【完全版】Kling AIの使い方!料金・日本語対応・商用利用についても解説 | romptn Magazine

【完全版】Kling AIの使い方!料金・日本語対応・商用利用についても解説

AIツール

動画制作が難しい、時間がかかる…そんなお悩みを抱えている方に朗報です!近年話題の動画生成AI「Kling(クリング)」を使えば、テキストや画像から簡単に高品質な動画が作れるようになりました。

この記事では、Kling AIの使い方を初心者にもわかりやすく解説します。登録方法から基本的な操作手順、プロンプトの書き方まで、分かりやすくご紹介していきますので、AI初心者の方も安心してついてきてください!

今回の記事で分かること
  • Kling AIとは?
  • Kling AIの登録方法
  • Kling AIの料金プラン
  • Kling AIの使い方
  • Kling AIを使う際の注意点・商用利用
  • Kling AIの活用例
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Kling AIとは?

Kling AIは、中国の動画共有プラットフォーム「快手(Kuaishou)」が開発した動画生成AIです。2024年後半から急速に注目を集め、2025年現在では最も人気のある動画生成AIの一つとなっています。

Kling AIの主な特徴

  • 高解像度の動画生成: 1080p(フルHD)で最長2分間の動画を生成可能
  • 多様な生成方法: テキストから動画(Text to Video)や画像から動画(Image to Video)など複数の生成方法に対応
  • 日本語対応: プロンプトは日本語入力も可能(ただし英語の方が精度が高い)
  • 無料で試せる: 基本機能は無料で試すことができる(月166クレジット付与)
  • 最新モデル「KLING 1.6」: 2024年12月にリリースされた最新モデルで、より高品質な動画生成が可能に

Kling AIのインターフェースは英語表示ですが、ブラウザの翻訳機能を使えば日本語で操作できるので心配いりません。

Kling AIの登録方法

Kling AIを使うための登録方法はとても簡単です。以下の手順に従って進めてください。

Kling AIの公式サイトにアクセス

②画面右上の「Sign In」ボタンをクリック

③アカウント作成

  • 表示されたポップアップで「Sign up with e-mail」を選択します。
  • メールアドレスとパスワード(8文字以上)を入力します。
  • セキュリティ認証(パズル)を完了させます。
  • GoogleアカウントやApple IDでも登録できます。

これだけで登録は完了です!無料プランでは月に166クレジットが付与され、このクレジットを使って動画生成を試すことができます。

Kling AIの料金プラン

Kling AIには無料プランと3つの有料プランがあります。各プランの特徴は以下の通りです。

プラン月額料金年間契約時クレジット付与量ウォーターマーク処理優先度
Free無料166/月あり最低
Standard10ドル6.6ドル/月660/月なし普通
Pro37ドル24.42ドル/月3000/月なし高い
Premier92ドル60.72ドル/月8000/月なし最高

無料プランでも基本機能は使えますが、生成に時間がかかったり、ウォーターマーク(透かし)が付いたりします。本格的に使いたい場合は、Standard以上のプランへの加入がおすすめです。

Kling AIでの動画生成方法

Kling AIでは主に2つの方法で動画を生成できます。

テキストから動画を生成する方法(Text to Video)

①「AI Videos」を選択

ホーム画面から「AI Videos」をクリックします。

②「Text to Video」を選択

左上の「Text to Video」タブを選択します。

③プロンプトを入力

「Prompt」欄に、生成したい動画の説明を入力します。日本語でも入力できますが、英語の方が精度が高いです。(ChatGPTなどで翻訳するのがおすすめ)

A serene mountain lake at sunrise. Golden sunlight reflects on the calm water surface. Mist rises gently from the lake. Tall pine trees surround the shoreline. A small wooden boat gently rocks on the water.

訳:日の出の静かな山の湖。金色の太陽が静かな水面に映っています。霧が湖から静かに立ち上っています。背の高い松の木が湖岸を囲んでいます。小さな木造のボートが水面で静かに揺れています。

④設定を調整

  • Creativity/Relevance:創造性と忠実度のバランスを調整
  • Mode:Standard(高速・低品質)かProfessional(低速・高品質)を選択
  • Length:動画の長さ(5秒か10秒)を選択
  • Frame Ratio:アスペクト比(16:9、9:16、1:1)を選択
  • Generation Count:一度に生成する動画の数を設定

⑤ネガティブプロンプトを設定(任意)

生成したくない要素を指定する場合は「Negative Prompt」に入力します。

⑥「Generate」ボタンをクリックして生成を開始

出来た動画がこちらです!

画像から動画を生成する方法(Image to Video)

①「AI Videos」を選択

ホーム画面から「AI Videos」をクリックします。

②「Image to Video」を選択

左上の「Image to Video」タブを選択します。

③画像をアップロード

「Frames」タブをクリックし、動画化したい画像をドラッグ&ドロップします。

④プロンプトを入力

「Prompt」欄に、画像に対してどのような動きをつけたいかを入力します。例:「笑っている」「歩いている」「風に髪が揺れている」など

Idols dancing with smiles

訳:アイドルが笑顔で踊っている様子

⑤設定を調整

Text to Videoと同様に、各種設定を調整します。

⑥「Generate」をクリック

設定が完了したら「Generate」ボタンをクリックして生成を開始します。

出来た動画がこちらです!

画像から動画を生成する方法は、より予測可能な結果が得られるため、初心者にもおすすめです。自分の好きな画像やMidjourneyなどで生成した画像をベースにすることで、よりイメージに近い動画を作ることができます。

※Stable DiffusionやMidjourneyでの画像生成の方法は、下記記事で詳しく解説しています!

効果的なプロンプトの書き方

Kling AIで高品質な動画を生成するためには、適切なプロンプトを書くことが重要です。以下にポイントをまとめました。

  • 具体的に描写する:「人が歩いている」より「長い茶色の髪の女性が赤いコートを着て雨の降る街を歩いている」のように具体的に
  • シーンの概要から詳細へ:シーンの全体像→主要な要素→動きや変化→視覚的詳細→感情や雰囲気の順で記述
  • 視覚的な要素を含める:色、光の状態、質感、背景などの視覚的な情報を盛り込む
  • 動きを明確に説明する:「スムーズに動く」「ゆっくりと回転する」など動きの質や速度を指定
  • 英語で書く:日本語でも動作しますが、英語の方が精度が高いです
  • ネガティブプロンプトを活用する:「ぼやけ、低品質、歪み」などの望ましくない要素を排除

以下、プロンプトと動画生成例です!

A young Asian woman with long black hair wearing a white summer dress is walking slowly through a traditional Japanese garden. Cherry blossoms are falling gently around her. The sunlight filters through the trees, creating a warm, peaceful atmosphere. She smiles softly as she looks at the koi pond.

訳:長い黒髪に白いサマードレスを着た若いアジア人女性が、伝統的な日本庭園をゆっくりと歩いています。彼女の周りには桜が静かに散っています。木々の間から差し込む日差しが、暖かく穏やかな雰囲気を醸し出しています。彼女は鯉のいる池を眺めながら、優しく微笑んでいます。
A busy Tokyo street at night with colorful neon signs and digital billboards. People with umbrellas walking in light rain. Reflections of lights on the wet pavement. Cars passing by with headlights creating light streaks.

訳:色とりどりのネオンサインとデジタル広告看板が並ぶ、東京の夜のにぎやかな通り。小雨の中、傘をさして歩く人々。濡れた歩道に反射する光。ヘッドライトが光の筋を描きながら通り過ぎる車。
A young woman with long dark hair sitting by a cafe window, smiling as she writes in her journal. Soft afternoon light filters through the window. Steam rises from her coffee cup. People pass by on the street outside. A small potted plant sits on the table.

訳:長い黒髪の若い女性がカフェの窓際に座り、日記を書きながら微笑んでいます。午後の柔らかな光が窓から差し込んでいます。コーヒーカップからは湯気が立ち上っています。外の通りを人々が通り過ぎていきます。テーブルの上には小さな鉢植えの植物が置かれています。

このようなプロンプトを使うことで、より具体的でイメージに近い動画を生成することができます。

Kling AI 1.6の新機能について

2024年12月にリリースされた最新モデル「KLING 1.6」では、以下の機能が追加・強化されています。

  • プロンプトへの忠実度向上: テキスト指示により忠実な動画生成が可能に
  • 全体的なパフォーマンスが195%向上: 生成速度と品質が大幅に改善
  • リップシンク機能: 音声に合わせて口の動きを連動させることが可能に
  • Effects機能: プロンプトなしでも画像に動画エフェクトを追加可能
  • Elements機能: 最大4枚の画像を組み合わせた動画生成が可能に

これらの新機能を活用することで、より高品質で表現力豊かな動画が生成できるようになりました。

Kling AIを使う際の注意点・商用利用

Kling AIを使う際に気になる安全性、商用利用の可否、生成時間の注意点について解説します!

Kling AIの運営元である快手(Kuaishou)は大手企業であり、これまでに大きなトラブルやセキュリティ問題の報告はありません。ただし、入力したプロンプトや生成されたコンテンツがAIの学習データとして使われる可能性があるため、個人情報や機密データには注意が必要です。

そして、Kling AIの商用利用については、現時点(2025年)で明確な情報が公開されていません。無料プランで生成された動画にはウォーターマークが付くため、商用利用には適していないと考えられます。有料プランではウォーターマークが外れますが、商用利用の可否については最新の利用規約を確認することをおすすめします。

また、無料プランでは動画生成に時間がかかることがあります。以前は6時間以上待たされることもありましたが、最新状況では「KLING 1.0」で5分程度、「KLING 1.5」で10分程度で生成されるようになっています。ただし、サーバーの混雑状況によっては長時間待たされることもあるため、有料プランの方が安定して利用できます。

Kling AIの活用例

Kling AIはさまざまな用途で活用できますので、以下にいくつかの例を紹介します。

  1. マーケティング動画の作成:商品紹介やサービス案内の短い動画を手軽に作成
  2. SNS用のショート動画:Instagram ReelsやTikTok用の魅力的な短編動画
  3. 教育コンテンツ:抽象的な概念を視覚化した教育用動画
  4. プレゼンテーション資料:静的なスライドに動きを加えた魅力的なプレゼン素材
  5. クリエイティブな表現:アーティストやクリエイターの発想を形にした映像作品

ぜひ参考にしてください!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

Kling AIの基本情報から登録方法、使い方、プロンプトの書き方のコツまで詳しく紹介してきました。

この記事で紹介したことをまとめると次のようになります。

  • Kling AIは中国発の高品質動画生成AIで、メールアドレスだけで誰でも利用可能
  • 動画生成は「テキストから」と「画像から」の2種類の方法がある
  • 無料プランでも試せるが、より高品質で安定した利用には有料プランがおすすめ
  • 効果的なプロンプトを書くことで、より理想に近い動画が生成できる
  • 最新モデル「KLING 1.6」では処理速度や品質が大幅に向上している

動画制作が難しくて挫折していた方や、AIを使って簡単に魅力的な動画を作りたいと考えていた方にとって、かなり助けになる情報だったのではないでしょうか?

ぜひ、Kling AIを使って自分だけのオリジナル動画を作成してみてくださいね!