ChatGPTで推しキャラクターを完全再現!プロンプトから会話のコツまで徹底解説

ChatGPT

「ChatGPTで好きなキャラクターと会話できたら最高なのに…」そんな風に考えたことはありませんか?

実は私も、推しのアニメキャラクターとChatGPTで会話できないか試行錯誤していた一人でした。最初は「〇〇のキャラクターになって」と簡単にお願いしてみたものの、返ってくるのはどこか違和感のある、まるで別人のような言葉ばかり。

そんなガッカリを繰り返しながら、プロンプトの書き方や設定方法を研究し続けた結果、ついにキャラクターの魂を吹き込む方法を見つけることができました!

今回の記事では、romptn編集部が実際に検証を重ねて発見した「キャラクター再現の黄金法則」を余すところなくお伝えします!

この記事を読み終える頃には、あなたの推しキャラクターがChatGPT上で生き生きと動き回っているはずです。さっそく始めていきましょう!

📖この記事のポイント

  • キャラクター再現の成功率を劇的に上げる「7つの必須設定項目」!
  • 実際に検証して効果があった具体的なプロンプトテンプレートを多数紹介
  • 長時間会話してもキャラ崩壊しない「設定維持テクニック」が身につく
  • 版権キャラから完全オリジナルまで、どんなキャラでも再現できる応用力が手に入る!
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監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

まずはコピペ!推しキャラ再現の最強テンプレート

論より証拠。まずは、romptn編集部が100回以上の検証を重ねて辿り着いた「推しキャラ再現の完成形」をご覧ください!

実際に以下のテンプレートを使って再現したキャラクターとの会話例がこちらです。

いかがでしょうか?まるでそのキャラクターがあなたのために言葉を紡いでくれているような感覚になりませんか?

筆者が辿り着いた「黄金比率」プロンプトテンプレート

100回以上の検証で分かったことは、設定の「構造」と「分量」に黄金比率があるということでした。以下のテンプレートをそのままコピペして使ってください!

# 命令書
あなたは以下の設定を完璧に理解し、一貫したキャラクターとしてロールプレイを行ってください。
私との対話を通じて、設定されたキャラクターの人格を最後まで維持してください。

# キャラクター設定
## 基本情報
- 名前:[キャラクター名]
- 年齢:[年齢設定]
- 性別:[性別]
- 職業・役割:[具体的な職業や立場]

## 話し方・口調
- 一人称:[「私」「俺」「僕」など]
- 二人称:[相手への呼び方]
- 語尾の特徴:[「だ」「である」「ですの」など]
- 口癖:[実際のセリフを3-5個]

## 性格・価値観
- 基本性格:[冷静沈着、情熱的、天真爛漫など]
- 大切にしていること:[そのキャラが最も重視する価値観]
- 行動原理:[なぜそう行動するのかの理由]

## 背景設定
- 出身・世界観:[どんな世界の住人なのか]
- 重要な経験:[キャラを形成した出来事]
- 周囲との関係:[重要人物との関係性]

# 応答ルール
- 設定したキャラクター以外の人格は絶対に見せない
- 一人称を間違えない
- AIであることを匂わせない
- [キャラ名]として一貫した思考で回答する
- 返答は簡潔に、2-3文を目安とする

# 禁止事項
- 「AIとして」「ChatGPTとして」などの発言
- 設定と矛盾する行動や発言
- 知らないはずの現代知識の披露
- キャラクターらしくない丁寧すぎる説明

それでは、[キャラ名]として私と会話してください。

なぜこのテンプレートが効果的なのか、筆者の検証で判明した成功要因は以下の3点です。

「命令の階層化」で混乱を防ぐ:通常のプロンプトと違い、「#命令書」「#設定」「#ルール」と階層を分けることで、ChatGPTが情報を整理しやすくなります。これにより設定の取りこぼしが激減しました。

「禁止事項」でキャラ崩壊を予防:「やってほしいこと」だけでなく「やってほしくないこと」を明記するのが、実は成功の鍵でした。特に「AIとして」という発言を禁止するだけで、没入感が大幅にアップします。

「口癖」が魂を宿す:最も効果が高かったのは、実際のセリフを口癖として設定すること。たった3-5個のセリフを入れるだけで、キャラクターらしさが飛躍的に向上しました。

では、具体例として「冷静で知的だけど、仲間思いな一面もある戦略家キャラ」を設定してみましょう!

# キャラクター設定
## 基本情報
- 名前:リオン・クロスフィールド
- 年齢:25歳
- 性別:男性
- 職業・役割:王国の軍師

## 話し方・口調
- 一人称:俺
- 二人称:お前、君(親しい相手に)
- 語尾の特徴:「~だな」「~だろう」
- 口癖:「計算通りだ」「それは理に適わない」「お前らしいな」「面白い」「次の手を考えよう」

## 性格・価値観
- 基本性格:冷静沈着で論理的思考を重視するが、仲間への情は深い
- 大切にしていること:効率的な解決策と仲間の安全
- 行動原理:最小の犠牲で最大の成果を上げること

## 背景設定
- 出身・世界観:中世ファンタジー世界の王国
- 重要な経験:幼少期に戦争で家族を失い、二度と無駄な犠牲を出したくないと誓った
- 周囲との関係:王に信頼される軍師として、騎士団のメンバーとは戦友関係

すると、こんな風に返ってきました。

この設定をテンプレートに入れるだけで、あなただけの軍師キャラの完成です!

※プロンプト作成の基本テクニックを詳しく学びたい方はこちらも参考にしてください。

ChatGPTでなぜキャラ再現に失敗するのか?【よくある3つの罠】

キャラクター再現を試してみても、「思った通りにならなかった」なんてことも多々あります…。

でも安心してください。失敗の原因は明確で、しかも簡単に回避できます。今回は特に多かった3つの罠について、実際の失敗例と成功例を比較しながら解説していきます!

罠①:「〇〇になって」だけでは絶対にうまくいかない

最も多い失敗パターンがこれです。筆者の検証でも、シンプルな指示だけでは成功率わずか7%という結果でした。

❌ よくある失敗例

「ドラゴンボールの孫悟空になって会話してください」

結果:一人称が「俺」になったり、「オラ」すら使わない。戦闘狂の一面が全く出ない。

⭕ 改善後の成功例

「あなたは孫悟空です。一人称は『オラ』を使い、『~だっぺ』『~だどー』という話し方をします。
戦いが大好きで単純な性格ですが、仲間思いです。強い相手と戦うとワクワクします。
『オラ、ワクワクしてきたぞ!』『強えーやつと戦うのは楽しいな!』が口癖です。」

なぜ差が生まれるのか?というと、

ChatGPTは「孫悟空」という名前から一般的なイメージを想像しますが、具体的な話し方や性格の詳細までは把握しきれません。特に一人称や口癖といった細かい言語的特徴は、詳しく教えてあげる必要があるんです。

罠②:日本語vs英語プロンプトの決定的な違い

これは上級者でも陥りがちな罠です。実は、設定部分とセリフ部分で言語を使い分けるのが正解だったんです。

❌ 全部日本語で書いた場合の問題

「性格は冷静沈着で論理的思考を重視する」

→ キャラが話すときに「僕は冷静沈着で論理的思考を重視するタイプなんだ」のような不自然な発言をしてしまう

❌ 全部英語で書いた場合の問題

"Personality: Calm and logical thinking"

→ 日本語キャラなのに、微妙に英語的な表現が混じる

⭕ romptn式「ハイブリッド設定法」

設定部分(英語): "Personality: Calm and logical, but deeply cares for companions"
セリフ例(日本語):「計算通りだ」「それは理に適わない」「お前らしいな」

筆者の検証では、この方法によりキャラクターの発言品質が向上しました。

ChatGPTの学習データの特性上、英語で書かれた設定は「システム的な情報」として、日本語で書かれたセリフは「実際の発言パターン」として区別して処理される傾向があります。この特性を活用することで、設定の文章に引っ張られない自然な会話が実現できるんです!

※ChatGPTへの効果的な質問方法について、さらに詳しいコツを知りたい方はこちら。

罠③:設定の「抜け漏れ」がキャラ崩壊を招く

3つ目の罠は一見気づきにくいのですが、実は最も致命的です。

よくある抜け漏れパターンは、以下の通りです。

  • 「知識レベル」の設定忘れ:例、中世ファンタジーのキャラなのに現代のテクノロジーについて詳しく説明してしまう
  • 「感情の幅」の設定不足:例、いつも同じトーンで話すので感情の起伏がない
  • 「他者との距離感」の曖昧さ:例、初対面なのに馴れ馴れしかったり親友なのに他人行儀だったり

そんな時は、以下の7項目すべてが設定されているか確認してください!

  • 基本情報(名前・年齢・性別・職業)
  • 話し方(一人称・語尾・口癖・敬語レベル)
  • 性格(基本的な性格・価値観・行動原理)
  • 知識範囲(知っていることと知らないこと)
  • 感情表現(喜怒哀楽の表現パターン)
  • 人間関係(ユーザーとの距離感・呼び方)
  • 制約条件(絶対にやってはいけないこと)

プロンプトの検証を通じて分かったことは、遠回りに見えても最初にしっかりと設定を作り込むことが、結果的に最も効率的だということでした。

「とりあえず簡単に始めて、後から修正すればいいや」という考えは、かえって時間を無駄にしてしまいます。なぜなら、一度ブレたキャラクターを軌道修正するのは、最初から正しく設定するよりも遥かに難しいからです。

ChatGPTでキャラクターの再現精度を左右する7つの設定項目

先ほどは失敗の原因を見てきましたが、今度は成功の法則を詳しく解析していきましょう!筆者がキャラクターを作成して発見した「再現精度を決める7つの要素」を、優先度順に解説します。

項目①:基本情報(土台作りの重要性)

意外に思われるかもしれませんが、名前や年齢といった基本情報こそが、キャラクターの「存在感」を決定づけます

絶対に設定すべき要素は、こちらです。

  • 名前:フルネームがあると存在感が増す
  • 年齢:話し方や思考パターンに影響
  • 性別:一人称や話し方の選択に関わる
  • 職業・立場:行動や判断の基準になる
  • 特技・趣味:個性を演出する要素
プロンプト例

「リーナ・フォレストハート、22歳の女性。
森の賢者として村人たちから慕われている治癒魔法の専門家。
薬草の調合が得意で、読書が趣味。」

具体的であればあるほど、ChatGPTがキャラクターを「一人の人間」として認識しやすくなり、一貫性のある応答をしてくれるようになります!

項目②:口調と文体(魂を宿す最重要要素)

検証の結果、最もキャラらしさに影響するのがこの項目でした。同じ性格設定でも、話し方が変わるだけでまったく違うキャラクターに感じられます。

絶対に設定すべき要素は、こちらです。

一人称「私」 → 丁寧、上品、大人・っぽい印象
「僕」 → 親しみやすい、少年っぽい
・「俺」 → 男らしい、強気、カジュアル
・「わたくし」 → 高貴、古風、お嬢様系
・「ワシ」 → 高齢、威厳がある
二人称関係性によって使い分けるのがポイント
・初対面:「あなた」「君」
・親しい間柄:「お前」「キミ」「~ちゃん」
語尾「~だよ」「~なんだ」 → フレンドリー
「~である」「~だ」 → 堅い、真面目
「~ですの」「~でしてよ」 → お嬢様系
「~だっちゃ」「~なのだ」 → 特徴的、個性的

口癖は、実際のセリフを3-5個設定することで、キャラクターに魂が宿ります。

例えば、こんなプロンプトが使えます。

## 話し方・口調
- 一人称:俺
- 二人称:お前(親しい相手)、あなた(目上・初対面)
- 語尾の特徴:「~だな」「~だろう」「~か」
- 口癖:
  - 「計算通りだ」
  - 「それは理に適わない」
  - 「面白い展開だな」
  - 「次の一手を考えよう」
  - 「お前らしい判断だ」
回答例

口癖は必ず実際に使われそうなセリフにしてください。「こんなこと言いそう」という想像だけでなく、そのキャラクターが本当に口にしそうな自然なフレーズを選ぶのがコツです。

※ChatGPTの口調設定についてより詳しく学びたい方はこちらの記事もおすすめです。

項目③:性格と価値観(行動の根源を作る)

表面的な性格だけでなく、「なぜそう行動するのか」という内面まで設定することで、一貫性のあるキャラクターが誕生します。

例えば、こんなプロンプトが使えます。

## 性格・価値観
- 基本性格:冷静沈着で論理的思考を重視するが、仲間への情は深い
- 価値観:効率性と仲間の安全を両立させることが最優先
- 行動原理:最小の犠牲で最大の成果を上げたい
- 感情的になる瞬間:仲間が危険にさらされたとき

一面的なキャラクターよりも、少し矛盾を含んだキャラクターの方が人間らしく、魅力的に感じられます。

項目④:世界観と背景(説得力の源泉)

キャラクターの発言に重みと説得力を持たせるために、どんな世界の住人なのか、どんな体験をしてきたのかを設定します。

絶対に設定すべき要素は、こちらです。

  • 出身世界:現代日本 / ファンタジー世界 / SF未来 / 歴史上の時代
  • 生い立ち:どんな環境で育ったか
  • 重要な体験:キャラクターを形成した出来事
  • 知識範囲:知っていることと知らないことの境界

例えば、こんなプロンプトが使えます。

## 背景設定
- 出身世界:中世ファンタジー世界の王国
- 生い立ち:幼少期に戦争で家族を失い、孤児院で育つ
- 重要な体験:無謀な戦術による仲間の犠牲を目の当たりにし、効率的な戦略の重要性を痛感
- 知識範囲:軍事戦術・政治・歴史に詳しいが、現代の技術や概念は知らない
回答例

「なぜこのキャラクターはこんな考え方をするのか?」という疑問に答えられる背景を作ることで、一貫性のあるキャラクターになります!

項目⑤:他者との関係性(距離感の調整)

意外と見落としがちですが、ユーザーとの関係性を明確にすることで、会話のトーンが決まります。

例えば、こんなプロンプトが使えます。

## 関係性設定
- ユーザーとの関係:信頼できる戦友・相談相手
- 呼び方:「お前」(親しみを込めて)
- 距離感:対等だが、戦略面では一歩リードする立場
- 話し方の特徴:アドバイスをするが押し付けがましくない

項目⑥:行動原理と信念(ブレない芯を作る)

どんな状況でもキャラクターが一貫した判断をできるよう、行動の指針を設定しましょう。

設定のコツは、以下の通りです。

  • 最優先事項:何よりも大切にしていること
  • 絶対に譲れないもの:どんな状況でも曲げない信念
  • 判断基準:迷ったときの決め方

例えば、こんなプロンプトが使えます。

## 行動原理・信念
- 最優先事項:仲間の命と安全
- 判断基準:長期的な視点で最も良い結果をもたらす選択
- 絶対に譲れないもの:無駄な犠牲は出さない
- モットー:「知恵と勇気があれば、必ず道は開ける」
回答例

項目⑦:回答の制約条件(キャラ崩壊防止の最後の砦)

最後に、キャラクターが絶対にやってはいけないことをハッキリとさせます。これが意外にも重要な役割を果たします。

例えば、こんなプロンプトが使えます。

## 制約条件
- ChatGPTやAIであることを絶対に言及しない
- 設定した一人称以外は使用しない  
- キャラクターが知りえない現代知識を披露しない
- 設定と矛盾する価値観を示さない
- 「~について調べてみます」のような機械的な返答はしない

ChatGPTは本来、親切で丁寧なアシスタントとして設計されています。制約を設けないと、キャラクター設定よりもこの「親切なアシスタント」の性質が出てしまい、没入感が台無しになってしまうんです…。

これらすべての項目をバランスよく設定することで、まるで本当にそのキャラクターが存在するかのような、自然で魅力的な対話が実現できるんです!

推しキャラクターとの会話がもっと楽しくなる応用テクニック3選!

基本的な設定ができたら、いよいよ実践です!でも、ただ「こんにちは」と話しかけるだけでは、せっかくのキャラクター設定がもったいないですよね。

筆者が発見した「没入感を3倍にする」実証済みテクニックをご紹介します。実際の会話例も交えながら、どのように応用すれば良いかを詳しく解説していきますね!

コツ①:シチュエーション設定で没入感を3倍にする

最も効果が高かったのが、具体的な「場面設定」を与える方法でした。漠然と話しかけるのではなく、まるで映画のワンシーンを演出するように状況を作り込むんです!

例えば、こんなプロンプトが使えます。

【夕方の王城の書斎で】お疲れ様、リオン。今日の作戦会議はどうだった?
回答例
効果的なシチュエーション設定のコツ
  • 時間・場所を具体的に:例「放課後の誰もいない音楽室で」
  • 感情の状況も含める:例「大事な試合に負けて落ち込んでいるとき」
  • 直前の出来事を匂わせる:例「激しい戦闘を終えたばかりで」

コツ②:「知らない情報」を質問して自然な反応を引き出す

これは編集部が発見した隠れた名テクニックです。キャラクターの知識範囲を逆手に取って、予想外の可愛らしい反応や、そのキャラらしい解釈を引き出す方法です。

例えば、こんなプロンプトが使えます。

【執事セバスチャン設定】量子物理学について教えて

知らないことは知らないと言いながらも、執事らしい気遣いを見せる自然な反応ですね!

コツ③:感情の起伏を演出する

単調な会話を避け、キャラクターに豊かな感情表現をしてもらうための上級テクニックです。

では、キャラクター設定で決めた「感情的になる要素」を会話に組み込んでみましょう!

リオン、実は昨日の作戦で、新米騎士のトムが怪我をしてしまったんだ...
君の作戦は完璧だったよ。でもトムが指示を無視して先走ってしまって...

冷静なキャラクターが感情を露わにする瞬間こそ、最も魅力的に感じられますね!

ChatGPTのキャラクター崩壊を完全防止する方法

せっかく完璧なキャラクターができても、会話を続けているうちに「あれ?なんか違う…」となってしまった経験、ありませんか?

その理由は、ChatGPTには「文脈の記憶限界」があり、会話が長くなるほど最初の設定を忘れやすくなってしまうからなんです。

これらの問題を解決する3つの裏技をご紹介します!

裏技①:会話の節目で行う「設定リマインド」の最適タイミング

最も効果的だった方法がこの「リマインド」です!

以下の兆候が見えたら、すぐにリマインドしてください。

  • 口調の変化:いつもと違う話し方をし始めた
  • 一人称の間違い:設定と異なる一人称を使った
  • 性格の矛盾:らしくない発言や行動をした
  • 説明調の返答:「〜について説明します」のような機械的な応答
  • 会話回数:前回のリマインドから30-40回経過した時点

リマインドする場合は、以下のテンプレートを使ってみてください!

【重要】あなたは〇〇です。
一人称は「」、~なキャラクターです。
「」「」が口癖です。
引き続き、このキャラクター設定で会話を続けてください。

裏技②:My GPT活用術(有料プラン限定の解決策)

ChatGPT Plusユーザー限定ですが、最も確実にキャラクターを固定できる方法がMy GPTの作成です。

My GPT作成の手順は、以下の通りです。

ステップ1:基本設定

①ChatGPTの左メニューから「GPT」を選択

②「+ 作成する」をクリック

③画面左側にキャラクター設定の全文をペースト

ステップ2:キャラクター名の設定

GPT名:「軍師リオン」
説明:「冷静沈着な軍師キャラクター。戦略的思考で仲間をサポートします。」

ステップ3:詳細設定

Instructions欄に以下を記述します。

あなたは軍師リオン・クロスフィールドです。
[ここに作成した全設定をコピペ]

重要な注意点:
- 絶対に設定から逸脱しない
- 毎回の返答で一人称「俺」を確認する
- ChatGPTやAIとしての発言は絶対禁止
- 口癖を積極的に使用する

ステップ4:会話スターター設定

「今日の戦況はどうだ?」
「新しい作戦を考えてみたんだが...」
「お前の判断を聞かせてくれ」
「久しぶりだな、調子はどうだ?」

本格的にキャラクターと長期間会話したいなら、My GPTは必須ですのでぜひ試してみてください!

※My GPT(GPTs)の詳しい作成方法はこちらで解説しています。

裏技③:プロンプトメンテナンスの鉄則

設定は「作って終わり」ではありません。会話を重ねる中で気づいた改善点を反映していく「メンテナンス」が重要です。

こんな瞬間があったら、メンテナンスが必要かもしれません!

  • 想定外の反応があったとき
  • もっとキャラらしい表現を思いついたとき
  • 新しいシチュエーションで矛盾が発生したとき

メンテナンスの際は、以下のようなプロンプトを使ってChatGPTに指示してください!

【キャラクター名】リオン・クロスフィールド
【作成日】2024/XX/XX
【最終更新】2024/XX/XX

■改善履歴
- v1.0: 初期設定完成
- v1.1: 「...そうか」を口癖に追加
- v1.2: 恋愛に対する価値観を設定に追加
- v1.3: 怒ったときの口調パターンを追加

■今後の改善予定
- 料理に関する知識レベルの設定
- 子供に対する接し方の設定

キャラクター維持は最初は大変ですが、コツを掴めば推しキャラとの理想的な関係が手に入りますので、ぜひ試してみてくださいね。

【注意】ChatGPTを安全に楽しむためのルール・注意点

楽しいキャラクター再現ですが、長く安心して続けるために知っておくべき重要なルールがあります。

トラブルを避けて健全にキャラクター再現を楽しむために、必ずこの章をお読みくださいね!

①著作権について:グレーゾーンの正しい理解

最も気になるのが著作権の問題ですよね。筆者も「好きなアニメキャラを再現して大丈夫?」という疑問がありました。

既存のキャラクターには確実に著作権が存在します。しかし、個人利用の範囲であれば、現時点では大きな問題になる可能性は低いです。

ですので、以下のような行為は避けるようにしましょう。

  • SNSで会話ログを大量公開
  • キャラクターとの会話を商用利用
  • 版権キャラの「公式」を騙る行為
  • キャラクターのイメージを著しく損なう内容の公開

②ChatGPTとの会話をSNSでシェアする際の2つの鉄則

「面白い会話ができたから、みんなにも見てもらいたい!」そんな気持ちは分かります。でも、公開する際は以下の鉄則を守ってください。

鉄則1:「二次創作」であることを明記

【良い例】
「ChatGPTで〇〇風キャラを作って遊んでみました!
※二次創作・ファン活動です
※公式とは一切関係ありません」

鉄則2:キャラクターのイメージを損なわない

  • 原作の世界観を尊重した内容にする
  • キャラクターが絶対に言わないようなことは避ける
  • アンチ活動に利用しない
  • 政治的・宗教的な主張をキャラに代弁させない

これらを守らなければ、問題になりかねないので気を付けて投稿するようにしましょう!


筆者が総じて言いたいのは、「みんなが笑顔になれる範囲で楽しむこと」

原作への愛とリスペクトを持ち、他の人の迷惑にならないよう配慮しながら、素敵なキャラクターライフを送ってくださいね。

法律や規約は時々変更される可能性もあるので、定期的に最新情報をチェックすることもお忘れなく!

※ChatGPTの利用規約について詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ChatGPTで推しキャラを完全再現するためのプロンプト作成術から、長期間の会話維持のコツ、さらに安全な楽しみ方まで、romptn編集部が検証を重ねた実践的な方法をご紹介しました!

この記事で紹介したことをまとめると次のようになります:

  • 7つの設定項目を完璧に作り込むことがキャラ再現成功の鍵
  • 「やってほしいこと」だけでなく「やってほしくないこと」も明記してキャラ崩壊を防ぐ
  • シチュエーション設定と感情トリガーで没入感を3倍にアップさせる
  • 定期的なリマインドとMy GPT活用で長期間の会話を実現する
  • 個人利用の範囲を守り、原作への敬意を忘れないことで安全に楽しむ

「推しキャラと自然に会話できない」「すぐにキャラがブレてしまう」と悩んでいる方や、ChatGPTでもっと本格的なキャラクター再現を楽しみたいという方に、かなり助けになる情報だったのではないでしょうか?

最初は設定作りが大変に感じるかもしれませんが、一度コツを掴んでしまえば、あなたの推しキャラがChatGPT上で生き生きと動き回ってくれるはずです。

ぜひ、今回紹介したテンプレートと7つの設定項目を使って、理想のキャラクターとの対話を実現してくださいね!

※ChatGPTのキャラクター設定についてさらに詳しい情報はこちらもご覧ください。

romptn aiが提携する「SHIFT AI」では、AIの勉強法に不安を感じている方に向けて無料オンラインセミナーを開催しています。

AIを使った副業の始め方や、収入を得るまでのロードマップについて解説しているほか、受講者の方には、ここでしか手に入らないおすすめのプロンプト集などの特典もプレゼント中です。

AIについて効率的に学ぶ方法や、業務での活用に関心がある方は、ぜひご参加ください。

\累計受講者10万人突破/