Midjourneyの設定を完全解説!パラメーター一覧と使い方をマスターしよう

Midjourney

Midjourneyを触り始めたばかりの頃って、「設定が多すぎて何を変えればいいのか分からない」

「それっぽい画像は出るけど、狙った方向に寄せられない」といった壁にぶつかりがちです。

でも実は、よく使う設定とパラメーターは“決まった数個”だけです。

ここを押さえるだけで、画風の安定・品質の底上げ・試行錯誤のスピードが一気に上がります。

この記事では、Midjourneyの設定とパラメーターの基本から、よく使う指定と目的別のおすすめ設定までまとめて解説します。

最後まで読めば、自分の作りたい方向に最短で寄せられるようになります。

📖この記事のポイント

  • 設定(/settings)は全体の土台、パラメーターは1枚ごとの微調整として使い分ける
  • –ar・–q・–s・–chaos・–no が、まず覚えておきたい基本パラメーターセット
  • 写真風・アニメ風・アート・テクスチャ用のパラメーターセットを“型”として使うと制作が安定しやすい
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監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

Midjourneyの設定とは?基本の/settingsコマンドを理解しよう

Midjourneyには、大きく分けて「設定(settings)」と「パラメーター」の2種類があります。

  • 設定(settings):全体に適用される“基本ルール(デフォルト)”
  • パラメーター:個別のプロンプトに付ける“その場の調整”

たとえば、普段よく使うモデルや雰囲気(作風の強さ)を「設定」で固めておくと、毎回の生成が安定します。

逆に、案件や投稿用途で比率だけ変えたいときは「パラメーター」で都度調整するのが効率的です。

/settingsでできること
  • 使うモデル(例:V7)を選ぶ
  • 作風の強さ(Stylize)を選ぶ
  • RAW Modeでプロンプト忠実にするか決める
  • Remix modeでVary時にプロンプト編集できるようにする
  • Variation(Strong/Subtle)で変化量を決める
  • Public modeなど公開設定を切り替える
  • 生成速度(Turbo/Fast/Relax)を切り替える
  • Reset Settingsで設定を初期化する

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【基本編】Midjourneyで最初に覚えたい設定5つ

ここでは、初心者が最短で「狙い通りに寄せる」ために覚えておきたい5項目をまとめます。

同じプロンプトで“1つだけ”条件を変えて比較することで、違いが一気に見えるようになります。

①Version(バージョン設定)

Versionは、使うモデル(例:V6.1、V7など)を選ぶ設定です。

モデルが変わるだけで、同じ文章でもディテールや雰囲気がガラッと変わります。

V6.1V7
A Japanese garden in autumn, maple leaves falling, traditional tea house, soft morning light

②Stylize(スタイライズ)

Stylizeは、Midjourneyらしい“作風の乗り”をどれくらい効かせるかの調整です。

英語のまま「Stylize」と書かれることが多く、「作風の強さ」と覚えると分かりやすいです。

  • 低い:指示に忠実、装飾が控えめ、写真風や商品系に向く
  • 高い:雰囲気が出る、アートっぽい、意外性が増える
  • 迷ったら中間(med)を基準に、必要に応じて上下させる
–s 0–s 100
–s 500–s 1000
A cute cat sitting on a windowsill

③Aspect Ratio(アスペクト比/画像比率)

Aspect Ratioは、画像の縦横比を指定する項目です。

構図の取り方が変わるので、最初に決めるだけで失敗が減ります。

  • 正方形:SNS投稿や素材作りに便利(例:–ar 1:1)
  • 横長:YouTubeサムネや風景に強い(例:–ar 16:9)
  • 縦長:スマホ向け投稿や人物に向く(例:–ar 9:16)
–ar 1:1–ar 16:9–ar 9:16
Mountain landscape at sunset, dramatic clouds, wide vista

④Quality(品質設定)

Qualityは、生成の“細かさ”や“描き込み量”のイメージです。

高くするほど精細になりやすい一方、制作スピードとのバランスが大事になります。

  • ラフ案:低めで回数を回す(例:–q 1)
  • 通常:標準(例:–q 2)
  • 本番:高めで仕上げる(例:–q 4)
–q 1–q 2–q 4
Detailed portrait of an elderly woman, wrinkles, kind eyes, natural lighting

⑤Public Mode / Stealth Mode(公開設定)

Public Mode / Stealth Modeは、生成物が「公開される前提か」「自分だけ見られるか」を切り替える設定です。

特に仕事や未公開素材が絡む人は、最初にここを押さえておくと安心です。

  • Public Mode:誰でも見られる(デフォルトになりやすい)
  • Stealth Mode:自分だけが見られる(Proプラン以上で利用できる)

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【実践編】画像をもっと自由に!Midjourneyでよく使うパラメーター一覧

Midjourneyに慣れてきたら、次に覚えたいのが「パラメーター」です。

これは、プロンプトの末尾に付けて“その1枚だけ”仕上がりを調整できる指定のことで、同じ文章でも構図・雰囲気・ブレ幅・不要物の混入などをコントロールできるようになります。

ここでは実務でも使用頻度が高いものだけを厳選して、効果と使いどころを短く分かりやすくまとめました。

Midjourneyパラメーター一覧表

パラメーター何ができる?よく使う書き方
--ar(Aspect Ratio)画像の縦横比を調整。構図の印象を大きく変える!--ar 1:1 / --ar 16:9 / --ar 9:16
--chaos結果のランダム性(ブレ幅)を調整。アイデア出しに便利!--chaos 0100
--q(Quality)品質(ディテール量)を調整。本番仕上げに使いやすい!--q 1 / --q 2
--s(Stylize)作風の強さを調整。Midjourneyらしさを出したい時に!--s 100 / --s 500 / --s 1000
--weird独創性・奇妙さをプラス。アート・幻想系におすすめ!--weird 300 / --weird 1000
--seed同じ雰囲気を再現。比較やシリーズ制作に便利!--seed 12345
--tileシームレスなパターン画像を作れる。背景素材づくりに最適!--tile(+ --ar 1:1 推奨)
--no不要な要素を除外。人物・文字・ロゴを消したい時に便利!--no text, people, logo

Chaos(カオス値)で意外性のある画像を作る

Chaosは、同じプロンプトでも「どれくらいバラバラな結果にするか」を決めるパラメーターです。

値が低いほど安定して似た画像になり、高くするほど構図や色、モチーフが大きく変わっていきます。

  • –chaos 0:プロンプトに素直で、安定したバリエーションが欲しいとき
  • –chaos 50:少し遊びを入れて、違いのある案をいくつか見たいとき
  • –chaos 100:思いもよらないアイデアが欲しいとき、発想を広げたいとき
–chaos 0
–chaos 50
–chaos 100
A magical forest with glowing mushrooms

Weird(奇妙さ)で個性的な画像を生成

Weirdは、画像に“奇妙さ”や“クセ”を足すためのパラメーターです。

建物や人物など、普通に作るとおとなしいモチーフを、アート作品のように崩したいときに向いています。

  • –weird 0:通常の表現。プロンプト通りの分かりやすい結果が欲しいとき
  • –weird 500:少し不思議な世界観や、クセのある造形にしたいとき
  • –weird 1500:かなり大胆に崩して、アート寄り・カオス寄りに振りたいとき
–weird 0–weird 500–weird 1500
A steampunk clock tower

値を上げすぎると「何が描かれているか分かりにくい」画像になりやすいので、0 → 300〜500 → 1000以上と、段階的に試して好みのラインを探すのがおすすめです。

No(ネガティブプロンプト)で不要な要素を除外

No(–no)は、「これは入れないでほしい」という要素を指定して、生成結果から除外しやすくするためのパラメーターです。

人物やテキスト、ロゴなど、勝手に入りがちな要素を抑えたいときに役立ちます。

  • 人物を入れたくない → –no people
  • 文字やロゴを消したい → –no text, logo, watermark
  • とにかく背景だけ欲しい → –no people, animals, text
A beautiful beach scene --no people, text

Seed(シード値)で同じ画像を再現

Seedは、画像生成で使われる「ランダムノイズの元になる番号」です。

1回画像を作ると、その画像には必ずSeed値が割り振られていて、その番号をコピーして再利用すると、あとから似た構図・雰囲気の画像を何度でも作りやすくなります。

完全に同じ画像になるわけではありませんが、「カメラ位置・ライティング・全体の方向性」はかなり近い状態で再現しやすくなります。

  • 使いどころ:比較検証、シリーズ画像、量産の土台作り、「この構図でちょっとだけ内容を変えたい」とき
  • 使い方:気に入った画像のSeed値をコピーして、プロンプトの末尾にペーストする
  • コツ:検証するときは「プロンプト・パラメーター・Seed」を固定し、変えたい要素だけ(人物・小物・色など)少しずつ書き換えると、同じ世界観のままバリエーションを増やしやすくなります。
Seed値のコピー方法
  1. Seedを知りたい画像の右上にある「三本線(︙)」アイコンをクリックする
  2. 「Copy(コピー)」を選ぶ
  3. 表示されるメニューから「Seed」をクリックする
  4. 「Seed: 1234567890」のような文字列がクリップボードにコピーされる
元画像Seed値使用
A cozy coffee shop interior at sunset, warm lighting, shallow depth of field

Tile(タイル)で繰り返しパターンを作成

Tileは、背景素材やテクスチャ向けの「シームレス(繰り返し)」を作りやすくするパラメーターです。

  • 使いどころ:壁紙、布、紙、木目、石、抽象パターンなど
  • 使い方:–tile を付ける
  • コツ:–ar 1:1 と相性がよく、素材名+質感特徴だけでも作りやすいです
Floral pattern, watercolor style, soft pastel colors --tile

【応用編】画像参照系のパラメーターを使いこなそう

テキストだけのプロンプトに慣れてきたら、「画像を参照させて寄せる」系のパラメーターも押さえておくと、一気にコントロールしやすくなります。

ここでは、よく使う4つを、役割と使いどころに分けて紹介します。

Image Weight(–iw)で参照画像の影響度を調整

Image Weight(–iw)は、「参照画像どれくらい優先するか」を決める重みづけです。

数値を下げるとテキストの指示が勝ちやすく、上げると参照画像の構図や雰囲気に強く引っ張られます。

  • 低め(例:–iw 0.5)→ 参照画像の雰囲気だけ借りて、内容はテキスト中心に変えたいとき
  • 中間(例:–iw 1.5)→ 画像とテキストを半々くらいでミックスしたいとき
  • 高め(例:–iw 3)→ 参照画像をかなりなぞりつつ、細部だけ変えたいとき
–iw 0.5–iw 1.5–iw 3
A dreamy illustration style landscape

Style Reference(–sref)で画風を統一

Style Reference(–sref)は、「この画像と同じ画風にしてほしい」ときに使う機能です。

色味・タッチ・質感・ライティングなど、“見た目の雰囲気”だけを引き継ぎます。

人物や構図そのものをコピーするわけではありません。

元画像–sref
A cat playing in a garden --sref [画像URL]

Character Reference(–cref)でキャラクターを固定

Character Reference(–cref)は、「同じキャラクターを、別のシーンでも何度も使いたい」ときのための機能です。

髪型・顔立ち・服装などの特徴を読み取って、新しい画像にも反映してくれますが、毎回まったく同じ顔やポーズになるわけではありません。

  • オリジナルキャラをいろいろなポーズ・服装で登場させたい
  • 漫画やゲームのキャラを同じ見た目でたくさん生成したい
元画像–sref
standing in a flower field, smiling --cref [画像URL]

Character ReferenceはV6系モデル向けの機能で、V7では使えません。
V7で同じことをしたい場合は、後述のOmni Referenceを使う前提になります。

Omni Reference(–omni)でキャラもスタイルも参照【V7新機能】

Omni Referenceは、1枚の画像から「キャラクターの見た目」と「画風・質感」の両方をまとめて参照できるV7専用の新機能です。

V6までの Character Reference(見た目)+ Style Reference(画風)を、1つにまとめて強化したイメージです。

元画像–omni

【設定別】Midjourneyのおすすめ設定パターン

ここからは、よくある目的ごとに「まずこれを基準にすると迷いにくい」という組み合わせを紹介します。

毎回ゼロから調整するのではなく、まずはここで紹介する“型”をコピペして微調整していくイメージで使ってみてください。

リアルな写真風の画像を作る設定

--style raw --q 2 --s 50

できるだけ現実に近い“写真っぽさ”を出したいときのセットです。

Raw Modeでプロンプトに忠実な描写を優先しつつ、Quality 2で肌や髪、布の質感まで細かく描き込み、Stylize 50で“盛りすぎない程度”にMidjourneyらしさを抑えています。

Professional portrait photo of a 30-year-old Japanese woman, natural makeup, soft studio lighting, shallow depth of field --style raw --q 2 --s 50
  • ポートレートや商品写真、建築など「実在しそうな画」を作りたいときの基本セット
  • ディテールはしっかり欲しいけれど、アートっぽい誇張は控えめにしたいときに向いている
  • より落ち着いた印象にしたいときは –s を30前後まで下げる、逆に少しドラマチックにしたいときは100前後まで上げるのがおすすめ

イラスト・アニメ風の画像を作る設定

--niji 6 --s 400

アニメ・イラスト調のキャラクターを魅力的に見せたいときのセットです。

Niji 6を使うことで線や目の描き方、色のにじみ方などがアニメ特化になり、Stylize 400で背景や光の情報量を増やして“描かれた世界”らしい厚みを出しています。

Cute anime girl with long pink hair, school uniform, sparkly eyes, cherry blossoms background --niji 6 --s 400
  • キャラクターデザイン、立ち絵、SNSアイコンなど「しっかりアニメ寄り」に振りたいときの基本セット
  • カラフルで華やかな画面になりやすいので、衣装や髪色、背景のモチーフを短くはっきり指定してあげると意図が通りやすくなる
  • もし情報量が多すぎてゴチャつく場合は –s を300前後まで下げると、落ち着いたテイストに寄せられる

アート作品風の画像を作る設定

--s 750 --weird 1000

現実感よりも“作品としてのインパクト”を優先したいときのセットです。

Stylize 750で構図や色づかいをかなりアート寄りに振りつつ、Weird 1000で形や発想に独創性を加え、「普通の写真やイラストでは物足りない」ビジュアルを狙います。

Abstract interpretation of human emotions, vibrant colors, surrealism --s 750 --weird 1000
  • アルバムジャケット、ポスター、コンセプトアートなど、強い世界観を出したいときの基本セット
  • 抽象的なテーマ(感情・概念・夢など)をプロンプトに入れると、この設定との相性が良くなる
  • 内容が崩れすぎると感じたら、まず –weird を700前後まで下げて様子を見ると、バランスが取りやすくなる

背景素材・テクスチャを作る設定

--tile --ar 1:1 --q 1

UIやデザインで使い回せる背景・パターン素材を作るためのセットです。

Tileでシームレスな繰り返しパターンにし、Aspect Ratioを1:1にして扱いやすい正方形に固定します。

Qualityは標準の1で十分な細かさが出るので、負荷を抑えつつ多くのパターンを試せます。

Seamless wood texture pattern, natural grain, warm brown tones --tile --ar 1:1
  • 壁紙、Webサイトの背景、テキスタイル風パターンなど「あとから敷き詰めて使う」用途に最適な設定
  • プロンプトは「素材名+質感+色味」をシンプルに書くだけでも、量産しやすい
  • 印象をさらに整えたいときは、ここに少しだけ Stylize(–s 100〜300)を足して、アート寄り/落ち着いたトーンなど好みに寄せていくとよい

まとめ

Midjourneyは、/settingsで「土台」、パラメーターで「1枚ごとの調整」をするイメージで使うと分かりやすいです。

まずは Version・Stylize・Aspect Ratio・Quality を決めておき、–ar・–q・–s・–chaos・–no を目的に合わせて少しずつ変えていくのがおすすめです。

さらに Seed や Character Reference / Omni Reference を使えば、「同じ世界観・同じキャラの別カット」を作りやすくなります。

全部を一度に覚えなくていいので、自分のよく使う“型”を1〜2パターンだけ試してみてください。

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