Nano Banana Proで4コマ漫画を作る方法!使い方のコツも徹底解説

画像生成

「絵が描けないけど、4コマ漫画を作ってみたい!」「Nano Banana Proで漫画が作れるって聞いたけど、どうやって使うの?」という方も多いのではないでしょうか。

2025年11月21日にリリースされたNano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)は、これまでの画像生成AIでは難しかった「日本語テキストの正確な描画」や「キャラクターの一貫性維持」を実現し、4コマ漫画制作に革命をもたらしました!

SNSでは「もう練習しなくていいかも」「一発でこのクオリティはヤバい」と話題沸騰中なんです。

今回は、Nano Banana Proで4コマ漫画を作る方法について、使えるプラットフォームから具体的な使い方、プロンプトのコツまで初心者の方にも分かりやすく徹底解説していきます。

📖この記事のポイント

  • Nano Banana Proは、日本語対応・キャラ固定・高品質な4コマ漫画を簡単に生成できるAI
  • Geminiアプリ、Google AI Studio、Adobe製品など複数のプラットフォームで利用可能
  • 無料で使えるサービスも多数!Higgsfield、Genspark、Feloなどで気軽に試せる
  • プロンプトのコツを押さえれば、少年漫画風・少女漫画風など多彩なスタイルで作成できる
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監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

Nano Banana Proとは?4コマ漫画が作れるって本当?

Nano Banana Pro(正式名称:Gemini 3 Pro Image)は、Googleが2025年11月21日に発表した最新の画像生成AIモデルです。

従来の画像生成AIでは難しかった「漫画制作」に特化した性能を持っており、特に4コマ漫画の生成において驚異的な精度を発揮します!

従来の画像生成AIとの違いは?

これまでの画像生成AIで漫画を作ろうとすると、以下のような問題がありました。

  • 日本語の文字が崩れてしまう
  • コマごとにキャラクターの顔や服装が変わってしまう
  • 吹き出しの配置や形状が不自然
  • 漫画らしい表現(集中線や効果音など)が再現できない

しかし、Nano Banana Proはこれらの課題をほぼ解決しているんです!

Nano Banana Proの4コマ漫画生成における強み

Nano Banana Proが4コマ漫画制作で注目されている理由は、大きく分けて3つあります。

日本語テキストの正確な描画:従来モデルでは、吹き出し内の日本語が崩れてしまい、編集ソフトで文字を打ち直す必要がありました。Nano Banana Proでは、ひらがな・カタカナ・漢字がほぼ破綻せずに出力されるため、そのまま使えるレベルに到達しています!アンチック体とゴシック体の使い分けや、「ドン!」「ガーン」といった擬音の配置も自然に再現してくれます。

キャラクターの一貫性維持:4コマ漫画では、同じキャラクターが複数のコマに登場しますよね。Nano Banana Proは、最大5人のキャラクターの顔立ちや服装を維持したまま、異なる表情やポーズで描画できるんです。髪色だけ違う似たキャラクターを複数登場させても、きちんと区別して描き分けてくれるのが凄いところです!

起承転結を理解した構成力:Nano Banana Proは、ベースモデルのGemini 3 Proの高度な推論能力を活用しています。漠然としたテーマを渡すだけで、AIが自動的に「起承転結」を組み立て、4コマ漫画として成立する構成を考えてくれます。コマ割りやカメラアングル、キャラクターの配置まで論理的に判断してくれるので、細かい指示をしなくても自然な流れの漫画が生成できるんですね。

Nano Banana Proで実際に4コマ漫画は作れる?

結論から言うと、本当に作れます!

X(旧Twitter)では、「一発でこのクオリティはヤバい」「もう手書きの練習しなくていいかも」といった声が続々と投稿されています。

プロンプト(指示文)を工夫すれば、少年漫画風・少女漫画風・日常系4コマなど、様々なスタイルの4コマ漫画を生成できますよ!

※Nano Banana Proの基本的な使い方や料金プランについては、以下の記事で詳しく解説しています。

Nano Banana Proで4コマ漫画が作れる場所は?

Nano Banana Proは、様々なプラットフォームで利用できます!

ここでは、4コマ漫画制作に使えるツールを「無料で試せるもの」と「有料プラン・API利用」に分けてご紹介していきますね。

Nano Banana Proを無料で試せるツール・サービス一覧

まずは、無料で気軽にNano Banana Proを試せるサービスから見ていきましょう!

①Geminiアプリ(公式)

最も手軽に始められるのが、Googleの公式Geminiアプリです。

  • 利用方法: 「思考モード」を選択→「🍌画像を作成」をクリック
  • 制限: 1日数回まで(具体的な回数は非公表)
  • 透かし: あり(Gemini sparkle)
  • おすすめポイント: 公式なので安心して使える

無料プランでも試せますが、制限に達すると自動的に軽量版の「Nano Banana」に切り替わります。

②Higgsfield

シンプルで使いやすいUIが特徴のサービスです。

  • 利用方法: ページ左側のバナナアイコンを選択→日本語で指示を入力
  • 制限: 常時利用可能(制限なし)
  • おすすめポイント: 初心者でも迷わず使える操作性

個人的には、Higgsfieldが一番使いやすいと感じました!日本語で「4コマ漫画を作って」とお願いするだけで、すぐに生成してくれますよ。

※Higgsfieldの使い方については、下記記事で詳しく解説しています。

③Genspark

検索エージェント機能も使える便利なサービスです。

  • 利用方法: アカウント登録後、Nano Banana Proを選択して生成
  • 制限: 1,000枚まで無料(2週間限定キャンペーン)
  • おすすめポイント: 大量に試したい方向け

1,000枚あれば、プロンプトの微調整や色々なスタイルの実験が十分にできますね!

※Gensparkの使い方については、下記記事で詳しく解説しています。

④Felo

最新のGeminiモデルも試せるサービスです。

  • 利用方法: アカウント登録後、モデル選択で利用
  • 制限: 7日間無料(Gemini 3含む)
  • おすすめポイント: 画像生成だけでなく、最新AIモデルをまとめて体験できる

※Feloについては、下記記事で詳しく解説しています。

その他の無料サービス

  • Lovart: 11/24 9時まで完全使い放題(日本上陸記念キャンペーン)
  • Hailuo AI: 無料プランで50枚/日(有料会員は12/3まで無制限)
  • X(旧Twitter): Nano Banana公式アカウント(@NanoBanana)にメンションで簡単生成

※キャンペーン期間や制限は変更される可能性があるため、最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。

有料プラン・API利用のツール

より本格的に4コマ漫画を制作したい方向けのサービスです。

①Google AI Plus/Pro/Ultraプラン

公式の有料プランでは、生成回数の制限が緩和されます。

プラン月額料金主な特徴
Google AI Plus2,900円無料版より多く生成可能
Google AI Pro2,900円〜検索のAIモード利用可能(米国のみ)
Google AI Ultra36,000円透かしなし・NotebookLM/Flow対応

最上位プランのGoogle AI Ultraでは、生成画像から目に見える透かしが削除されるため、クリーンな4コマ漫画が作成できます!

※Google AI Ultraについては、下記記事で詳しく解説しています。

②Google AI Studio / Vertex AI

開発者向けのAPI環境です。

  • Google AI Studio: APIのテスト環境として無料で利用可能
  • Vertex AI: 企業向けの大規模運用に対応

API利用の場合、従量課金制となります(画像1枚あたり約20〜36円)。

③Adobe製品

AdobeとGoogleのパートナーシップにより、Adobe製品でも利用可能になりました!

  • Adobe Photoshop: Photoshop内で直接利用可能
  • Adobe Firefly(ウェブ版): 2025年12月1日まで無制限生成(キャンペーン中)

※利用にはFirefly または Creative Cloud Proプランへの加入が必要です。

※Adobe Fireflyの使い方については、下記記事で詳しく解説しています。

Google Workspace(スライド・Vids)

Google Workspaceユーザー向けの特典もあります。

  • Google スライド: 「Help me visualize」「Beautify this slide」機能で利用
  • Google Vids: マルチターンプロンプトで画像生成・編集が可能
  • 特典: 60日間のプロモーション利用枠あり

プレゼン資料や動画制作と組み合わせて4コマ漫画を活用したい方におすすめです!

どのツールを選べばいい?

用途別におすすめのツールをまとめました。

用途おすすめツール
とりあえず試してみたいHiggsfield、Geminiアプリ
たくさん生成して試行錯誤したいGenspark(1,000枚無料)
透かしなしで本格的に作りたいGoogle AI Ultra、API
Adobe製品と連携したいAdobe Firefly
プレゼン資料に組み込みたいGoogle Workspace

まずは無料サービスで色々試してみて、気に入ったら有料プランを検討するのが良いですね!

Nano Banana Proで4コマ漫画を作る方法

それでは、実際にNano Banana Proを使って4コマ漫画を作ってみましょう!

今回は、初心者の方でも簡単に使えるHiggsfieldを使った方法をご紹介します。

Higgsfieldで4コマ漫画を作る基本手順

Higgsfieldは、シンプルなUIで使いやすく、有料プランであれば制限なく利用できるのが魅力です!

Higgsfieldで4コマ漫画を作る基本手順
  • STEP1
    Higgsfieldにアクセスする

    まずは、Higgsfieldの公式サイトにアクセスしましょう。

    ページを開き、「Image」から「Nano Banana Pro」をクリックすると使えるようになります!

  • STEP2
    プロンプト(指示文)を入力する

    次に、作りたい4コマ漫画の内容を日本語で入力します。

    基本的なプロンプトの例は以下の通りです。

    4コマ漫画を作成してください。
    テーマ:AIが雑務を代わりにやってくれて、クリエイターが創作に集中できるようになった話
    
    1コマ目:デスクで雑務に追われて疲れている女性
    2コマ目:AIが登場して「お手伝いします!」と言っている
    3コマ目:AIが書類整理やメール返信をしている様子
    4コマ目:女性が笑顔で絵を描いている
    
    セリフは全て日本語でお願いします。
    4コマ漫画風のレイアウトで、読みやすい構成にしてください。

    このように、コマごとの内容を具体的に指定すると、イメージ通りの4コマ漫画が生成されやすくなりますよ!

  • STEP3
    生成ボタンをクリック

    プロンプトを入力したら、生成ボタンをクリックします。

    1〜2分ほど待つと、4コマ漫画が完成します!

  • STEP4
    気に入らなければ再生成

    生成された4コマ漫画が気に入らなかった場合は、プロンプトを修正して再生成することもできます。

    先ほどは文章が変だったので、再生成してみました!

    他にも「もっとコミカルな雰囲気にして」「キャラクターを猫にして」など、追加の指示を出すことで、理想の4コマ漫画に近づけていきましょう!

プロンプトだけで作る方法

「細かいコマ割りを考えるのは面倒…」という方には、テーマだけを伝える方法もおすすめです。

AIが自動的に「起承転結」を考えて、ストーリー構成まで組み立ててくれますよ。

例えばこんな感じ!

「朝寝坊して遅刻しそうになったけど、実は今日は休日だった」というオチの4コマ漫画を作成してください。

セリフは日本語で、コミカルな雰囲気にしてください。

このように、大まかなテーマとオチを伝えるだけで、AIが自動的にコマ割りから構図、キャラクターの表情まで考えてくれます!

キャラクターを固定して作る方法

「同じキャラクターで何本も4コマ漫画を作りたい」という場合は、参照画像を使う方法が便利です。

①キャラクター設定画を用意する

まず、Nano Banana Proで4コマ漫画の主人公となるキャラクターの立ち絵を生成します。

キャラクター生成のプロンプト例

可愛い女子高生キャラクターの立ち絵を作成してください。

・髪型:茶色のショートヘア
・服装:制服(白いブラウスに紺色のスカート)
・表情:明るく笑顔
・全身が見えるように描いてください

このキャラクター画像を保存しておきます。

②参照画像を使って4コマ漫画を生成

次に、保存したキャラクター画像を参照しながら4コマ漫画を生成します。

参照画像を使ったプロンプト例

添付の女子高生キャラクターを使って、4コマ漫画を作成してください。

テーマ:テスト勉強をサボってゲームをしていたら、友達に見つかってしまった話

セリフは日本語で、日常系のほのぼのした雰囲気にしてください。

このように参照画像を読み込ませることで、髪型や服装が一貫したキャラクターで複数の4コマ漫画を作ることができます!

他のプラットフォームでも同じ方法が使える!

今回はHiggsfieldでの方法をご紹介しましたが、基本的なプロンプトの考え方は他のツールでも同じです。

  • Geminiアプリ
  • Genspark
  • Felo
  • Google AI Studio

どのツールでも、「コマごとの内容を具体的に指定する」「セリフは日本語と明記する」という基本を押さえれば、クオリティの高い4コマ漫画が作れますよ!

Nano Banana Proで4コマ漫画を作る際のプロンプトのコツ

Nano Banana Proで理想の4コマ漫画を作るには、プロンプト(指示文)の書き方が重要です!

ここでは、クオリティの高い4コマ漫画を生成するための具体的なコツをご紹介していきますね。

基本的なプロンプトの構成

まずは、4コマ漫画生成に必要な基本要素を押さえましょう。

コマ数と読む順番を明記する:Nano Banana ProはGeminiベースのため、何も指定しないと欧米式の「左から右」のコマ割りになってしまうことがあります。日本の漫画として読ませるには、読む順番を明示しましょう!

プロンプト例

4コマ漫画を作成してください。
右上のコマから左下のコマへ読む、日本の漫画レイアウトでお願いします。

各コマの内容を具体的に指定:「どんなシーンか」「キャラクターは何をしているか」「どんな表情か」を、コマごとに詳しく説明します。

プロンプト例

1コマ目:教室で授業中、眠そうに船を漕いでいる女子高生
2コマ目:先生に名前を呼ばれて、ハッとして立ち上がる
3コマ目:答えが分からず冷や汗をかいている
4コマ目:隣の友達がこっそり答えを教えてくれて、ホッとした表情

このように、シーン→アクション→感情の順で描写すると、AIがイメージを掴みやすくなりますよ!

スタイルや雰囲気を指定:どんな画風にしたいかを具体的に伝えましょう。

スタイル指定の例
  • 「日常系4コマ漫画風」
  • 「少年漫画スタイルで、力強い線とスピード線を使って」
  • 「少女漫画風で、背景にキラキラや花を入れて」
  • 「ゆるふわな雰囲気で、水彩タッチにして」

セリフは日本語と明記:必ず「セリフは全て日本語でお願いします」と追記しましょう。

これだけで、英語が混ざる確率がグッと下がります!

スタイル別プロンプトのコツ

作りたい4コマ漫画のスタイルに合わせて、プロンプトを調整しましょう。

①少年漫画風にしたい場合

少年漫画スタイルで描いてください。
力強い線、迫力のある集中線、スピード線を多用し、ダイナミックな構図にしてください。
白黒の強いコントラスト、シャープな影で、緊張感のある画面づくりをお願いします。
ポイント
  • 「集中線」「スピード線」などの効果線を指定
  • 「ダイナミックな構図」でアクション感を出す
  • 「白黒」「強いコントラスト」で迫力を演出

②少女漫画風にしたい場合

少女漫画スタイルで描いてください。
繊細なタッチ、大きな瞳、柔らかい線を使い、背景に花・光の粒子・キラキラを入れてください。
心理描写が伝わるような、エモーショナルで華やかな演出にしてください。
ポイント
  • 「大きな瞳」「柔らかい線」で少女漫画らしさを出す
  • 「花」「キラキラ」などの装飾を背景に
  • 「エモーショナル」で感情表現を重視

③日常系4コマ漫画風にしたい場合

「きらら系4コマ漫画」風に、縦に4つのコマを等間隔で並べて描いてください。
日常系アニメのような柔らかい線とシンプルな配色で、キャラクターはデフォルメ気味の可愛い頭身にしてください。
背景はシンプルで、ほのぼのした雰囲気になるように描いてください。
ポイント
  • 「等間隔」「縦並び」でレイアウトを指定
  • 「デフォルメ気味」で可愛らしさを出す
  • 「ほのぼのした雰囲気」で日常感を演出

漫画特有の表現を指定する

漫画らしさを出すための「お約束」表現を積極的に使いましょう!

①感情表現

・驚いたときは目が飛び出る表現
・怒ったときは頭に怒りマーク
・緊張したときは顔に冷や汗
・照れたときは頬を赤く

②カメラアングル

・1コマ目は顔のアップ(Close-up)
・2コマ目は全身が見える引きの構図
・3コマ目は俯瞰(High angle)
・4コマ目はアオリ(Low angle)で迫力を出す

③効果音・擬音

背景に「ドン!」「ガーン」「シーン...」などの描き文字を入れてください。
擬音は太めのフォントで目立つように配置してください。

キャラクターを一貫させるコツ

同じキャラクターを4コマ全体で維持するためのテクニックです。

①特徴を詳しく描写する

主人公:
・茶色のショートヘアで、前髪は眉上
・大きな茶色の瞳
・白いブラウスに紺色のスカート(制服)
・身長は小柄で、可愛らしい雰囲気

この特徴を全てのコマで維持してください。

髪型・髪色・服装・体型など、具体的に描写すればするほど一貫性が保たれます!

②参照画像を活用する

キャラクターの立ち絵を事前に生成し、それを参照画像として読み込ませる方法も効果的です。

添付のキャラクター画像を参考に、このキャラクターが登場する4コマ漫画を作成してください。
髪型、服装、表情の特徴を維持してください。

Nano Banana Proで漫画を作る際によくある失敗とその対処法

実際に生成してみると、思った通りにいかないこともありますよね。

失敗例①:コマ間でキャラクターが変わってしまう

その場合は、キャラクターの特徴をさらに詳しく描写し、「全てのコマで同じキャラクターを描いてください」と明記しましょう。

失敗例②:日本語の文字が少し崩れている

その場合は、「吹き出しを大きめにして、文字が読みやすいようにしてください」と追記すると改善されることがあります。

失敗例③:4コマの流れが不自然

各コマの内容だけでなく、「起承転結」の構成も明記しましょう。

1コマ目(起):日常のシーン
2コマ目(承):問題が発生
3コマ目(転):予想外の展開
4コマ目(結):オチ

プロンプトの実例集

最後に、そのまま使えるプロンプトをいくつかご紹介します!

実例①:学校あるあるネタ

4コマ漫画を作成してください。右上から左下へ読む日本の漫画レイアウトで。

テーマ:テスト勉強をしていたはずが、いつの間にか部屋の掃除をしていた

1コマ目:机に向かって「よし、勉強するぞ!」と気合を入れる女子高生
2コマ目:教科書を開いたら、昔の写真が挟まっていて見入ってしまう
3コマ目:気づいたら部屋中の棚を整理している
4コマ目:「あれ?勉強は?」と我に返る

セリフは全て日本語で。日常系4コマ漫画風の柔らかいタッチでお願いします。

実例②:ペットあるあるネタ

4コマ漫画を作成してください。

テーマ:猫に構ってほしいけど、猫は知らんぷり

1コマ目:飼い主が「こっちおいで〜」と手を広げている
2コマ目:猫はそっぽを向いて無視
3コマ目:飼い主が諦めてスマホを見始める
4コマ目:猫が急に膝に乗ってくる(ツンデレ)

セリフは日本語で、ゆるふわな雰囲気でお願いします。

これらのプロンプトを参考に、自分だけのオリジナル4コマ漫画を作ってみてくださいね!

Nano Banana Proで4コマ漫画を作る際の注意点

Nano Banana Proで4コマ漫画を作る前に、知っておきたい注意点があります。

著作権や商用利用のルール、生成時の制限などについて解説していきますね!

著作権について

既存キャラクターの利用はNG

「鬼滅の刃の炭治郎で4コマ漫画を作りたい!」と思っても、既存の版権キャラクターを使った漫画作成は避けましょう。

  • 有名なアニメキャラの名前をプロンプトに入れる
  • ネットで拾った版権キャラの画像を参照画像として読み込ませる

こういった行為は、私的利用の範囲を超えてSNSなどで公開すると、著作権侵害になるリスクがあります。必ずオリジナルのキャラクターで4コマ漫画を作りましょう!

AI生成画像の権利について

前モデルのNano Bananaの公式発表では、「出力したコンテンツについての権利は作成者に帰属する」とされています。ただし、ビジネス目的で利用する場合は、Google Workspace with Gemini もしくは Vertex AI の利用が推奨されています。

Nano Banana Proでも同様のルールが適用されると考えられますが、商用利用を検討している方は、最新の利用規約を必ず確認してくださいね。

※Nano Bananaの商用利用については、以下の記事で詳しく解説しています。

透かし(ウォーターマーク)について

生成された4コマ漫画には、プランによって透かし(Gemini sparkle)が入ります。

プラン透かしの有無
無料プランあり(✨マーク)
Google AI Proあり
Google AI Ultraなし
API / Vertex AIなし

透かしが入っていても問題ない場合は無料プランで十分ですが、クリーンな4コマ漫画を作りたい場合は、Google AI Ultraプラン以上の利用を検討しましょう。

ただし、透かしが削除されても、SynthIDと呼ばれる目に見えないデジタル透かしは必ず埋め込まれます。これにより、AI生成画像であることを後から検証できるようになっています。

生成時の制限と注意点

①細部の破綻が完全にゼロではない:Nano Banana Proは非常に高精度ですが、細かい部分で破綻が生じることもあります。

  • コマ間でキャラクターが持っているものが変わっている
  • 首の向きや手の位置が不自然
  • 日本語の文字が一部崩れている

生成後は必ず内容をチェックし、必要に応じて再生成や手動修正を行いましょう!

②コマ間で画風が微妙にズレることがある:特に、1コマ目とそれ以降のコマで情報密度に差が出ることがあります。例えば、1コマ目は背景が細かく描き込まれているのに、2コマ目以降は背景が簡素になってしまう、といったケースですね。気になる場合は、プロンプトで「全てのコマで統一した画風にしてください」と追記すると改善されることがあります。

③複雑な構図は苦手な場合も:情報量が多い複雑な構図や、テクニカルな漫画表現(視線誘導やコマ抜きなど)は、まだ完璧ではありません。シンプルな構図から始めて、徐々に複雑な表現に挑戦していくのがおすすめですよ!

コンテンツポリシーに注意

Googleのコンテンツポリシーにより、以下のような4コマ漫画は生成できません。

  • 暴力的・性的に露骨なコンテンツ
  • 実在する特定の個人の顔写真
  • 違法行為を助長するコンテンツ
  • ヘイトスピーチや差別的な表現

ポリシーに違反する内容を生成しようとすると、エラーメッセージが表示されます。

健全で楽しい4コマ漫画作りを心がけましょう!

年齢制限について

Nano Banana Proを含むGeminiの画像生成機能は、18歳以上のユーザーのみが利用可能です。

アカウント登録時に生年月日の確認が行われますので、ご注意くださいね。

生成コストについて

無料プランでは1日数回までという制限があるため、たくさん試行錯誤したい場合は制限にすぐ達してしまいます。

API経由で利用する場合は、1枚あたり約20〜36円(2K・4K解像度)の従量課金となります。

大量に生成する予定がある方は、事前にコスト試算をしておくと安心ですよ!


これらの注意点を押さえておけば、安心してNano Banana Proで4コマ漫画作りを楽しめます!

特に著作権やコンテンツポリシーについては、トラブルを避けるためにも必ず守りましょうね。最初は完璧を目指さず、気軽に色々試してみることが上達への近道ですよ!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

Nano Banana Proで4コマ漫画を作る方法について、使えるツールから具体的な使い方、プロンプトのコツ、注意点まで詳しく解説してきました。

この記事で紹介したことをまとめると次のようになります。

  • Nano Banana Proは日本語対応・キャラ固定・高品質な4コマ漫画生成が可能な最新AI
  • Geminiアプリ、Higgsfield、Gensparkなど複数のプラットフォームで利用可能
  • 無料で試せるサービスも豊富で、初心者でも気軽に始められる
  • コマごとの内容を具体的に指定し、スタイルや雰囲気を明記することが成功のコツ
  • 著作権や透かし、コンテンツポリシーに注意して利用する

「絵が描けないけど4コマ漫画を作ってみたい」「SNSで話題のNano Banana Proを試してみたい」という方に、かなり助けになる情報だったのではないでしょうか?

ぜひ、この記事で紹介したプロンプトのコツを参考に、あなただけのオリジナル4コマ漫画を作ってみてくださいね!

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