Midjourneyで「線画っぽいイラスト」を作ろうとして、なぜか色が付いたり、線がゴチャついたりして思った通りにならない…そんな経験はありませんか?
線画はシンプルに見えて、実は「何を削るか」をプロンプトで上手く伝える必要がある表現です。
逆に言うと、コツさえ掴めば、ブログ挿絵・塗り絵・アイコン・説明図などに使える“使い回しやすい素材”を安定して作れます。
この記事では、Midjourneyで線画を作る基本の考え方から、すぐ使えるプロンプト例、失敗しがちなポイントの直し方、活用例までまとめて解説します。
📖この記事のポイント
- 線画は「白背景・黒線・シンプル」を最初に固定すると安定する
- 線の荒れは“動き”と“情報量”が原因になりやすい
- 統一感を出したいときは「構図を寄せる方法」と「タッチを揃える方法」を使い分け、仕上がりはスタイル調整で微調整する
- たった2時間の無料セミナーで会社に依存しない働き方&AIスキルを身につけられる!
- 今すぐ申し込めば、すぐに月収10万円UPを目指すための超有料級の12大特典も無料でもらえる!
\ 累計受講者10万人突破 /
無料特典を今すぐ受け取るMidjourneyで線画を生成するための基本プロンプト
線画を安定して出すコツは、「黒い線だけ」「白背景」「情報量を減らす」を最初からプロンプトに固定することです。
題材(猫・人物・建物など)だけ差し替えれば、毎回同じテイストで量産できます。
通常モードとnijiモードの違い
線画は、題材によって向いているモデルが変わります。
迷ったら「人物はniji」「人物以外は通常モード」から始めると早いです。
通常モード
通常モードでは、形を整理してくれるので線が破綻しにくく、物(道具・食べ物・植物)、建物、シンプルなアイコン、図解っぽい挿絵の線画が得意です。

A simple line drawing of a cat sitting, black outline only, white background, minimalist style, clean lines --ar 4:3nijiモード
nijiモードでは、顔やキャラ要素の解釈が強く、人物線画がまとまりやすいです。
そのため、キャラクター、アニメ寄りの人物、表情や髪型を指定したい線画に向いています。

line drawing of a girl in casual clothes, simple black lines, white background, minimalist art --niji 6 --ar 3:4線画生成に必須のキーワード一覧
Midjourneyで「線画っぽさ」を安定させるために必須レベルで使えるキーワードは以下の通りです。
- line drawing(線画として描く)
- simple black outline(シンプルな黒い輪郭線)
- outline only(輪郭線のみ)
- white background(白背景)
- clean lines(線を整えて、にじみや装飾を減らす)
- minimalist style(ミニマルな表現で情報量を減らす)
たった2時間の無料セミナーで
会社に依存しない働き方&AIスキル
を身につけられる!
今すぐ申し込めば、すぐに
月収10万円UPを目指すための
超有料級の12大特典も無料!
キャラクター・人物の線画プロンプト
人物の線画は、髪・表情・服の情報量が多いぶん、線が増えてラフになりやすいジャンルです。
特にキャラクター寄りの人物はnijiのほうが顔立ちや雰囲気がまとまりやすいので、思った通りにならないときはnijiに切り替えて試してみてください。
全身

line drawing of a young woman standing, full body, simple black outline, white background, minimalist style --niji 6 --ar 3:4表情

line drawing of a smiling girl portrait, face focus, simple black lines, white background, clean style --niji 6 --ar 1:1アクション

line drawing of a person running, dynamic pose, simple black outline, white background --niji 6 --ar 4:3表情やポーズを指定するコツ
人物の線画は「指定が多すぎる」と線が暴れてラフっぽくなりやすいです。
まずはポーズ→表情→雰囲気の順に、1つずつ足していくと安定します。
- ポーズは動詞でシンプルに(standing / sitting / running など)
- 表情は1語で十分(smiling / serious など)。細かい感情を足すのは後から
- 動きが大きいアクションほど線が暴れやすいので、最初から情報量を少なめにする
- 線が荒れたら「線を整える方向」、線が多いなら「簡略化する方向」で言葉を足す
- 背景が入ると破綻しやすいので、まずは白背景前提で作ってから必要なら背景に挑戦する
服装やアクセサリーの指定方法
線画は「特徴を足せば足すほど線が増える」ので、服装やアクセサリーは控えめに指定するほど綺麗にまとまります。
目安は、服は特徴2つまで、アクセサリーは1点だけです。
- 服装は大枠(カジュアル、スーツ、ワンピースなど)を先に決めて、特徴は少なめにする
- アクセサリーは1点だけ指定すると安定する(メガネ、帽子、ピアス、腕時計など)
- 柄や装飾は線を増やしやすいので、最初は避ける。入れるなら「シンプルな柄」前提で
- フリル、レース、細かい装飾品などは失敗しやすいので、必要なら後から段階的に足す
崩れたら「アクセサリーを減らす」「服の特徴を削る」に戻すと復帰が早いです。
たった2時間のChatGPT完全入門無料セミナーで ChatGPTをフル活用するためのAIスキルを身につけられる!
今すぐ申し込めば、すぐに
ChatGPTをマスターするための
超有料級の12大特典も無料!
背景・風景・オブジェクトの線画プロンプト
背景系の線画は、人物よりも「情報が増えやすい」のが難しいポイントです。
建物

line drawing of a traditional Japanese house, simple black outline, white background, clean lines, architectural style --ar 4:3食べ物

line drawing of a dinner table with dishes, simple illustration, black lines on white, minimalist style --ar 16:9植物

line drawing of flowers in a vase, simple botanical illustration, black outline, white background --ar 3:4道具

line drawing of a bicycle, side view, simple black lines, white background, clean technical drawing style --ar 16:9建物・インテリアの線画
窓・梁・家具・小物などが自動で盛られやすく、気づくと線が細かくなって“設計図っぽい”方向に寄ってしまいます。
まずは「白背景+黒線+シンプル」を固定し、建物なら外観の形、インテリアなら家具の配置だけに絞ると、線画として綺麗にまとまります。
- 建物は「外観の種類」を一言で決める(和風の家、カフェ、倉庫など)
- ディテールを増やしすぎない(装飾、看板、植栽、石畳は後から)
- 線が増えたら「シンプル化」を優先し、描き込みを引く
- 背景が勝手に入るなら「白背景固定」「単体化」で止める
- インテリアは“主役の家具1〜2点”に絞る(ソファ+テーブル、ベッド+サイドテーブルなど)
部屋全体を描かせたいときほど、要素数を減らして整えるのがコツです。
自然・風景の線画
自然・風景は、空気感や質感が出やすく、線画にしたいのに陰影や描き込みが増えがちです。
いきなり雰囲気を盛るより、まずは“要素を少なくする”設計にして、主役を1つに決めて余白を残すイメージで進めると成功しやすくなります。
- 主役を1つに絞る(一本の木、山の稜線、湖、雲など)
- 要素を増やしすぎない(鳥、花、建物、人を足すと線が一気に増えます)
- 線が細かくなったら「ミニマル」「簡略化」を強める
- 陰影っぽくなったら「モノクロ固定」「陰影を避ける」方向に寄せる
- 遠景を描かせたいときは、ディテールではなく“形”を指定する(稜線、シルエット、輪郭)
風景は「描く範囲」を狭めるほど綺麗になります。
まずは広い景色よりワンポイントから試してみてください。
Midjourneyの線画生成でよくある失敗と対処法
線画は「引き算の表現」なので、少しでも雰囲気ワードや背景要素が混ざると、色や陰影、描き込みが一気に増えやすいです。
うまくいかないときは、プロンプトを足して解決するよりも、まずは余計な要素を削って“線画の条件”を強めるのが近道です。
ここでは特によくある3つの失敗パターンと、戻し方のコツをまとめます。
色が付いてしまう場合の対処法

線画のつもりでも、題材や雰囲気の単語が原因でカラー表現に引っ張られることがあります。
線画でも色が付くときは、まず白黒指定を明示すると戻りやすいです。
- 「black and white only」
- 「monochrome」
- 「no color」
プロンプト内に「色っぽさ」を連想させる語があると、白黒指定より優先されることがあります。
- 「colorful」
- 「vivid」
- 「warm」
- 「neon」
光や雰囲気の指定は、結果的にカラーやグラデ表現を引っ張りやすいです。
- 「cinematic」
- 「dramatic lighting」
ネガティブプロンプトで、色の要素を明示的に除外します。
- 「–no color」
- 「–no gradient」
- 「–no shading」
線が複雑になりすぎる場合の対処法

線が増える原因は、だいたい「説明しすぎ」です。
線画はディテールを描くほど魅力が増えるというより、形が伝わる最小限が一番綺麗に見えます。
ごちゃついたら、描き込みを“減らす方向”に寄せるのが正解です。
- 「simple」
- 「clean lines」
- 「minimal details」
- 「simple shapes」
- 形容詞や要望が多すぎないか(かわいい、幻想的、豪華、細密、などを詰め込みすぎ)
- 服装・小物・背景など、主役以外の指定が多くなっていないか
- 題材を具体化しすぎず、シルエットが伝わる程度に戻す
- 人物なら「全身」より「バストアップ」にするなど、描く範囲を狭める
背景に不要な要素が入る場合の対処法

線画は背景が入った瞬間に情報量が跳ね上がります。
ブログ挿絵や素材として使うなら、まずは「単体で白背景」に固定するのがいちばん安定です。
- 「plain white background」
- 「isolated on white」
- 「simple background」
- 「centered composition」
- 「in a room」「in the city」「forest」「street」など環境を連想させる語が入っていないか
- 「detailed background」「scenery」など背景を描かせる指示が混ざっていないか
- ネガティブプロンプトである「–no background」「–no pattern」「–no texture」を試す
- 一度、背景に関する単語を全削除して生成し直す
Midjourneyで生成した線画の活用アイデア
線画は「主張しすぎないのに伝わる」素材なので、ブログやSNS、資料づくりまで幅広く使えます。
ここでは、生成した線画の活用アイデアを、用途別にまとめます。
塗り絵として活用する方法
塗り絵にするなら、線が濃くて背景が白いほど使いやすいです。
主役を大きめに、装飾は少なめにすると“塗れる余白”が残ります。

coloring page, line drawing of cute animals, simple black outlines, white background, designed for coloring book, clean lines --ar 1:1- 題材は動物や食べ物など、形が単純なものが向いている
- 線が細かいと塗りにくいので、描き込みは控えめにする
- 白背景を固定して、影やグラデを出さないようにする
- 仕上げに余白が足りない場合は、要素数を減らして作り直すと早い
ブログ記事の挿絵として活用する方法
線画挿絵は、文章の邪魔をせずに内容の理解を助けられるのが強みです。
テイストを揃えると、記事全体の統一感も一気に上がります。
- 見出しごとに「同じ線の太さ・同じ白背景」で揃えると統一感が出る
- 説明したい要素は1枚につき1つに絞ると伝わりやすい
- 人物よりも、アイコン的な“物”の線画の方が挿絵として安定しやすい
- 余白多めの線画は、文字や装飾を重ねても崩れにくい
より高品質な線画を作るための上級テクニック
線画が安定して作れるようになったら、次は「シリーズで揃える」「狙った雰囲気に寄せる」ができると一気に実用度が上がります。
ここでは、線の太さや雰囲気をブレさせずに統一する方法と、仕上がりの“味付け”をコントロールするコツを紹介します。
参照画像を使って線画の統一感を出す方法
線画の統一感を出す方法は、大きく分けて2つあります。
ひとつは「Image Prompts」で構図や形を寄せる方法、もうひとつは「Style Reference(–sref)」で線のタッチや雰囲気だけを揃える方法です。
- 構図、向き、ポーズ、物の形など“内容寄り”を揃えやすい
- 同じシリーズの挿絵を量産したいときに強い(例:同じ角度の自転車、同じ配置の食卓)
- 似すぎる場合は参照の影響が強い可能性があるので、影響度(使える場合は–iw)を弱めるか、参照画像を変える
- 線の太さ、簡略化の度合い、画材感など“見た目のタッチ寄り”を揃えやすい
- 内容は自由に変えつつ、線画の統一感だけを出したいときに強い(ブログ挿絵のシリーズ化に特に便利)
- 効きが強すぎる/弱すぎる場合は、強さ(使える場合は–sw)で調整する
- 構図まで揃えたい=参照画像(Image Prompt)
- タッチだけ揃えたい=Style Reference(–sref)
–stylizeパラメータの調整方法
–stylizeは、絵の“作家性”や“味付け”の強さに関わる調整です。
線画では、上げすぎると線が装飾的になったり、陰影や描き込みが増えたりしやすいので、基本は控えめ運用が安定します。
- 線をスッキリさせたいときは–stylizeを下げる(線画が素直になります)
- 味気ないと感じたときだけ少し上げる(線の表情が出やすくなります)
- 調整するときは他の条件を固定して比較する(題材、比率、線画条件は同じまま)
- 線が増えたり、雰囲気が盛られたら下げ方向が正解になりやすい
より“そのまま線画”に寄せたいときは、–style raw(使える場合)も相性が良いです。
迷ったら「低めで作る→少しずつ上げて好みを探す」の順で試してみてください。
まとめ
Midjourneyの線画は、上手く描かせるというより「余計な要素を入れない」ほど安定して綺麗にまとまります。
白背景・黒線・ミニマルを軸にして、色や背景、描き込みが混ざったら“足す”より“削る”で立て直すのがコツです。
慣れてきたら、参照画像(Image Prompt)やStyle Reference(–sref)で統一感も出せるので、挿絵や素材づくりが一気に楽になります。
まずはテンプレを1本作って、題材だけ差し替えるところから試してみてください。
romptn ai厳選のおすすめ無料AIセミナーでは、AIの勉強法に不安を感じている方に向けた内容でオンラインセミナーを開催しています。
AIを使った副業の始め方や、収入を得るまでのロードマップについて解説しているほか、受講者の方には、ここでしか手に入らないおすすめのプロンプト集などの特典もプレゼント中です。
AIについて効率的に学ぶ方法や、業務での活用に関心がある方は、ぜひご参加ください。
\累計受講者10万人突破/



