【悪用厳禁】ChatGPTを使ったバレないレポート作成のコツを解説

ChatGPT

ChatGPTを大学のレポート作成に使いたいと考える場合があるかもしれません。

ここで、

  • ChatGPTでのレポート作成のコツはあるのか
  • ChatGPTでのレポート作成はバレるのか

といった疑問を持つ人もいらっしゃるかと思います。

本記事ではそのような疑問を解消するため、この2点について詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

本記事で紹介している内容はあくまでも一例であり、実践は自己責任でお願いします。筆者は最新のChatGPT-4を利用していますので、主にChatGPT-4に関する内容となります。

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【結論】ChatGPTでレポートを書いてもバレない

まず、ChatGPTを用いてバレないレポートを作成することは可能です!

ここでは、なぜバレないと言えるのか、今後バレるようになる可能性はあるのかについて触れていきます。

ChatGPTでレポートを書いてもバレない理由

ChatGPTで作ったレポートがバレないと言える理由としては、

  • ChatGPTが生成する回答は毎回微妙に異なり、他の人と被ることはほぼない
  • AI検出ツールは存在するものの、日本語検知の精度は低い
  • レポートがAI検出ツールに引っかかっても、本当にChatGPTが生成したテキストであるという証拠にはならない

といった理由が挙げられます。

AI検出ツールとしては、ChatGPTを生み出したOpenAI社の「AI Text Classifier」というツールが有名で、入力した文章がAIによるものかどうか判定することができます。

しかし、誤判定となる場合が一定数存在するため、たとえ人間が書いた文章であってもAIによる文章であると判定されるケースがあり、これだけでAIによるレポートと結論付けることは不可能であると言えます。

今後、ChatGPTでのレポート作成を見破れるようになる可能性はあるのか

結論として、見破ることができるようになる可能性はあります。

現時点では、AI検出ツールには英語でトレーニングを積んでいるものが多く、日本語の判定精度が低いというケースが多いです。

しかし、今後日本語の判定精度の向上により、AI検出ツールによりChatGPTでのレポート作成がバレるようになる可能性は考えられます。

ChatGPTだとバレない自然なレポートを作成するコツ

自然なレポートを作成するコツや意識すべき点について見ていきましょう。

また、ChatGPTを使ったとバレやすい特徴についても触れているので、そちらも参考にしてください。

そもそもChatGPTを使ったとバレやすいケースとは?

ChatGPTを使ってレポートを作成する上で避けるべきケースについてご紹介します。

ChatGPTにレポートを作らせる場合、次のような特徴が出やすく、ChatGPTなどの自動生成AIによる文章であるとバレる可能性が出てきます。

  1. 表現に一貫性がありすぎる上に表現が硬すぎる
  2. 一般的な学生と比較して語彙が豊富すぎる
  3. 間違いをまるで間違いではないかのように述べることがある

逆に、これらの特徴に当てはまらない文章ほどChatGPTを使ったとバレにくくなります。

ここからは、これらの特徴に当てはまらないレポートを作るにはどうすればいいのか、見ていきましょう。

ChatGPTとバレない方法①:より多くの情報を与える

まず、できるだけ多く、詳細なプロンプトを与えるようにしましょう。

プロンプトとは:ChatGPTに与える命令文のことです。

漠然としたプロンプトでは、ChatGPTが生成する文章の質が下がったり見当違いの回答になることがあり、明らかな誤りをレポート内で述べてしまう可能性があります。

そのため、レポート作成の背景や求める内容について、プロンプトを通してChatGPTに正しく伝えられるようにしましょう。

ここでは、実際に大学の授業でレポート課題が課されたという状況を考えてみます。

今回の授業では、「人間の開発による動物の絶滅」という内容を取り扱い、「動物を絶滅から守るため、私たちには何ができるのか」というレポートが課されたとします。

2つのケースに分けてChatGPTにレポートを作ってもらいましょう。

漠然としたプロンプトの場合

まず、漠然としたプロンプトをChatGPTに与えてレポートを作ってもらいました。

いかがでしょうか。

もっともらしい内容ですが、この内容では下記のような問題が発生する恐れがあります。

  • 授業内で扱った内容と趣旨がずれたレポートになる可能性
  • 文字数やレポート形式の指定を無視したレポートになる可能性

このような事態を防ぐため、より詳細なプロンプトを与えましょう。

より詳細なプロンプトの場合

続いて、下記のようにより詳細なプロンプトを与え、レポートを作ってもらいます。

※文字数は454文字でした。

いかがでしょうか。漠然としたプロンプトの場合と比べ、今回は求める条件に合ったレポートになりました。

このように、より詳細なプロンプトを与えることにより、求めるレポートを作りやすくなります。

ChatGPTとバレない方法②:出来た文章を自分で添削する

続いて、出来上がった文章に一通り目を通し、加筆や修正等の添削をしましょう。

ChatGPTには

  • 表現に一貫性がありすぎる上に表現が硬すぎる
  • 一般的な学生と比較して語彙が豊富すぎる

といった特徴がありました。

この特徴が目立たないよう、自分で文章を書くときによく使う表現に変更するなど、修正を加えるとコピペであると見破られにくくなるでしょう。

バレないChatGPTからのコピペ方法については、こちらの記事で詳しくまとめているため、ぜひこちらもご覧ください。

ChatGPTとバレない方法③:参考文献を示す

レポートを書くうえで、参考文献の明記は必須です。

そこで、ChatGPTに生成文に関連する参考文献をいくつか提示してもらいましょう。

いかがでしょうか。

参考文献にはWeb上で閲覧可能なものも多く、参考文献として明記したい文献のうち該当する箇所を探し出して示すことで、立派なレポートの完成となります。

ChatGPTで実際にレポート作成したプロンプト

ここでは、実際にレポートを作成するプロンプトの例をご紹介します。

ChatGPTに与えるプロンプトの例

先ほどの例でも使用したプロンプトです。

#命令
大学の授業で「人間の開発による動物の絶滅」について扱い、この授業の課題として「動物を絶滅から守るため、私たちには何ができるのか」というレポートが課されました。
必須条件に留意の上、レポートを作成してください。

#必須条件
・あなたは大学1年生。
・文字数は400文字から500文字に収める。
・箇条書きは使わず、文章形式でまとめる。
・敬体は使わず、常体で作成。

このプロンプトでは、「命令」や「必須条件」の部分に詳細な条件を加えることで、ChatGPTがこのレポート作成の背景や意図を理解し、求めるレポートを作りやすくしています。

つまり、「命令」と「必須条件」の内容を書き換えることで、どのような状況にも対応したレポートを作ることができます!

試しに、条件を変えて再度レポートを作ってみます。

今回の授業では、「AIの発展により無くなる仕事」という内容を取り扱い、「AIに仕事を奪われないためには何をするべきか」というレポートが課されたとします。

※文字数は610文字でした。

いかがでしょうか。

あとは出来上がった文章に自分の言葉で添削することで、自然なレポートの完成です。

このように、条件を柔軟に変更することで、大抵のレポート作成は問題なくこなすことができます!

また、ChatGPTに追加でプロンプトを与える方法についてもご紹介します。

ChatGPTに与えるプロンプトを追加する方法

ChatGPTは、同一スレッド内の会話を記憶しています。

そのため、同一スレッド内で取り上げた内容をその後の会話で使用することが可能です。

ここでは先ほどと同じ「動物を絶滅から守るため、私たちには何ができるのか」というテーマで条件を変更し、レポートを作成してみます。

文字数は626文字と少々オーバーしましたが、条件の変更を反映させることに成功しました。

本記事の例を参考に、ぜひご自身で適切なプロンプトを作り、文章を作ってみましょう!

各大学のChatGPTによるレポート作成への対策や姿勢

ChatGPTの普及により、学生がChatGPTを使ってレポートを作成する可能性を想定している大学は多く、すでにAI検出ツールを取り入れている大学も存在します。

ただし、現在リリースされているAI検出ツールは日本語判定の精度が低く、誤った判定も多いことから、現在はAI検出ツールによって直ちにバレるという可能性は低いでしょう。

なお、ChatGPTによるレポート作成が発覚した場合の取り扱いは大学ごとに異なるため、気になる場合は確認しておきましょう。

以下はいくつかの大学のChatGPTへの対応の抜粋です。

大学名各大学の対応
東北大学使用自体は問題ないが、担当教員に確認が必要
ChatGPT等の生成系AI利用に関する留意事項(学生向け)
群馬大学使用自体は問題ないが、担当教員に確認が必要
【在学生向け】ChatGPTなどの生成系AIについての注意喚起
新潟大学使用自体は問題ないが、担当教員に確認が必要
【学生の皆さんへ】生成系AI(ChatGPT等)利用に関する注意事項について
慶應義塾大学使用自体は問題ないが、担当教員に確認が必要
ChatGPT等生成AIの利用について
東京理科大学条件付きで使用を推奨
生成系AIに関するINIADの見解

大学ごとに対応に若干の差はありますが、ChatGPTの文章をそのままコピペすることは剽窃にあたり、何らかの罰則を受けることになるケースが多いようです。

とはいえ、ChatGPTの使用を全面的に禁止している大学は少ないようで、むしろ推奨している大学もありました。

上手に活用し、効率的にレポート作成を進めていきましょう。

ここで取り上げた大学以外にも、対応について発表している大学は多数ありますので、在学している大学のホームページや教員に確認するようにしましょう。

まとめ:ChatGPTを使ってバレないレポートを作成しよう

ChatGPTを使ったレポート作成のコツについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

ChatGPTの使用を全面的に禁止している大学は少ないものの、そのままコピペしてしまうと剽窃となり罰せられる恐れがあります。

本記事で解説したコツや手順を意識し、簡単には見破ることができないレポートに仕上げましょう。

今回の記事をまとめると、

  • ChatGPTを使ったバレないレポート作成は可能である
  • バレないレポート作成のためには、より具体的なプロンプトと自分の言葉での添削を意識するべきである
  • ChatGPTへの対策を考えている大学は多いため、使用の際には注意が必要である

でした。

ただし、繰り返しますが、レポート作成のためのChatGPTの使用は自己責任でお願いいたします。

Romptnでは他にもAIに関する記事を執筆していますので、ぜひご覧ください。

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