近年、Geminiなどの生成AIの進化により、誰でも手軽にハイクオリティな画像や動画を作れるようになりました。
しかし、作成した作品を保存してみると、右下に入っている「Veo」といったウォーターマーク(透かし)が気になり、「これでは資料やSNSで使いづらい」と困っている方も多いのではないでしょうか。
実は、これらのウォーターマークは、適切なツールや手順を使えばきれいに消すことができます!
この記事をご覧の方は、以下のような疑問をお持ちではありませんか?
- Geminiで生成した動画にあるウォーターマーク(透かし)を消す方法は?
- 無料で消す方法はある?
- SynthIDってなに?
- そもそも、透かしは消していいの?
この記事を読み終わる頃には、様々な方法でウォーターマークを消せるようになります。
📖この記事のポイント
- Geminiの動画には可視ウォーターマークと不可視ウォーターマーク(SynthID)の2種類がある
- 可視ウォーターマークは、トリミング・除去ツールを利用することで削除が可能
- 不可視ウォーターマーク(SynthID)は拡散モデルによる再処理で除去可能
- 透かしを消す行為は、個人の範囲で楽しむなら問題なし。ただし、著作権侵害や欺瞞目的は規約違反となるリスクがある
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Geminiのウォーターマークとは?

Geminiで生成されるコンテンツには、AI生成物であることを示すために2種類のウォーターマークが付与されています。除去する前に、まずはその種類と特徴を確認しておきましょう。
可視ウォーターマーク
可視ウォーターマークとは、生成した画像の右下に付与される目に見える透かしのことで、動画の場合は、「Veo」と透かしが入ります。一目でAI生成画像であることがわかるように配置されていますが、動画編集ソフトでのトリミングや除去ツールを使用することで簡単に除去可能です。
不可視ウォーターマーク(SynthID)
SynthIDとは、Google DeepMindが開発した人の目では見えない電子透かしです。画像や動画に埋め込まれており、可視ウォーターマークの削除を行っても除去されません。また、動画の場合は映像だけでなく音声トラックにも埋め込まれています。
一般的な編集ソフトでは無効化できませんが、拡散モデルを用いた特殊な処理を行うことで除去すること自体は可能です。具体的な方法は後述します。
これらは、Googleが提供するSynthID Detectorを使用することで、AIによって生成されたかを判定します。また、Geminiにアップロードすることでも確認できます。
実際にGeminiにAI生成された動画か確認してみました。可視ウォーターマーク以外も検出できていることから、「Veo」を消したとしても判定可能ですね。

SynthIDに関する詳しい情報は、Google公式ドキュメントをご覧ください。
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ウォーターマーク除去前に知っておくべき注意点
ウォーターマークを消す行為は、状況によっては利用規約に反する場合があります。ウォーターマークを消す前に、問題ないかどうか確認しておきましょう。
- 自分で生成した画像・動画
- 個人的な使用目的(スマホの壁紙など)
- 適切な権利処理や規約が確認できている場合
- 他人が生成した作品のウォーターマークを削除
- 著作権者の許可なき商用利用
- 人を欺くことを目的とした除去
Geminiで生成したコンテンツの商用利用に関する詳しい解説は、以下の記事を参考にしてみてください。
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動画から可視ウォーターマークを消す方法

Geminiで生成した動画の可視ウォーターマーク(Veoロゴ)は、比較的簡単に消去できます。ここでは、無料ツールを中心におすすめの方法を3つ紹介します。
①透かし除去ツールの使用
AIが自動で可視ウォーターマークを消してくれるオンラインツールを使う方法があります。様々なツールがありますが、本記事ではWatermark Remover.ioをご紹介します。
- STEP1Watermark Remover.ioにアクセス
はじめに、Watermark Remover.ioにアクセスします。
- STEP2可視ウォーターマークを消したい動画をアップロード

アクセス後、画面中央にある「画像をアップロード」をクリックし、透かしを消したい動画をアップロードします。
- STEP3可視ウォーターマークを除去する

「5秒プレビュー」をクリックし、可視ウォーターマークを除去します。「フルHDビデオ」は無料では利用できない点に注意が必要です。
- STEP4除去した動画をダウンロードする

可視ウォーターマークの除去が完了後、「5秒プレビューをダウンロード」をクリックすることで可視ウォーターマークのない動画を作成することができます。
実際にこのツールを使用して、Geminiで生成した動画のウォーターマークを消してみた結果は次のようになりました。
◯削除前
◯削除後
動画の品質はそのままで、右下の「Veo」という透かしのみが消えている一方で、動画時間が短くなっていることも確認できると思います。これは無料プランの制限であるため、5秒以上の動画から透かしを除去したい場合は、有料プランへの加入が必要な点に注意が必要です。
日本語に対応しており、登録不要ですぐに使えるため、手軽に試したいという方におすすめです。
②他AIツール経由で生成
後から透かしを消すのが面倒という場合は、最初から可視ウォーターマークが入らないAIツールを利用するのも一つの手です。例として、以下のAIツールをご紹介します。
- Genspark
- Higgsfield
それぞれの機能・料金面を比較した表は次のようになります。
| 月額料金 | 機能 | |
|---|---|---|
| Genspark | 24.99ドル | ChatGPTやGeminiを始めとする主要AIモデルを使用可能。 画像・動画・スライド生成・電話代行など様々な機能を搭載。 |
| Higgsfield | 29ドル | 静止画から映画のような動画を生成する機能や、 人物の表情と音声を連動させる「Speak」機能を搭載。 |
どちらのAIツールも、Geminiの動画生成モデル Veoを使用でき、右下にウォーターマークが入らない状態で生成可能です。
◯Genspark
◯Higgsfield
Genspark、Higgsfieldに関する基本的な解説は、以下の記事を参考にしてみてください。
③トリミング(切り抜き)
ツールを使わずに確実に消したい場合は、トリミング(切り抜き)が最も有効です。
スマホの写真アプリや編集アプリを使い、動画の右下にあるVeo部分が画面外に出るようにサイズを調整することで取り除くことが可能です。
縦横比を保ったままトリミングすることで、自然なサイズを保ったまま透かしを除去することができます。
◯トリミング前
◯トリミング後
不可視ウォーターマーク(SynthID)を除去する方法
上記の方法で可視ウォーターマーク(Veoロゴ)を消しても、目に見えない電子透かしであるSynthIDは残ったままです。SynthIDは画像に埋め込まれているため、通常の編集では除去できません。
SynthID除去には、2025年12月に発表された拡散モデルによる再処理という技術が効果的です。この技術は、画像を拡散モデルに通して極めて低いdenoise値で再描画することで、透かしを段階的に除去することを可能にしています。
- 成功率
SynthID: 約57-79%除去 - 必要な環境
GPU:16GB以上のVRAM推奨
ComfyUIと各種カスタムノードのインストール
処理時間:画像1枚あたり数分 - 実装方法
GitHubリポジトリ: Synthid-Bypass(ワークフローファイル・セットアップ手順・サンプル画像を含む)
【FAQ】よくある質問
- Q最も簡単な可視ウォーターマーク除去方法は?
- A
切り抜き(トリミング)が簡単かつ確実です。無料で行うことができ、可視ウォーターマーク部分をカットするだけなので誰でも簡単に除去可能です。
- Qウォーターマーク除去は違法ですか?
- A
私的利用など法律上は問題ないケースもありますが、Geminiの利用規約に違反し、アカウント停止になるリスクがあります。商用利用や公開の際は特に注意が必要です。
- QSynthIDを完全に除去することは可能ですか?
- A
技術的には可能ですが、一般的なパソコンでは困難です。 研究レベルでは除去技術が確立されつつありますが、実行には高性能なGPUと専門知識が必要です。
まとめ
Geminiで生成した動画のウォーターマークは、用途に合わせた適切な方法を選べばきれいに除去することが可能です。利用規約違反になることがないよう、適切な用途でのみ透かしを除去することを意識しましょう。
この記事のポイントをまとめると以下の通りです。
- Geminiの動画にはVeoロゴと不可視透かし(SynthID)の2種類がある
- Veoロゴを消しても、SynthIDは残る
- SynthIDは拡散モデルによる再処理で除去可能
- 最初から透かしなしで生成したいならGensparkなどを検討する
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