機動力が高いのが魅力です。

自分の学習スタイルや生活リズムに合わせて、ストレスなく使えるツールを選びましょう。

AIで問題を解く際の3つの注意点

AIツールは便利ですが、利用する際には注意すべき点もあります。思わぬトラブルを避けるために、以下の3つのポイントを必ず押さえておきましょう。

①「途中式」の省略や論理の飛躍に注意する

AIは最終的な答えは正しくても、その過程にある途中式や論理展開を省略したり、論理に飛躍があったりすることがあります。

解答をそのまま写すと、なぜその答えになるのかを説明できず、試験やレポートで不正を疑われる原因になります。AIの解答はあくまで補助として使い、必ず自分で計算過程や論理を再構築しましょう。

②単位や有効数字など「専門分野のルール」を見落とさない

理系の実験レポートや計算問題では、「単位」や「有効数字」の扱いが厳密に定められています。AIはこれらの細かなルールを見落としてしまう場合があります。

質問する際に「有効数字は3桁で答えてください」のように、専門分野のルールをプロンプト（指示文）に含めると、より正確な回答を得やすくなります。

③レポートの丸写しが「学業不正」と判断されるリスクを理解する

例題では数学の問題を使用しましたが、AIが解く問題の中には、文章問題やレポート作成も考えられます。ただし、AIが生成した文章をそのままコピー＆ペーストで提出する行為は、不正行為である「剽窃（ひょうせつ）」です。多くの大学では、この剽窃行為に対して厳しい処分を科しています。

AIはあくまで思考を補助する「壁打ち相手」や「アシスタント」と捉えましょう。AIから得たアイデアや情報を元に、必ず自分の言葉で文章を再構成するのが重要です。

問題解決で終わらせない！AIの応用テクニック2選

AIは問題を解くだけでなく、レポート作成のプロセス全体を効率化する可能性を秘めています。ここでは、一歩進んだAIの応用テクニックを2つ紹介します。

①参考文献や関連資料をAIに要約させる

レポート作成では、多くの参考文献や資料を読む必要があります。

Claudeのように長文処理が得意なAIは、PDFやテキストデータを読み込ませると、要点を簡潔にまとめてくれるため、情報収集にかかる時間が大幅に短縮されます。その結果、レポートの骨子を考えるといった重要な作業に多くの時間を割けるでしょう。

②解答をもとにしたレポートをAIと作る

レポートを作成する場合にも、AIは役立ちます。

たとえば、以下の作業をAIに依頼できます。

AIと対話しながら壁打ちをすると、自分一人で考えるよりも多角的な視点を取り入れた、質の高いレポートを作成できるでしょう。

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AIを学習のパートナーにできれば、課題解決のスピードが上がり、時間を有効活用できます。しかし、AIのポテンシャルを最大限引き出すには、効果的な使い方を知る必要があります。

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AIを学習のパートナーにして、時間を有効活用しよう

AIが問題を解くおすすめサイト4選から、選び方や注意点、応用テクニックまで詳しく解説しました。

この記事の内容をまとめると、次のとおりです。

難しい課題に一人で悩み続ける時間は、AIを活用すればギュッと短縮できます。AIという頼れるパートナーを味方につけて、勉強もプライベートも充実させ、時間を有効活用していきましょう。