普段からChatGPTの無料プランを使って仕事を効率化している方の中には、「もっと高性能なChatGPT Plusを使ってみたいけれど、コストは抑えたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
有料版のChatGPT Plusは、2025年から消費税10%が課税され$20(約3,000円)→$22(約3,300円)となり実質的な値上げ状態です。
現在の円安傾向も考えるとさらに費用が高くなり不安ですよね。
そこで今回は、ChatGPTをできるだけ安く使うための方法を円建てアプリ課金の裏ワザからキャリア特典、外部AIサービスの無料枠まで徹底解説します!
コストを抑えながらChatGPTを活用したい方はぜひ参考にしてください。
- ChatGPT Plus/Proに払う月額費用を少しでも減らす方法はある?
- VPNやAPIの利用などを活用して費用を抑えられる?
- ChatGPT以外でも安く使えるお得な情報はある?
- ChatGPT Plusを無料で使えるサービスはある?
結論、スマホ経由で契約した方がお得
実はどのプラットフォームから契約するかによって、実際に支払う日本円の金額が変わってくるんです!
特に注目すべきなのは、ウェブ経由(ドル建て+為替+手数料)での支払いと、スマホアプリ経由(日本円建ての固定価格)での支払いの違いです。支払い方法を工夫するだけで、年間で数千円〜数万単位の差が出ることもあります。
ChatGPTの各種有料プランは、下記の料金で利用できます。
プラン | 月額料金 | 年額料金 |
Free | $0 | $0 |
Plus | $20 | $240 |
Pro | $200 | $2400 |
Team | $30/人 | $25/人 |
Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Edu | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
ウェブ経由とアプリ経由での費用を比較
では実際にどれくらいの金額の差が生まれるのか見てみましょう。

仮に$1=150円とした場合、Web版は3,300円でスマホアプリ版と比較すると月額最大440円の差が出ます。
月単位で見るとそこまで差分はないように見えますが、年間利用した場合、以下の金額の差分になります。
プラン | ウェブ経由 | スマホアプリ経由 | 年間差分 |
Plus | 3,300円/月 | 2,860円〜3,000円/月 | ▲3,600〜▲5,280円/年 |
Pro | 33,000円/月 | 30,000円/月 | ▲36,000円/年 |
年間でも10%以上も金額に差分があり、現状の為替を考えるとスマホアプリ経由の方がお得に利用ができますね。
Web版解約〜スマホアプリ版課金に乗り換える手順
①Web版を解約する
・右上のアイコンから設定ボタンを押下

・次にサブスクリプション > 管理する > サブスクリプションをキャンセルする を押下

② スマホアプリ版に契約
- スマホでChatGPT公式アプリをインストール
- 画面右上の Settings › Subscription を開く
- 「Upgrade to Plus」をタップしてストア課金
為替レートが急騰したらどうなる?
アプリ課金は円建て定額なので為替影響ゼロ。一方ドル建ては毎月請求額が変動します。
一時期1ドル160円台を突破した時点では、ウェブ経由での金額が1ヶ月3,500円を超え「アプリで入り直すだけで月500円安い」という事態になりました。
円高に振れたらウェブ課金へ戻す選択肢もあるため、為替を見ながらルート変更が最適解です!
為替レート別に料金を比較してみました!$1= 135円くらいからウェブ版の方がスマホアプリより安くなる計算です。
為替レート($1=円) | ウェブ版(税込み) | スマホアプリ版 | 費用比較 |
130 | 2,860円 | Android:2,890円 iphone:3,000円 | ウェブ版 < Android < iphone |
135 | 2,970円 | Android:2,890円 iphone:3,000円 | Android < ウェブ版 < iphone |
140 | 3,080円 | Android:2,890円 iphone:3,000円 | Android < iphone < ウェブ版 |
145 | 3,190円 | Android:2,890円 iphone:3,000円 | Android < iphone < ウェブ版 |
150 | 3,300円 | Android:2,890円 iphone:3,000円 | Android < iphone < ウェブ版 |
現在(2025年5月27日時点)では$1=143.48 円なのでウェブ版の費用が高い計算になります。
ここまでは、手軽に費用を安くする方法をご紹介しました。中でも「スマホアプリに切り替えるだけ」で実践できる方法は、すぐに試せるのが魅力ですね。
ここからは、VPNやAPIの活用など、少し手間はかかるものの費用を抑えられる方法をご紹介します。
VPNを活用して費用を抑えられる?
海外サーバーに接続できるVPNを経由して国外ユーザー」として決済すれば、理論上は税抜き $20(=消費税10%分が不要)でChatGPT Plusを契約できます。日本でそのままWeb課金すると $22($20+消費税10 %)になるため、為替にもよりますが節約幅は月300円弱・年3,000円強が上限です。
ただし、VPNだけを海外に設定しても、住所や決済情報を偽ることは利用規約に違反し、最悪の場合はアカウントが停止されるリスクもあります。節約額に比べてリスクが大きく、割に合わないケースが多いのが現実です。
そのため安く使える手段の一つではありますが、利用停止リスクを考えると推奨はしません。
APIを活用すると無料枠もらえる?

ChatGPTのAPIは完全な従量課金制で、使ったトークン数(文字数のような単位)に応じて課金されます。料金はモデルごとに公開されており、少量のテキスト生成だけなら、サブスク(Plus 月額 $20)より 安く済むケースも多い のがメリットです。
以前は新規アカウントに$5の無料クレジット(3か月有効) が自動付与されていましたが2024年後半〜2025年にかけて順次終了し、最近は「付与されなかった」「制度がなくなった」との報告があるようです。
他サービスでも安く使える方法はある?
ChatGPTをお得に使う方法は、支払いルートや無料枠だけではありません!実は、通信キャリアや外部の提携サービスを通じて、高性能なChatGPT Plusを無料または割引価格で利用できる特典が多数存在しています。
とくにSoftBankやdocomoといった大手キャリアは、月額数千円相当のProプランや高性能モデルを「1年無料」「月約200円」などの破格で提供しており、これを活用するだけでChatGPT Plus相当の機能を年間数万円分節約できる可能性があります!
キャリア特典&無料AIサービスを徹底比較
・キャリア回線(例:SoftBank・docomo)を契約しているとお得に使えるAIサービス例
提供元 | 提供サービス | 備考 |
SoftBank | perplexity pro | SoftBank、Y!mobile、LINEMOのいずれかを契約していた場合は1年間無料 |
docomo | Stella ai | ahamo・eximoユーザーのいずれかを契約していた場合は初月+11か月無料(実質1年) |
・お得に使える他社AIサービス例
提供元 | 提供サービス | 備考 |
LINEヤフー | LINE AIアシスタント | 月額200円(初回10回までは無料トライアルあり) |
Genspark | Genspark Plus | 約$20/月だが複数社の最先端AIモデルが利用可能 |
Google AI pro | 大学生限定15ヶ月間無料(18歳以上/登録期限6月末までなど条件あり) |
Google AI studio
Google AI Studio は、Googleが提供する開発者向けのウェブベースのプラットフォームです。
特別なインストールや初期設定は不要で、ブラウザ上からすぐにGeminiシリーズの最新モデルを使い始めることができます!
中でも注目なのは、高性能な「Gemini 2.5 Pro」も月間100万トークンまで無料で利用できる点です(日本語換算で約160〜170万文字分)。

写真右上のRun settingsからモデルを選択することができます!
高精度かつ長文対応のGeminiモデルをこれだけのボリュームで無料利用できるのは、非常にお得です。
こちらからぜひアクセスしてみてください!
【おまけ】 ChatGPT Plusを無料で使う方法とは?
月額の利用料の支払いを悩んでいる方は以下で紹介している無料サービスの利用を検討してみてください。ChatGPT PlusやProのように活用できるモデルの幅は広くないですが、無料で使ってみたい方はおすすめのサービスになっています。
サービス名 | 提供モデル・機能 | 料金体系 |
リートン(Wrtn) | GPT-4o | 無料・無制限 |
Poe AI | GPT-4o, o3, Claude-3.5 Sonnet, Gemini-2.5 Pro など複数モデル | 基本無料(1日あたりのポイント制限あり) |
気になる方はぜひ利用してみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ChatGPTやその他のサービスも含めて費用を抑えて利用できる方法を紹介してきました!
この記事で紹介したことをまとめると次のようになります。
- スマホアプリ経由での節約が手軽。ただし為替の影響で利用料金が逆転することもあるので注意を!
- VPN+国外決済はアカ停リスクで非推奨
- SoftBank/docomo/LINEのキャリア特典でGPT-4oが実質0円〜200円。
- GensparkやGoogle AI Studioなど複数モデル無料・定額の外部サービスを組み合わせると年間数万円削減も可能。
- Wrtn・Poeなど無料枠サービスはとりあえず試したい層におすすめ
高性能なAIを活用する時代において、「賢く使うこと」は最大の節約術です。
ぜひご自身の用途にぴったりのプランを選び、無理なく・無駄なく、AIを活用していきましょう!
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