nano bananaの料金は?無料での使い方やできること、注意点を徹底解説

Gemini

nano bananaは、2025年8月にGoogleからリリースされた画像生成モデル。高いプロンプト理解力と一貫性のある画像生成力が魅力で、リリース直後からAI界隈の話題をさらっています。

今回は、nano bananaの特徴や料金設定、nano bananaで生成・編集できるコンテンツの例などをご紹介します。nano bananaの具体的な利用方法も解説していますので、ぜひお役立てください。

📖この記事のポイント

  • nano bananaは、Geminiアプリ・Google AI Studioから無料で利用できる
  • 利用制限回数は明記されていないが翌日には回復する
  • 気軽に試したいだけなら、無料利用できる方法のみでOK!
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監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

そもそもnano bananaとは?

Nano Banana(正式名称:Gemini 2.5 Flash Image)とは、2025年8月26日にリリースされた、Googleによる画像生成・編集モデルです。

Nano Bananaの大きな特徴として挙げられるのが、既存の写真の加工・編集技術の高さ。従来の新規画像生成機能に加え、より直感的かつ自由度の高い画像編集が可能となっています。

AI界に突如として現れたNano Bananaは、既存の優秀な生成AIを凌駕するほどの実力を持っていることがわかっています。従来のモデルである「Gemini 2.0 Flash」と比べても、画質・構図・理解力すべてにおいて進化を遂げており、テキストによる指示のみで良質な画像生成・編集がおこなえます。

画像生成・編集モデルを評価するベンチマーク『LMArena』では、ほぼすべてのカテゴリでほかの主要モデルをNano Bananaが上回り、高いスコアを獲得しました。とくに人物生成や構図提案に強みを持っており、一貫性のある画像生成や高いプロンプト理解能力が評価されています。

nano bananaの料金は?無料で使える?

nano bananaは一部プラットフォームでは無料で利用可能ですが、サービスによっては画像を生成するごとに料金が発生するケースもあります。以下に、主要プラットフォームでの料金についてまとめました。

概要料金プラン利用制限
GeminiアプリGoogle公式アプリ無料1日の利用回数制限あり
Google AI StudioGoogle公式AIプラットフォーム無料1日の利用回数制限あり
Gemini APIGoogle公式提供API画像1枚あたり4円前後1日の利用回数制限あり
manusAIエージェント(外部)・Basic:19ドル
・Plus:39ドル
・Pro:199ドル
※1ドルあたり1クレジットが付与される
15~25クレジット
higgsfield画像・動画生成AI(外部)・Basic:9ドル
・Pro:29ドル
・Ultimate:49ドル
・Creator:249ドル
Basic以外は無制限利用
※期間限定の可能性あり
Adobe Firefly画像・動画・音声生成AI(外部)・Standard:1,580円
・Pro:4,780円
・Premium:31,680円
・Creative Cloud Pro:9,080円
プレミアム会員はほぼ無制限
無料会員は20枚前後

一般ユーザーの場合、おもな利用環境はGeminiアプリもしくはGoogle AI Studioになるケースが多いでしょう。両者におけるnano bananaの利用は無料となっていますが、1日の生成枚数に利用上限が設けられる場合があります。

Google公式では、回数制限における明記はありません。しかしSNS上では「一定上限に達して利用不可になったものの、翌日に回数上限が回復した」という声も挙がっています。また画像生成の上限が来た際に、APIに登録をしていると、従量課金に通知なく移行している可能性がある点にも注意しましょう。

関連記事:Nano Bananaの利用回数に制限はある?商用利用や注意点を解説!

【一般ユーザー向け】nano bananaを無料で使う方法

上記でも触れたように、nano bananaのおもな利用環境はGeminiアプリもしくはGoogle AI Studio。GeminiはGoogleが開発・提供する生成AIで、無料で誰でも利用できます(多機能を利用するためにはGoogleアカウントでのログインが必要です)。

Google AI Studioは、GoogleのAIモデルを無料で利用できるプラットフォームです。Geminiモデルも基本無料で利用でき、画像・動画生成やWeb検索、動画・音声ファイルの読み込みなども可能です。開発者向けのプラットフォームではありますが、幅広いユーザーが利用できます。

【上級者向け】nano bananaを有料で使う方法

nano bananaはGoogle非関連の外部プラットフォームでも利用可能。おもに開発者向けのAPIやサービスで使えますが、画像生成には別途料金(もしくは有料会員登録)が発生します。外部プラットフォームとしては、OpenRouter.ai、Higgsfield、adobe firelyなどが代表的です。

たとえばAIエージェントであるmanusは、クレジットを消費するかたちで各コンテンツを利用できます。nano bananaを利用した画像生成では、1回につき最大25程度のクレジットが必要です。

クレジットが無くなった時点で生成機能は使えなくなり、クレジットリセットもしくは追加購入をすることで再度利用できるようになります。詳しい料金は上部表をご参考にしていただいたうえで、各サービスの最新情報をご確認ください。

nano banana無料・有料の違い

nano bananaは無料・有料ユーザーともに利用可能です。ここでは両者の使い心地の違いをご紹介します。

無料利用だとウォーターマークが入る

無料でも十分に使えるnano banana。ですが無料で生成した画像の場合、右下の隅にウォーターマークが記載されます。

生成された画像には「SynthID(AIが生成したコンテンツに埋め込まれる、デジタルの透かしのこと)」が表示されるため、とくに商用利用の際は注意が必要です。API経由(外部サービス利用含む)であれば、SynthIDの透かしは入りません。

有料版のAPI利用は技術的な知識が必要

API機能を利用するには、ウォーターマークがつかない代わりに、技術的な知識が必要になります。たとえばGemini APIの利用では、PythonやJavaScriptなどでAPIを呼び出せるレベルの知識が必要です。

画像生成の初心者には向いていないため、最初は無料で生成を楽しむ傍らで知識を学んでいくと良いでしょう。

上記の理由から、初心者はGoogle AI Studioでのnano bananaの利用をおすすめします。Google AI Studioであれば外部サービスとは異なり、プログラミングやコードの知識が不要で利用できます。

APIキーやライブラリのインストールも必要なく、デバイスとインターネット環境さえあれば、テキストプロンプトを入力するだけで生成が可能です。

【無料】nano bananaの使い方

ここでは、nano bananaの使い方をご紹介します。nano bananaはアプリやツールではなく、AIサービス内で利用できる画像生成モデルであるため、特別なインストールなどは必要ありません。

【Geminiアプリ版】nano bananaの使い方

nano bananaは、Googleが運営する対話型AIサービス『Gemini』にて、気軽に利用できます。まずはGeminiアプリを活用したnano bananaの使い方をご紹介します。

2025年9月現在では、Geminiを起動するとトップにnano bananaに誘導するメッセージが記載されます。

メッセージ内リンクを選択すると、プロンプト入力画面の「バナナマーク」が点灯。

この状態でプロンプトを入力すると、nano bananaによって画像が生成されます。

Geminiは、ユーザーが入力したプロンプトの内容を理解したうえで、シーンごとにもっとも適したモデルを使用します。つまり、ユーザーが自分で画像生成モデルを選択することはできません。

今後nano banana以外の画像生成モデルが増えた際は、AIのプロンプト判断によって異なるモデルが活用される可能性もあります。高画質な画像や一貫性のある画像の生成では、nano bananaが選択される可能性が高いと考えられます。

【Google Studio AI 版】nano bananaの使い方

Google AI studioでnano bananaを利用する方法は「チャット」「Buildモード」の2つ。

まずは「チャット」から利用する手順を記載します。

①Google AI studioの公式サイトにアクセスして、Googleアカウントでログインする

②右側のモデル選択欄から「Imafes」を選択し、「Nano Banana」を選択する

③プロンプトを入力する

上記の手順で、nano bananaによる画像が生成されます。

画像の再生成を依頼する際は、出力画面内に表示される「Geminiのマーク(下記画像右側、「Rerun」表示)を選択すれば、プロンプトを入力することなく再度出力されます。

次に、Buildモードでの利用方法をご紹介します。

Google AI studioにおけるBuildモードとは、テキストで指示を出すことで、AIが完全なWebアプリを自動でコーディングする機能です。Aiアプリのアイデアをブラウザ上で即座に形にできるため、クリエイターとしてnano bananaを利用する際はぜひチェックしておきましょう。

①チャットモードと同様に、Google AI studioの公式サイトにアクセスして、Googleアカウントでログインする

②左側のサイドバーから「Build」を選択する

すると、入力画面がBuildモードに切り替わります。

この状態で画像をアップロードし、プロンプトを入力すれば、自動的にnano bananaに切り替わります。

コードが処理された後、元画像と並ぶ形式で、加工後の画像が表示されます。

nano bananaは無料でここまでできる!

ここでは、nano bananaで無料で楽しめる機能例をご紹介します。nano banana特有の高い理解力と、一貫性のある画像生成力を活用して、より自由度の上がった創造を楽しみましょう。

被写体の表情や服装の変更する

nano bananaでは、被写体の表情や服装を変更できます。変更する部分以外の情報をほぼ変えずに加工できるため、ヘアスタイルやファッションのシミュレーションにも適しています。

今回は、以下の画像を例に挙げて実行していきましょう。

Gemini上で、以下のプロンプトを入力してみます。

この女性をニコニコ笑わせて。服装は、ピンク色の半袖にして。

プロンプトの結果が以下の画像になります。

いかがでしょうか?元画像の女性の人相や髪型はほぼ変わらず、表情と服装が器用に編集されたのがわかるかと思います。

ここから「髪色を変えて」「背景を屋外のカフェテラスにして」など、細かな微調整も可能です。

画像の不要部分の削除する

nano bananaは、Photoshopのように「画像内の不要な部分を削除」することも可能です。

例として、以下の画像の人+影を消すように指示してみましょう。

この画像に写っている人と、その人の足元の影をなくして。建物の影はそのままにして。

上記のプロンプトの結果が、こちらになります。

驚くほど自然に、人+影だけが消えてくれたのがわかります!背景の壁や床部分も自動で補正され、もともと誰もいなかったかのような1枚に仕上がりました。

画像に要素を補填する

nano bananaでできることは、不要な要素の削除のような「引き算」だけではありません。現在の画像に新しい要素をつぎ足す、「足し算」としての加工も得意としています。

今回は、以下の画像にアイテムを追加してみましょう。

この画像のコップの隣に、スマートフォンを置いて。スマホカバーは黄色でお願いします。

上記のプロンプトの結果、生成された画像がこちらです。

この機能を利用することで、部屋の模様替えのシミュレーションや、メイクのシミュレーションなども簡単に。「良い画像なんだけれど、何だか物足りない……」と感じたときにも、ぜひ利用したい機能です。

画像の構図を変更する

nano bananaでは、既存の画像の構図や角度を変更することもできます。

今回は、以下の画像を斜めから見た構図に変えてもらいましょう。

この画像を、斜めから見たときの構図にして。

斜めからの構図が少しイメージしにくい画像ですが、どのように表現されるのでしょうか?気になる生成結果はこちらになります。

いかがですか?プレートの上に乗ったフルーツの形や個数も、ほぼ完全に再現された状態で角度だけ変更できたことがわかるかと思います。

もちろん、建物や人物、風景などの構図も変更可能。角度だけではなく、奥行きやピントの感覚も柔軟に変えられます。

複数の画像を複合する

nano bananaは、複数の画像の複合加工も得意分野です。今回は、以下の2つの画像を合わせて新しい画像を生成してもらいましょう。

1枚目の画像の真ん中に、2枚目の画像の男性を配置して。道路に座らせたうえで、全体的に馴染むように光の加減も調節して。

上記のプロンプトの結果、生成された画像がこちらです。

見切れていた男性の足元が補正されたうえで、背景情報と同様の角度から影も生成してくれました。もちろん、ここからコントラストを変更したり、角度を変えたり、男性の服装だけを変更したりなどの調整も可能ですよ。

手書きメモから画像を作成する

nano bananaは、手書きのメモから画像を生成することもできます。また手書きメモは間違えた部分を「二重線」で修正していれば、該当部分は無視して生成してくれます。

このメモを読み取って、画像を生成して。

雑で読みにくい文字でのリクエストでも、nano bananaは応えてくれるのでしょうか?プロンプトの結果、生成された画像がこちらになります。

この通り、「赤い空」という誤記部分は無視したうえで、青い空に赤い鳥が飛んでいるポップなイラストを生成してくれました!

被写体のテイストを変える

すでに完成された画像を、画風やテイストを変えて加工することも可能です。

今回は、以下の画像をルネサンス風の画風に変更してみましょう。

この画像を、ルネサンス期の初期フランドル派の画家風の画風に加工して。ヒエロニムス・ボスや、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンのような作風でお願いします。

画風の変更を依頼する際は、画家の個人名や作品名を入力すると、理想のイメージが出力されやすくなります。気になる生成結果はこちら!

初期フランドル派特有の、高い芸術性と宗教画の要素が組み合わさった、まったく新しい画像を生成してもらえました。このまま美術館に飾られていても良いような完成度ですよね!

nano bananaを無料で楽しむ時の注意点

ここでは、nano bananaを無料ユーザーとして楽しむ際の注意点についてご紹介します。利用の際はGoogleの最新情報を確認のうえ、利用規約に応じて画像生成機能を活用しましょう。

nano bananaで生成した画像の商用利用について

結論から述べると、Nano Bananaの商用利用に制限はありません。生成された画像の著作権は、生成したユーザーに帰属します。公式規約でも、生成物に対する所有権をGoogleは主張しないことが明示されています。

お客様は、この生成 AI プレビュー版を本番環境または商用目的で使用し、生成された出力を第三者に開示することができます。

引用:Google「Geminiで画像を生成する」

入力したデータは、AIのトレーニングに活用される場合があります。個人情報や機密情報の入力は控えましょう。

nano bananaで生成した画像の著作権について

nano bananaで生成した画像の著作権は、生成元のユーザーが所持しています。

ユーザーのコンテンツはユーザーに帰属します。つまり、コンテンツに含まれるユーザーの知的所有権はすべてユーザーが保持します。 たとえば、ユーザーが書いたレビューなど、ユーザーが作成した独創的なコンテンツの知的所有権はユーザーが保持します。また、誰かが作成した独創的なコンテンツも、その人の許可があれば共有する権利を保持できる場合があります。

引用:Google(利用規約)

ただし、特別なプレビュー契約に該当する場合は商用・本番利用が禁止されることがある点には注意しましょう。また既存キャラクターの著作権侵害には、もちろん配慮が必要です。

nano bananaの画像生成で創造性を発揮しよう!

本記事では、nano bananaの性能や料金設定などを解説しました。

要点をまとめると、以下のとおりです。

  • nano bananaは、一部プラットフォームであれば無料で利用可能
  • 今までの生成AIを凌駕するプロンプト理解力や、一貫性のある画像生成が魅力
  • 初心者の利用ではGoogle AI studioがおすすめ

nano bananaは生成AIのベンチマークでも高いスコアを獲得しており、ユーザーニーズに応じた高品質の画像を生成できます。創造性を自由に発揮しながら、クリエイティブな画像を生成していきましょう。

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