Nano Bananaの利用回数に制限はある?商用利用や注意点を解説!

Gemini

この記事では、話題のNano Bananaについて、知っておくべき商用利用可否や利用回数などの制限に関する注意点について解説します!

Nano Bananaの安心感のある利用のためにご活用ください。

📖この記事のポイント

  • お試しや興味で使うくらいならNano Bananaは無料でも十分!
  • 本格利用なら外部サービスなどで有料プラン加入がほぼ必須!
  • Nano Bananaの商用利用に制限はない!
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監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

Nano Bananaの料金プランと回数制限

まずは、プラットフォーム別のNano Bananaの料金プランについて記載します。

概要料金プラン利用制限
GeminiアプリGoogle公式アプリ無料1日の利用回数制限あり
Google AI StudioGoogle公式AIプラットフォーム無料1日の利用回数制限あり
Gemini APIGoogle公式提供API画像1枚あたり4円前後1日の利用回数制限あり
manusAIエージェント(外部)・Basic:19ドル
・Plus:39ドル
・Pro:199ドル
※1ドルあたり1クレジットが付与される
15~25クレジット
higgsfield画像・動画生成AI(外部)・Basic:9ドル
・Pro:29ドル
・Ultimate:49ドル
・Creator:249ドル
Basic以外は無制限利用
※期間限定の可能性あり
Adobe Firefly画像・動画・音声生成AI(外部)・Standard:1,580円
・Pro:4,780円
・Premium:31,680円
・Creative Cloud Pro:9,080円
プレミアム会員はほぼ無制限
無料会員は20枚前後

弊社スタッフがNano Bananaを利用したところ、20枚以上作成しても回数制限には届きませんでした(条件:Geminiアプリ利用。画像アップロードによる生成5枚、その他はテキストプロンプトによる指示)。

Google公式においても、回数制限における明記はありません(ただしXでは、一定上限に達して利用不可になったものの、翌日に回数上限が回復したという声も挙がっています)。

また画像生成の上限が来た際に、APIに登録をしていると、従量課金に通知なく移行している可能性がある点に注意しましょう。

関連記事:nano bananaの料金は?無料での使い方やできること、注意点を徹底解説

Nano Bananaは商用利用に制限はある?

Web上では「商用OK・NG」双方の記述が混在しています。Google公式情報のみを根拠に整理すると、Gemini API・Vertex AI経由の出力は、権利帰属がユーザー側にあり、原則として商用利用は可能です。

ただし、一部のプレビュー条項や禁止事項ポリシーの範囲外で使うことが前提になります。

結論:商用利用に制限はなし

結論から述べると、Nano Bananaの商用利用に制限はありません。生成された画像の著作権は、生成したユーザーに帰属します。公式規約でも、生成物に対する所有権をGoogleは主張しないことが明示されています。

ユーザーのコンテンツはユーザーに帰属します。つまり、コンテンツに含まれるユーザーの知的所有権はすべてユーザーが保持します。 たとえば、ユーザーが書いたレビューなど、ユーザーが作成した独創的なコンテンツの知的所有権はユーザーが保持します。また、誰かが作成した独創的なコンテンツも、その人の許可があれば共有する権利を保持できる場合があります。

引用:Google(利用規約)

お客様は、この生成 AI プレビュー版を本番環境または商用目的で使用し、生成された出力を第三者に開示することができます。

引用:Google「Geminiで画像を生成する」

とはいえ、特別なプレビュー契約に該当する場合は商用・本番利用が禁止されることがある点には注意しましょう。また既存キャラクターの著作権侵害にはもちろん配慮が必要です。

商用利用する際の注意点

Google AI StudioによるNano Bananaの利用はプレビュー版であるため、生成された画像に「SynthID(AIが生成したコンテンツに埋め込まれる、デジタルの透かしのこと)」が表示されます。

仕様が変更になる可能性があるだけではなく、問題が起きた際のサポートは限定的となります。本格的な商用利用は、上記の注意点を踏まえたうえで検討し、最新の利用規約を確認することが大切です。

API経由(外部サービス利用含む)であれば、SynthIDの透かしは入りません。

そもそもNano Bananaとは?

Nano Banana(正式名称:Gemini 2.5 Flash Image)とは、2025年8月26日にリリースされた、Googleによる画像生成・編集モデルです。

Nano Bananaの大きな特徴として挙げられるのが、既存の写真の加工・編集技術の高さ。従来の新規画像生成機能に加え、より直感的かつ自由度の高い画像編集が可能となっています。

Nano Bananaが業界を震撼させている理由

AIモデルのなかには、事前告知なしで突然現れ、世間の話題をさらうケースも少なくありません。Nano Bananaもそんなモデルの一つです。

プレスリリースや告知、派手なデモもなく現れたNano Bananaは、既存の優秀な生成AIをあっという間に凌駕するほどの実力を持っていることがわかりました。

従来のモデルである「Gemini 2.0 Flash」と比べても、画質・構図・理解力すべてにおいて進化を遂げており、テキストによる指示のみで良質な画像生成・編集がおこなえます。

画像生成・編集モデルを評価するベンチマーク『LMArena』では、ほぼすべてのカテゴリでほかの主要モデルをNano Bananaが上回り、高いスコアを獲得しました。

とくに人物生成や構図提案に強みを持っており、一貫性のある画像生成や高いプロンプト理解能力が評価されています。

Nano Bananaでできること

Nano Bananaの使い方は、ユーザーの発想次第で無限大。以下に、SNSでも注目を浴びている「Nano Bananaでできること」の代表格を記載します。

  • 人物の髪型の変更(ショートにする、パーマを加えるなど)
  • 人物の服やアクセサリーの着せ替え
  • 人物の服の色や柄だけを変更
  • 人物のメイクの追加や色味の調整
  • 人物の不要なシミやノイズを除去
  • 人物の顔や体のポーズを変更
  • 画像の一部を削除(不要な人や物体の除去)
  • 削除した部分を自然に補填(背景や床を再構築)
  • 背景の差し替え(旅行先やスタジオ風など)
  • 画像内の色調整(夕方風、モノクロ風など)
  • ペットや人物を別の画像に融合
  • 複数写真を合成し、一枚の自然な画像にまとめる
  • 光や影の方向を変更
  • 写真をイラスト風やアート風に変換
  • 小物の追加(帽子、眼鏡、バッグなど)
  • 写真を全体的に高解像度化 など

Nano Bananaは従来の生成AIよりも「人物やペットの一貫性を崩さずに自然に加工できる点」が強み。まるでPhotoshopの上級機能を文章で操るような感覚で、画像の生成・編集作業がおこなえます。

Nano Bananaの使い方

ここでは、Nano Bananaの具体的な使い方として、Geminiアプリ版とGoogle AI studio版の手順をご紹介します。

【Geminiアプリ版】Nano Bananaの使い方手順

Geminiアプリ版では、ユーザーが画像生成モデルを手動で切り替える機能はありません。Geminiは、ユーザーが入力したプロンプトの内容を理解し、その内容にもっとも適した画像生成モデルを内部的に自動で選択したうえで、画像を生成します。

つまりユーザーが「Nano Bananaを使って」と直接指定するのではなく、Googleのシステムが最適なものを判断して使用する仕組みになっています。

2025年9月現在では、Geminiを起動するとトップにNano Bananaに誘導するメッセージが記載されます。

メッセージ内リンクを選択すると、プロンプト入力画面の「バナナマーク🍌」が点灯。

この状態でプロンプトを入力すると、Nano Bananaによって画像が生成されます。

【Google AI studio版】Nano Bananaの使い方手順

以下に、Google AI studioでNanoBANANAを利用する手順を記載します。

①Google AI studioの公式サイトにアクセスして、Googleアカウントでログインする

②右側のモデル選択欄から「Imafes」を選択し、「Nano Banana」を選択する

③プロンプトを入力する

上記の方法で、Nano Bananaによる画像が生成されます。

画像の再生成を依頼する際は、出力画面内に表示される「Geminiのマーク(下記画像右側、『Rerun』の表示)」を選択すれば、プロンプトを入力することなく再度出力されます。

Nano Bananaの活用事例

Nano Bananaでは、これまでの生成AIではできなかったような新しい使い方が注目を集めています。ここでは、Nano Bananaならではの活用事例をピックアップしてご紹介します。

写真やイラストをフィギュア化する

SNSで話題沸騰のフィギュア化加工。元となる画像をアップロードしたうえで、以下のプロンプトを入力してみましょう。

この画像を参考に、同一人物のフィギュア試作品の写真を生成してください。レンズ50mm相当、均一照明、マット質感でお願いします。

実際に、元画像とプロンプトをセットにして入力してみましょう。今回入力した画像はこちらになります。

実際に生成された画像がこちら!

さらに、以下のプロンプトも追加してみましょう。

全体的に、元画像のカラーリングを取り入れてください。フィギュアの後ろにパッケージを添えてください。背景は、自室のデスクの上。実際のフィギュアらしいサイズ感が分かるような情報を入れてください。

このように、リアルで生き生きとしたフィギュア画像が生成されました。

「もっとマットな質感で」「両手を腰に当てて」「背景のパッケージをもっと大きくして」など、細かなディテールの微調整も可能です。

もっと詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください!

ヘアスタイルやファッションのシミュレーション

Nano Bananaでは、ヘアスタイルやファッションのシミュレーションも楽しめます。

今回は、以下の画像を活用してさまざまな画像加工を試してみましょう。

この女性の髪色を黒くして、ストレートヘアーに。眉毛の色も髪色に合わせて暗くしてください。髪の長さはバストより少し上の、ミディアムロングにしてください。

上記のプロンプトを入力した結果、生成された画像がこちらです。

イメージがガラリと変わり、今までとは異なる新しい魅力を感じられるようになりました。

自分でイメチェンの想像ができないときは、こんなプロンプトを入力してみましょう。

どんな髪色や髪型にしたらいいのかわからないので、この画像に似合うスタイルを提案してください。元気でフレッシュなイメージにしたいです。活発で、明るい印象を与えられるスタイルに変えて画像を生成してください。

この結果、以下のようが画像が生成されました。

さらにイメージの違う、より多面的な印象の画像を生成してくれたのがわかります。

Nano Bananaの強みは、元画像との一貫性が高い画像の生成です。顔やメイク、ポーズ、角度などはそのままに、髪色や周りの情報だけを変えてくれるため、リアリティのあるシミュレーションが楽しめます。

構図を変えて模様替えのシミュレーション

Nano Bananaでは、室内の写真を利用した「模様替えのシミュレーション」も可能です。

今回は、以下の画像を参考に模様替えを試してみましょう。

この部屋の後ろの壁紙を、薄い茶色に変えてください。またソファーの色を白色に変えてください。

上記のプロンプトで生成された画像がこちらになります。

このように、その他の情報はそのままに、カラーリングだけ変更してくれました。

プロンプト次第では、さらに新しいインテリアを置くことも可能です。

後ろに黒色のクローゼットを置いて。クッションを北欧イメージの柄に変えて。壁の絵を、モノトーンでシンプルな抽象画に変えて。

クローゼットを設置したことで、絵も自動的にサイドに移動されました。もちろんこの後、クローゼットの横幅を狭くしたり、絵を元の場所に戻したりすることも可能です。

モデル写真と商材写真を掛け合わせて広告を作成する

商用利用OKなNano Bananaでは、画像を掛け合わせることでクリエイティブを作成することもできます。

今回は例として、以下の2つの画像を組み合わせてみましょう。

プロンプトは、以下を入力してみます。

この2つの画像を掛け合わせて、女性向けマッチングアプリの広告画像を作成してください。ターゲットは20歳~25歳の女性です。Instagramの広告に表示する予定なので、SNS世代に受けるフォトジェニックな印象でお願いします。

上記のシンプルな条件で生成された画像がこちらになります。

このままだと少し合成らしさが残ってしまうので、微調整のために以下のプロンプトを入力してみましょう。

全体的に画像の質感をなじませて、全体的に統一感が出るようにしてください。左上の文字は消してください。フォントはスタイリッシュなものに。女性の服装をもう少しオシャレなものにしてください。手前に爽やかなエフェクトを入れて、奥行きや立体感が出るように。

いかがでしょうか?SNSの広告として存在感のある、華やかかつトレンド感のある画像に近づきました。

生成AIではNano Bananaモデルに限らず、日本語の生成が苦手な傾向に。とくに漢字は文字化けのような表現になってしまうケースが多いものです。ビジネス用の画像作成では、メイン画像を生成した後、キャッチコピーやテキストを手動で追加するのも良いでしょう。

多機能なNano Bananaで、シミュレーションや画像加工を楽しもう!

本記事では、Nano Bananaの機能や使い方を解説しました。

要点をまとめると、以下のとおりです。

  • Nano Bananaは、一貫性のある画像加工が得意分野
  • 利用するプラットフォームによって料金体系が異なる
  • フィギュア化や模様替えシミュレーションなど、今までAIではできなかった楽しみ方ができる

記事内でも触れた通り、Nano Bananaは今後の規約変更によって料金体系も変わる可能性があります。利用時は最新情報を確認し、安心安全な活用につなげていきましょう。

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