Sora2でアニメ風動画をする方法!プロンプト例とコツも紹介!

ChatGPT

「アニメのような世界観をAIで表現してみたい」

そう思っている方も多いのではないでしょうか。

最近では「Sora」などの動画生成AIが注目を集めており、その進化によって誰でも手軽に映像表現を試せるようになってきました。

とはいえ、「どうやってアニメ風に作るの?」「どんなプロンプトを書けばいいの?」と迷う人も少なくありません。

この記事では、Sora2を使ってアニメ風動画を作る方法を、実際のプロンプト例やコツとあわせて解説します。

これからSoraを試してみたい方や、より自然なアニメ表現を目指したい方の参考になる内容です。

📖この記事のポイント

  • Sora2ではテキストや画像から“アニメ風動画”を簡単に生成できる
  • 自然な動きを出すには英語プロンプトやカメラ指示が効果的
  • 著作権への配慮や、日本キャラクター生成の問題にも注意が必要
  • SHIFT AIの無料セミナーならAIのプロから無料で収入に直結するAIスキル習得から仕事獲得法まで学べる!
  • 今すぐ申し込めば、超有料級の12大特典も無料でもらえる!

\ 累計受講者10万人突破 /

無料AIセミナーを見てみる
監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

アニメ風動画をSora2で作成してみた!

こちらでは、Sora2を使ってアニメ風の動画を実際に作成してみました。

Sora2では、「テキストから動画を生成する方法」と、「画像をもとに動画を生成する方法」の2通りがあります。

両方の生成方法でアニメ風の表現を試してみました。

縦長と横長、10秒か15秒で動画の作成を選ぶことができます。

ここではすべてSora2、縦長、10秒の条件で生成しています。

画像は、Stable DiffusionやImage FXで作成したものを利用しています。

プロンプトと一緒に載せていますので、ぜひ参考にしてください!

テキストから作る:Sora2でアニメ世界を描く方法

an anime-style scene of a fluffy white Pomeranian walking slowly toward the camera on a quiet street in the early morning. soft pastel colors, cinematic lighting, gentle wind moving the fur, subtle camera movement, 2D animation look, high-quality anime film style.
anime-style cinematic scene of a Japanese schoolgirl gently talking to a cat in the warm sunset light, soft lighting, natural hair and fur motion, emotional tone, anime film quality, quiet and nostalgic atmosphere.
anime-style cinematic battle scene of two warriors fighting in a ruined desert city, glowing sand in the wind, slow-motion sword clash, backlight and dust particles, cinematic lighting, anime film realism.
cinematic anime-style ending scene of two high school students walking home together at sunset, wind gently moving their hair, soft lighting, speaking in Japanese with natural expressions. The girl says softly: "今日もあっという間だったね。" The boy replies with a smile: "うん、また明日も頑張ろう。"
anime-style cinematic short film of a man starting his morning routine in a sunlit kitchen.
he opens the window, the curtains sway in the breeze, and warm sunlight fills the room.
he brews coffee and begins cooking breakfast, steam rising softly from the pan.
the camera moves slowly, capturing the light, movement, and calm sound of the morning.
realistic motion, soft lighting, emotional and peaceful atmosphere, like a gentle anime opening scene.

画像から作る:1枚の絵を“動くシーン”に変える方法

cinematic anime-style dream sequence of a girl floating slowly through the glowing sky, sitting on a transparent cushion of light, surrounded by drifting petals and soft sparkles. the camera moves gently in slow motion, bokeh lights and haze fill the background, her expression is calm and nostalgic, as if remembering something precious. soft focus, surreal motion, magical and emotional tone, like the ending of a dream.
anime-style cinematic scene of a girl walking slowly through a sunny countryside field, holding a white parasol. gentle wind blows her hair and dress, petals float in the air, and she occasionally looks up at the sky while smiling softly. the camera moves slightly from the side and then pans upward as the wind picks up. soft sunlight, realistic motion, calm and emotional tone, like a peaceful anime film moment.
anime-style cinematic night scene of a girl riding a bicycle downhill through a quiet town illuminated by warm lights and fireflies. she pedals actively, her hair and skirt flutter strongly in the wind, and the bicycle moves smoothly downhill. the camera follows her dynamically from behind, slightly shaking to show speed, as glowing lights pass by. realistic motion, cool night breeze, emotional and nostalgic tone, like a scene from an anime film.
anime-style cinematic scene of a fluffy Pomeranian barking happily under cherry blossoms. as it barks, the petals flutter through the air, some landing softly on its fur. gentle spring wind blows, the camera slowly moves closer while light sparkles in the background. warm daylight, soft pastel colors, cute and heartwarming atmosphere, like a spring anime film.
anime-style cinematic scene of a man cooking breakfast in a bright kitchen with sunlight streaming through the window. he stirs food in a frying pan with natural movements, steam rising softly, and light dust particles floating in the air. the gentle sound of sizzling and the warm morning atmosphere fill the room. realistic motion, soft lighting, calm and emotional tone, like a peaceful scene from an anime film.

画像から動画にする場合は、テキストからのときよりも、動きが少なくなってしまう印象です。

アニメ風動画を作るときのコツ

アニメ風の質感を出すには、Sora2の得意な表現を理解しておくことが大切です。

単に「アニメ風」と入力するだけでは、思ったようなテイストにならないこともあります。

ここでは、より自然で魅力的なアニメ映像に近づけるためのコツを、実際に使えるプロンプトと共に紹介します。

コツ①:プロンプトは英語で書くのがベター!

Sora2は英語で書かれたプロンプトに最適化されているため、同じ内容でも日本語より自然で安定した動画を生成しやすい傾向があります。

日本語でシーンを考えてから、ChatGPTやGeminiなどにAIに英語プロンプトを作ってもらう方法があるので、英語が苦手でも大丈夫です!

以下は実際に上記の「テキストから作る:Sora2でアニメ世界を描く方法」にて、一つ目に作成した動画と同じ内容のプロンプトを使って日本語で指示したものです。

「ゆっくり」に引っ張れて、自然な動画とは言えません。

アニメ風の映像で、ふわふわの白いポメラニアンが早朝の静かな通りをゆっくりカメラに向かって歩いてくる。 柔らかなパステルカラーの光、やさしい風が毛を揺らす演出。 カメラは少しだけ動いており、2Dアニメ映画のような雰囲気。

コツ②:指示するべき項目を明確にする

Sora2はプロンプトの内容を映像全体の構成に反映します。

そのため、どんな情報を伝えるかが仕上がりを大きく左右します。

具体的にすればするほど、頭で思い浮かんでいる理想の動画に近づきます。

特にアニメ風の動画を作るときは、以下の5つの項目を意識して入れるのがおすすめです。

指示項目内容プロンプト例
被写体(Subject)誰・何が登場するかA girl with long hair /
A white pomeranian
動作(Action)何をしているかrunning through the field /
looking up at the sky
背景・場所(Scene)どこなのかin a quiet classroom /
on a hill road at sunset
時間帯・光(Lighting)いつ・どんな光のもとでmorning sunlight shining through the curtains /
under soft moonlight
雰囲気(Mood)全体のトーンや空気感nostalgic and calm atmosphere /
cinematic and dreamy tone

また、言葉を喋らせたい場合、「日本語」なのか、「どんなセリフ」なのか指定する必要もあります。

コツ③:構図は「ワンシーン」に絞る

Sora2は一つのプロンプトから多くの情報を読み取ります。

そのため、要素を詰め込みすぎると映像が混乱し、意図がぼやけることがあります。

アニメ風の動画を作るときは、映画の一場面のように「1シーンだけを切り取る」イメージで描くのがおすすめです。

キャラクターの動きや背景の深度が自然になり、全体にまとまりが出ます。

伝わりやすい構図の例

Prompt(英語)A white pomeranian sitting by the window, warm sunlight streaming in, calm and cozy mood.
日本語訳:白いポメラニアンが窓辺に座っているやわらかな日差しが差し込み、穏やかで心地よい雰囲気

ワンシーン内で完結しており、動作雰囲気がひとつの空間に収まっています。

伝わりずらい構図の例

Prompt(英語)A white pomeranian running in the park, then jumping into the water, meeting another dog, and playing together.
日本語訳:白いポメラニアンが公園を走り、水に飛び込み、別の犬と出会って一緒に遊ぶ

動作が多く、Soraがどの瞬間を映すか判断しづらくなります。

結果的に、シーン転換が不自然になったり、カメラが迷子になることがあります。

コツ④:光と時間帯を指定する

アニメ風の世界観を作るうえで、光と時間帯の指定はとても重要です。

同じシーンでも「朝」「夕方」「夜」で印象がまったく変わり、Soraの映像演出にも大きく影響します。

以下は、光・時間帯表現で使えるプロンプト例です。

表現したい雰囲気の特徴も参考にしてみてください!

時間帯 / 光の種類雰囲気の特徴
Morning Light(朝の光)やわらかく清々しい朝
Noon Light(昼の光)明るく活発、コントラストが強い
Sunset Glow(夕暮れの光)温かくノスタルジック
Moonlight(夜・月明かり)静かで幻想的
After Rain / Overcast Light(雨上がり)透明感・リセット感
Snow Light(雪景色の光)柔らかく反射的・清潔感
Autumn Light(秋の光)柔らかく黄金色
Spring Light(春の光)優しく淡い・希望的
Indoor Warm Light(屋内の光)居心地よく穏やか
Backlight / Rim Light(逆光・縁光)ドラマチックで印象的
Neon Light(人工光)現代的・ドラマチックな印象
Sunbeams / Rays(木漏れ日・光の筋)神秘的・希望的

コツ⑤:カメラワークを意識する

カメラの動きを指定することで映像の印象が大きく変わります。

「どの角度から」「どんなスピードで」「どんな距離感で」撮るかを一言添えるだけで、アニメのような“演出された映像”に近づけることができます。

動作名向き
パン(Pan)
pan left / pan right / pan across
横方向(左右)
チルト(Tilt)
tilt up / tilt down
縦方向(上下)
ズーム(Zoom)
zoom in / zoom out
前後(レンズの拡大・縮小)
トラッキング(Tracking)
tracking shot
移動に合わせて追従
ドリー(Dolly)
dolly in / dolly out
カメラを前後にスライド
チルト+パン(複合)
diagonal tilt / moving pan shot
斜めの動き

日本のアニメキャラが生成できてしまう問題について

Soraの初期リリース時には、日本のアニメキャラクターが意図せず生成される事例が複数報告されました。

実際にユーザーがSoraを使って生成した動画の中には、既存のキャラクターに類似したものが確認されており、著作権の観点から議論が広がりました。

著作権問題についてこちらの記事で詳しく解説していますので、併せて見てみてください!

Soraの著作権問題に対する最新の対応と動向

OpenAI CEOのサム・アルトマン氏は、著作権問題への関心が高まる中で、Soraの学習データと生成制御に関する2つの修正方針を発表しました。

これは、日本のコンテンツ産業への配慮を示した初の具体的な対応とされています。

① 権利者によるキャラクター生成の細かな制御

著作権者が、自身のキャラクターや作品がAIにどのように利用されるかをより詳細に設定できる仕組みを導入予定です。

たとえば、「生成AIによる再利用を許可しない」設定を選べるようになるなど、クリエイターの意思を反映できる機能が追加される見込みです。

アルトマン氏はこの発表の中で、「日本のアニメやゲーム文化の深さに敬意を抱いている」と述べ、
日本市場を意識した技術的配慮を進める意向を示しています。

② 動画生成の収益化と権利者への利益分配

AIで作成した映像を収益化する場合、作品の権利者に利益を還元する仕組みの検討も進んでいます。

これは、ユーザーが既存キャラクターを利用してファンアート動画などを投稿した際に、クリエイター側にも一部収益を分配できるようにするという構想です。

まだ試験的な段階ですが、AIと著作権者の共存モデルとして注目されています。

③ 日本政府の対応と法制度の動き

日本政府も、生成AIの活用と著作権保護の両立について言及しています。

文化庁や経済産業省では、AIによる学習や生成が著作権に与える影響を整理するための議論が進められています。

また、著作権侵害リスクの明確化や、AI事業者向けのガイドライン整備の検討が行われています。

現時点では具体的な時期や内容は明示されていませんが、政府は今後、AIの発展にあわせて制度的な対応を強化していく方針を示しています。

文化庁の専門部会でも、生成AIと知的財産権の関係をテーマにした審議が続いており、OpenAIなど海外企業の動向にも注目が集まっています。

現状でも注意が必要

Soraでは、プロンプトの書き方や指定の工夫によって、
既存キャラクター(たとえばアニメ風キャラクター)に近い映像が生成されてしまうケースが、
実際にユーザー投稿として確認されています。

たとえば、あるX(旧Twitter)投稿では、使用されたプロンプト構成により、既存キャラクターに類似した映像が生成された例が報告されています。

技術的には今も完全に防ぐことは難しい状況です。

SNSや商用での公開・販売を行う場合は、著作権や利用規約に抵触する可能性があるので注意しましょう。

まとめ

Sora2でアニメ風の動画を作るときは、どんな雰囲気を出したいかを具体的に伝えることが何より大切です。

AIを活用し、たのしんでくださいね!

  • 英語で書くのがベター:プロンプト作成AIを使えばスムーズに翻訳できる
  • 指示項目を明確に:被写体・動作・背景・光・雰囲気の5要素を整理
  • 構図はワンシーンで:1つの瞬間を切り取ると映像が自然にまとまる
  • 光と時間帯を工夫:朝・夕・夜だけでなく、霧・雨上がりなどの演出も効果的
  • カメラワークを意識:pan・tilt・zoomなど視点の指定で“アニメ的動き”を再現
  • キャラクターなどの著作権には十分に注意する

romptn aiが提携する「SHIFT AI」では、AIの勉強法に不安を感じている方に向けて無料オンラインセミナーを開催しています。

AIを使った副業の始め方や、収入を得るまでのロードマップについて解説しているほか、受講者の方には、ここでしか手に入らないおすすめのプロンプト集などの特典もプレゼント中です。

AIについて効率的に学ぶ方法や、業務での活用に関心がある方は、ぜひご参加ください。

\累計受講者10万人突破/