Gemini画像生成入門編!使い方や制限、できないときの対処法まで解説

Gemini

Googleが提供するGeminiには画像生成機能が搭載されています。チャットでお願いするだけで手軽に画像を作れるとあって、試してみたい方も多いのではないでしょうか。しかし、

  • 「Gemini(ジェミニ)で画像生成ができるって聞いたけど、どうやるの?」
  • 「無料で使えるの? 制限とかある?」
  • 「高品質な画像を作るコツが知りたい!」

このような疑問を持っている方も多いと思います。

この記事では、そんなGeminiの画像生成機能の使い方や制限、トラブルの対処法までを徹底解説しています。

初心者の方でも流れを追って理解できるよう 詳しく説明していくので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

📖この記事のポイント

  • Geminiの画像生成は日本語で指示を入力するだけで、無料で高品質な画像を生成してくれる。
  • Geminiの画像生成のモデルは「Nano Banana Pro」(Gemini 3 Pro Image)
  • プロンプト(指示)のコツは、詳細に整理して情報を伝えてあげること。
  • Web版/アプリ版では、生成画像の商用利用に関しては明記されておらず、自己責任。
  • Geminiはほかの画像生成AIと比べても非常に優秀
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監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

そもそもGeminiの画像生成とは?

Geminiの画像生成は、ひとことで言えば「チャットAIにお願いするだけで画像を作ってくれる機能」です。

主な利用方法は「Geminiアプリ(Webブラウザ版も含む)」で、私たちが普段使っているようなチャット画面で、日本語で「こんな画像を作って」と指示(プロンプト)を送るだけで、AIが自動で画像を生成してくれます。

難しい設定や専門知識は不要で、手軽にアイデアを画像にできるのが最大の特徴です。

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Gemini画像生成のモデルは「Nano Banana Pro」

Geminiの画像生成モデルは、Googleが2025年11月20日(現地時間)に発表・提供開始したNano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image) です。​

最新の Gemini 3 Pro を基盤とした画像生成・編集モデルで、前世代の Nano Banana(Gemini 2.5 Flash Image)からの後継・上位版という位置付けで登場しました。​現在最も高品質な画像が作れるモデルの一つで、自然言語の指示や日本語への対応力が非常に高いのが特徴です。

Nano Banana Proに関しては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

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Geminiの画像生成の料金や制限 | 無料でどこまで使える?

プランごとの1日の画像生成回数の制限は以下の通りです。

  • 無料版:約100回
  • Pro:約1000回
  • Ultra:実質無制限

画像生成に関して、無料版と有料版で差があるのは一日の生成回数の上限のみで、使うモデルが同じであれば画像生成の性能は全く同じです。まずは無料版で気軽に試してみて、もし制限が気になるようになったら有料版を検討するのがおすすめです。

※Gemini画像生成の詳しい制限に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

Gemini画像生成の使い方・やり方

Geminiでは、スマホやパソコンから誰でも簡単に画像生成をすることができます。

Gemini画像生成の使い方
  • STEP1
     Geminiアプリ(またはWeb)にアクセスする

    ブラウザで「Gemini」にアクセスするかスマートフォンの「Geminiアプリ」を開きます。

  • STEP2
    チャットでプロンプト(指示)を入力する

    アクセス出来たらチャットの下の「ツール」から「画像を生成」をクリックしましょう。

    そしたら、チャット入力欄に作ってほしい画像の説明を入力します。少し待ったら画面に生成された画像が表示されます。

    水彩画風の、かわいい雌の柴犬
  • STEP3
     画像を確認し、保存(ダウンロード)する

    生成された画像が気に入ったら、画像をダブルクリックして右上のダウンロードのマークから保存しましょう。もし修正点があればチャットに送って、もう一度作り直すことができます。

    画像の保存

    画像の修正

画像生成の質を高めるプロンプトのコツ

Gemini画像生成を使い始めると、次につまずくのが「指示したけど、なんかイメージと違う…」という壁です。

高品質の画像を出すためには、細かい情報まで順序立ててAIに伝えるプロンプト(指示)がとても重要です。おすすめの構文は以下の通りです。

目的(何に使うか)+主体(誰・何をメインで書くか)+状況や構図(背景やレイアウト)+スタイル(画風や雰囲気)

ブログ記事のヘッダー画像。木製のテーブルの上に置かれた、湯気が立つ一杯のコーヒー。横には開かれた本と小さな観葉植物が配置されている。窓からの柔らかい朝日が斜めから差し込んでいる。写真のようにリアルなスタイルで、温かみがあり居心地の良い雰囲気

整理して長い文章を書くのが難しいという方は、簡単にプロンプトを書いた後に、Geminiに「もっと詳しいプロンプトにして」とお願いしてみましょう。

Geminiの画像生成におけるプロンプトのコツについては以下の記事で詳しく解説しています!

Gemini画像生成の活用例と実際の生成例

「実際、どんな画像が作れるの?」という方のために、活用例と実際の生成例をいくつかご紹介します。

Geminiの画像生成は以下のような様々なテーマの画像を生成できます

Gemini画像生成の活用例
  • SNS(XやInstagram)の投稿画像やアイコン
  • ブログ記事やプレゼン資料の挿絵
  • Webサイトのバナー画像
  • 趣味の小説のキャラクターイメージ

ここからはいくつかのテーマごとに、実際に生成された画像を見ていきましょう。

イラスト・アニメ風

少し前に、ジブリ風の画像を生成するのが流行りましたよね。実際に以下のプロンプト(指示)で画像を作ってもらいました。

ファンタジー冒険アニメ映画のコンセプトアート。冒険家の少女と巨大な古代の浮遊城。雲の上を飛んでいる。少女は浮遊城の近くを魔法で飛んでいる。奥行きのある広大な空の構図。スタジオジブリスタイル、手書きアニメーションの質感、背景美術のような緻密な水彩画風タッチ。鮮やかな青と白のコントラスト。

ジブリのワンシーンでありそうな画像が生成されました。ジブリ作品のいろんな作品の要素が細部に散りばめられています。

リアルな写真風

Geminiでは、写真と見間違うほどの画像を生成してくれます。細部を拡大してみなければ違和感を感じないほどの仕上がりです。

パリの古い街角、石畳の通りに面したビストロカフェのテラス席。黄金色の朝陽が斜めに差し込み、長い影と美しい光の筋を作り出している。籐の椅子、小さな大理石の丸テーブルには、湯気の立つカフェオレとクロワッサン、読みかけの新聞。空気は少し霧がかっており、朝の清々しさを感じる。フィルム写真のような粒状感と、温かく自然な色調のストリートフォトグラフィー。

奥の男性が連れているの向きが不自然ですが、チャットで指示をすればすぐに修正可能です。

ロゴ・アイコン風

お店で使うロゴやSNSのアイコンもGeminiで簡単に作ることができます。

シンプルなフラットデザインのコーヒー豆のロゴイラスト。丸みを帯びた、少し手描きの温かさを感じる抽象的なコーヒー豆が2粒、寄り添うように配置されている。色は温かみのあるテラコッタブラウンとベージュの2色構成。影や質感はなく、クリーンでフレンドリーな印象。背景は薄いクリーム色。画像の中心には「Coffee」の文字。カフェの看板用の丸い画像。

ロゴ・SNS用のアイコンといえば丸ですが、正方形中に丸の画像を生成するだけで、丸い画像を直接生成することはできませんでした。

その他の活用事例

上記以外にも、Nano Banana Proは様々な用途で活用できます。

※各活用事例の詳しい作成方法については、リンク先の記事で解説しています。

知っておきたい安全設計

Geminiの画像生成は非常に高品質で便利ですが、その反面どの画像が本物なのか分からなくなってしまうリスクもあります。そこで、GeminiではAIが作った画像だと識別するために、以下の2つの透かし機能が搭載されています。

目に見える透かし(Gemini sparkle)

無料版とPro版の画像生成には目に見える透かし(Gemini sparkle)が追加されます。

画像の右下に小さなキラキラマーク(✦)が付くことで、一目でGeminiによって生成された画像だと識別できるようになっています。

Ultraプランや開発者ツールから生成された画像では、目に見える透かしが付いていません。これは、プロフェッショナルな利用や商用利用に配慮するためです。

目に見えない透かし(SynthID )

Geminiで生成された画像には、目に見える透かし(Gemini Sparkle)だけでなく、「SynthID(シンスアイディー)」と呼ばれる、人間の目には見えない電子透かしが埋め込まれます。

これには以下のような特徴があります。

  • 人間が目視で確認することはできない
  • 画像の編集・圧縮後も透かし情報は保持される
  • Geminiで画像がAIによって生成されたものかを検証できる

また、SynthIDに加えて、画像にはC2PA規格のメタデータも付与されます。C2PAは、コンテンツの出自を証明する国際標準規格で、画像がどのように作成されたかの履歴情報が記録されます。

Geminiで生成した画像は商用利用できる? 著作権は?

「ブログやビジネスで使いたい!」という方にとって、権利関係は最重要項目ですよね。

ここでは、著作権の帰属先とアプリ版/Web版で生成した画像の商用利用について見ていきましょう。

著作権はユーザーに帰属

Geminiで画像生成した画像の著作権(所有権)については、Google公式の規約上は「生成コンテンツの所有権はユーザーに帰属し、Googleは所有権を主張しない」という位置づけになっています。

ただし、各国の著作権法上、AI生成物に著作権が認められるかは別問題であり、最終的な判断は法令と専門家の解釈に委ねられるというのが現状です。

また、Geminiが生成した画像が、既存の誰かの著作物(イラストや写真)に酷似していた場合、意図せず著作権侵害になってしまうリスクもゼロではありません。

商用利用を考える場合は特に、生成された画像が何かに似すぎていないかチェックするなど、自己責任での慎重な運用が求められます。

商用利用について

Geminiで生成された画像の商用利用可否はグレーな部分も多く、利用するサービスやプランによって異なるので細心の注意が必要です。

アプリ版/Web版で生成した画像の商用利用については、公式利用規約で明言されていません
そのため、商用利用する場合は自己責任となります。

しかし、より開発者向け・企業向けのツールでは生成画像の商用利用が明確に許可されています。Geminiの画像生成が使えるサービスと商用利用の推奨度は以下の通りです。

サービス名主な対象者商用利用の推奨度
Geminiアプリ (無料/Pro/Ultra)個人ユーザー△ (自己責任)
Google AI Studio開発者△ (要確認)
Google Workspace with Gemini企業・ビジネスユーザー◎ (推奨)
Vertex AI (Imagen)企業・開発者◎ (推奨)
Gemini API 開発者〇 
2025年12月現在

Geminiで生成したコンテンツの利用可否は最新のGoogle公式利用規約に依存します。利用前に必ずご自身で公式ページおよび利用規約をご確認ください。

※Geminiで生成した画像の商用利用に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

よくあるトラブルの原因と対処法(トラブルシューティング)

「画像生成ができない!」「急に拒否された!」 といった、初心者が遭遇しやすいトラブルとその対処法をまとめました。

トラブル(症状)考えられる原因対処法
画像生成が始まらない暴力的、性的、差別的、または誤解を招く表現が含まれている可能性があります。ネガティブな単語を避け、よりソフトで直接的でない表現に変更してみてください。
イメージと全く違う指示が具体的でなく、AIが意図を誤解して解釈しています。画風(水彩風など)、構図、色、対象物の特徴などを具体的に言葉にしてください。
「現在対応できません」というエラーメッセージが表示されるGoogle側のサーバー負荷が高いか、一時的なエラーです。少し時間を置くか、新しいチャットを開始してリフレッシュしてみてください。
画質が悪い同じ画像に対して何度も修正指示を重ねると、細部が劣化する傾向があります。また、「超精巧な」「高品質」などのプロンプト(指示)をするのも効果的です。画像が劣化してきたら、詳細なプロンプト(指示)を用意して新しいチャットで生成し直しましょう。
保存できない・消えた生成画像は自動保存はされません。また、履歴(アクティビティ)設定がOFFだとチャットからも消えることがあります。気に入った画像はすぐに保存しましょう。また、設定で「アクティビティ」がONか確認してください。

Geminiで画像生成ができない場合の対処法などは以下の記事で詳しく解説しています!

他の画像生成AIとの比較

Geminiの画像生成は実際、他の画像生成に比べてどの程度優れているのでしょうか。他の有名な画像生成AIと比較してみましょう。

AI名主な特徴コスト無料画像生成の可否使いやすさ(初心者)
Geminiチャット形式で手軽。日本語対応。対話で修正可能。最高品質。無料あり(有料もあり)◎ あり:1日最大100枚まで◎ (初心者向き)
DALL-E 3(ChatGPT)高い解釈力。Plus加入で枚数増。無料あり(有料もあり)○ 1日2~3枚○ (ChatGPTユーザー向き)
Midjourney芸術的・高品質な画像生成。Discordで利用。有料のみ× 体験枠はほぼなし△ (やや慣れが必要)
Stable Diffusion無料&オープンソース。カスタマイズ最強。PC知識要。無料◎ あり(自己導入が必要)× (上級者向き)
2025年12月現在の情報

このようにGeminiは、他の画像生成AIと比べても無料でたくさん使えて、チャットで気軽に高品質な画像が出せるという点で、初心者にとって最適な選択肢の一つと言えます。

Gemini画像生成に関するよくある質問

Geminiの画像生成に関してよくある質問をまとめました。

Q
本当に無料で画像生成できますか?
A

完全に無料で利用できます。ただし、1日約100枚の制限があます。

Q
生成した画像はどこに保存されますか?
A

生成された画像をタップ(クリック)し、ダウンロードボタンを押すと、お使いのPCの「ダウンロード」フォルダまたはスマートフォンの写真フォルダに保存されます。

Q
日本語プロンプトの精度は? 英語の方がいい?
A

Geminiは、日本語のプロンプト(指示)の理解度が非常に高いのが特徴ですが、英語でプロンプトを書いた方がこちらの意図を理解してもらいやすいです。

まとめ

今回は、Geminiの画像生成機能について、使い方からコツ、トラブルの対処法までを網羅的に解説しました。

この記事の要点をまとめます。

記事のまとめ
  • Geminiの画像生成は無料で使えて、日本語で指示するだけでOK
  • 高品質な画像を出すには、プロンプト(指示)を詳細に書くのが重要
  • アプリ版/Web版では、生成画像の商用利用に関して明言されていない。
  • 著作権はユーザーに帰属する。
  • ほかの画像生成AIと比べても、初心者にはGeminiが一番おすすめ。

Geminiの画像生成機能が初心者にとって最もあススメなツールです。まずはこの記事を参考に、Geminiの画像生成を使ってみてください。

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