ChatGPTを利用する際、ブラウザ版とアプリ版のどちらを選ぶべきか迷っていませんか?両者には一長一短があり、ユーザーのニーズに応じて使い分けることが重要です。
この記事では、ChatGPTのブラウザ版とアプリ版の違いを徹底的に解説し、それぞれの利点と欠点を明らかにします。あなたに最適なChatGPTの利用方法を見つけましょう。
ChatGPTとは?
ChatGPTは、OpenAI社が提供する人工知能(AI)を活用したチャットボットサービスです。
自然言語処理の技術を活用して、人間と同じように自然な会話を行うことができます。
本記事では、ChatGPTのブラウザ版とアプリ版の各々の特徴と違いをご紹介いたします。
※ChatGPTのインストール方法については、以下の記事で解説しています。
ChatGPTブラウザ版の概要
ChatGPTブラウザ版とアプリ版では共通の機能もあるもののブラウザ版独自の特徴もあり、以下では5つの特徴について説明いたします。
1:ブラウザ版はあらゆるデバイスからアクセス可能
ブラウザ版は、ユーザが保有するPC、タブレット、スマートフォン等の端末でインターネット接続ができ、Google ChromeやSafari等のWebブラウザをインストールしている場合、世界中どこからでもアクセスできます。
ビジネスにおいては、いつでもどこでもアクセスできることは最重要ですのでブラウザ版のChatGPTは特に有用です。
2:アプリのダウンロードが不要
ブラウザ版を使用する場合、ユーザは別でソフトウェアやアプリをダウンロードすることなく、ChatGPTを活用することができます。
アプリのダウンロードに時間がかかり、利用に手間取るということはブラウザ版のChatGPTではないようになっています。
3:常に最新のバージョンを使用できる
ブラウザ版のChatGPTは、サーバー側で自動的に更新されるため、常に最新の機能を利用できます。
4:外部のサービスとの連携が可能
ブラウザ版のChatGPTでは、プラグイン機能を用いて外部サービスとの連携をさせることができます。
5:セキュリティが常に最新の状態
ブラウザ版のChatGPTでは、最新のデータが更新されることにより、データ保護とプライバシーも更新されることでセキュリティも確保された上で使用することができます。
一方、アプリ版ではセキュリティが最新になるためにアプリをアップデートしなければなりません。
6:GPTsの作成が可能
ブラウザ版のChatGPTでは、GPTsの作成が可能です。
以上、ご紹介してきたように、ブラウザ版の最大の特徴はインターネットが繋がっていればどこでも最新のバージョンでChatGPTを使用でき、GPTsの作成ができることにあります。
ChatGPTアプリ版の概要
ChatGPTアプリ版は、スマートフォン等のモバイル端末にアプリをインストールして使用するChatGPTのバージョンです。
アプリ版は、ブラウザ版と基本的に同様の機能を持ちながらも、独自に最適化された以下の2つの独自の特徴を持ちます。
1:オフラインアクセスが可能
アプリ版は、インターネット接続が不安定な環境下においてもChatGPTの基本的な機能を使用することができます。
これにより、移動中や電波が不安定なトンネルの中でも、ChatGPTを用いた作業を続行することができます。
2:音声会話機能が可能
アプリ版には、音声会話機能が搭載されており、ユーザーは、スマホ端末で入力内容の音声で指示することで、スマホのキーボードを使用せずに、ChatGPTを利用できます。
これによりどうしても手が離せない状況でもChatGPTを利用することが可能になります。
※ブラウザ版でもグーグルChromeの拡張機能を使用することで、音声会話機能の利用はできる手法ありますが、公式機能ではアプリ版のみが対応しています。
ChatGPTのブラウザ版とアプリ版を徹底比較!
これまでブラウザ版とアプリ版での独自の特徴について説明してきました。
改めて、表形式でブラウザ版とアプリ版の違いについて以下、説明いたします。
ブラウザ版 | アプリ版 | |
最新状態での利用 | ○ | × |
プラグイン機能 | ○ | × |
GPTsの作成 | ○ | × |
オフラインでの使用 | × | ○ |
音声会話機能 | × | ○ |
このように改めて、上記、最新状態での利用、プラグイン機能、GPTsの作成、オフラインでの使用、音声会話機能の5つの観点でのブラウザ、アプリ版で各々可能な操作があり違いがあります。
上記を基に、使いやすさ、アクセシビリティ、カスタマイズ性、性能の観点からブラウザ版、アプリ版どちらが適しているかを説明させていただきます。
使いやすさ
使いやすさの観点では、プラウザ版、アプリ版ともにユーザを意識した使いやすい設計になっており、差はなさそうです。
しかしながら、ブラウザ版はPCでの使用、アプリ版は、スマートフォンやタブレットでの利用を基本的に想定しているため、各々の端末を使用することが推奨されます。
アクセシビリティ
次にアクセシビリティ(アクセスのしやすさ)について比較します。
ブラウザ版はインターネット接続ができれば世界中どこでもアクセスができます。
ただし、インターネットが使用できない場合は使用できません。
一方、アプリ版はインターネット接続が不安定な場所でも一部の機能が使用できます。
よって、アクセシビリティについては、インターネットが使用できない場合は、アプリ版に軍配が上がります。
カスタマイズ性
次にカスタマイズ性について比較します。
ブラウザ版は、外部のアプリケーションと連携できるプラグイン機能やGPTs作成機能があります。
一方、アプリ版はできません。
よって、カスタマイズ性の観点では、ブラウザ版に軍配が上がります。
性能
次に性能について比較してみます。
基本的なChatGPTの機能を使用する意味では、性能差はブラウザ版、アプリ版どちらも差はありません。
ライフスタイル別のブラウザ版、アプリ版の推奨環境
これまで説明してきたように、ChatGPTのブラウザ版とアプリ版で各々強みがあります。
ここでは、具体的な生活シーンを想定した場合にどちらが適しているかを説明いたします。
【ブラウザ版が有効なシーン】
- カフェやホテルのロビーなどで仕事上の作業をしたい時に、インターネットがつながる状況であれば、ブラウザを開けば即座にChatGPTが使え、軽作業ができます。
- 業務用の長文を作成する時はアプリ版だと文章が見づらくなるため、PC端末で作業をすることが推奨されます。
- モニターに繋いで作業をしたい時もブラウザ版の方がPCの作業画面をモニターに映しながら操作できるので、ブラウザ版の方が適していると言えます。
【アプリ版が有効なシーン】
- 長時間電車で移動する際等インターネット接続環境が確保できない場合は、アプリ版を使用して一部の機能を使いながら、作業を継続することができるため、アプリ版の方が適していると言えます。
- 料理のレシピを参照したい時、スマホを触りながら、すぐに知りたい料理のレシピを調べることができ、また、音声会話機能も使えるため、話しかけるように質問できて手軽です。
- 夜間に照明を気にせずベッドで執筆作業をしたい時やPCを開くのが億劫な心境の時もアプリ版を使用する方が適していると言えるでしょう。
実際のユーザの声
X(旧:Twitter)で実際にブラウザ版、アプリ版を使用した方々の感想についてのツイートを掲載してみました。
https://twitter.com/hagure_metal200/status/1770739847835132000
https://twitter.com/sbsaikoinfo/status/1771337210689966369
https://twitter.com/loadgast/status/1766291915576914070
まとめ
本記事ではChatGPTのブラウザ版とアプリ版の機能や特徴について説明してきました。
ブラウザ版は、インターネット接続が可能であれば世界中どこからでもアクセスが可能でありPCやスマートフォン、タブレットなど、Webブラウザを搭載したほとんどのデバイスから利用できることが最大の特徴でした。
一方、アプリ版はモバイルデバイスに最適化されており、オフライン状態でも一部の機能を利用でき、音声会話による入力ができるところが最大の特徴でした。
どちらのバージョンを選ぶべきかは、利用者が持つ端末、ライフスタイルやニーズによって変わります。
たとえば、仕事で使用する方は職場か通勤時等の環境により、アプリ版、ブラウザ版のChatGPTをどちらも使い分けることが適切かと思いますし、気軽にChatGPTを使用したい場合は、スマートフォンでの活用をおすすめします。
本記事で説明させていただいた特徴を理解した上で、ぜひ、ChatGPTを有効に利用してみてください。
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