Midjourneyの新機能「Retexture」は、まるで“画像の着せ替え”のように質感を自由に変えられるツールです。
写真を金属風にしたり、布地をガラス質感に変えたりと、想像以上に幅広い表現ができます。
この記事では、Retexture機能の使い方から具体的なプロンプト例、活用のコツまでを徹底解説します。
「作品の雰囲気を変えたい」「素材の質感にこだわりたい」という方は、ぜひチェックしてみてください!
📖この記事のポイント
- Retexture機能は、既存画像の「質感・素材・画風」を後から自然に変えられる新機能
- Retexture機能はDiscordでは非対応。利用できるのウェブ版のみ
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無料特典を今すぐ受け取るMidjourneyのRetexture機能とは?
Retextureは、画像の質感や素材をあとから置き換えることができるMidjourneyの機能です。
これまで「スタイルリファレンス」で全体の雰囲気を統一していたのに対し、Retextureでは特定の部分の質感をピンポイントで変更できます。
たとえば「木製のテーブルを大理石に変える」「布の質感を金属風に変える」など、質感のリメイクやアップグレードに最適です。
アート系からプロダクトデザイン、建築CGまで幅広く活用できます。
「雰囲気はそのままに、もう少し素材感を変えたい」という人に特におすすめです。
MidjourneyのRetexture機能でできること
Retexture機能を使うと、次のようなことが簡単に行えます。
- 画風の変更(線画→実写、実写→アニメなど)
- テクスチャの置き換え(布→金属、木材→大理石など)
- 具体的なビフォーアフター生成(同じ構図で異なる質感に)
- スタイルリファレンスとの併用で、全体のトーンを統一
こうした機能を組み合わせることで、作品の完成度を高めつつ、表現の幅を一気に広げることができます。
MidjourneyのRetexture機能の利用条件
利用できるプラン
Retexture機能を使うには、Midjourneyの有料サブスクリプション(Basicプラン以上)が必要です。(無料プランは提供されていません。)
画像の要件
編集対象としてアップロードできる画像は、Midjourney生成画像以外でもOKです。
JPEGやPNG形式が推奨で、構図が複雑すぎる画像では形の崩れが発生する場合があります。
GPU時間の消費
Retextureの処理には、各プランで割り当てられているFast GPU Timeを消費します。
残り時間が足りない場合は実行できないため、事前に確認が必要です。
詳しい料金やプランの違いは、こちらの記事で解説しています。
Retexture機能の基本的な使い方
「Retextureってどう使うの?」という方のために、基本的な使い方を紹介します。
手順はとてもシンプルで、好きな画像を選んでボタンを押すだけです。
まずは流れをざっくりつかんでおきましょう。
Web版での使い方
- ステップ1Midjourneyを開く
- ステップ2画像を生成して気に入った画像を選択する
- ステップ3More項目内の「Edit」をクリック

※バージョンによって表記が変わる場合があります。
- ステップ4Edit項目内の「Open in Edit Tab」をクリック

- ステップ5「Retexture」を選択し、プロンプト入力、生成

画面右側のメニューから「Retexture」を選択し、変更したい素材や質感のイメージを入力します。
あとは「Submit Retexture」をクリックするだけでOKです。
数分ほど待つと、指定した質感に変換された4枚のバリエーション画像が自動で生成されます。
- ステップ1画像を用意する
- ステップ2画像をアップロード
プロンプト左横にあるマークを押して、画像をアップロードする。
それから、「Image Prompts」にスライドさせる
- ステップ3残りの作業は同じ
※元画像とかなり変わってしまう場合もあります。
他のEdit機能については以下の記事で詳しく取り上げています!
機能の組み合わせで、幅広い画像生成が可能になりますので、あわせて参照してください!
Discordでの使い方
現時点(2025年11月時点)ではDiscord上では利用できません。
Retexture機能はMidjourneyのWeb版限定で提供されており、Discord版では対応していません。
その他Discord版でできるMidjourneyの使い方は、以下の記事でも詳しく説明しています!
Retextureで使えるプロンプト例集
ここでは、Retexture機能で使える質感変更や画風変換のプロンプト例を紹介します。
素材やスタイルのフレーズを組み合わせることで、画像の雰囲気を自由に変えることができます。
「布の質感を金属に変えたい」「アニメ調を油絵風にしたい」など、目的に合わせて下のリストから近いテイストを選んでみてください
※以下では、Retexture機能以外のEdit機能を使用せず生成しています。
画風変更系プロンプト
アート系
元画像

a single ceramic vase with a flower on a wooden table, minimal studio lighting, centered composition, realistic photography, neutral background, 8k detail
impressionist brushstrokes with soft pastel colors
印象派の筆のタッチと柔らかいパステルカラー
sketch style with charcoal and pencil texture
木炭と鉛筆のテクスチャを使ったスケッチスタイル
ukiyo-e japanese woodblock print style
浮世絵の木版画スタイル
abstract expressionism with bold colors
大胆な色使いの抽象表現主義
pop art with halftone dots pattern
ハーフトーンドットパターンのポップアートイラスト系
元画像

a cozy indoor scene featuring a girl drawing at her desk surrounded by art supplies, books, and a small plant, soft natural light from the window, anime illustration style, detailed but clean composition, 4k
digital painting with soft brush blending
柔らかいブラシブレンディングのデジタルペイント
comic book style with bold outlines and flat colors
太い輪郭線と平坦な色のコミックブックスタイル
children's book illustration with warm and friendly atmosphere
温かく親しみやすい雰囲気の絵本イラスト
vector art with clean geometric shapes
クリーンな幾何学形状のベクターアート
manga style with screen tone shading
スクリーントーン網掛けの漫画スタイル質感・素材変更系プロンプト
自然素材系
元画像

a simple modern Japanese-style living room interior with walls, floor, and furniture made of smooth neutral material, no texture, soft daylight, clean minimal composition, anime illustration style, 4k
carved from white marble with smooth polished surface
滑らかに磨かれた白大理石の彫刻
woven from natural bamboo fibers
天然の竹繊維で編まれた質感
made of translucent amber with inner glow
内部から光る半透明の琥珀製
formed from clay with pottery glaze finish
陶器の釉薬仕上げの粘土製
constructed with rough stone blocks texture
粗い石ブロックのテクスチャで構築金属・工業素材系
元画像

a minimal teapot and cup set on a table, made of smooth neutral material, soft daylight, clean background, anime style illustration, 4k
brushed aluminum with matte metallic finish
マット仕上げのヘアライン加工アルミニウム
oxidized copper with green patina effect
緑青の効果が出た酸化銅
chrome plated with mirror-like reflection
鏡のような反射のクロームメッキ
rusted iron with weathered orange-brown patina
風化したオレンジブラウンの錆びた鉄
brushed brass with warm golden tone
温かみのあるゴールドトーンの磨き真鍮光・エフェクト系
元画像

a faceted crystal object on a simple surface, neutral lighting, anime illustration style, 4k
neon light effect with glowing edges
縁が光るネオンライト効果
holographic surface with rainbow reflection
虹色の反射があるホログラフィック表面
frosted glass with soft diffused light
柔らかく拡散した光のすりガラス
bioluminescent glow in the dark effect
暗闇で光る生物発光効果
iridescent soap bubble sheen
玉虫色のシャボン玉の光沢ファブリック・テキスタイル系プロンプト
元画像

a cozy living room with cushions and blankets on a sofa, warm sunlight from a window, soft natural light, 4k
woven tapestry with intricate thread pattern
複雑な糸のパターンの織物タペストリー
quilted fabric with puffy padding texture
ふっくらとしたパディングテクスチャのキルト生地
knitted wool with cable stitch detail
ケーブル編みのディテールがあるウール編み物
silk satin with lustrous draping folds
光沢のあるドレープの折り目のシルクサテン
denim fabric with visible weave texture
織り目が見えるデニム生地季節・自然現象系プロンプト
元画像

a park scene with benches, trees, and soft shadows, neutral daylight, no people, realistic 4k
covered in autumn frost with ice crystal details
氷の結晶の詳細が見える秋の霜で覆われた
spring cherry blossom petals texture, delicate soft pink gradient on velvety sakura petals, scattered fresh fallen blossoms with gentle pastel shading, blooming hanami season atmosphere, intricate floral details
柔らかいピンクのグラデーションの桜の花びらテクスチャ
winter scene with deep fluffy powder snow accumulation, thick soft puffy snowdrifts covering ground and objects, fresh untouched powdery texture, snowy landscape under cold blue light
冬の風景、ふわふわのパウダースノーがたっぷり積もった深い雪、地面や物体を覆う厚くて柔らかい雪の塊、新鮮で手つかずの粉雪の質感、冷たい青い光の下の雪景色
summer heat haze with wavy distortion effect
夏の真昼の陽炎、激しい波打つ空気の歪み、熱いアスファルトから立ち上る揺らめく蜃気楼のリップル、太陽に焼かれた地面に目に見える熱波が景色を歪める、うだるような暑さの雰囲気
rain droplets on surface with water reflection
水の反射がある表面の雨粒食品・有機物系プロンプト
元画像

a simple round ceramic object placed on a wooden table, soft daylight, neutral background, realistic 4k photo
chocolate coating with glossy melted appearance
光沢のある溶けた見た目のチョコレートコーティング
fluffy whipped cream texture with soft peaks
柔らかいピークのふわふわホイップクリームテクスチャ
caramelized sugar with golden brown glaze
黄金色の茶色い艶のカラメル化した砂糖
moss covered with green fuzzy texture
緑のふわふわしたテクスチャの苔で覆われた
tree bark with rough organic pattern
粗い有機的なパターンの樹皮特殊効果・ファンタジー系プロンプト
元画像

a cozy children's room with light-colored walls, wooden floor, simple furniture, soft daylight coming through a window, neutral atmosphere, realistic 4k photo
magic runes glowing with mystical energy
神秘的なエネルギーで光る魔法のルーン文字
constellation map with connected star patterns
つながった星のパターンの星座図
dragon scales with iridescent shimmer
玉虫色の輝きのドラゴンの鱗
enchanted forest with ethereal mist effect
幻想的な霧の効果の魔法の森
cosmic nebula with swirling galaxy colors
渦巻く銀河の色の宇宙星雲Retexture機能の活用例
ここでは、実際の制作シーンでの活用方法を5つ紹介します。
アイデア次第で、プロのような質感調整が手軽にできますよ。
活用例①:ロゴデザインのバリエーション作成
ロゴの元デザインをベースに、Retextureで素材感を変えれば、ブランドテイストに合わせた展開が簡単にできます。
たとえば「布地の刺繍風」「金属プレート風」「光沢ガラス風」など、印象を変えるだけで雰囲気がガラリと変化します。
提案資料やパターン作りにも最適です。
活用例②:建築パースの質感変更
建物の外壁や床、家具などをRetextureで変えることで、質感テストや素材比較がスムーズになります。
たとえば「木材→金属」「コンクリート→大理石」といった置き換えも、短時間で自然に表現可能です。
複数パターンのデザイン案を検証したいときに役立ちます。
活用例③:キャラクターデザインの画風統一
キャラクター画像のテクスチャを統一すれば、作品全体のトーンをそろえることができます。
「線画→ペインティング風」「アニメ調→リアル調」など、Retextureを使えば方向性を簡単に調整可能です。
複数キャラの世界観をまとめたいときに使いやすい方法です。
活用例④:インテリアデザインの素材変更
家具や部屋の素材をRetextureで変えると、雰囲気の違いを簡単に比較できます。
たとえば「木のテーブル→ガラス天板」「ファブリックソファ→レザーソファ」など、模様替えや季節ごとの衣替えをシミュレーションしたい人にもおすすめです。
活用例⑤:テキストの装飾アレンジ
文字の形はそのままに、金属光沢や石の彫刻風などの装飾を加えることも可能です。
ポスターやタイトルロゴの仕上げ調整に使えば、Photoshop的な加工を再現できます。
フォント選び×Retextureで、印象の幅を大きく広げられます。
Retexture機能がうまくいかない時のコツ
Retextureはとても便利な機能ですが、思った通りの結果が出ないこともあります。
ここでは、うまくいかない原因と、その改善ポイントを3つ紹介します。
ちょっとした工夫で仕上がりがぐっと自然になりますよ。
コツ①:元画像の選び方
まず大切なのは、「形がはっきりしていて、質感がわかりやすい元画像」を選ぶことです。
Retextureは形を残して表面の質感を置き換えるため、影が強すぎたり、複雑すぎる画像だと結果が不安定になりがちです。
たとえば、明るめの照明・単色背景・くっきりした輪郭の画像を使うと、変換後も自然な質感が出やすくなります。
コツ②:プロンプトの書き方のポイント
プロンプトの書き方も仕上がりを左右します。
質感だけを変えたいときは、「具体的な素材名」や「質感の特徴」だけを入れるのがコツです。
もし「うまく表現できない」「英語でどう書けばいいかわからない」ときは、GrokやChatGPTなどのAIに“こういう雰囲気にしたい”と伝えて、英語プロンプトに言い換えてもらいましょう。
イメージを言葉にするのが難しいときほど、AIに相談するとスムーズにまとまります。
コツ③:パラメータ調整のコツ
パラメータを調整することで自然さをコントロールできます。
特に試してほしいのが、以下の3つです。
--style raw(自然で写実的な質感に)--tile(連続する模様を作りたいときに)--ar(縦横比の調整で構図を保つ)
もし「うまく反映されない」「質感がぼやける」ときは、元画像を少し明るくして再生成してみるのも効果的です。
まとめ
この記事では、Midjourneyの「Retexture機能」を中心に、画像の質感調整から応用テクニックまで幅広く解説してきました。
Retextureを使えば、既存の画像をベースに“質感”や“素材感”だけを差し替えでき、ロゴや建築、キャラクター、インテリアなど、さまざまなデザイン分野で活用できます。
最初はうまくいかないこともありますが、元画像の選び方・質感指定のコツ・スタイルの微調整を意識するだけで、“手直しの効いたリアルな作品”を作りやすくなります。
発想次第でこれまでの生成AI表現を大きく広げられるツールです。
ぜひこの記事で紹介したポイントを参考に、自分だけの質感や世界観を楽しみながら作ってみてください。
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