普段Web版でChatGPTを使っている方も、通勤中にサッとスマホを出して使いたい時ありますよね。
ただ、
- ブラウザ版を開くたびにログイン状態が切れていたり
- ストアを覗くと「ChatGPT風」を名乗る怪しいアプリがずらりと並んでいたり
「結局どれを入れれば安全なの?」「快適に使えるの?」と、不安や手間が意外と多いのも事実です。
本記事では、公式アプリの利用方法やスマホ版とWeb版での比較などスマホでChatGPTを上手に活用する方法をご紹介します!
- スマホでChatGPTを利用する手順とは?
- スマホ版とWeb版でどんな違いがある?
- ChatGPT以外でスマホでAIが利用できるサービスはある?
ChatGPTをスマホで利用する手順
スマホでChatGPTを使う方法は 「公式アプリ」と「ブラウザ」 の2通り。どちらも基本はログインすればすぐ使えますが、操作フローとUIが少し異なります。
公式スマホアプリ
インストール手順
① App Store/Google Playで「ChatGPT」を検索
② 開発者がOpenAIになっている公式アプリをダウンロード
ChatGPT風の偽物のアプリがいくつかありますのでお気をつけください。

- ダウンロードリンク:Apple Store
- ダウンロードリンク:android
ログイン方法
① アプリを開くと下記のような画面に遷移します。右上の「新規登録」を押下

② 新規登録をするかログインをするか選択

セットアップ完了しテキストを入力し利用できる状態となりました。

ブラウザ
利用手順
① Webで「ChatGPT」と検索し、公式のサイトをクリック
② 「今すぐ始める」を押下


③ 下記のように利用画面へ推移するのでログインを行う。

セットアップ完了しテキストを入力し利用できる状態となりました。

スマホ版とWeb版の違いとは?
スマホでChatGPTを利用する方法をご説明しましたが、機能面ではWeb版と異なる部分はあるのでしょうか。
機能 | スマホアプリ版 | スマホブラウザ版 | Web版(PC) |
---|---|---|---|
音声入力 | ○ | ○ | ○ |
画像入力 | ○ | ○ | ○ |
音声モード | ○ | × | ▲(カメラ機能なし) |
拡張機能 画像作成/ウェブ検索/コーディング/DeepResearch | ○ | ○ | ○ |
実は、スマホ版ではWeb版と同様に、ほぼすべての機能を利用することができます。
一方で、スマホのブラウザ版では音声モードが利用できず、Web版でもリアルタイムで物体を認識するカメラ機能には対応していません。
音声モードとは、ChatGPTと自然に会話ができる機能です。入力画面の右下をタップすると、下記の画像のように青い球体が表示され、会話が始められる状態になります。


機能の差はほとんどありませんが、使いやすさは利用シーンによって異なります。
スマホ版が便利な場面もあれば、Web版の方が適している場合もあるため、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
スマホ版の利用シーン
- 通勤中や移動中の隙間時間に質問や調べ物
- 外出先で急ぎの翻訳や辞書として利用
- カフェなど外出先でのアイデア整理やメモ
- 音声入力で手が離せない状況でも使用可能
Web版(PC)の利用シーン
- 仕事中や自宅でじっくり腰を据えて調べ物や文章作成
- 大画面を活用し複雑なタスクやデータ分析
- 長文の執筆や資料作成
スマホアプリ版は手軽さと即時性を重視したシーンに向いており、Web版はより複雑で深く掘り下げた作業に最適です。
スマホ版の使い方(アプリ / ブラウザ)
スマホ版でも基本の質問→回答フローは変わりませんが、UIの違いを知っておくと操作が数倍スムーズ になります。ここではアプリとブラウザ、それぞれの画面を例に具体的な操作ステップを見ていきましょう。
アプリの使い方
カメラ機能や拡張機能を利用する場合は、テキストボックスにある+ボタンを押すことで利用できます。

音声モードのカメラ機能を利用したい場合は画面左下のカメラ画面をオンにすることで利用可能です。実際にサーキュレーターを写し、「これは何?」と聞いたところ、「これはサーキュレーターです」と回答してくれました。

ブラウザの使い方
アプリ版とは異なり、拡張機能を利用したい場合は+ボタンではなくツールを選択する必要があります。

+ボタンを押すとカメラ機能やDriveとの接続が可能になります。

スマホ版の活用方法3選
ChatGPTはただ質問に答えてくれるだけでなく、カメラ・音声・自動リマインダーといったスマホならではの機能と組み合わせることで、通勤中でも効率よく学習や情報収集ができます。
ここでは、そんなスマホ版ならではのおすすめ活用術を3つ厳選してご紹介します。
活用方法① Youtubeの要約
スマホでYouTubeを見る機会は多いと思いますが、通勤中など限られた時間の中で、すべての動画を視聴するのは難しいこともありますよね。
そんなときに便利なのが、URLを貼り付けるだけで内容を要約してくれる機能です。


活用方法② 商品の画像検索
気に入った商品が「どこのメーカーなのか」「どこで手に入るのか」気になったことはありませんか?
そんなときは、その場で商品の写真を撮って読み込ませるだけで、該当する商品を自動で検索してくれます。

活用方法③ Taskリマインダーで朝のインプット
有料版限定で、指定した時間にタスクを自動実行できる機能が利用できます。
たとえば、毎朝決まった時間にほしい情報をまとめて通知するよう設定すれば、通勤電車の中でも手軽にインプットすることが可能です!

その他有料版限定の機能について紹介していますのでぜひご覧ください。
スマホでChatGPTが使えない場合の対処法
「ログインできない」「音声入力が反応しない」――そんなトラブルも滅多に起きないからこそ実際に起こってしまった場合どうやって対処すればいいかわからないですよね。
ここでは、原因、対策と分けて簡単にご紹介します!
対処法① ログインできない
原因:ログイン情報ミスかセッション切れの可能性があります。
対策:アプリの再起動やキャッシュのクリアを行い再度ログインをしてください。
対処法② アプリが起動しない
原因:アプリのバージョンが古い可能性があります。
対策:アプリのアップデート、端末の再起動、アプリの再インストールをしてください。
対処法③ マイクや画像入力が動作しない
原因:マイク/カメラの権限未許可の可能性があります。
対策:設定 → アプリ → ChatGPT → マイク/カメラを許可してください。
対処法④ 使用制限に達した
原因:無料枠の利用限度を使い切った可能性があります。
対策:時間を空けて再利用、有料プランを検討してください。
スマホでChatGPTを利用する上での注意点
スマホは個人情報が漏れやすい環境です。さらに通信量やバッテリーの問題も無視できません。
ChatGPTを安全かつ快適に使い続けるための、4つのポイントを押さえておきましょう。
注意点① プライバシー保護
公共の場での利用時は、個人情報(名前、住所、クレジットカード情報など)を入力しないよう注意が必要です。会話履歴はクラウドに保存される可能性があるため、取り扱いには十分に気をつけましょう。
注意点② バッテリー消費
音声入力や長時間の対話は、スマートフォンのバッテリーを多く消費します。充電環境がない外出時には、使用時間を決めておくなどの工夫が有効です。
注意点③ セキュリティ対策
非公式アプリや偽アプリが多数出回っています。OpenAI提供の公式アプリのみを使用し、アプリストアで開発元を必ず確認しましょう。
注意点④ 通信量の管理
画像生成や音声モードなどは、大量の通信データを消費することがあります。Wi-Fi環境下での利用を基本とし、通信制限に注意しましょう。
スマホで使えるAIサービス
ChatGPTだけでなく、GeminiやLINE AIなど他にもスマホで利用できるサービスはいくつかあります。
ここでは、代表的なスマホ対応のAIサービスを一覧でご紹介します!
サービス名 | 特徴・強み | 主な用途 | アプリの有無 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Gemini ・apple store ・google store | Google公式。リアルタイム性に強く、検索連携も可能 | 情報検索、文章生成、翻訳 | あり(Android標準搭載) | Pixel搭載機には直接統合 |
Perplexity AI ・apple store ・google store | 情報ソース付きで信頼性高い検索型AI | 高精度な調べ物、記事要約 | あり | ブラウザでも利用可 |
LINE AI Chat | LINEアプリ上で使えるチャット型AI | 雑談、質問、日常タスク | あり(LINE内) | インストール不要で手軽 |
Claude ・apple store ・google store | 長文対応に強く、思考の深さに定評 | 質問応答、長文要約、構造化出力 | あり | UIはややシンプル |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事ではスマホ版とウェブ版の機能の違いや、スマホ版の使い方についてご紹介いたしました。
この記事で紹介したことをまとめると次のようになります。
- ChatGPTと検索し公式のアプリ、サイトの利用を推奨
- スマホ版とウェブ版では機能はほぼ同じだが、利用するシーンによって使い方が異なる
- GeminiやPerplexityなどもスマホで利用することが可能
通勤や通学などパソコンが利用できない際に、手軽にスマホでChatGPTを利用してみてください!
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