【2025年版】AI研修おすすめ9選!失敗しない選び方を解説

AI研修おすすめ9選! 失敗しない選び方を解説 AIセミナー

「AI研修を導入したいけど、どのサービスがいいかわからない」
「AI研修の内容が自社の社員に合うか不安」

AI技術の急速な発展により、企業のDX推進や業務効率化にAI活用が不可欠となっています。しかし、数多くのAI研修サービスから自社に最適なものを選ぶのは容易ではありませんよね。

そこで本記事ではAI研修について、以下を解説します。

本記事でわかること
  • AI研修のおすすめサービス9選
  • AIの研修選びで失敗しないコツ
  • AI研修の概要
  • AIを独学身につける危険性
  • AI研修を導入するメリット

各サービスの特徴や料金体系、研修形式を知ることでニーズに合った最適な研修選びができるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

AI研修のおすすめサービス9選

AI研修サービスは、企業のDX推進や社員のスキルアップに欠かせない存在となっています。

各社が提供する研修内容は基礎的なAI概論から実践的なプログラミング、ビジネス活用まで多岐にわたります。

対象者のレベルや研修形式、サポート体制などサービスごとに特色があるため、自社の目的や課題に応じて最適なものを選ぶことが重要です。

1.株式会社AlgoX

出典:Algo X公式サイト

株式会社AlgoXは、AI・機械学習の実務経験豊富な講師陣による質の高い研修を提供しています。

理論だけでなく実際の業務で使えるスキルの習得に重点を置いており、企業の課題や社員レベルに応じてカリキュラムをカスタマイズできる点が大きな魅力です。

ツールのアカウント作成からサポート体制があり、初心者でも安心して学べます。ツール選びなど業務に直結した研修として高い評価を得ています。

項目内容
社名株式会社AlgoX
料金要問い合わせ
特徴・カスタマイズ可能な研修プログラム
・助成金サポート
・受講後のフォローアップ体制充実

2.株式会社アガルート

出典:アガルート公式サイト

株式会社アガルートの法人研修はオンラインと対面の両方に対応しており 、全国どこからでも受講しやすい環境です。

また、企業のニーズに合わせて研修メニューを個別にカスタマイズすることが可能。要望に応じて紙媒体でテキストを用意したり、テキストに企業ロゴを入れたりすることもできます。

5名以上で資格講座を申し込む際には、人数に応じたボリュームディスカウントも用意されているのが特徴です。

項目内容
社名株式会社アガルート
料金要相談
特徴・豊富なe-ラーニング講座
・ニーズにあわせてカスタマイズ研修
・オンラインと対面に対応

3.AI Academy

出典:AI Academy 公式サイト

AI Academyは、作りたいものを作りながらPythonやAIを実践的に学べるプログラミング学習サービスです。

機械学習に必要な数学から応用までを網羅した500種以上のテキスト教材に加え 、個人の目標に合わせたカリキュラムが生成されるのが特徴です。

無料プランのほか、チャットサポートやコードレビューが付く有料の「Bootcampプラン」 、管理者用ダッシュボードを備えた法人向けの「Businessプラン」が用意されています。

項目内容
社名株式会社アイデミー
料金Bootcampプラン
35,000円〜600,000円
特徴・プログラミング(Python)の初歩から機械学習
・ディープラーニング
・ニーズに応じた目標設定

4.スケールアップ・パートナーズ

出典:スケールアップ・パートナーズ公式サイト

スケールアップ・パートナーズは技術だけでなく、ビジネスにおけるAI活用戦略に重点を置いた研修を提供しています。

士業向けの研修からAI顧問サービスまで、組織全体のAIリテラシー向上を支援。グループワークやディスカッションを通じて参加者同士の知見共有も促進され、組織全体の意識改革にもつながります。

項目内容
社名スケールアップ・パートナーズ合同会社
料金士業向け生成AI研修:398,000円
※他プログラムごとに料金が異なります
特徴・BtoC営業のビジネスに特化したカリキュラム
・定型業務の効率化

5.株式会社アドカル

※出典:株式会社アドカル公式サイト

株式会社アドカルは最大1ヶ月間顧客企業に常駐し、実務に即したAI研修を開発・提供する「常駐型生成AI研修サービス」を提供しています。

実際の業務フローを把握した上で、プロンプト技術など明日から使えるスキルを学ぶオーダーメイドの研修となっており、生成AIコンサルティング事業で培った実践的なノウハウが基盤となっています。

料金は10名様からで40万円(税抜)ですが、厚生労働省の助成金を活用することで最大75%の経費助成を受けることも可能です。

項目内容
社名株式会社アドカル
料金400,000円
特徴・自社業務への具体的な活用方法
・定型業務の大幅軽減
・最大1ヶ月間常駐

6.株式会社キカガク

※出典:株式会社キカガク公式サイト

株式会社キカガクは、ChatGPTを業務で効果的に活用するノウハウを学ぶ「生成AI入門コース」を提供しています。

データ分析や文章作成業務の効率化を目指す方を対象としており、特別な事前知識は不要。料金は77,000円(税込)で、このコースを含む全コースが受け放題になる「キカガク長期コース」も用意されています。

項目内容
社名株式会社キカガク
料金70,000円
特徴・生成AIの仕組みを解説
・生成AIの活用方法
・データ分析・プラグラミングの効率化

7.NOVEL

※出典:NOVEL株式会社 公式サイト

株式会社NOVELは、生成AIを「自分ゴト化」し具体的な業務活用アイデアの創出を目的とした研修を提供しています。

研修はデモ・ChatGPTなどのツール体験・自部署の課題に関するペアワークで構成され、AI初心者でも参加可能です。

研修後にはスライドや録画動画やプロンプトリストが提供されるほか、2時間のSlackでのQ&Aサポートもついています。

項目内容
社名NOVEL株式会社
料金要確認
特徴・デモ、ハンズオン、ワークの実践式カリキュラム
・オンライン、オフラインともに対応
・受講人数は20名まで

8.Aidemy

出典:株式会社アイデミー 公式サイト

Aidemy Businessは、自走型DX人材の育成を目的としたオンライン学習プラットフォームです。

経済産業省のデジタルスキル標準に準拠した250種以上のコースが用意されており、生成AIなど最新技術も学べます。

人材要件定義から効果測定までの一貫した支援体制が特徴で 、AIアシスタント「MyAide」が学習をサポート。

また、アセスメントテストツール「DPAS」と連携し、データに基づいた人材育成サイクルを構築できるほか、厚生労働省の助成金申請もできます。

項目内容
社名株式会社アイデミー
料金要確認
特徴・230以上の豊富な学習コンテンツ
・管理者向け機能が豊富
・パーソナルAIアシストが常時サポート

9.ユースフル

出典:ユースフル株式会社 公式サイト

ユースフルビジネスが提供する「生成AI実務研修」は、Copilotや社内GPTの活用を通じて現場の成果創出を目指す法人向けサービスです。

マイクロソフト社から公認されたMVPが監修しており、eラーニング・集合研修・BPO(ビジネス業務改善)といった多様な形式で提供されています。

集合研修は、各部署の業務内容に合わせてカリキュラムを柔軟にカスタマイズでき、全国での対面開催やオンラインでの実施が可能です。

項目内容
社名ユースフル株式会社
料金要相談
特徴・生成AIに特化した研修
・実務直結のeラーニング
・マイクロソフト社公認のMVP監修

AIの研修選びで失敗しない3つのコツ

AI研修を選ぶ際は単に有名なサービスを選ぶのではなく、自社の状況や目的に合わせた慎重な選定が必要です。以下の3つのポイントを押さえることで、投資対効果の高い研修を選べますので参考にしてください。

  • 自社の目的にあった内容か
  • テキストベースか実践ベースか
  • 研修内容のレベルが自社の社員にあっているか

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.自社の目的にあった内容か

AI研修を成功させるためには、まず自社が抱える経営課題や業務改善の目的を明確にすることが不可欠です。

営業部門であれば顧客データ分析や需要予測、製造部門であれば品質管理や異常検知など、部署ごとに必要なAI活用スキルは異なります。

また、対象社員のレベルに応じて基礎編から応用編まで段階的に学べるプログラムかどうかも確認が必要です。

2.テキストベースか実践ベースか

AI研修の形式は大きく分けて知識習得を重視したテキストベース型と、実際に手を動かして学ぶ実践ベース型があります。

理論や概念の理解を深めたい場合はAI戦略立案やプロジェクトマネジメントなど、概念理解を重視したテキストベース型が適していますが、実務に活かすことを重視するなら演習や課題が豊富な実践型がおすすめです。

実践型研修では実際のデータセットを使った分析演習やプログラミング実習、プロジェクト形式での課題解決など現場で使えるスキルが身につくでしょう。

3.研修内容のレベルが自社の社員にあっているか

研修を選ぶ前に参加予定者のITリテラシーやプログラミング経験、数学的素養などを事前にアンケートやテストで把握することが重要です。

AI研修は完全な未経験者向けからすでにプログラミング経験がある実務者向け、さらには管理職向けまでレベルの幅が非常に広いのが特徴なためです。

Pythonの基礎知識がない社員にいきなり機械学習の実装を学ばせても理解が追いつきません。逆に、すでにある程度の知識がある社員に基礎的な内容ばかりの研修を受けさせても、時間の無駄になってしまうので注意しましょう。

そもそもAI研修とは何か?

AI研修とは、人工知能(AI)に関する知識やスキルを体系的に学ぶための教育プログラムです。

単にAIツールの使い方を学ぶだけでなくAIの基本原理・機械学習やディープラーニングの仕組み・データ分析手法・プログラミングスキルに実際のビジネスへの応用方法まで、幅広い内容を含みます。

現代のビジネス環境では、社員のリスキリング(再教育)が企業の競争力を左右する重要な要素となっています。特にAI分野は技術革新のスピードが速く、継続的な学習が不可欠と言えるでしょう。

研修形式も多様化しており、オンライン(e-ラーニング)形式では時間や場所を選ばず学習でき、対面形式では講師との直接的なやり取りで理解を深められます。

AIを独学で身につけるのが危険な理由

AI技術を独学で習得しようとする場合、多くのリスクと落とし穴が存在します。最も深刻な問題は、AIによるリスク、特にハルシネーション(AIが事実と異なる情報を生成する現象)を正しく把握していないことです。

リスクの理解が不十分なまま業務でAIを使用すると、誤った情報に基づいた意思決定を行い、かえって業務効率が悪化する恐れがあります。

また、AIへの指示(プロンプト)の作成には専門的な知識とコツが必要です。適切なプロンプトを作成できなければAIの出力の質が安定せず、期待した結果が得られません。

独学では最新情報のキャッチアップが追いつかず、学んだ知識を実務に活かす前に陳腐化してしまう危険性があるので注意しましょう。

AI研修を導入する4つのメリット

AI研修の導入は、企業に多くのメリットをもたらします。技術的なスキル向上だけでなく、組織全体の変革や競争力強化にもつながる重要な投資です。

  • 業務効率化・生産性向上
  • 社員のスキルアップ
  • イノベーション促進・DX推進
  • 助成金の活用

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.業務効率化・生産性向上

AI研修を受けることで、定型的なデータ入力作業をRPAとAIの組み合わせで自動化したり、膨大な文書から必要な情報を瞬時に抽出したりできます。

データ分析においても、従来は数日かかっていた分析作業が数時間で完了するようになり、意思決定のスピードが格段に向上します。

2.社員のスキルアップ

AI研修で最新のAI技術やトレンドを学ぶことで、市場価値の高い人材へと成長できます。特に、プログラミングスキルやデータ分析能力は、今後あらゆる職種で求められる基礎スキルとなりつつあります。

たとえば、営業職の社員がAIを使った顧客分析スキルを身につければ、より戦略的な営業活動が可能になり、経理部門の社員が財務データの予測分析ができるようになれば、経営判断に貢献できる人材へと成長します。

社員のスキルアップは定着率向上にもつながり、優秀な人材の確保という面でもメリットが多いといえるでしょう。

3.イノベーション促進・DX推進

AIを理解した社員が増えれば、「この業務にAIを活用できないか」という発想が自然に生まれ、イノベーションが促進されます。

ほかにも、カスタマーサポート部門でチャットボットを導入したり、製造現場で品質検査をAI画像認識で自動化したりと、各部門で具体的な改善案が出てくるようになる可能性も高まります。

また、全社的なデジタルリテラシーの向上により、DXプロジェクトへの理解と協力が得られやすくなり、組織変革がスムーズに進むといったメリットも見込めるでしょう。

4.助成金の活用

AI研修の導入に厚生労働省の「人材開発支援助成金」などの助成金を利用することで、研修費用の負担を大幅に軽減できます。

人材開発支援助成金は、事業主等が雇用する労働者に対して、職務に関連した専門的な知識及び技能を習得させるための職業訓練等を計画に沿って実施した場合等に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成する制度です

引用:厚生労働省

申請書類の作成支援から研修計画の策定、実施報告まで専門スタッフがサポートしてくれるAI研修サービスもあるため、初めての申請でも安心。

中小企業向けの特別枠や地域限定の助成制度もあるため、自社が利用できる制度を確認し積極的に活用することで、費用対効果の高い研修導入が可能となるでしょう。

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