ChatGPTは課金すべき?無料版と有料版を徹底比較!

ChatGPT

「ChatGPT、有料版に課金するべき? それとも無料のままで十分?」と悩むこと、ありますよね。
Plus プランは月20ドル+税(円安下では 3,000 円超)。決して安くありません。しかも最近は無料枠でも高性能なモデルが利用できるため、お金を払う価値が本当にあるのかがいっそう見えにくくなっています。

そこで本記事では、無料版と有料版の性能や用途を比較し、有料版を利用すべきかを検証していきます!

  • 有料版に課金をすべき人とは?
  • 有料版にあって無料版にない機能とは?
監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

生成AIの進化は速く、日々新しいAIツールが登場しています。「ツールが多すぎて、どれを使えばいいか、わからない」といった悩みもあるでしょう。

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【結論】chatGPTに課金するべき人

ChatGPTの有料プランが本当に必要かどうかは、
使用量の多さ、利用する機能の種類、求めるアウトプット精度の3つの軸で判断できます!

ここから先では、① 無料枠が足りなくなる高頻度ユーザー② Deep Researchを頻繁に使うユーザー③ データ分析やコーディングを業務で行うユーザー という3つの利用パターンを例に、具体的なメリットと費用対効果を整理していきます!

① 無料枠がすぐに足りなくなる高頻度ユーザー

チャット・画像生成などの機能は、無料版だと利用上限が設けられています。
作業中に上限に達してしまい、作業が止まってしまうストレスを感じたことがある方も多いでしょう。
以下の表のように、無料版と有料版では利用枠に大きな差があります!

使用量目安無料枠の限度有料枠の限度
チャット10件 / 3h に達した瞬間
以降 3時間はGPT-4o が使えず
o4-mini に自動ダウングレード
80件 / 3h
(1 日最大 640 件相当)
実務ではほぼ無制限
画像生成3枚 / 日 程度50枚 / 日 + 高解像度
無料枠/有料枠の限度比較
  • 3時間で11件以上GPT-4oにチャットを投げるか
  • 1日4枚以上の画像を作るか
  • 複数ファイルをまとめて解析したいか

これらのどれか1つでも当てはまる場合は無料枠の制限にかかり作業効率が大きく低下します。Plus に切り替えると上限が実務では「ほぼ無制限」に感じられるため、メリットとして大きくなります!

② Deep Researchを頻繁に利用するユーザー

競合分析や市場調査を行うために頻繁にDeep Researchを利用する方は有料版をおすすめします。

無料版と有料版では以下のように月の利用回数が異なります。

種類利用回数(月)
無料版5回
有料版
(Plus/Team/Enterprise/Edu)
25回(10回+軽量版15回)
有料版(Pro)250回(125回+軽量版125回)
無料版有料版における月のディープリサーチの利用回数

無料版の月5回では、すぐに利用制限がきてしまうので物足りない人もいらっしゃると思います。

一方で、Plusの25回は「平日に毎日1回」使える計算です!これにより、実務でリサーチ業務を行いたい方や調べものを定期的にしたい方などは有効に利用できます。

(補足:1日に複数回の Deep Researchを行う専門職の方は、さらに上位のProプランも視野に入りますが、多くの方にとってはPlusで十分な回数です。)

実際に「最新の生成AIの取り組みについて分析して」とDeep Researchに投げてみると10分程度で以下の回答が来ました。リンクを共有できたり、2025年5月12日からPDFでダウンロードできるように実装され、出力後の利用幅が広がりました。

リサーチャーの分析のような質の高いアウトプットのため、営業活動での企業分析にはもちろん、学生就活での企業の下調べでも活躍できそうですね。

③ 実務でデータ分析やコーディングにて利用したいユーザー

実務でデータを扱い分析するような職種(コンサルタント、データアナリスト等)やコーディングを行うような職種(エンジニア、プログラマー等)の場合は有料版のみで利用できる以下のモデルが利用できるという大きなメリットがあります。

ユーザーモデル用途
コンサルタント、データアナリスト、営業企画等o3推論、グラフの読み取り作成等
エンジニア、プログラマー等GPT-4.1コード生成、エラー修正等
ユーザー別 利用モデル比較

実際にo3を活用し架空の営業リストを分析してみました。

下記のように成約した企業の傾向や何経由での含有率なのかを細かく分析してくれました。

また、棒グラフで出力も行なってくれ、有能な分析相手となってくれました。

無料版では高性能なモデルが使えないという点はデメリットとも言えるでしょう。一方でそこまで分析が必要ではない人簡単な分析のみ必要な人は無料版でも十分です。

ChatGPT 有料版でしかできないこととは?

無料版でも制限はあるが一部有料版のモデルや機能を使える場合もあります。一方で有料版でしか使えない機能もあり、その機能を使いたいがために有料になる人もたくさんいます。

有料版でしか使えない機能をまとめてみました。

機能主な役割・出来ることPlusPro
GPTs Builder
(カスタム GPT 作成)
・独自 GPT を作成・公開
・外部 API (Actions) 連携
・GPT Store への掲載
・利用可
・32K コンテキスト
・標準レート
・利用可
128K コンテキスト
・o3-pro も選択可
Sora
(テキスト→動画生成)
・最長 20秒の動画を生成
・アスペクト比/解像度/Storyboard 編集
・720p・10秒/同時 2 本・ウォーターマーク有1080p・20秒/同時 5本・ウォーターマーク無/高速キュー
Operator
(ブラウザ操作エージェント)
・独自ブラウザでクリック・入力を自動実行
・日常のフォーム記入や注文を代行
― (今後提供予定)・研究プレビューで利用可
・GUI 操作を自動化
Codex agent
(ソフトウェア開発支援)
・リポジトリを読み込み並列タスクで実装・修正・PR 作成
・192K トークン環境で動作
・β版利用可・β版利用可 (早期アクセス・優先キュー)
Tasks
(タスクリマインダー)
・チャットから一度きり/定期リマインダーを設定
・タスクは最大 10件・Web/モバイルへ通知
・β版利用可
・上限 10タスク
・β版利用可
・上限は同じ 10タスク

無料版では上記の5機能すべてが利用不可になっています。そのため、これらの機能を業務で活用するには少なくともPlusプランへのアップグレードが必須です。

  • GPTs Builder を使って独自GPTsを設計・公開したい
  • Soraで動画を毎月量産したい
  • Codex agentにコードレビューや自動リファクタリングを任せたい
  • Operatorの自動タスク処理でワークフローを組みたい
  • タスクリマインダーで定期通知を出したい

上記一つでも当てはまるものがあれば有料版をおすすめいたします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本記事では課金すべきユーザーの特徴、有料版でしか使えない機能をお伝えしました。

この記事で紹介したことをまとめると次のようになります。

  • 頻繁に利用する方、高い性能を利用したい方は有料版がおすすめ
  • 有料版でしか使えない機能がいくつかあり一つでも利用する目的があれば有料版がおすすめ

とはいえ、費用的に月額3,000円が厳しい方は以下の裏技を使い、ChatGPTを安く利用してみてください!

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