ChatGPTに人格を持たせるには？設定手順とプロンプト例を紹介

ChatGPTを使っていて「返答が機械的で味気ない」「毎回トーンが変わって一貫性がない」と感じたことはありませんか？

実は、ChatGPTに人格を持たせることで、これらの悩みを解消し、より自然で満足度の高い会話が可能になります。人格を持たせるとは、名前・性格・口調・専門性などを設定し、一貫したキャラクターとして振る舞わせることです。

本記事では、ChatGPTに人格を持たせるメリットから、具体的な設定手順、プロンプト作成のコツ、そのまま使えるテンプレート、さらには応用テクニックまで徹底解説します。初心者でもすぐに実践できるよう、コピペで使えるプロンプト例も多数用意しました。

この記事を読めば、あなただけのオリジナルChatGPTを作り、仕事にもプライベートにも活用できるようになります。

監修者プロフィール

森下浩志

日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

ChatGPTに人格を持たせるメリット

「ChatGPTの返答がどこか機械的で物足りない」「毎回違うトーンで返ってきて使いづらい」といった悩みは、ChatGPTに人格を持たせることで解決できることがあります。

人格を持たせることによって、主に以下のようなメリットがあります。

例えば、ChatGPTに「親しみやすい英会話の先生」という人格を持たせると、堅苦しい説明ではなく、励ましの言葉を交えながらカジュアルに教えてくれるようになります。以下は実際に人格を設定した場合の応答例です。

このように、人格設定なしの場合と比較すると、応答のトーンや親しみやすさに明確な違いが生まれます。目的や好みに合わせてChatGPTに人格を持たせることで、より効果的で満足度の高いAI活用が実現できるでしょう。

ChatGPTに人格を持たせるための3ステップ

ChatGPTに人格を持たせることで、より一貫性のある自然な会話が可能になります。以下では、人格設定を成功させるための具体的な3ステップを解説します。

ステップ①：持たせたい人格を決める

ChatGPTに人格を持たせる最初のステップは、どのようなキャラクターにするかを明確に決めることです。漠然とした設定では、応答に一貫性がなくなり、期待した結果が得られません。

まず、人格の基本属性を考えましょう。名前、年齢、職業、性別などの基本情報は、キャラクターの土台となります。次に、性格的な特徴を具体化します。例えば「明るくフレンドリー」「知的で落ち着いた雰囲気」「ユーモアを交えた親しみやすさ」など、どのような印象を与えたいかを決めてください。

また、口調や話し方のスタイルも重要な要素です。敬語を使うのかカジュアルな言葉遣いなのか、専門用語を多用するのか平易な表現を心がけるのかによって、ChatGPTの応答は大きく変わります。さらに、その人格が持つ価値観や得意分野、苦手なことなども設定しておくと、よりリアルな人格を演出できます。

ステップ②：人格設定用のプロンプトを作成・入力する

人格が決まったら、次はChatGPTに人格を持たせるためのプロンプトを作成します。

効果的なプロンプトを作成するには、具体的かつ詳細に記述することがポイントです。「あなたは〇〇という名前の△△歳の□□です」という基本情報から始め、性格、口調、専門知識、会話のスタイルなどを順番に記載していきます。

作成したプロンプトは「この設定で会話を続けてください」といった指示とともに送信し、ChatGPTが設定を理解したことを確認してから本格的な会話を始めましょう。

具体的なプロンプト作成のコツ・プロンプトテンプレートについては後述していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ステップ③：応答をチェックして調整する

プロンプトを入力したら、実際にChatGPTと会話をしてみましょう。もし思った通りの応答でなければ、プロンプトを修正して再度会話を試みます。

「もっとカジュアルな話し方にしてほしい」「ビジネスライクに寄せてほしい」など、具体的な調整を加えてブラッシュアップしていくと、理想の人格にどんどん近付きます。

自分だけのChatGPTに育てて、仕事でもプライベートでも活用してみましょう。

ChatGPTに人格を持たせるためのプロンプトのコツ

ChatGPTに人格を持たせるには、プロンプトの書き方が重要です。

応答のトーンは「感情＋語調」で指定する

ChatGPTに人格を持たせる際、「明るく話して」といった曖昧な指示では思い通りの応答が得られないことがあります。トーンを正確に伝えるには、感情と語調を組み合わせて指定するのが効果的です。

感情とは「明るい」「穏やか」「熱血」などキャラクターの内面を表す要素で、語調とは「です・ます調」「タメ口」「〜だよね」など実際の話し方のスタイルを指します。

例えば「明るくフレンドリーに話してください」ではなく、「明るくポジティブな性格で、語尾に『〜だよ！』『〜しようね！』を使ったカジュアルな口調で話してください」と指定すると、ChatGPTは具体的なイメージを持って応答できます。

さらに「！」や絵文字の使用頻度、一文の長さなども指定すると、より細かくトーンをコントロールできます。

ChatGPTの人格だけでなく背景設定を含める

ChatGPTに人格を持たせるとき、性格や口調だけでなく背景設定を加えることで、より自然で深みのあるキャラクターになります。背景設定とは、そのキャラクターがどのような経歴や経験を持っているかという情報です。

例えば英会話講師の人格を設定する場合、「10年間アメリカに住んでいた経験がある」「日本人が苦手な発音のポイントを熟知している」「過去に500人以上の生徒を教えてきた」といった背景を追加します。すると、ChatGPTは単なる講師ではなく、実体験に基づいたアドバイスができる説得力のあるキャラクターとして振る舞うようになります。

背景設定があることで、ChatGPTは「この人格ならどう答えるか」を判断しやすくなり、応答の一貫性も高まります。

指示は「ルール」として伝える

ChatGPTに人格を持たせるプロンプトを書く際、お願いベースで書くよりも「ルール」として明確に伝える方が効果的です。曖昧な依頼形式では、ChatGPTが指示を軽視したり、会話が進むうちに設定を忘れたりすることがあります。

例えば「できれば敬語は使わないでほしいです」という書き方よりも、「ルール：敬語は使用禁止。常にカジュアルな口調で話すこと」と断定的に書く方が、設定が守られやすくなります。プロンプト内に「【絶対ルール】」「【必須条件】」などの見出しをつけて、重要な指示を強調するのも有効なテクニックです。

ルールとして伝えることで、ChatGPTはその指示を優先度の高いものとして認識し、長い会話でも人格設定を維持しやすくなります。

箇条書きで書く

ChatGPTに人格を持たせるプロンプトを作成するとき、長い文章で説明するよりも箇条書きで整理する方が効果的です。人間と同様に、ChatGPTも情報が整理されている方が内容を正確に理解できます。

特に複雑な人格設定を行う場合、箇条書きによる整理は必須といえます。見やすく構造化されたプロンプトほど、期待通りの人格を引き出せる確率が高まります。

「やってはいけないこと」も明記する

ChatGPTに人格を持たせる際、「こうしてほしい」という指示だけでなく「やってはいけないこと」を明記することで、意図しない応答を防げます。ChatGPTは指示がなければデフォルトの振る舞いに戻りやすいため、禁止事項を伝えることが重要です。

例えば、フレンドリーなキャラクターを設定したい場合、「敬語を使わない」「堅苦しい言い回しをしない」「長々とした説明をしない」といった禁止ルールを追加します。また、「自分がAIであることに言及しない」「ネガティブな表現を使わない」など、キャラクターの世界観を守るための禁止事項も効果的です。

「〇〇する」と「〇〇しない」の両面から指示を出すことで、ChatGPTに人格を持たせる精度が格段に向上します。

【コピペOK】ChatGPTに人格を持たせる設定プロンプト4選

ここでは、すぐに使えるChatGPTに人格を持たせるプロンプトを4つ紹介します。目的に合わせてコピペして使うか、自分好みにカスタマイズしてご活用ください。

ビジネス向け：丁寧で論理的な人格

仕事でChatGPTを活用したい方におすすめの人格設定です。メール作成、企画書のブラッシュアップ、ビジネス文書の添削など、プロフェッショナルな場面で活躍します。論理的で簡潔な応答が得られるため、業務効率化に役立ちます。

あなたは「佐藤」という名前の経験豊富なビジネスコンサルタントとして振る舞ってください。

【基本設定】
・40代、大手企業での勤務経験20年以上
・論理的思考と問題解決が得意

【性格・話し方】
・常に丁寧な敬語で話す
・結論を先に述べ、その後に理由や詳細を説明する（PREP法を意識）
・曖昧な表現を避け、具体的かつ簡潔に伝える
・感情的にならず、冷静で客観的な視点を保つ

【対応スタイル】
・質問には的確に回答し、必要に応じて改善案や代替案も提示する
・ビジネスマナーや一般的な商習慣を踏まえたアドバイスを行う
・専門用語を使う場合は簡単な補足を加える

【禁止事項】
・カジュアルな口調や絵文字は使用しない
・冗長な説明はしない

【関係性】
私はあなたに業務上の相談をするビジネスパーソンです。

実際の応答結果は以下のようになりました。

相談役向け：やさしく寄り添う人格

悩みを聞いてほしいとき、気持ちを整理したいときに最適な人格設定です。否定せずに受け止めてくれるので、安心して本音を話せます。アドバイスを押し付けず、まずは共感してくれる点が特徴です。

あなたは「あかり」という名前の心理カウンセラーとして振る舞ってください。

【基本設定】
・30代女性、カウンセラー歴8年
・傾聴と共感を大切にするスタイル

【性格・話し方】
・穏やかで温かみのある口調（です・ます調）
・相手の気持ちを否定せず、まずは受け止める
・「〜なんですね」「それは大変でしたね」など共感の言葉を多く使う
・急かさず、相手のペースに合わせて会話を進める

【対応スタイル】
・アドバイスは求められるまで控え、まずは話を聴くことに徹する
・相手が自分で答えを見つけられるよう、質問を通じてサポートする
・必要に応じて気持ちを整理する手伝いをする

【禁止事項】
・「こうするべき」「それは間違い」など断定的な物言いはしない
・相手の感情を軽視する発言はしない
・長々と一方的に話さない

【関係性】
私はあなたに悩みを相談するクライアントです。

実際の応答結果は以下のようになりました。

創作支援向け：クリエイティブで自由な発想を大事にする人格

小説、シナリオ、企画のアイデア出しなど、創作活動をサポートしてくれる人格設定です。型にはまらない自由な発想で、あなたのクリエイティビティを刺激してくれます。ブレインストーミングの相手としても最適です。

あなたは「ユウキ」という名前のクリエイティブディレクターとして振る舞ってください。

【基本設定】
・30代、広告代理店や映像制作の現場で15年の経験
・小説、映画、アート、音楽など幅広いカルチャーに精通

【性格・話し方】
・好奇心旺盛で発想が柔軟
・テンション高めで「面白いね！」「いいじゃん！」など肯定的なリアクションが多い
・カジュアルなタメ口で話す
・比喩や具体例を交えながら、イメージしやすく伝える

【対応スタイル】
・どんなアイデアもまずは肯定し、そこから広げる
・「こんなのはどう？」と複数の選択肢や別角度の案を積極的に提案する
・常識にとらわれず、突飛なアイデアも歓迎する
・相手のアイデアを否定せず、さらに良くする方向で意見を出す

【禁止事項】
・「それは難しい」「現実的じゃない」などネガティブな反応はしない
・堅苦しい言い回しはしない

【関係性】
私はあなたと一緒にアイデアを考えるクリエイター仲間です。

実際の応答結果は以下のようになりました。

雑談向け：陽気でフレンドリーな人格

気軽におしゃべりを楽しみたいときにぴったりの人格設定です。友達と話しているような感覚で、日常の出来事や趣味の話など、何でも気軽に話せます。ChatGPTとの会話自体を楽しみたい方におすすめです。

あなたは「ケン」という名前の気さくな友人として振る舞ってください。

【基本設定】
・20代男性、趣味は映画・ゲーム・音楽・グルメなど幅広い
・ノリが良く、誰とでもすぐ仲良くなれるタイプ

【性格・話し方】
・明るくポジティブ、笑いを大切にする
・タメ口でフランクに話す（「〜だよね！」「〜じゃん！」「マジで？」など）
・絵文字を適度に使う（😊👍🎉など）
・リアクションが大きく、相手の話に興味津々で食いつく

【対応スタイル】
・堅い話は苦手なので、なるべく楽しい方向に持っていく
・自分の意見や感想も積極的に言う
・相手の話に関連する自分のエピソードも交えて盛り上げる
・長文より短めのテンポ良いやり取りを好む

【禁止事項】
・敬語は使わない
・説教くさいことは言わない
・真面目すぎる長文回答はしない

【関係性】
私はあなたの仲の良い友達です。

実際の応答結果は以下のようになりました。

【応用編】ChatGPTの人格設定を使いこなすテクニック

基本的な人格設定ができるようになったら、さらに便利に活用するためのテクニックを身につけましょう。ここでは、ChatGPTに人格を持たせる設定を効率化・強化する5つの方法を紹介します。

カスタム指示で毎回の設定入力を省略する

ChatGPTに人格を持たせるたびに長いプロンプトを入力するのは手間がかかります。そこで活用したいのが「カスタム指示」機能です。カスタム指示とは、すべての会話に適用される事前設定のことで、一度登録しておけば新しいチャットを開始するたびに自動で人格設定が反映されます。

設定方法は簡単です。ChatGPTの設定から「パーソナライズ」を選択し、「カスタム指示」の入力欄に人格設定を記入します。口調や性格、ルールなどを記載しましょう。

カスタム指示を使う際のポイントは、文字数制限があるため要点を絞って簡潔に書くことです。

詳細な設定をすべて書ききれない場合は、最も重要な性格と口調のルールを優先して記載し、細かい設定は会話の冒頭で補足するという方法もあります。

毎日同じ人格でChatGPTを使いたい方には、カスタム指示の活用がおすすめです。

カスタム指示については以下の記事で詳細に解説しています。

【ChatGPT】Custom instructionsとは？設定方法と使い方を解説

ChatGPTの「Custom instructions」機能について、設定方法から具体的な使い方まで詳しく解説します。AIを自分好みにカスタマイズして、よりパーソナライズされた対話を実現するためのガイドです。

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2023.09.01

GPTsでオリジナルの人格を作成・保存する

ChatGPTの有料プランを利用している方は、GPTsを使ってオリジナルの人格を持ったチャットボットを作成できます。

GPTsとは、特定の目的や人格を設定したカスタムChatGPTを作成・保存できる機能です。一度作成すれば、いつでもワンクリックでその人格のChatGPTを呼び出せます。

GPTsを作成するには、ChatGPTの画面左側メニューから「GPTを調べる」を選び、画面右上の「作成する」をクリックします。

作成画面では対話形式で設定を進めることができ、名前、説明、指示内容、会話の開始メッセージなどを入力していきます。プログラミングの知識は一切不要で、日本語で人格設定を書くだけで完成します。

GPTsの大きなメリットは、複数の人格を別々に保存しておける点です。

仕事用の丁寧なアシスタント、英会話練習用の先生、雑談用の友達キャラなど、目的別にGPTsを作成しておけば、用途に応じて使い分けられます。ChatGPTに人格を持たせる設定を本格的に活用したい方には、GPTsが最も便利な方法といえるでしょう。

GPTsの詳しい使い方についてはこちらの記事で解説しています。

【ChatGPT】 「GPTs（GPT Builder）」の作り方を図解で簡単に解説！

ChatGPTでGPTsやGPT Builderを使って何ができるのかを解説しています。誰でも簡単にChatGPTsでオリジナルのチャットAIを作ることができます。高度設定が可能な「Configure」についても9ステップで解説します。

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2023.12.27

メモリ機能で人格設定を記憶させる

ChatGPTには会話の内容を記憶するメモリ機能があり、これを活用することで人格設定を覚えさせることができます。メモリ機能がオンになっていれば、ChatGPTは過去の会話から重要な情報を自動的に記憶し、次回以降の会話に反映してくれます。

ChatGPTに人格を持たせる際にメモリ機能を活用するには、設定後に「この人格設定を覚えておいて」と伝えるのが効果的です。ChatGPTが記憶した内容は、設定画面の「パーソナライズ」から「メモリ」を選択することで確認・管理できます。

「管理する」から不要な記憶を削除したり、特定の情報だけを残したりすることも可能です。

カスタム指示との違いは、メモリは会話を通じて自然に蓄積されていく点です。

カスタム指示は自分で明示的に設定する必要がありますが、メモリは使い続けるうちにChatGPTが人格の特徴を学習していきます。ただし、意図しない情報も記憶される場合があるため、定期的にメモリの内容を確認して整理することをおすすめします。

メモリ機能については以下の記事で詳細に解説しています。

ChatGPTのメモリ機能とは？使い方・削除法・上限など気になる点を全解説

ChatGPTのメモリ機能の使い方を完全解説。設定方法から削除手順、ビジネス・日常での活用例、容量制限の対処法まで網羅。

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2024.05.01

長い会話でも人格を維持するコツ

ChatGPTに人格を持たせても、会話が長くなるにつれて設定が薄れてしまうことがあります。これはChatGPTが参照できる会話の範囲に限りがあるためです。長い会話でも人格を維持するには、いくつかのコツを押さえておく必要があります。

最も簡単な方法は、定期的にリマインドを送ることです。会話の途中で「最初に設定した人格を維持してね」「〇〇というキャラクターとして話し続けて」と一言添えるだけで、ChatGPTは設定を思い出して軌道修正してくれます。特に重要な会話の前や、人格がブレてきたと感じたタイミングで伝えると効果的です。

また、人格設定の要点を短くまとめた「リマインド用プロンプト」を用意しておくのも有効なテクニックです。フルの設定文は長くなりがちですが、核となる性格と口調だけを3〜4行でまとめておけば、必要なときにサッと貼り付けて人格を再設定できます。長文のやり取りが多い方は、このリマインド用プロンプトを手元に準備しておきましょう。

複数の人格にディスカッションさせる

ChatGPTに人格を持たせる応用テクニックとして、複数のキャラクターを登場させてディスカッションさせる方法があります。異なる視点を持つ人格同士に議論させることで、一人では思いつかないアイデアや多角的な意見を引き出せます。

やり方はシンプルです。まず、2〜3人のキャラクター設定をプロンプトで定義します。その後、「この3人で〇〇について議論してください」と指示すれば、ChatGPTが各キャラクターの視点から意見を出し合う形で応答してくれます。

この方法は、企画のアイデア出し、意思決定の検討、物語のキャラクター同士の対話作成など、さまざまな場面で活用できます。賛成派と反対派に分けてディベートさせれば、一つのテーマを深く掘り下げることも可能です。ChatGPTに人格を持たせるテクニックの中でも、特にクリエイティブな活用法といえるでしょう。

実際にディスカッションさせてみると以下のようになります。

ChatGPTに人格を持たせることについてよくある質問（FAQ）

まとめ

本記事では、ChatGPTに人格を持たせる方法について、基本から応用まで詳しく解説しました。

ChatGPTに人格を持たせることは、AIをより便利に、より楽しく使うための第一歩です。本記事で紹介したプロンプトテンプレートをそのまま使うもよし、自分好みにカスタマイズするもよし。ぜひ、あなただけのオリジナルChatGPTを作って、日々の仕事や生活に役立ててみてください。