ChatGPTを使っていて、こんな経験はありませんか?
- 質問したのに、的外れな回答が返ってきた
- 聞きたいことはあるのに、どう質問すればいいかわからない
- もっと良い回答を引き出せるはずなのに、コツがわからない
実は、ChatGPTの回答の質は「質問の仕方」で大きく変わります。同じ内容を聞いても、聞き方を少し工夫するだけで、欲しい情報がピンポイントで返ってくるようになるのです。
この記事では、ChatGPTで思い通りの回答を得るための質問のコツ11選と、仕事や日常ですぐに使えるプロンプトテンプレートを紹介します。初心者の方でも今日から実践できる内容なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
📖この記事のポイント
- 5W1Hを意識して具体的に質問する:「誰が・いつ・何を・どのくらい」を明確にするだけで回答精度が上がる
- 条件や役割を指定する:文字数、読者レベル、出力形式などを伝えると欲しい形の回答が得られる
- 一度で完璧を求めない:フィードバックや逆質問を活用して、対話を重ねながら回答を改善していく
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無料特典を今すぐ受け取る- ChatGPTに上手な質問をするコツ11選!
- ChatGPTの質問の仕方のコツ①:5W1Hを意識した質問文を使う
- ChatGPTの質問の仕方のコツ②:マークダウン形式で出力させる
- ChatGPTの質問の仕方のコツ③:質問は1つに絞る
- ChatGPTの質問の仕方のコツ④:条件を指定する
- ChatGPTの質問の仕方のコツ⑤:役割を与える
- ChatGPTの質問の仕方のコツ⑥:話題変更時にチャットも切り替える
- ChatGPTの質問の仕方のコツ⑦:専門用語や略語は適切に使用する
- ChatGPTの質問の仕方のコツ⑧:例を与える
- ChatGPTの質問の仕方のコツ⑨:やってほしくないことを伝える
- ChatGPTの質問の仕方のコツ⑩:プロンプト自体をChatGPTに考えてもらう
- ChatGPTの質問の仕方のコツ⑪:ChatGPTに逆質問させる
- ChatGPTが期待通りの回答をしてくれない原因・対処法
- ChatGPTで使えるプロンプトテンプレート・質問例
- ChatGPTに質問する際の注意点
- ChatGPTの質問の仕方に関してよくある質問( FAQ)
- まとめ
ChatGPTに上手な質問をするコツ11選!
ChatGPTで上手に質問するためにはいくつかのコツがあります。今からChatGPTの質問の仕方のコツをNG・OK例や会話例を交えながら紹介していきます!
ChatGPTの質問の仕方のコツ①:5W1Hを意識した質問文を使う
どのように明確な文章を作れば良いかわからない時は、5W1Hを意識して質問文を考えてみましょう。気になるお題について、
| 要素 | 意味 | 質問例 |
|---|---|---|
| When(いつ) | 時期・期間 | 「2024年に〜」「過去10年で〜」 |
| Where(どこで) | 場所・範囲 | 「日本で〜」「東京都内で〜」 |
| Who(誰が) | 人物・対象者 | 「初心者が〜」「経営者向けに〜」 |
| What(何を) | 対象・テーマ | 「売上データを〜」「英語学習を〜」 |
| Why(なぜ) | 理由・目的 | 「なぜ〜が起きたのか」 |
| How(どのように) | 方法・手段 | 「どうすれば〜できるか」 |
これら5W1Hの何が知りたいのかを明確にして質問文を作りましょう。
また、5W1Hに加えて知りたいものの対象物を具体的に記すことでChatGPTからより精度の高い回答を得ることができます。
大きなくくりの質問から、5W1Hの”いつ”と、日本のメダル個数という具体的な質問に変えることでより密度の高い回答を得ることができます。
ChatGPTの質問の仕方のコツ②:マークダウン形式で出力させる
ChatGPTの回答が長文になると、どこが重要なポイントなのか分かりにくくなることがあります。そんな時に便利なのが「マークダウン形式で出力して」という指示です。
マークダウンとは、見出し・太字・箇条書きなどを使って文章を構造化する記法のことです。ChatGPTにマークダウン形式での出力を指示すると、情報が階層的に整理され、長い説明でも視覚的に理解しやすくなります。
質問文の最後に「マークダウン形式で出力してください」と一言添えるだけでOKです。より細かく指定したい場合は、「見出しは##を使って」「重要な用語は太字にして」といった追加指示も可能です。
例えば海外留学の手順をマークダウン形式で出力させると以下のような回答が返ってきました。知りたいことが完結にまとまっているので大変わかりやすいですね。

ChatGPTの質問の仕方のコツ③:質問は1つに絞る
「あれもこれも聞きたい」と思って、1回のメッセージに複数の質問を詰め込んでいませんか?実はこれが、ChatGPTの回答精度を下げる原因になります。
ChatGPTは質問文全体を解釈して回答を生成します。1つのメッセージに複数の質問が含まれていると、どの質問に重点を置くべきか判断が難しくなり、それぞれの回答が浅くなったり、一部の質問が無視されたりすることがあります。
そのため、複数個の質問をしたいときは何回かに分けて1つずつ質問をしましょう。
ただし、密接に関連する質問であれば、1つのメッセージにまとめても問題ありません。
これは「スマホの比較」という1つのテーマに収まっているため、ChatGPTも整理された回答を返しやすくなります。
ChatGPTの質問の仕方のコツ④:条件を指定する
ChatGPTは質問に答えることは得意ですが、「どんな形式で」「どのくらいの量で」「誰向けに」答えるべきかは、指示がないと判断できません。条件を明示することで、自分が本当に欲しい形の回答を引き出せるようになります。
① 文章の長さを指定する
ChatGPTは放っておくと長々と説明しがちです。簡潔な回答が欲しい時は、文字数や文の数を指定しましょう。
「300字以内で説明してください」
「3文で要約してください」
「1段落でまとめてください」
逆に詳しく知りたい時は「2000字程度で詳しく解説してください」と指定することもできます。
② 読み手のレベルを指定する
専門的な内容を聞くと、ChatGPTは難しい用語を使って回答することがあります。理解しやすい説明が欲しい場合は、想定読者を伝えましょう。
「小学生でもわかるように説明してください」
「プログラミング未経験者向けに解説してください」
「専門家として詳細に説明してください」
同じ質問でも、読み手の設定を変えるだけで回答の難易度が大きく変わります。
③ 出力形式を指定する
回答の見せ方を指定することで、用途に合った形式で情報を受け取れます。
「箇条書きで教えてください」
「表形式で比較してください」
「手順を番号付きで説明してください」
「メリットとデメリットに分けて教えてください」
後から資料にまとめたい場合や、誰かに共有したい場合に特に便利です。
④ トーンや文体を指定する
ビジネス用途なのかカジュアルな用途なのかで、適切な文体は異なります。
「ビジネスメールとして使えるフォーマルな文体で書いてください」
「友達に話すようなカジュアルな口調で教えてください」
「論文に使えるような客観的な文体で説明してください」
条件は1つだけでなく、複数組み合わせることでより精度が上がります。最初は条件を多めに指定して、慣れてきたら必要なものだけに絞っていくのがおすすめです。
ChatGPTの質問の仕方のコツ⑤:役割を与える
「あなたは〇〇です」とChatGPTに役割を設定すると、その専門家やキャラクターになりきって回答してくれます。これは「ロールプロンプト」と呼ばれるテクニックで、回答の専門性や視点を大きく変えることができます。
役割を与えることで「この立場の人ならどう考え、どう表現するか」という視点が加わり、より専門的で深みのある回答を引き出せます。また、特定の業界用語や考え方を自然に取り入れた回答が得られるようになります。
例えば、「あなたは塩ラーメンを50年間毎日欠かさず食べ続けたラーメンマスターです。塩ラーメンのおいしさについて思う存分語ってください」とキャラ設定をすると

このように塩ラーメンのおいしさをこれでもかというほど語ってくれます。
ChatGPTの質問の仕方のコツ⑥:話題変更時にチャットも切り替える
ChatGPTは同じチャット内の過去のやり取りをすべて「文脈」として記憶しています。これは会話の流れを理解するうえで便利な機能ですが、関係のない話題が混ざると逆効果になります。
たとえば、最初にプログラミングの質問をして、その後に料理のレシピを聞き、さらに英語学習の相談をした場合、ChatGPTはこれらすべてを関連する会話として処理しようとします。その結果、過去の無関係な情報に引っ張られて、的外れな回答が返ってくることがあるのです。
まったく異なるジャンルの質問をする時・回答がおかしくなってきた時は、新しいチャットを始めることをおすすめします。

PC版の場合は、画面左上にある「New chat」ボタンをクリックするだけで新しいチャットが始まります。スマホアプリの場合は、画面右上の「+」ボタンをタップしてください。
過去のチャットは左側のサイドバーに履歴として残るので、後から見返すことも可能です。「仕事用」「勉強用」「アイデア出し」など、用途ごとにチャットを分けておくと、必要な会話をすぐに見つけられて便利です。
ChatGPTの質問の仕方のコツ⑦:専門用語や略語は適切に使用する
専門用語や略語を使うと質問文が短くなり効率的に思えますが、使い方を間違えるとChatGPTが意図を正しく理解できず、的外れな回答が返ってくる原因になります。専門用語は「使わない」のではなく「適切に使う」ことがポイントです。
専門用語を正しく使えば、ChatGPTに対して「この分野の話をしている」と明確に伝えることができます。結果として、一般向けの浅い説明ではなく、専門的で的確な回答を引き出しやすくなります。
一方で、専門用語の使い方が曖昧だったり、文脈に合わない用語を混ぜたりすると、ChatGPTは質問の意図を誤解しやすくなります。特に複数の分野で使われる用語は注意が必要です。
たとえば「CR」という略語は、マーケティングでは「Conversion Rate(コンバージョン率)」、医療では「Complete Response(完全奏効)」、金融では「Credit Rating(信用格付け)」を指します。
文脈なしに「CRを上げる方法を教えてください」と質問すると、ChatGPTがどの意味で解釈するか分からず、意図しない回答が返ってくる可能性があります。
ChatGPTの質問の仕方のコツ⑧:例を与える
ChatGPTに「こういう形式で回答してほしい」「このトーンで書いてほしい」と思っても、言葉だけで伝えるのは難しいことがあります。そんな時に効果的なのが、具体的な例を一緒に提示する方法です。
この手法は「Few-shotプロンプティング」とも呼ばれ、プロンプトエンジニアリングの基本テクニックの一つとして知られています。
例を1つ提示するだけで、ChatGPTは文の長さ、語尾の雰囲気、改行のリズムまで読み取って再現しようとします。
ChatGPTの質問の仕方のコツ⑨:やってほしくないことを伝える
ChatGPTの回答に「これは要らないのに」と感じる内容が含まれていた経験はありませんか?そんな時は、あらかじめ「やってほしくないこと」を明示しておくと、不要な情報を省いた回答を得られます。
「〇〇しないでください」「〇〇は含めないでください」と制約を設けることで、本当に必要な情報だけに絞った回答を引き出せます。場面に応じて、以下のようなフレーズを質問文に加えてみてください。
- 前置きや補足説明は不要です
- 「〜かもしれません」などの曖昧な表現は使わないでください
- 箇条書きではなく文章で回答してください
- コードの説明は省略して、コードだけ出力してください
- 一般論ではなく、具体的な事例だけを挙げてください
- ネガティブな内容には触れないでください
ChatGPTの質問の仕方のコツ⑩:プロンプト自体をChatGPTに考えてもらう
「どう質問すればいいかわからない」という悩みを解決する最もシンプルな方法は、質問文の作成自体をChatGPTに任せることです。
やり方は簡単で、まず自分がやりたいことをざっくり伝え、その後「この目的を達成するための最適なプロンプトを作成してください」と依頼します。
このように指示すると、ChatGPTが「ターゲット読者は誰か」「記事のテーマは何か」「どんなトーンが望ましいか」といった必要な要素を含んだプロンプトのテンプレートを提案してくれます。
提案されたプロンプトの空欄を埋めて再度ChatGPTに送るだけで、自分で一から考えるよりも格段に精度の高い回答を得られます。プロンプトの書き方に自信がない初心者の方には特におすすめのテクニックです。
ChatGPTの質問の仕方のコツ⑪:ChatGPTに逆質問させる
曖昧な指示でも高品質な回答を引き出したい時は、ChatGPTに逆質問させる方法が効果的です。
質問文の最後に「より良い回答をするために、追加で必要な情報があれば質問してください」と一言添えるだけで、ChatGPTが不足している情報を聞き返してくれます。
これらの質問に答えていくことで、自分でも言語化できていなかった要件が明確になり、結果として的確な回答が得られます。最初から完璧な質問文を作る必要がないため、「何をどこまで伝えればいいかわからない」という場面で重宝するテクニックです。
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ChatGPTが期待通りの回答をしてくれない原因・対処法

ここまで紹介したコツを実践しても、期待通りの回答が得られないことがあります。その原因は、質問の仕方だけでなく、ChatGPT自体の仕組みに起因している場合もあります。
まず知っておきたいのが「ハルシネーション」と呼ばれる現象です。これはChatGPTが事実ではない情報を、あたかも本当のことのように自信満々に回答してしまう問題です。
ChatGPTは「確率的に最もありそうな次の文章」を生成する仕組みで動いているため、正確さよりも自然さを優先してしまうことがあります。特に専門的な内容や具体的な数字、人名などは誤りが混入しやすいため、重要な情報は必ず別のソースで確認する習慣をつけましょう。
また、同じ質問をしても毎回少しずつ違う回答が返ってくることがあります。これも確率的に文章を生成する仕組みによるもので、不具合ではありません。
回答が期待と違った時の具体的な対処法としては、フィードバックを与えて修正させる方法があります。「もっと具体的に説明してください」「〇〇の観点が抜けています」「箇条書きではなく文章で書き直してください」など、何がどう違うのかを伝えることで、ChatGPTは回答を改善してくれます。
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ChatGPTで使えるプロンプトテンプレート・質問例
ここまでChatGPTへの質問の仕方(聞き方)のコツ・テクニックを紹介してきましたが、実際にはどのような場面でChatGPTへの質問が役に立つのでしょうか?場面ごとの効率的な質問例やプロンプトテンプレートをお答えします!
①文章の要約、校正、翻訳、英文の添削をさせる
ChatGPTは長い文章の要約や、自分が書いた文章に間違いがないか校正をさせることが可能です。さらに多言語に対応した翻訳や英文などの翻訳も可能です。
プロンプトテンプレートはシンプルですが
「以下の文章を要約/校正してください。
(要約・校正してほしい文章/翻訳・添削してほしい英文等)」
になります。また、字数指定や箇条書き指定等を加えると、自分の使いたい場面により適応させてChatGPTを使うことができます。
②入社面談等の志望動機を作成させる
会社の概要などを具体的な例として提示することで精度の高い志望動機を考えてくれます。
ただし、情報が少ないと当たり障りのない文章しか出てきません。以下のテンプレートで、あなた自身の情報を具体的に伝えましょう。
以下、志望動機のプロンプトテンプレートです。
以下の情報をもとに志望動機を作成してください。
■ 応募企業名:
■ 応募職種:
■ 企業の魅力・志望理由:(なぜこの会社に興味を持ったか)
■ 自分の経験・スキル:(活かせる経験、強み)
■ 入社後にやりたいこと:
■ 文字数:〇〇字程度
■ 文体:ですます調/である調
■ 用途:(例:履歴書用/面接での口頭説明用/ES用)
③メールの文を作成してもらう
ビジネスメールは書き慣れていないと時間がかかるものです。ChatGPTを使えば、適切な敬語と構成で、すぐに使えるメール文を作成できます。
ただし「メールを書いて」だけでは、状況に合わない文面が出てきます。以下のテンプレートで、相手や目的を具体的に伝えましょう。
以下の条件でビジネスメールを作成してください。
■ メールの種類:(例:依頼/お礼/お詫び/日程調整/問い合わせ)
■ 送信先:(例:取引先の担当者/上司/お客様)
■ 自分の立場:
■ 目的・伝えたいこと:
■ 補足情報:(経緯や背景があれば)
■ トーン:(例:丁寧/少しカジュアル/堅め)
■ 文章量:(例:簡潔に/丁寧に長めでもOK)
また、返信メールを作成したい場合は、相手からのメールを貼り付けて依頼すると、文脈に合った返信を作ってくれます。
以下のメールへの返信を作成してください。
依頼を承諾する内容でお願いします。
---
(相手からのメール本文を貼り付け)
---
ChatGPTが作成したメールは、送信前に必ず読み返し、自分の言葉として違和感がないか確認してから使いましょう。
④1週間分の献立を考えてもらう
毎日の献立を考えるのは意外と大変です。ChatGPTを使えば、家族構成や予算、調理時間に合わせた1週間分の献立をまとめて提案してもらえます。
以下の条件で1週間分の献立を考えてください。
■ 家族構成:
■ 作る食事:(例:夕食のみ/朝・昼・夜すべて)
■ 1食あたりの予算目安:
■ 調理時間の目安:
■ 苦手な食材・アレルギー:
■ 好きな料理・ジャンル:
■ 重視したいこと:(例:栄養バランス/時短/作り置き)
■ 出力形式:表形式で、曜日ごとにまとめてください
⑤キャッチコピー、タイトルを考えてもらう
意外な質問の仕方としては、ChatGPTに商品のキャッチコピーや記事のタイトル等を考えてもらう方法があります。以下がテンプレートになります。
以下の商品(サービス)のキャッチコピーを考えてください。
■ 商品・サービス名:
■ 特徴・強み:
■ ターゲット:
■ 伝えたいメッセージ:
■ トーン:(例:親しみやすい/高級感がある/インパクト重視)
■ 出力条件:〇案、各〇文字以内
1回で完璧な案を求めるのではなく、ChatGPTと壁打ちしながらブラッシュアップしていくのがおすすめです。
⑥表を作成してもらう
ChatGPTでは、ExcelやGoogleスプレッドシートで使える表を作成してもらうことができます。
日本の人口ランキングで表を作らせると、以下のようにChatGPTが持つ情報を使い表を作成できます。

しかし、ただし「表にして」だけでは、どんな項目でまとめるべきかChatGPTが判断できない時があります。以下のようなテンプレートで、表の構成を具体的に指示しましょう。
以下の条件で表を作成してください。
■ 表のテーマ:
■ 表に含める項目(列):
■ 行数の目安:
■ 情報の並び順:(例:五十音順/ランキング順/時系列)
■ 出力形式:マークダウン形式の表
これらの表はExcelやGoogleスプレッドシートにコピペすることができます。
⑦プログラミング活用・間違いを指摘してもらう
ChatGPTでは、プログラムのコーディングの修正もしてくれます。
実際に修正点があるコードを記入してChatGPTに間違いの修正をお願いしてみました。

以下が結果です。

実際の間違いの指摘だけでなく、アドバイスや修正後のコードも出力してくれます。
今回はコードと修正点の指摘のみChatGPTに伝えましたが、使っているプログラミング言語や具体的なエラー文、コードで実現したいことなどを詳しく伝えてもChatGPTが変わりにコーディングをしてくれます。
プログラミングでコードを書いているエンジニアはぜひChatGPTを活用してみましょう。
⑧画像生成してもらう
ChatGPTには画像生成機能が搭載されており、テキストで指示するだけでオリジナルの画像を作成できます。
画像生成機能は無料プランでも利用できますが、1日あたりの回数制限があります。頻繁に利用したい場合は、有料プラン(ChatGPT Plus:月額約3,000円)への加入がおすすめです。
任意の画像を生成するコツは、欲しい画像のことを詳細まで言葉で表現することです。
欲しい画像がイメージできない場合は、以下のような質問テンプレートを使って指示してみてください!
以下の条件で画像を生成してください。 ■ 画像の内容: ■ スタイル:(例:写真風/アニメイラスト/水彩画風/ミニマルデザイン) ■ 構図・アングル:(例:正面/俯瞰/クローズアップ) ■ 色調・雰囲気:(例:暖色系/クール/ノスタルジック) ■ 背景: ■ 画像内のテキスト:(必要な場合) ■ アスペクト比:(例:正方形/16:9/縦長)
上記のプロンプト例を活用してChatGPTで生成した画像がこちらです。

ChatGPTに質問する際の注意点
最後に、ChatGPTに質問をする際に注意しなければならないこともいくつかありますので、ご紹介しておきます。
①ChatGPTの回答は必ずしも正確ではない
前述したとおり、ChatGPTがソースとしている情報は無料版だと2023年4月時点のものまで(GPT-4)です。これ以前のデータまでしか保持していないため、「昨日の天気を教えて」などの直近の問いには答えられません。
2023年6月にも裁判の場でchatGPTにより出力された判例を提出したが、それらの判例が事例がなく嘘の判例であることが公となり大きな問題となったことがあります。
ChatGPTには嘘の情報も多く含まれるため、そのまま利用する際は注意が必要です。
②個人情報にかかわることは入力しない
ChatGPTは質問した内容を記憶して、自己学習データとして取り込むことで知能を拡大しています。
そのため、企業の機密情報や個人情報を投稿すると、思わぬ形で学習データとして活用されてしまい第三者に漏洩してしまうリスクがあります。
質問内容として入力する項目には外部に漏洩して困る内容が含まれていないかどうか、十分に注意して利用しましょう。
※ChatGPTに質問をする際には上記以外にもさまざまな問題点や注意点があります。下記記事を読んで、しっかりとリスクマネジメントを図りましょう!
ChatGPTの質問の仕方に関してよくある質問( FAQ)
- Q日本語と英語、どちらで質問した方が良い回答を得られますか?
- A
日本語で質問しても十分に高品質な回答を得られます。ChatGPTは日本語を含む多言語に対応しており、日本語での理解力も非常に高いため、無理に英語で質問する必要はありません。
ただし、英語の方が精度が高くなるケースもあります。たとえば、海外の最新技術や英語圏の文化に関する質問、プログラミングのコード生成などは、英語で質問した方がより詳細な情報を得られることがあります。これは、ChatGPTの学習データに英語のコンテンツが多く含まれているためです。
- Q初心者がまず覚えるべき質問のコツは何ですか?
- A
最初に覚えるべきコツは「具体的に伝える」ことです。「〇〇について教えて」という漠然とした質問ではなく、「誰が」「何を」「どのくらいの量で」「どんな形式で」欲しいのかを明確にするだけで、回答の質は大きく変わります。
たとえば「ダイエット方法を教えて」ではなく「30代女性が自宅で1日15分でできるダイエット方法を3つ教えて」と聞くだけで、実践的な回答が得られます。難しいテクニックを覚える前に、まずは「5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)」を意識して質問文を作る習慣をつけましょう。これだけで初心者でもChatGPTを十分に活用できます。
- Q敬語で質問した方がいいですか?タメ口でも大丈夫?
- A
敬語でもタメ口でも、回答の質に影響はありません。ChatGPTは言葉遣いによって態度を変えることはなく、どちらでも同じように対応してくれます。
ただし、ChatGPTは質問のトーンに合わせて回答する傾向があります。丁寧な敬語で質問すると丁寧な回答が返ってきやすく、カジュアルな口調で話しかけるとフランクな回答になることがあります。ビジネス文書を作成してほしい時は敬語で依頼し、雑談やアイデア出しの時はカジュアルに話しかけるなど、目的に応じて使い分けるのも一つの方法です。
- Q長い質問と短い質問、どちらが良いですか?
- A
一概にどちらが良いとは言えませんが、「必要な情報が過不足なく含まれている質問」が最も良い回答を引き出します。
短すぎる質問は情報が不足し、ChatGPTが意図を正確に理解できないため、的外れな回答になりがちです。一方、長すぎる質問は要点がぼやけてしまい、どこに重点を置いて回答すべきかChatGPTが迷ってしまうことがあります。
目安としては、目的・条件・背景情報を簡潔にまとめた「3〜5文程度」の質問が効果的です。複雑な依頼の場合は、箇条書きや区切り記号を使って構造化すると、長くても意図が伝わりやすくなります。
- Q過去の会話内容を覚えていてくれますか?
- A
ChatGPTは同じチャット内であれば、それまでの会話内容を記憶しています。そのため「さっきの続きで」「先ほどのコードを修正して」といった指示が可能です。
ただし、別のチャットを開始すると、過去の会話内容は引き継がれません。また、同じチャット内でも会話が非常に長くなると、古い内容を忘れてしまうことがあります。
長期的な情報を覚えておいてほしい場合は、ChatGPTの「メモリ機能」を活用できます。この機能をオンにすると、ユーザーの好みや仕事内容などを記憶し、別のチャットでも反映してくれます。設定から有効・無効を切り替えられます。
まとめ
この記事では、ChatGPTで思い通りの回答を得るための質問のコツとプロンプトテンプレートを紹介しました。
最後に、特に重要なポイントを振り返っておきましょう。
- ChatGPTの質問の仕方(聞き方)は、簡潔で具体的な文章を使うなどいくつかのコツがある
- 5W1Hを意識して具体的に質問する:「誰が・いつ・何を・どのくらい」を明確にするだけで回答精度が上がる
- 条件や役割を指定する:文字数、読者レベル、出力形式などを伝えると欲しい形の回答が得られる
- 一度で完璧を求めない:フィードバックや逆質問を活用して、対話を重ねながら回答を改善していく
- プロンプトテンプレートや質問例を使うと色々な場面で役立つ
ChatGPTは質問の仕方次第で、単なる検索ツールから強力なパートナーに変わります。まずは本記事で紹介したコツを1つ試してみて、回答の変化を実感してみてください。
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