ブログの記事作成から調べもの、企画の案だしに至るまで、ChatGPTの利用シーンは驚くほど幅広くなっています。そして最近では、その力がマーケティングの分野でも活用できるのではないか?と注目されています。
こちらの記事では、ChatGPTを実際にマーケティングに活用している例や、マーケティングの現場で使用できるプロンプトについて、詳細にご紹介します。マーケティングのプロフェッショナルとして活躍されている方にも、こちらの記事を参考にして、ビジネスの競争力向上にChatGPTを活用できるかをぜひ試して頂ければと思います。
今後のマーケティングビジネスで活用できる新たなツールとして、ChatGPTの可能性を実感し、今後のマーケティング戦略に新たな価値を生み出していきましょう。
ChatGPTとは
そもそもChatGPTは何が出来るツールなのでしょうか?既に使いこなしていらっしゃる方も大勢いらっしゃると思いますが、この機会にもう一度何が出来るのか振り返ってみます。
機能 | 出来ること |
テキスト生成 | 質問した任意のトピックや質問に基づいて、テキストを生成することが可能。 |
文書の読み取り | 与えられた文書の内容を理解し、要約や説明を生成することが可能。 |
翻訳 | 多言語に対応しており、与えられたテキストを他の言語に変換することが可能。 |
ChatGPTはテキスト生成や文書の読み取り、翻訳など、ビジネスにおいて非常に役立つ機能を持っています。これらの機能を活用する場面として、新しく注目されているのがマーケティング対しての活用です。
マーケティングと一口に言っても、市場リサーチやコンテンツ作成、更にSEO対策など、実施する内容は多岐にわたります。以下では、マーケティング業務の活用事例と実際に使用可能なプロンプト例についてご紹介します。
※ChatGPTの登録方法については、以下の記事で解説しています!
ChatGPTのマーケティング業務活用例5選とプロンプト例
では、ChatGPTで実際のマーケティング業務で使用できるプロンプトにはどのようなものがあるのでしょうか?ここでは5つの場面についてサンプルを用いてご紹介しますので、ぜひ活用してみて下さい!
ChatGPTのマーケティング業務活用例①:市場リサーチ
市場リサーチは、マーケティングの際にビジネス戦略を練る上でも大変重要なプロセスの一つとなっています。商売を行う際はいつでも、顧客のニーズを把握して商品を販売する必要がありますので、競合の分析や類似商品を事前に把握しておく作業は必須と言えますね。
このプロセスを効率的に進めるために、ChatGPTのような先進的なAIツールの活用が注目されています。ChatGPTを活用することで、過去のデータやトレンド、業界の知識に基づいた情報提供が即座に可能となり、時間をかけて膨大なデータを探索する手間を大幅に軽減することができます。
今回はChatGPTに対して、マーケティングの市場リサーチを行う際に有効なプロンプトの例を出力してもらいました。提案されたのは以下の内容ですが、多岐にわたってChatGPTへの質問が可能であることが伺えます。
- 業界のトレンド:
「2022年の健康食品業界の主なトレンドは何ですか?」 - 競合分析:
「スマートフォン市場におけるAppleとSamsungの主な競争ポイントとは?」 - 消費者のニーズ分析:
「エコフレンドリーな製品に対する消費者の意識や要望に関する情報はありますか?」 - 新製品の可能性:
「VR技術を活用した新しいエンターテインメント製品の市場受容性はどうですか?」 - デモグラフィック分析:
「Z世代が最も重視するオンラインショッピングの要因は何ですか?」 - 既存製品の評価:
「2021年にリリースされたテスラの新モデルに対する一般的なレビューや評価は?」 - マーケティング戦略の参考:
「SaaS製品の成功例で、効果的なマーケティング戦略を採用している企業はありますか?」
これらをもとにして、実際に提示されたプロンプトの例を踏まえてChatGPTに質問してみました。
今回はわかりやすく表形式での出力を求めたので、競合となるポイントを表形式で出力してくれています。
実際にはもっと詳細な要因や市場動向、戦略的な変更点などが存在するため、上記で知ることのできた競合に対しての分析を踏まえて更に深堀りを繰り返していくのが良いでしょう。
ChatGPTのマーケティング業務活用例②:広告コンテンツの作成
マーケティング業務の中で、最もアイディアが必要とされる業務が広告コンテンツの作成ではないでしょうか?商品の購買層に対して購入後のストーリーを想起させたり、ターゲットとする層に的確にアピールするためには、魅力的な広告分野コンセプトの提案が必要となってきます。
今回は、広告コンテンツを作成するためにプロンプトの例をChatGPTに提案してもらいました。
- コピーの提案:
「エコフレンドリーな洗剤を販売している企業のキャッチコピーを考えてください。」 - 商品の特長ハイライト:
「スマートウォッチの健康管理機能をアピールするための広告文を書いてください。」 - ターゲット層やシーズンに合わせたメッセージ:
「Z世代向けのファッションアイテムの広告文を作成してください。」
「夏を迎える前のエアコンの販売促進広告の文言を提案してください。」 - 製品の使用シーンの提案:
「アウトドア活動を楽しむ家族向けのキャンプ用具の広告コンセプトを考えてください。」 - 競合との差別化:
「他のブランドとは異なる、独自のオーガニック食品の特長を強調する広告文を書いてください。」
これらをもとにして、実際に提示されたプロンプトの例を踏まえてChatGPTに質問してみました。以下がその際に得られた結果となります。
提案してもらったものをそのまま使用することはあまり考えられないかと思いますので、いくつかのパターンを提示してもらい、それらを元にブラッシュアップをしていくのが、現場での活用方法になりそうですね。
ChatGPTのマーケティング業務活用例③:SEO対策に使う
検索エンジン最適化(SEO)の重要性が高まる中で、その対策方法も様々となっています。そんな中で、ChatGPTをSEOの領域で活用することについても言及していきたいと思います。
SEO対策には、サイトのコンテンツ最適化やキーワード提案、競合分析に至るまでの多岐にわたる手段が考えられます。ChatGPTに対して、これらを実施するためのプロンプトの例を提案してもらいました。
- キーワードリサーチ:
「健康食品のオンラインショップにおすすめのSEOキーワードは何ですか?」 - コンテンツ最適化の提案:
「”自家製ソープ”に関するブログ記事をSEO対策するためのヒントを提供してください。」 - SEOの基本知識:
「2022年のSEOのベストプラクティスは何ですか?」 - 競合分析:
「”有機コーヒー”のキーワードで上位ランクを取得しているサイトの共通点は何ですか?」 - ユーザーエクスペリエンスとSEO:
「良好なユーザーエクスペリエンスがSEOに与える影響について説明してください。」
これらのプロンプトを使用して、ChatGPTからの回答や提案を元に、ウェブサイトやブログのSEOを強化するための戦略やアクションを考えることができます。
ChatGPTのマーケティング業務活用例④:顧客の対話を自動化する
次にChatGPTが活用できる例として考えられるのは、顧客の対話の自動化です。サービス購入後の顧客に対して、問い合わせや製品に対する要望を回答する際にもChatGPTを活用することが可能となります。
ChatGPTが人と異なる利点は、何と言っても24時間の稼働ができるということ。現在カスタマーサポートを備えている企業でも、『平日9:00-17:00』などといったように時間に制約を設けたサポートを行っている企業が一般的です。
しかし、ChatGPTに自社サービスの知見を組み込ませることによって、24時間の稼働が可能なChatBotとしての働きを期待することが可能となります!ChatGPTに自社サービスの知見を再学習させる方法については、以下の記事でもご紹介していますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
ChatGPTのマーケティング業務活用例⑤:商品情報を明確化する
マーケティングを行う際に、販売する商品の情報を明確化する作業も重要となってきます。簡潔かつ魅力的に伝えることは、顧客が購買を決定する際に大きく影響する要素の一つです。
今回は、上記のような商品情報の明確化を行うために有効なプロンプトの例を、ChatGPTに提案してもらいました。明確化のためには特長の洗い出しからターゲットの特定まで、様々な切り口から検討出来ることがわかります。
- 商品特長の洗い出し:
「XYZ商品の主な特徴や利点をリストアップしてください。」 - 競合商品との違い:
「XYZ商品とABC商品の主な違いや競合優位性は何ですか?」 - ターゲット層の特定:
「XYZ商品の主なターゲットユーザーや市場は何ですか?」 - 商品の歴史や背景:
「XYZ商品の開発背景や市場に出るまでの経緯を教えてください。」 - 関連商品やアクセサリーの情報:
「XYZ商品と一緒に使われることが多い関連商品やアクセサリーは何ですか?」 - 商品の材料や成分:
「XYZ商品の主要な材料や成分をリストアップしてください。」
これらのプロンプトを使用して、ChatGPTからの回答や情報を元に、商品情報を整理・明確化することができます。これを行うことによって、マーケティング資料、商品ページ、プレゼンテーションなどの資料作成時に、明確で魅力的な商品情報を伝えることが出来るようになりそうですね。
もし顧客へのアピールの方法について行き詰っているという方がいらっしゃいましたら、ぜひ試して頂ければと思います。
ChatGPTをマーケティング業務に活用する際のコツ
では、ChatGPTをマーケティング業務に活用するにはどのようなプロンプトが有効となってくるのでしょうか?活用の際のコツをご紹介していきます。
ChatGPTに質の高いプロンプトを使う
ChatGPTを最大限に活用するコツとして、『質の高いプロンプトを使用する』というポイントがあります。ChatGPTは膨大な数のテキストデータを学習対象として保持しているため、『○○について教えて』などの漠然とした内容を質問しても、抽象的な回答しか返ってきません。
そのため、役割を与えたりターゲットを指定したりすることで、より効果的に調査を進めることが出来ます。提案を貰う際も『アナリストのプロ目線で』『プロフェッショナルな視点から』と指定したり、ターゲットを指定する際も明確なペルソナを設定することで、業務にも活用が出来る回答が得られます。
詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
ChatGPTのGPTs(旧プラグイン)を使う
有効なマーケティングには情報の鮮度が大きくかかわってきますが、ChatGPTには2023年10月(無料版GPT-4の場合)までの情報しか学習データとして組み込まれていません。この弱みを解消するためにGPTs(旧プラグイン)の活用がおすすめですのでご紹介します。
GPTsはGPT-4を契約しているユーザであれば利用することが可能となります。(2024年5月現在では、GPTsは利用のみであれば無料ユーザーでも利用できるようになっています!)
これによってstoreから様々なGPTs(旧プラグイン)のインストールが可能になります。特にGPTsの中でも特におすすめしたいのは『WebPilot』です。
こちらを使用することで、ChatGPTの会話でURLを入力すると、ウェブページの内容を取得し、理解しやすい要約を返してくれることが可能になります。最新の内容をインプットにしてリサーチを行ってくれるため、ChatGPTの情報が古いという弱点をカバーしてくれるでしょう。
まとめ
これらをまとめると、
・ChatGPTを利用することで市場リサーチやSEO対策など、マーケティング業務への活用が可能となる。
・マーケティングの業務は多岐にわたるため、指示をより具体的にして質の高いプロンプトを投げることで、より明確な回答を得ることが可能となる。
・GPTs(旧プラグイン)を使用することでChatGPTの情報の古さという弱点をカバーできる。
でした。ぜひマーケティングにもChatGPTを活用してみて下さい。
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同じ悩みを解決した人がいるかもしれません。ぜひ質問してみてください!