ChatGPTによる俳句作成のコツを解説!季語の選定や添削の方法も紹介! | romptn Magazine

ChatGPTでの俳句・川柳・和歌・短歌作成のコツとは?季語の選定や添削方法も紹介!

ChatGPT

俳句を作るのって難しいですよね。

「俳句・川柳・和歌・短歌をChatGPTを使って作ってみたい!」「俳句・川柳・和歌・短歌を作りたいけど季語や修辞技法がありすぎて決められない!」「俳句を作ってみたけどこれで大丈夫か分からない…」というお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回は、ChatGPTを使ってこれらの俳句・川柳・和歌・短歌を作成する上での指示方法やコツ、季語の選定や添削方法についてご紹介していきます。

※2024年5月13日に、ChatGPTの新しいLLM「GPT-4o(オムニ)」が登場しました!以下の記事で詳しい概要や使い方について解説していますので、合わせてチェックしてみてください。

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ChatGPTを使って俳句・川柳・和歌・短歌を正確に作らせるコツとは?

実際にChatGPTに俳句・川柳・和歌・短歌を作成させたものを使いながら、丁寧に解説していきます!

ChatGPTに俳句・川柳・和歌・短歌をそれぞれ詠ませてみた!

それぞれシンプルな指示で、ChatGPTに俳句・川柳・和歌・短歌を作らせてみました。

作ったものを見ていると、何となく詠めているように見えますが、それぞれ以下の欠点があります。

  • 俳句、川柳:季語の説明になっている、季語の重複
  • 和歌、短歌:音数律(五七五七七)を守れていない、抽象的な表現が多い

このようにChatGPTを使って俳句・川柳・和歌・短歌を作成する際には、単純な指示を出すと不完全な出来上がりになってしまいます。

では、ChatGPTにどのような指示を出せば優れた俳句・川柳・和歌・短歌を作成できるのかを解決していきます!

指示方法のコツ①:厳格に制限をかけて指示する

まず1つ目は、俳句のルールや季語を指定するなど厳格に制限をかけてChatGPTに指示することです。

実際に、以下の制限を設けてプロンプトを入力してみました。

以下のルールを厳守して、俳句を詠んでください。

・「夏の月」という季語を入れる
・「夏の月」以外の季語を絶対に使わない
・「夏の月」以外の季節感のある言葉を使わない
・動詞は1回のみ使える
・感情を表す形容詞は使わない
・文章を全てひらがなに変換すると、5語・7語・5語の順番に構成される計17文字の俳句を作る
・文字数は、指定の数を超えてはいけない
・「っ」は文字数に含めるが、「ゃ」「ゅ」「ょ」は文字数に含めない

どうでしょうか。先ほどのシンプルな指示よりはルールに則った俳句が作成できたのではないでしょうか?

このように制限をいくつも設けて細かい指示をすることによって、ChatGPTはより適切な俳句・川柳・和歌・短歌を作成してくれます。

指示方法のコツ②:制限を守れていなければ指摘する

それでは、さらに優れた俳句をChatGPTに作成してもらいましょう。

そのためには、コツ①で指示した制限の中で守れていないものをChatGPTに指摘します。

先ほどの例を使って紹介します。
「夏の月 蛍舞う夜に 涼風かな」という俳句は、「夏の月」と「蛍」の2つ季語が入ってしまっています。

これをChatGPTに指摘して、さらに良い俳句を作成させます。

しっかりとルールに則った俳句が作成できました!

このようにChatGPTが制限を守れていなければどんどん指摘して、適切な俳句・川柳・和歌・短歌を作成しましょう!

ChatGPTに魅力的な季語や修辞技法を選定させるには?

俳句・川柳・和歌・短歌を作成する際には、どんな季語や修辞技法(序詞や枕詞)を選ぶかも重要なポイントになってきます。

それでは、ChatGPTにより優れた季語や修辞技法を選定させてみましょう!

季語や修辞技法を選定させるポイント①:できるだけ多く作成させる

まずは、季語や修辞技法についてできるだけ多くの季語を作成させましょう。

例として、「夏」の季語を取り上げます。

画像が大きくなってしまうので割愛しますが、ChatGPTは40個もの季語を抽出してくれました。

季語や修辞技法を選定させるポイント②:天気や情景などを指定して絞らせる

次に、40個の季語の中から自分の作成したい俳句のイメージをChatGPTに教え、それに合った季語を選定してもらいましょう。

例として、「海ではしゃぐ子供たち」に関する俳句を作成するということにします。

最も適切な季語を選定し、さらには俳句の例まで作成してくれました。

このように、コツ①と同じようにChatGPTに細かく指示をすることで、俳句・川柳・和歌・短歌を作る際に、より適切で魅力的な季語や修辞技法を選定することができます。

ChatGPTに俳句・川柳・和歌・短歌を添削してもらうコツとは?

ChatGPTに俳句・川柳・和歌・短歌を添削してもらう場合には、以下のプロンプトを入力するといいでしょう。

あなたは俳人or歌人です。

以下のポイントに注意して、「夏の月 静寂の夜に 涼風かな」という俳句・川柳・和歌・短歌を添削してください。

・季語が1つ入っているか(短歌・和歌では修辞技法)

・切れ字のチェック(短歌・和歌では区切りの位置が適切か)

・誤字脱字はないか

・語彙や内容は適切か

実際に、先程ChatGPTに作成させた俳句を添削してもらいました。

ポイントごとに丁寧に添削してくれました。ダメなところを指摘してくれるだけではなく、良いところも褒めてくれるのはうれしいですね。

そして、最初に「あなたは俳人です。」と指示することで、より専門的な意見を得ることが出来ました。

ぜひ、俳句・川柳・和歌・短歌を作った時には、ChatGPTを俳人や歌人になりきらせてよりよい作品が出来るよう添削や修正をお願いしてみましょう!

ChatGPTで作った作品の著作権はどうなる?

ChatGPTは機械学習により、WEB上にある膨大なデータを集めて、その中から質問に合った回答を生成するという仕組みです。

そのため、ChatGPTに俳句・川柳・和歌・短歌を作成させたものに著作権を侵害していないのか気になる方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言うと、著作権侵害になりません。(※2024年3月時点)

Open AI社は利用規約で、

出力したものについての権利はすべて作成者に帰属する

Open AI Usage policies

としています。

ただし、気になるものについては、生成された文章について著作権侵害をしていないかチェックを怠らないようにしましょう。

ChatGPTを利用する際には、適用される法律や利用規約をしっかりと理解し、適切に対応する柔軟性が必要になってきます。

※もっと詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ChatGPTに俳句・川柳・和歌・短歌を作成させる際のコツや、季語・修辞技法の選定や添削方法、さらに著作権問題までご紹介しました。

この記事で紹介したことをまとめると次のようになります。

・厳格に制限をかけた指示をする(守れていなければ指摘を繰り返す)

・季語や修辞技法はたくさんの候補を出し、イメージに最適なものを抽出させる

・添削する場合はChatGPTを俳人・歌人に成り切ってもらう

・出力したものの著作権は作成者にある(※2024年3月時点)

俳句・川柳・和歌・短歌を上手く作ることができず悩んでいる方やChatGPTで優れた俳句・川柳・和歌・短歌を作ってみたいという方に、かなり助けになる情報だったのではないでしょうか?

ぜひ、皆さんの思い描くイメージで指示をして、ChatGPTと日本の伝統文化を嗜んでみましょう!

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