Googleが2025年5月に発表した最新の動画生成AI「Veo 3」が、ついに日本でも利用可能になりました!音声付き動画の生成やリップシンク機能など、今までの動画生成AIを大きく上回る性能を実現しています。
本記事では、Veo 3の基本機能から具体的な使い方、料金プラン、商用利用の可否まで、どこよりも詳しく解説していきます!
- 動画生成AI「Veo 3」とは?
- Veo 3の使い方・コツ
- Veo 3の料金プラン・商用利用・著作権について
- Veo 3と他の動画生成AIとの比較検証
動画生成AI「Veo 3」とは?
Googleが2025年5月21日に発表したVeo 3は、これまでの動画生成AIの常識を塗り替える新しいツールです。今までの動画生成AIが「映像のみ」を生成していたのに対し、Veo 3は音声とリップシンクを含む完全な動画コンテンツを一度に作成できるという画期的な技術を実現したんです!
Veo 3は、現在利用可能な動画生成AIの中でもトップクラスの性能を誇ります。
- 動画長:最大8秒間の連続動画生成
- 解像度:最大4K品質での出力
- 音声機能:BGM、効果音、会話音声の自動生成
- リップシンク:音声に完全同期した口の動き
- フレームレート:滑らかな動きを実現する高フレームレート
- アスペクト比:16:9、9:16、1:1のさまざまな比率に対応
特に注目すべきなのは、プロンプト一つで「映像」「音声」「リップシンク」の3要素が完璧に連動した動画を生成できる点です。これまで別々のツールで作成していた要素を、Veo 3なら同時に高品質で制作できます。
さらにVeo 3は現実世界の物理法則を深く理解しているので、重力、流体力学、光の反射といった複雑な現象も自然に表現してくれるんです!
例えば、水が流れるシーンでは水滴の軌道や波紋の広がり方まで、物理的に正確な動きを再現できるのです。
Veo 2からどう進化した?
Veo 3は前世代モデル「Veo 2」の機能を継承しつつ、大幅に機能を強化しています。
最も大きな進化は、音声付き動画生成機能の追加です。Veo 2では無音の動画しか生成できませんでしたが、Veo 3では以下の音声要素を自動生成できます!
- 環境音: 街の喧騒、森の鳥のさえずり、雨音など
- 効果音: 足音、ドアの開閉音、タイピング音など
- BGM: シーンの雰囲気に合った背景音楽
- 会話音声: キャラクター同士の対話や独白
そして、Veo 3は複雑なストーリーや詳しい指示でも正確に理解し、映像化できるようになりました。「中年の船員が嵐の海を見つめながら哲学的な独白をする」といった抽象的な指示でも、表情、動作、音声が完璧に連動した動画を生成します。
- 人物の顔や手の表現がより自然に
- 背景の細部描写が格段に向上
- フレーム間の一貫性が大幅に改善
- 不自然な破綻やちらつきを大幅に削減
Veo 3と他の動画生成AIとの違い・比較表
現在主流の動画生成AIとVeo 3の性能を比較すると、Veo 3の凄さが分かります。
機能 | Veo 3 | Sora | Runway ML | Kling |
---|---|---|---|---|
最大動画長 | 8秒~ (拡張可能) | 20秒 | 4秒 | 10秒 |
音声生成 | ◯ | × | × | × |
リップシンク | ◯ | × | × | × |
4K出力 | ◯ | ◯ | × | △ |
日本語対応 | ◯ | △ | △ | ◯ |
物理法則再現 | 最高レベル | 高 | 中 | 高 |
人物表現 | 最高レベル | 高 | 中 | 高 |
利用しやすさ | 高 | 低 | 中 | 高 |
それぞれのツールにそれぞれの良さがありますが、Veo 3はこんな感じのメリットがあります!
- 音声統合機能:他のAIでは不可能な音声付き動画生成
- Google連携:GeminiやFlowとの seamless な連携
- 企業への信頼性:Googleブランドによる安定したサービス提供
- 継続的改善:頻繁なアップデートによる機能拡張
Veo 3は特に音声機能の搭載によって、YouTubeショート動画やSNS投稿用コンテンツの制作が格段に効率化される点は、クリエイターにとって大きなメリットといえそうですね。
※Sora,Runway,Klingについては、下記記事で詳しく解説しています。
Veo 3の驚くべき機能3選!
Veo 3が他の動画生成AIと一線を画す理由は、その驚くべき3つの機能にあります。今までのAIツールではできなかった高度な機能により、プロレベルの動画制作が誰でも可能になりました!
機能①:音声付き動画生成
Veo 3の最大の特徴は、映像と音声を同時に生成し、完璧に同期させる技術(=リップシンク)です。これまでの動画生成AIでは、音声は別途追加する必要がありましたが、Veo 3なら一回のプロンプトですべてが完成します。
さまざまなタイプの音声を、状況に応じて自動生成できます。
- 人物の会話:「こんにちは、今日はいい天気ですね」といった自然な対話
- 環境音:街の交通音、森の木々が風に揺れる音、波の音など
- 効果音:足音、ドアの開閉音、料理をする音、タイピング音など
- 背景音楽:シーンの雰囲気に合ったオーケストラやポップスなど
例えば、「A woman having a pleasant conversation with a friend in a cafe(カフェで友人と楽しく会話する女性)」というプロンプトを入力すると、女性の話し声までが自動で生成されます。
Veo 3のリップシンクは驚異的な精度を誇るんです。生成される音声に対して、以下の要素が完璧に同期します。
- 口の形状:発音に応じた自然な口の動き
- 舌の位置:「た行」「ら行」などの舌の動きまで再現
- 表情:話す内容の感情に合わせた表情変化
- 頭の動き:会話に合わせた自然な頭の振りやうなずき
この技術によって、AI生成とは思えないほど自然な人物動画が作成できます。
機能②:高度なプロンプト理解機能
Veo 3は今までのAIでは理解が困難だった、複雑で抽象的な指示でもちゃんと映像化できるという魅力もあります。
以下のような詳細で複雑な指示も一度で理解して動画を生成してくれます!
「At the beach at dusk, a woman in a white dress is walking along the water’s edge. Her hair is blown by the wind, and seagulls are crying in the distance. The woman stops occasionally to gaze out at the sea, murmuring, “I’ll try my best again tomorrow.” The camera moves to follow the woman from the side, ending with a silhouette against the setting sun.(夕暮れの海辺で、白いワンピースを着た女性が波打ち際を歩いている。風で髪がなびき、遠くでカモメが鳴いている。女性は時々立ち止まって海を見つめ、『明日からまた頑張ろう』とつぶやく。カメラは女性の横から追うように移動し、最後は夕日をバックにしたシルエットで終わる)」
このような映画のワンシーンのような複雑な指示でも、Veo 3ならお手の物です。
また、単発の映像ではなく時系列に沿った「物語(ストーリー)」を理解して表現することもできます!
- 起承転結:物語の構成を理解した映像展開
- 感情の変化:キャラクターの心境変化を表情や動作で表現
- 因果関係:前の出来事が次のシーンに影響する自然な流れ
- 伏線回収:プロンプト内の細かい設定も最後まで一貫して表現
機能③:Flowの統合による映像制作
Veo 3はだけでもかなり使えるツールではありますが、Googleの映像制作ツール「Flow」と組み合わせることで、さらに高度な制作ができるんです!
Flowを通してVeo 3を使用すると、映画レベルのカメラワークを細かく指定できます。
- ドリーイン/アウト:カメラの前後移動
- パン:左右への水平移動
- ティルト:上下への垂直移動
- ズーム:望遠・広角の変更
- 回転:カメラ自体の回転
- 被写界深度:ボケ効果の調整
例えば「The camera starts with a close-up of the person’s face, slowly pulls back to show the whole body, and finally gives a bird’s-eye view of the whole city.(カメラは人物の顔をクローズアップから始まり、ゆっくりと引いて全身を映し、最後は俯瞰で街全体を見下ろす)」といった複雑なカメラワークも指定可能です。
ほかにも、Flowでは複数のシーンを統合して長編動画を制作できたり、制作の中で使用するすべての素材を一元管理することもできます!
Veo 3の使い方
ここからは、Veo 3を初めて使う方でも安心して動画生成ができるよう、画面の見方から実際の操作まで分かりやすく解説します!
まずは最もシンプルな方法でVeo 3を使ってみましょう!慣れれば3分程度で動画が完成します。
1. Google AI Proへの登録・ログイン
Veo 3を使うには、まずGoogleアカウントでログインし、有料プランへの加入が必要です。
①Gemini公式サイトにアクセスして、Googleアカウントでログイン
②画面左下の「設定」アイコンをクリック

③「サブスクリプションを見る」を選択

④「Google AI Pro」(月額2,900円)または「Google AI Ultra」(月額18,200円)を選択

2. Geminiからの動画生成
プラン加入後、すぐに動画生成を開始できます!
①Geminiのトップ画面で、入力欄の右下にある「動画」アイコンをクリック

②作りたい動画の内容を英語か日本語で入力(例:「桜並木を歩く女性」)

③右下の「送信」ボタン(飛行機マーク)をクリック

④約2-4分待つと動画が完成
3. プロンプト入力のコツ
効果的な動画を生成するためのプロンプト作成ポイントは、
「場所」+「人物・対象」+「動作」+「雰囲気」
例:「カフェで、若い女性が、コーヒーを飲みながら本を読んでいる、リラックスした雰囲気」
この書き方を意識することです!
例えば、こんなプロンプトで作ってみると高品質な動画が出来ます。
A boy of elementary school age is playing with a dog in a park at dusk. The boy calls the dog with a smile, "Come on!", and the dog happily wags its tail and runs over to him. The warm sunset is shining on the two of them.
「夕暮れの公園で、小学生の男の子が犬と遊んでいる。男の子は笑顔で『おいで!』と犬を呼び、犬は嬉しそうに尻尾を振って駆け寄る。温かい夕日が二人を照らしている」
プロンプトは、日本語入力よりも英語入力の方が精度が高いです。
アスペクト比や動画の長さなどは、2025年5月28日現在は利用できませんでした。
Flow(フロー)でのVeo 3の使い方

より本格的な動画生成を行いたい場合は、Googleの専用ツール「Flow」を使いましょう。
Flowでは、より細かい設定で動画を作成できます!
①「新しいプロジェクト」をクリック(プロンプトジェクト名を付ける、例:「カフェシーン01」)

②動画の種類を選択(今回は「テキストから動画」を選びます。)

③品質設定で「Veo 3」を選択(重要!)

④プロンプトを入力して動画を生成
A woman leaves the cafe and begins walking down the street(女性がカフェを出て、街を歩き始める)
そして、Flowでは画像から動画のImage to Video機能もあります!
①入力欄上のプルダウンから「フレームから動画」を選択

②左下の「+」マークをクリックして、動かしたい画像をアップロード(JPG、PNG対応)

画像生成することもできます!試しにやってみました。


④「この画像をどう動かしたいか」をテキストで入力
入力例
「この女性が微笑みながら手を振っている」
「この風景で鳥が空を飛んでいる」
「この料理から湯気が立ち上っている」

⑤「生成」ボタンをクリック
生成した8秒動画をさらに長くしたい場合は、
①完成した動画にカーソルを合わせて、「シーンに追加」をクリック

②「拡張」を選択

③「続きをどうしたいか」を入力
拡張例
A woman poses with flowers「女性が花を持って、ポーズをとる」

④動画の生成

この機能により、最大で数分間の動画を作成することも可能ですのでぜひ試してみてください!
効果的なプロンプトの書き方とコツ
ここからは、高品質な動画を安定して生成するためのプロンプト作成術をご紹介します。
①日本語プロンプトの活用法
Veo 3(Gemini版のみ)は日本語での指示に対応していますが、以下のポイントを意識するとより良い結果が得られます。
- 「〜している」「〜する」など動作を明確に
- 「優しく」「激しく」など副詞で動きの質を指定
- 「明るい」「暗い」など形容詞で雰囲気を表現
プロンプトを作る際に、下記構成を意識して作ってみましょう。
1. 時間・場所(いつ、どこで)
2. 主人公(誰が、何が)
3. 動作・行動(何をしている)
4. 感情・雰囲気(どんな気持ちで)
5. 視覚的詳細(服装、色彩など)
6. 音の指定(効果音、BGM)
では、このプロンプト例で動画を生成してみましょう。
「朝の住宅街で、ランニングウェアを着た30代男性が軽快にジョギングしている。爽やかな笑顔で『おはようございます』と近所の人に挨拶する。鳥のさえずりと足音が聞こえる清々しい朝の雰囲気」
②映像のクオリティを上げる方法
動画生成に当たって、カメラアングルやライティングの指定もかなり重要な要素になってきます!こちらのポイントを参考に、プロンプトを構成しましょう。
カメラワークの指定 | 「クローズアップで」→ 顔のアップ 「引きの画で」→ 全身や周囲を含む 「追いかけるように」→ カメラが移動 「俯瞰で」→ 上から見下ろす角度 |
ライティングの指定 | 「自然光で」→ 昼間の太陽光 「暖色系のライトで」→ 温かい雰囲気 「逆光で」→ シルエット効果 「スポットライトで」→ ドラマチックな演出 |
これらのコツを活用することで、初心者でもプロレベルの動画生成が可能になります。最初は簡単なプロンプトから始めて、慣れてきたら徐々に詳細な指定を加えていくのがおすすめです!
Veo 3の料金プラン
ここからは、Veo 3を利用するために必要な料金と各プランの詳細について分かりやすく解説します。「結局いくらかかるの?」という疑問をすべて解決できるよう、実際の利用シーンも交えつつ紹介します。

まず、Veo 3を使うには、Googleの有料プランへの加入が必須です。現在提供されている2つのプランの違いを詳しく見てみましょう。
項目 | Google AI Pro | Google AI Ultra |
---|---|---|
月額料金 | 2,900円 (初月0円) | 36,400円 (3か月間のみ半額) |
Veo 3利用 | 〇 (回数制限ありで利用は可能) | 〇 |
Veo 2利用 | 〇 (回数制限ありで利用は可能) | 〇 |
Gemini Advanced | 〇 | 〇 |
Flow利用 | 〇 | 〇 |
YouTube Premium | × | 〇 |
ストレージ | 2TB | 30TB |
Deep Research | 〇 | 〇 |
その他内容 | Gmail、Docs、SlidesでのGemini利用 | 次世代推論AI「Deep Think」(近日追加予定) |
実際の利用回数の目安としては、こんな感じで予想すると良いでしょう。
- 軽いユーザー:月5-10本程度の動画生成
- 一般ユーザー:月20-50本程度の動画生成
- ヘビーユーザー:月100本以上の動画生成
Google AI Ultraプランでは生成回数に制限がないため、ビジネス利用や本格的なコンテンツ制作にも対応できます。
※Google AI Ultraについては、下記記事で詳しく解説しています。
Veo 3の商用利用・著作権について

Veo 3で生成した動画をビジネスに使いたい方、SNSで収益化したい方が最も気になる「法的な問題」について、分かりやすく解説します!「使っても大丈夫?」「訴えられない?」といった不安を解消できるよう、具体例も交えて説明します。
Veo 3の商用利用の可否と利用規約
結論から言うと、Veo 3で生成した動画は商用利用が可能です。ただし、いくつかの重要な条件と制限があります。
- YouTube動画:広告収益化OK
- Instagram・TikTok:インフルエンサー収益OK
- 企業の広告動画:商品・サービス紹介OK
- 教育コンテンツ:有料オンライン講座OK
- ウェブサイト:企業サイトの背景動画OK
- デジタルサイネージ:店舗・施設での表示OK
こういった商用利用をする場合は、以下の3つの注意点を確認しておきましょう!
- SynthID透かしについて:Veo 3で生成された動画には、目に見えない「SynthID」という電子透かしが埋め込まれています。これにより、AI生成コンテンツであることが識別可能です。
- ブランド・ロゴの使用は禁止:既存の企業ロゴや商標を勝手に生成・使用することは禁止されています。
- 有名人の肖像権:実在の有名人に似た人物の生成は、肖像権侵害のリスクがあります。
著作権・知的財産権の扱いについて
Veo 3の著作権関係について、ユーザーが知っておくべき重要なポイントを整理します。
Google利用規約によると、以下のことが明記されています。
- 生成した動画の著作権:ユーザー(あなた)に帰属
- Googleの権利:特別な権利主張はなし
- 第三者の権利:ユーザーが責任を負う
具体的には、こういうことです。
あなたがVeo 3で動画を作る
↓
その動画の著作権はあなたのもの
↓
自由に使用・販売・ライセンス可能
↓
ただし、第三者の権利侵害があった場合の責任もあなたが負う
これらのポイントを押さえれば、Veo 3を安心してビジネスに活用できるはずです。不安な場合は、まず小規模な利用から始めて、徐々に活用範囲を広げていくことをおすすめします!
Veo 3の実力検証!他の動画生成AIと比較してみた
「Veo 3って本当にすごいの?」「他のAIとどう違うの?」そんな疑問を解決するため、実際に同じプロンプトで複数の動画生成AIを使って比較検証してみました!結果を見れば、Veo 3の実力が一目瞭然です。
今回の検証では、同じプロンプトで以下の4つの動画生成AIを使用しました!
- Veo 3(Google)
- Sora(OpenAI)
- Runway ML Gen-3
- Kling AI
検証するプロンプトはこちらです。
A woman in her twenties is reading a book while drinking hot coffee by the window of a cafe. She occasionally mutters "delicious" and smiles. It is raining outside, and raindrops are falling on the window. Calm jazz is playing in the shop, and the sound of the coffee machine can be heard.
カフェの窓際で、20代の女性が温かいコーヒーを飲みながら本を読んでいる。彼女は時々『美味しい』とつぶやき、微笑む。外は雨が降っており、窓に雨粒が流れている。店内には落ち着いたジャズが流れ、コーヒーマシンの音が聞こえる。
それでは早速、実際に生成された動画を見てみましょう!
①Veo 3
Veo 3の結果 | 人物の自然さ:★★★★★(完璧) 音声品質:★★★★★(完璧) 背景の完成度:★★★★☆(非常に良い) 物理現象:★★★★★(完璧) 総合評価:★★★★★ |
特に優れていた点 | ・女性の「美味しい」というつぶやきが自然 ・リップシンクが完璧に同期 ・ジャズの音が自動で生成 ・雨粒の動きが物理的に正確 |
②Sora
Soraの結果 | 人物の自然さ:★★★★☆(良い) 音声品質:★☆☆☆☆(音声なし) 背景の完成度:★★★★★(優秀) 物理現象:★★★★☆(良い) 総合評価:★★★☆☆ |
特徴 | ・映像品質は非常に高い ・ただし音声が一切生成されない ・コーヒーが本に変わったりと人物の動きはやや不自然 ・最大20秒の長時間生成が可能 |
③Runway ML Gen-3
Runway ML Gen-3の結果 | 人物の自然さ: ★★☆☆☆(普通) 音声品質: ★☆☆☆☆(音声なし) 背景の完成度: ★★★☆☆(普通) 物理現象: ★★☆☆☆(やや不自然) 総合評価: ★★☆☆☆ |
特徴 | ・手軽に利用できる ・コーヒーを飲む表現が不自然 ・生成時間は早い |
④Kling AI
Kling AIの結果 | 人物の自然さ: ★★★★☆(良い) 音声品質: ★☆☆☆☆(音声なし) 背景の完成度: ★★★☆☆(普通) 物理現象: ★★★☆☆(普通) 総合評価: ★★★☆☆ |
特徴 | ・アジア系人物の表現が得意 ・日本語プロンプトにも対応 ・ただし細部の表現力不足 ・コストパフォーマンスは良い |
Veo 3が圧倒的に優れていると言える5つのポイント
検証を通じて分かった、Veo 3の凄いポイントを5つご紹介します。
①音声統合機能:他のAIでは不可能な「音声付き動画」の生成が、Veo 3最大の強みです。
②リップシンクの精度:Veo 3のリップシンク技術は、他のAIとは次元が違います。
- Sora:口は動くこともあるが音声がないため同期検証不可
- Runway:口の動きが機械的で不自然
- Kling:そもそも話すシーンの生成が困難
③複雑な環境音の再現:一つのシーンで複数の音源を自然にミックスする能力が卓越しています。全部の音が適切な音量バランスで生成されて、まるで実際にその場にいるような臨場感を生み出しています。
④物理法則の正確な再現:特に液体の動きや光の反射において、Veo 3の物理演算は他を圧倒していることが分かりました。
⑤プロンプト理解の深さ:複雑で抽象的な指示も正確に理解し、映像化する能力が際立ってあります。
今回の検証で、Veo 3が他の動画生成AIを大きく上回る性能を持つことが証明されたのではないでしょうか?特に音声統合機能は業界初の新しい技術であり、これだけでも選ぶ価値があります。
月額18,200円という料金は決して安くありませんが、今までの動画制作にかかる時間とコストを考えれば、十分に投資価値のあるツールといえます!
【FAQ】Veo 3に関するよくある質問
- QVeo 3は無料で使えますか?
- A
いいえ、Veo 3は有料プランでのみ利用可能です。Google AI Ultra(月額36,400円)への加入が必要で、現在のところ無料トライアルやお試し版は提供されていません。
- Q生成した動画はダウンロードできますか?
- A
はい、生成された動画は高画質でダウンロード可能です。MP4形式で保存され、最大4K解像度での出力に対応しています。ダウンロードした動画は商用利用も可能で、YouTube、Instagram、TikTokなどへの投稿や企業の宣伝動画としても使用できます。
- Q1回で生成できる動画の長さはどのくらいですか?
- A
Veo 3では1回の生成で最大8秒間の動画を作成できます。それより長い動画が必要な場合は、Flowの「拡張機能」を使って8秒動画を繋げることで、数分間の長編動画を制作することも可能です。
- Q有名人や実在の人物の動画は作れますか?
- A
実在の有名人や特定の個人を模倣した動画の生成は、肖像権やプライバシーの観点から推奨されません。Veo 3では架空の人物での動画生成を基本とし、「若い女性」「中年男性」といった一般的な表現での指示が適切です。
- Q生成に失敗したり、期待と違う動画ができた場合はどうすればいいですか?
- A
生成に失敗した場合でも課金は発生しません。期待と違う結果の場合は、プロンプトをより具体的に修正して再生成してください。「やり直し」ボタンを使えば、同じプロンプトでも異なるバリエーションの動画を生成できます。また、Flowの品質設定が「Veo 3」になっているかも確認してください!
まとめ:Veo 3の今後のアップデートは?
いかがでしたでしょうか?
動画生成AI「Veo 3」の基本機能から具体的な使い方、料金プラン、商用利用の可否、他のAIとの性能比較まで徹底的に解説してきました!
この記事で紹介したことをまとめると次のようになります。
- Veo 3は業界初の音声付き動画生成AIで、リップシンク機能も完璧
- Google AI Ultra(月額36,400円)での利用が必要だが、初回3ヶ月は50%割引
- 商用利用可能で、YouTube収益化やSNSマーケティングにも活用できる
- 他の動画生成AIと比較して総合力で圧倒的優位性を持つ
- Flowの統合により本格的な映像制作も可能
特に音声統合機能は新しく、今までなら数時間かかっていた動画制作が数分で完了する画期的な技術です。月額料金は決して安くありませんが、時間コストや制作品質を考慮すれば、クリエイターやマーケターにとって非常に価値の高い投資といえます!
Googleは2025年内に以下の機能追加を予定しており、Veo 3はさらに進化を続けます。
- より長時間(30秒〜数分)の連続動画生成機能
- リアルタイム動画生成への対応
- 日本を含む71カ国でのサービス本格展開
- 企業向けAPI提供の拡充
AIによる動画生成技術は急速に発展しており、今後ますます身近で実用的なツールになっていくはずです。この機会にぜひVeo 3を試して、次世代の動画制作を体験してみてください!
romptn aiが提携する「SHIFT AI」では、AIの勉強法に不安を感じている方に向けて無料オンラインセミナーを開催しています。
AIを使った副業の始め方や、収入を得るまでのロードマップについて解説しているほか、受講者の方には、ここでしか手に入らないおすすめのプロンプト集などの特典もプレゼント中です。
AIについて効率的に学ぶ方法や、業務での活用に関心がある方は、ぜひご参加ください。
\累計受講者10万人突破/