ChatGPTが使えないのはなぜ?応答しない時に試すべき対処法6選

ChatGPT

ChatGPTが反応してくれない、ファイルをアップできない、指示通りに動いてくれないなど、うまく使えない場面に遭遇したことのある人は多いのではないでしょうか。

ChatGPTが使えなくなる原因はさまざまです。この記事では具体的にどのような原因で使えなくなるのか解説しています。

また、原因に応じた対処法も取り上げているため、ChatGPTを使用する機会の多い人はぜひ参考にしてください。

監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

生成AIの進化は速く、日々新しいAIツールが登場しています。「ツールが多すぎて、どれを使えばいいか、わからない」といった悩みもあるでしょう。

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ChatGPTが使えない主な原因

ChatGPTが使えない原因はさまざまです。ここでは具体的にどのようなことが原因で使えなくなっているのか解説します。

ChatGPTの使用頻度が高い人はもちろん、最近使い始めた人もぜひ参考にしてください。

使用回数の上限に達している

ChatGPTが使えない原因の1つが、使用回数の上限に達しており、それ以上利用できないというものです。

ChatGPTの無料プランを利用している場合、使用回数に制限があります。公式サイトに具体的な回数は明記されていませんが、以下のように記載されています。

「Free tier users can use GPT-4o only a limited number of times within a five hour window(無料プランのユーザーは、5時間のあいだにGPT-4oを使用できる回数が限られています。)」

つまり、5時間以内に何度もChatGPTを使用していると上限に達し使用できなくなる可能性があるということです。

サーバーの負荷が大きい

同じ時間にChatGPTを使用している人が多いと、サーバーへの負荷が大きくなり、一時的に使用に制限がかかるケースもあります。この点は公式サイトにも明記されています。

一般的には、会社や仕事学校の昼休みの時間帯や夕方以降など、多くの人がゆっくりとくつろいでいるタイミングは利用者数が多くなり、サーバーの負荷が大きくなる恐れがあると考えられます。

ChatGPTの稼働状況をリアルタイムで確認する方法

ChatGPTが使えない場合、使えないのが自分だけなのか、それとも他のユーザーも使えない状態なのかによって対処法も変わってきます。

そのため、使えない時は以下のような方法でChatGPTの稼働状況を確認することをおすすめします。

  • X(旧Twitter)で検索する
  • 検索エンジンで「ChatGPT 障害 リアルタイム」などと検索する

Xで調べる際は「ChatGPT 動かない」「ChatGPT 使えない」といったワードで検索してみてください。他の人も同じような状態であれば、リアルタイムでそのようなポストがされているはずです。

また、検索エンジンで「ChatGPT 障害 リアルタイム」と検索すると、障害の状況を提供しているサイトが結果に表示されるため、そのようなサイトにアクセスして確認することも可能です。

ただし、公式ではないため、あくまでも稼働状況の目安としてください。

ネットワーク環境が悪い

自身が利用しているネットワーク環境が悪いためにChatGPTが使えないケースも考えられます。

この場合、他のユーザーは問題なくChatGPTを使えているため、他のネットワークに接続し直したうえで再度試してみる必要があります。

アップロードの上限に達している

ファイルをアップロードしたいのにできない場合、利用上限に達している可能性があります。ChatGPTには画像やファイルのアップロードにも上限が設けられています。

具体的には、GPT-4oの場合、有料のユーザーは3時間ごとに最大80ファイルまで、無料ユーザーは1日あたり最大3ファイルまでアップロード可能です。

有料ユーザーであっても、アップロードは無制限ではない点に注意してください。

スマホアプリが不具合を起こしている

スマホアプリでChatGPTを利用している場合で、アプリが不具合を起こして使えない状態になっているケースもあります。

そのような場合は、以下のような方法で対処してみてください。

  • ストレージを消去する
  • ログアウトして再度ログインする
  • アプリを一度アンインストールするなど

など

プロンプトが複雑になっている

ChatGPTに指示を出す際、プロンプトが複雑になっているとうまく機能しない可能性があります。

たとえば、長文の英語の新聞記事や論文を訳してもらう・要約してもらうときに全文を一気に貼り付けるといったケースです。

このようなケースでは、ChatGPTが処理しきれずにタイムアウトとなる可能性があるため、プロンプトが複雑になっていないか、文量が多すぎないか注意してください。

翻訳機能をオンにしている

ChromeでChatGPTを利用している際に、自動翻訳機能をオンにしているとChatGPTがうまく使えないケースがあります。

ChatGPT自体は多言語対応で、英語や日本語など幅広い言語で使用できますが、自動翻訳機能をオンにしたままだと指示を出しても返答がないケースがあるため注意してください。

拡張機能を使用している

翻訳機能と同じく、拡張機能を使用している場合もChatGPTの動作を妨げてしまうケースがあります。

たとえば、ChatGPTの利用をサポートするような拡張機能を使用しているとChatGPTが使えなくなったというケースも見られます。

ChatGPTが使えない時の対処法6選

ここではChatGPTが使えない時にできる対処法を紹介します。先ほど紹介した使えない原因に対応した対処法を取り上げているため、ぜひチェックしてみてください。

有料プランに移行する

無料プランの場合、使用回数の上限が設けられているほか、アップロードできるファイルの数も有料プランと比べて少ないため、有料プランへの移行は1つの対処法となります。

無料プランでChatGPTを利用する頻度が高い、ファイルのアップロードをよくしているといった方は、有料プランの利用を検討してみてください。

時間を空けて再度試す

お昼休みや夕方以降の時間帯など、ユーザーの集中によるサーバーの負荷増加が予想される場合、時間を空けて再度試すことで問題なく使える可能性があります。

また、一定時間内の使用上限やファイルアップロード回数上限もあるため、そのような場合も同じように時間を空けるようにしてください。

プロンプトを短くする

ChatGPTに指示を出す際に使用するプロンプトが長いとタイムアウトになる恐れがあるため、できるだけ短くてシンプルなものにしてください。

たとえば、論文の翻訳をしたい場合、1回でまとめて訳してもらうのではなく、章ごとに分けて翻訳してもらうなど、短くする工夫をしましょう。

また、有料ユーザーの場合はプロジェクトの利用でプロンプトを短くすることも可能です。

プロジェクト機能では複数のチャットを作成でき、プロジェクトごとにカスタム指示を出せるため、1度カスタム指示を出しておけば、その後のプロンプト入力の際にその都度指示を出す必要がなくなります。

翻訳機能をオフにする

翻訳機能がオンの状態だとChatGPTがうまく使えないケースがあるため、使用する際は機能をオフにしておきましょう。

翻訳機能をオフにする手順は以下の通りです。

  • Chromeの「設定」にアクセスする
  • 左側のサイドバー「言語」を選択する
  • Google翻訳をオフにする

拡張機能を削除する

翻訳機能と同じように拡張機能がChatGPTの使用を妨げるケースもあるため、こちらもオフにしておきましょう。

具体的な手順は以下の通りです。

  • Chromeの画面右上にある三点リーダを選択する
  • 「拡張機能」→「拡張機能を管理」を選択する
  • オフにしたい拡張機能をの右下にあるスライドバーをスライドさせてオフにする

他の生成AIを使用する

生成AIはChatGPT以外にもさまざまなものが展開されており、機能面でもChatGPTと同水準のものが少なくありません。

そのため、ChatGPTが使えない場合はほかの生成AIの利用も検討してみてください。

ChatGPTが使えない時の代替サービス

ChatGPTの代替サービスとなる生成AIには以下のようなものが挙げられます。

  • Gemini
  • Copilot
  • Claude

Geminiは、Googleが提供している生成AIです。

テキストや画像、コードの作成、音声入力など、ChatGPTでできることは基本的にこなせるため、代替サービスの選択肢となります。

また、Googleが提供するサービスということで、Googleの他のサービスとの連携ができる点も特徴です。

たとえば、Gmailと連携することでメールを探してもらう、そのメールへの返信文を作成してもらうといったこともできます。

さらに、有料プランでは、Googleドキュメントでの文章作成やGoogleスライドでのプレゼン資料の作成なども行えます。

Copilotは、Microsoft 365に搭載されているAIアシスタントです。

WordやExcel、PowerPoint、Outlook、Teamsといった各種Officeアプリとの連携が可能で、文章作成やデータ分析、スライド作成などが行えます。

オフィスアプリとの相性の良さからMicrosoftユーザー向けの代替サービスだといえるでしょう。

Claudeは、文章の生成を強みとしている生成AIです。

ChatGPTよりも文章が自然な仕上がりになる、と評価する人もいるなど文章生成を目的としてChatGPTを利用している人にとっては便利なサービスだといえます。

また、一度に扱える情報量が多い点も特徴であり、長文であってもスムーズに処理してくれます。

公式プロンプト集も用意されているため、どうやって指示を出せばいいのかわからない、効果的な指示の出し方を知りたいといった生成AI初心者にもおすすめです。

まとめ

今回は、ChatGPTが使えない主な原因とその対処法について解説しました。この記事のポイントは以下のとおりです。

  • 使用回数の上限やサーバーへの過負荷、長文のプロンプト、翻訳機能・拡張機能の使用などさまざまな原因によってうまく使えなくなる
  • 対処するには有料プランへの移行や時間を空けての再試行が挙げられる
  • ChatGPTの代替となる生成AIを使用するのも1つの方法

急に使えなくなって困ることがないように、今回の内容をぜひ覚えておいてください。

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