近頃、AIが書いた小説(AI小説)がSNSに数多く投稿され、その面白さやクオリティの高さに注目が集まっています。
この記事を読んでいる方の中には、「ChatGPTを使って小説を書きたいけどやり方がわからない」「自分もAIで小説が書けるのか知りたい」と思っている方も多いと思います。
どんな方でも、正しいプロンプト設計と手順さえ押さえれば、ChatGPTを使って人の心を揺さぶる小説を書くことができます。
そこで本記事では以下について詳しく解説します。
内容をまとめると…
ChatGPTで小説を生成するための基本プロセス(テーマ → プロット → 文章生成)を理解する!
初心者でも失敗しないプロンプト設計の4つのコツを押さえる!
SF/ミステリー/恋愛のジャンル別で使えるテンプレプロンプトを参考に、実際にトライしてみよう!
生成された文章の質を上げる修正方法と注意点も伝授!
著作権や注意点を理解したうえで、安全にAI小説を公開するポイントがわかる!
ChatGPTで小説を書くには正しい知識と活用方法を知ろう!
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最後まで読むことで、「ChatGPT小説」を実際に書き始めるための具体的なイメージがつかめます。ぜひ参考にしてください。
夢小説をChatGPTで書く方法については下記の記事で詳しく解説しています!
ChatGPTで小説は書ける?

結論から言うと、ChatGPTで小説を書くことは十分に可能です。ただし、「何でも完璧にこなしてくれる万能ツール」ではありません。
ChatGPTには得意な領域と苦手な領域がはっきりあり、それを理解したうえで使い分けることが、AI小説のクオリティを左右します。まずは、ChatGPTの「できること」と「できないこと」を押さえておきましょう。
ChatGPTが得意なこと
ChatGPTが小説執筆で力を発揮するのは、主に以下の4つの場面です。
- アイデア出し・ブレインストーミング: テーマやキャラクター設定に行き詰まったとき、何十もの案を瞬時に提案してくれる。一人では思いつかない切り口が見つかることも多い。
- ストーリーの構成・プロット作成: テーマと設定を伝えれば、起承転結の整ったあらすじを複数パターン提案してくれる。ゼロから構成を考える負担が大幅に軽減される。
- 文体の模倣・バリエーション: 「村上春樹風の詩的な文体で」「ライトノベル風のテンポで」といった指示に応じた文章を生成できる。同じシーンを異なる文体で書かせて比較する実験も簡単。
- 文法的に正しく、読みやすい文章の生成: 出力される文章は基本的に文法ミスが少なく、構造も整っている。草稿のベースを素早く作りたいときに非常に役立つ。
このように、「考える作業」と「文章化する作業」の両方をスピーディにこなせるのがChatGPTの大きな強みです。
ChatGPTが苦手なこと
一方で、以下のような弱点もあります。これを知らないまま使うと「思ったほどよい小説にならない」と感じる原因になります。
- 感情の機微・心理描写の深み: ChatGPTは「涙が頬を伝った」「胸が締め付けられる思いだった」のような定型表現に頼りがちで、その人物ならではの感情表現は苦手。人間の推敲で補う必要がある。
- 長文全体の一貫性の維持: 会話が長くなると、序盤の設定やキャラの口調を忘れることがある。特に1万字を超える長編では「設定シート」を都度貼り直すなどの工夫が必須(具体的な方法はコツ⑤で後述)。
- 「予想外の展開」を自発的に生み出すこと: 学習データに基づき「最もありそうな次の展開」を生成するため、王道的・無難なストーリーに着地しやすい。どんでん返しや独自の設定は、人間がプロンプトで明確に方向づける必要がある。
小説執筆におすすめのChatGPTのプラン
ChatGPTには複数の料金プランがあり、使えるモデルや利用回数の上限が異なります。小説執筆の観点から、個人向けプランの違いを整理します。
個人向けプランの比較(2026年2月時点)
| プラン | 月額料金 | コンテキストウィンドウ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Free(無料) | 0円 | 16K | GPT-5.2利用可。メッセージ数に制限あり |
| Go | 1,500円 | 32K | 無料版より回数拡張。広告表示あり(予定) |
| Plus | 約3,000円+税 | 32K | 高速応答・回数上限がさらに緩和 |
| Pro | 約30,000円+税 | 最大 | ほぼ無制限。研究・大量生成向け |
※最新の料金はChatGPT公式の料金ページをご確認ください。
小説執筆で特に重要なのは「コンテキストウィンドウ」と「メッセージ上限」の2つです。コンテキストウィンドウとはChatGPTが一度に参照できる文脈量のことで、大きいほど設定やストーリーの流れを覚えていられます。無料版の16Kと、Go・Plusの32Kではこの差が大きく、長めのシーンを書く際に違いを実感します。
目的別のおすすめは以下のとおりです。
- まず試してみたい → Free(無料版): 短いワンシーン(500〜1000字程度)を書かせて、AIとの共同執筆を体験するには十分。
- 短編〜中編を一本書き上げたい → GoまたはPlus: コンテキストウィンドウ32Kで設定シートとシーン本文を同時に渡せる。コスト重視ならGo、快適さ重視ならPlus。
- Proは小説執筆だけならオーバースペック: 研究や大量の業務利用を兼ねている場合を除き、Plusで十分。
ChatGPTで小説を書くためのコツ

ChatGPTで小説を書くときに最もやってはいけないのが、「面白い小説を書いて」といきなり丸投げすることです。一発で理想の小説が出てくることはまずありません。
ChatGPTでの小説執筆は、次のように段階を踏んで進めるのが基本です。
- ジャンルとテーマを決める
- 主な登場人物と舞台設定を固める
- 必要に応じてプロット(あらすじ・章ごとの流れ)を一緒に作る
- 各シーンごとの本文を書かせる
- 出力された文章を人間が推敲・補強する
ChatGPTに小説を一気に書かせようとすると、ユーザーの意図と大きくズレてしまったり、ストーリーの一貫性が欠けてしまったりすることがあります。
指示を段階的に出すことで、ズレが大きくなる前に都度修正することができ、小説全体のクオリティの向上に繋がります。
上記の手順を踏まえたうえで、各ステップで押さえておきたいコツを順番に解説していきます。
コツ①テーマの構想を詳細に練る
小説は、テーマの精巧さが鍵を握るといっても過言ではありません。ChatGPTに小説を生成させる前にしっかりと考えておくと、より理想の小説に近づきます。
テーマとは、「物語を通して読者に伝えたいこと」を指します。小説において、キャラクターや物語の展開に並ぶ大切なポイントです。
例えば、以下のようなものです。
例「古典的なミステリー小説。親友の死の真相を追うストーリーで、読者が驚くどんでん返しを含める。些細なことも見逃さず、粘り強い姿勢を持つ大切さを伝えたい。」
コツ②魅力的なキャラクターを作る
テーマが決まったら、次はキャラクターです。読者が感情移入できるかどうかは、キャラクターの「厚み」にかかっています。
ChatGPTに伝えるべきキャラクター情報は、大きく分けて以下の4つです。
- 基本情報: 名前、年齢、性別、職業
- 性格・行動特性: 口数が少ない、正義感が強い、など
- 過去の経験(バックグラウンド): 現在の性格や行動に影響を与えた出来事
- 内面の矛盾や葛藤: 「正義感が強いのに、過去に大切な人を見捨てた経験がある」など
例「30代の元刑事で、今はしがないバーテンダーをしている、無口だが正義感の強い男」
テーマやキャラクターなどの構想をひとりで考えることに息詰まったり、不安に感じたときには、ChatGPTと相談(壁打ち)することもおすすめです。ChatGPTの知能を有効活用して、質の高い構想を作り出すことができます。
コツ③プロットを作成して全体像を掴む
本文を書かせる前に、ざっくりとした「プロット(物語の流れのメモ)」を作っておきましょう。プロットがあると、各シーンを書かせるたびに「今は物語全体のどの位置にいるか」をChatGPTに伝えやすくなり、ストーリーの迷走を防げます。
難しく考える必要はありません。「起(始まり)」「承(展開)」「転(クライマックス)」「結(結末)」で何が起きるかを、それぞれ一行でメモする程度で十分です。 たとえば、次のようなプロンプトでChatGPTに候補を出してもらえます。
以下のテーマとキャラクター設定をもとに、小説全体のあらすじ(起承転結)を4〜6行で3パターン提案してください。
各パターンの末尾に、そのプロットの「読みどころ」を一言で添えてください。
【テーマ】(ここにテーマを入力)
【主人公】(ここにキャラクター設定を入力)
提案されたプロットから気に入った要素をピックアップし、組み合わせて自分だけのプロットを作るのもよい方法です。
なお、プロットを事前に作らず、ChatGPTに本文を書かせながら少しずつ方向性を決めていくスタイルもあります。その場合は、ある程度ストーリーが見えてきた段階で「ここまでの内容を踏まえて、残りのあらすじを整理してください」とChatGPTに依頼し、後半のブレを防ぎましょう。
コツ④プロンプトの具体性を意識する
テーマ・キャラクター・プロットが揃ったら、いよいよ本文を書かせます。ここで意識したいのが、プロンプトの具体性です。
ChatGPTは指示が曖昧だと「それっぽいけど個性のない文章」を返しがちです。プロンプトを入力する際には、5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)を意識しましょう。
中でも最も大事なのが**「How(どのように)」**です。ここが曖昧だと、ユーザーの理想と生成結果のギャップが一番大きくなります。具体的には、以下のような要素を指定してください。
- 文体: 硬質な文語体、軽快な口語体、詩的な表現、など
- 視点: 一人称(「私」「僕」)か三人称か
- 語り口のトーン: 淡々と、緊迫感を持って、ユーモラスに、など
- 形式面: 文字数の目安、段落数、シーンの冒頭の入り方
例「村上春樹のような詩的で少し寂しい文体で、主人公の一人称で書く。1000字程度で、情景描写から入ること」
【ジャンル別】プロンプトのテンプレート3選

実際に小説の生成に使えるテンプレートを、ジャンル別に3つ紹介します。
テンプレート内の[ ]部分を書き換えるだけでそのまま使えますが、最初は次のような手順で使うのがおすすめです。
- まずはそのままコピペして、ChatGPTに「冒頭シーン」だけを書かせる
- 出力を読んで、「もっとこうしてほしい」という点を箇条書きにして、追加の指示を出す
- 気に入ったら、「同じ登場人物と世界観で、第二シーンも書いてください」と続きの執筆を依頼する
テンプレート①SF小説
【小説執筆依頼】
以下の設定に基づき、小説の冒頭シーンを執筆してください。
■ジャンル: [ハードSF、ディストピア]
■テーマ: [人間と機械の境界線の曖昧さ]
■文体・トーン: [感情を抑制した、淡々とした三人称の語り]
■主人公: - 名前: [ユキ]
- 性別/年齢: [20代後半 女性]
- 特徴: [感情希薄なAIエンジニア。機械に対する深い愛情を持つ。]
■舞台: [巨大なAIがすべてを管理する西暦2200年の地下都市「ニュー・エデン」]
■シーンの概要: - [感情を抑制されていないはずの旧式AIが、突然、人間のような「涙」を流した。]
- [主人公が、そのAIの「涙」の正体を探るべく、機体の調査を開始するまでの描写。]
■文字数: [500字程度]
テンプレート②ミステリー小説
【小説執筆依頼】
以下の設定に基づき、小説の冒頭シーンを執筆してください。
■ジャンル: [クローズド・サークル、本格推理]
■テーマ: [友情の裏切り]
■文体・トーン: [ノワール風の、緊迫感のある三人称の語り。情景描写から入ること。]
■探偵役: - 名前: [鷹野(たかの)]
- 特徴: [40代 元私立探偵。アルコール依存症気味だが、観察眼は鋭い。]
■舞台: [雪で孤立した山奥の温泉旅館。携帯電話も通じない。]
■事件の核: [旅館のオーナーが、密室状態の自室で毒殺された。]
■シーンの目的: - [探偵・鷹野が事件現場に到着し、遺体と密室状況を確認する描写。]
- [読者にミスリードを誘うよう、容疑者の一人が極度に動揺している様子を含めること。]
■文字数: [800字程度]
テンプレート③恋愛小説
【小説執筆依頼】
以下の設定に基づき、小説のワンシーンを執筆してください。
■ジャンル: [切ないすれ違い、オフィスラブ]
■テーマ: [届かない初恋の影]
■文体・トーン: [丁寧な一人称(私)。心理描写を重視し、雨の情景描写を心情とリンクさせる。]
■主人公: - 性別/年齢: [23歳 OL]
- 状況: [恋愛経験ゼロ。上司に強く惹かれている。]
■相手: [主人公の初恋の相手にそっくりだが、既婚者に見える指輪をしている年上男性(35歳)。]
■舞台: [湿度の高い梅雨の時期のオフィス]
■シーンの目的: - [オフィスで二人きりになった際、相手が薬指から指輪を外しているのを目撃した瞬間の描写。]
- [主人公の動揺と、期待が入り混じった複雑な心情を深く描写すること。]
■文字数: [600字程度]
ChatGPTで実際に小説を作ってみた

試しに、筆者が上記の手順とコツを踏まえ、テンプレートを使って実際に小説を執筆してみます。
ジャンルとテーマを決める
今回は、テンプレート③を意識して、恋愛小説を作ることにします。
恋愛小説におけるテーマを想像することができなかったため、ChatGPTに相談しました。

「自分を好きになることから始まる恋」というテーマに興味が湧きました。このテーマを採用します。
王道の設定をChatGPTがどう描くのか気になるので、高校生の学園ものに挑戦します。クリスマスの物語にしてみようと思います。
ということで、「高校生・クリスマス・自分を好きになることから始まる恋」を柱にした、より詳細なテーマをChatGPTに考えてもらったものが、こちらです。
クリスマスまでに“好きになってもらえる自分”になろうともがく高校生が、失敗やすれ違いを経て、“ダメなところごと好きになってくれる人”と出会い、少しずつ自分のことも好きになっていく物語。
主な登場人物と舞台設定を固める
コツ②を意識して、詳細で魅力的なキャラクターを作ってみます。
筆者の中で、「自分に自信のない、物静かな女子高校生。大人しい性格をコンプレックスに感じている」というアイデアが浮かびました。ChatGPTと相談し、より魅力的に見せる設定を提案してもらいます。

このように、なんと7つもの改善案を提案してくれました。案の中から気に入ったものを選びつつ、最終的に出来上がった主人公像がこちらです。
高校2年生の「雪村しずく」。物静かで控えめ。中学時代、自身の発言をクラスメイトに笑われてしまったことから、本音を打ち明けられず、周りの顔色ばかりうかがって無理をするようになった。
また、この主人公に合う相手キャラクターも、先ほどのような手順で作成しました。それがこちらです。
主人公と同じクラスの「星野陸」。聞き上手。中学時代に本気で打ち込んだ部活でレギュラーを取れなかった経験を持ち、誰かの「本気の気持ち」が笑われるのを見るのが嫌い。
舞台設定は、ここまでの流れから必然的に「12月、高校2年生のとあるクラス」ということになります。
プロット(あらすじ・章ごとの流れ)を作る
次に、プロットを作成します。今回はまず最初にChatGPTに3つ提案をしてもらい、あとから筆者が改良する流れにします。

ChatGPTは、クラスでのクリスマス会を舞台にプロットを作成してくれたようです。この中から、パターン②を改良していこうと思います。元のプロットはこのようなものでした。
- クリスマス会の準備で、しずくは「明るい自分」になろうと無理をして仕切ろうとするが、空回りして飾り付けを台無しにしてしまう。
- 「やっぱり私が出しゃばるとダメになる」と落ち込むしずくに、陸は何も責めず「失敗しても、一緒にやり直せばいい」と黙々と片付けを手伝う。
- 帰り道、イルミネーションを眺めながら二人は中学時代の挫折を打ち明け合い、陸は「無理して変わらなくていいよ。今のままの雪村が好き」と伝える。
- クリスマス会当日、しずくは皆の前で短い挨拶を自分の言葉で話しきり、会の後、陸の告白を受けて「失敗してもいい自分」を少しだけ受け入れられるようになる。
陸の告白は、クリスマス会終了後の方がドラマチックになりそうです。この提案をChatGPTに伝え、完成したプロットがこちらです。
- クリスマス会の準備で無理して仕切ろうとしたしずくは飾り付けを台無しにしてしまい、「やっぱり私が出しゃばるとダメ」と落ち込むが、陸が黙って片付けを手伝い「失敗しても、やり直せばいい」と励ます。
- 帰り道のイルミネーションの下で二人は中学時代の挫折を打ち明け合い、陸は「無理して変わらなくていいよ」と背中を押すが、このときはまだ気持ちをはっきりとは伝えない。
- クリスマス会当日、しずくは震えながらも自分の言葉で挨拶をやりきり、クラスの拍手を受けて「出しゃばってもいいのかもしれない」と初めて自分を少し肯定できる。
- 会が終わり、片付けで飾りの残る教室に二人きりになったところで、陸が「さっきの雪村、すごくかっこよかった。失敗しても前に進もうとする君が好きだ」と告白し、しずくは戸惑いながらもその想いを受け取り、「完璧じゃない自分を少し好きになれた」クリスマスの夜が二人の始まりになる。
各シーンごとの本文を書かせる
いよいよ、本文の執筆です。テンプレート③を、このように書き換えました。
【小説執筆依頼】
以下の設定に基づき、小説のワンシーンを執筆してください。
■ジャンル: [恋愛、学園もの、クリスマス]
■テーマ: [クリスマスまでに“好きになってもらえる自分”になろうともがく高校生が、失敗やすれ違いを経て、“ダメなところごと好きになってくれる人”と出会い、少しずつ自分のことも好きになっていく物語]
■文体・トーン: [三人称。高校生らしいあどけなさやドキドキを感じるトーンで。]
■主人公: - 性別/年齢: [高校2年生 女子 "雪村しずく" 物静かで控えめ]
- 状況: [中学時代、自身の発言をクラスメイトに笑われてしまったことから、本音を打ち明けられず、周りの顔色ばかりうかがって無理をするようになった]
■相手: [主人公と同じクラスの"星野陸"。聞き上手。中学時代に本気で打ち込んだ部活でレギュラーを取れなかった経験を持ち、誰かの「本気の気持ち」が笑われるのを見るのが嫌い。]
■舞台: [クリスマス会の準備のシーン]
■シーンの目的: - [クリスマス会の準備で無理して仕切ろうとしたしずくは飾り付けを台無しにしてしまい、「やっぱり私が出しゃばるとダメ」と落ち込むが、陸が黙って片付けを手伝い「失敗しても、やり直せばいい」と励ます。]
■文字数: [600字程度]
これをもとに、ChatGPTが小説を生成してくれました。文字数が多いため、一部スクリーンショットを掲載します。

情景描写も含まれた、完成度の高い作品です。しかし、主人公と相手が出会うシーンが、やや不自然に感じました。2人はクラスメイトという設定ですが、このシーンに至る前の関係性について、しっかり決めていなかったことが原因だと思われます。
そこで、「2人はこのシーン以前、互いの存在は認識していたが、話す機会はなかった。勇気を出して進行するしずくに、陸は興味を持った」という設定を追加して、再度執筆するよう指示を出します。

2人の関係性について、より自然な流れが形成されました。
出力された文章を人間が推敲・補強する
ChatGPTに生成させて、それで終わりではありません。生成された文章を、より自然に、よりよい表現に改良します。
ChatGPTが執筆した小説は、舞台が冬であることを「クリスマス会」という言葉によって表現していますが、少し分かりにくいです。また、「四月から同じクラスだ」という言葉が、春の物語のように誤認させるおそれがあります。
そこで、冒頭2行をこのように改善します。
放課後の教室には、テープのにおいとビニール風船のきしむ音が広がっている。
窓から漏れる冷たい空気が、冬の訪れを感じさせる。
2年A組。雪村しずくと星野陸は、同じ教室で別の時間を過ごしていた。
このように、全体の表現を推敲したら、次の場面の執筆に移ります。
ChatGPTに小説を執筆させることで、自分では思いつかなかったストーリーを作ることができ、刺激的で楽しい執筆体験となりました。
みなさんもこれを参考にしながら、オリジナルの小説やストーリーを作ってみてください。創作だけでなく、企画書やプレゼン資料にも応用できます。
ChatGPTに小説を書かせる3つのメリット

ChatGPTを使った小説の執筆には、人間が執筆の全てを担う場合に比べ、多くのメリットがあります。
ここでは、主に3つのメリットを解説します。
メリット①効率的な作業ができる
ChatGPTを活用することで、アイデアや文章を素早く生み出すことができます。執筆に行き詰まったときに手助けをしてもらうことができ、あるいは執筆のほぼ全てをAIに任せることができるのです。
そのため、執筆スピードが大幅に上昇します。
AIに執筆をさせることで、ユーザーは推敲や肉付けなどの、よりクリエイティブな作業に集中できるでしょう。
メリット②新たなアイデアが見つかる
ChatGPTの情報収集能力を活用すれば、よりリアリティーのある世界観を作ることが可能です。
異世界ファンタジーや時代劇など、専門的な知識や時代考証が必要なテーマでも、AIが情報収集してくれるため心配ありません。
また、AIを利用することで自分の思考の癖から抜け出し、新たな視点からの提案が得られることも、魅力のひとつでしょう。
メリット③作品の質の向上に繋がる
ChatGPTは文章力に優れています。ChatGPTを利用することで、文法的な誤りの少ない、より表現豊かな小説を生成できます。
さらに、ChatGPTは客観的で一貫性のある文章を書くことにも優れています。適切なプロンプトを入力すれば、途中で設定がブレることのない、筋道の通った小説を作ることができます。
ChatGPT小説の活用シーン

ChatGPTに生成させた小説は、どのように活用することができるのでしょうか?
実は、プライベートな目的からビジネス利用まで、用途は幅広く存在します。
個人の創作活動・投稿サイトでの発表
趣味で小説を書く方は、AIで夢小説を作ってみたり、二次創作小説を執筆して投稿サイトへの発表や同人誌の製作をして楽しむことができます。
自分だけで小説を書くことに苦手意識を感じている方も、気軽にアマチュア小説家としてのスタートを切ることができます。
ただし、投稿先サイトごとに定められている利用規約や二次創作ガイドライン、AI生成コンテンツの扱いに関するルールを必ず確認し、著作権侵害や規約違反にならないよう注意しましょう。
原作のセリフや設定の丸写し、実在の人物・企業名の無断利用、R18・暴力表現などの区分ルールも守らないと、作品の削除やアカウント停止につながる可能性があります。
電子書籍やシナリオ制作など副業への応用
個人的な趣味として小説を書くだけでなく、ChatGPTを活用して副業に発展させることもできます。
たとえば、ChatGPTが生成したテキストを自分で丁寧に校正・編集し、クオリティを商業レベルまで高めれば、電子書籍として出版・販売することも現実的な選択肢になります。
また、画角や尺といった映像制作の基礎知識や物語構成のスキルがあれば、ドラマやゲーム、ボイスドラマなどのシナリオ制作に生かすこともできます。
このように副業へ応用する場合でも、ChatGPTを使うことで文章生成のスピードを上げつつ、一定の品質を保ちやすくなります。自分の得意分野と組み合わせれば、副業の選択肢やチャンスを大きく広げられるでしょう。
仕事のストーリーテリング・企画書への転用
ビジネスの現場でも、AIで生成したストーリーを活用できます。プレゼンテーションや営業提案書の冒頭に、企画の背景や顧客の課題を描いた短いストーリーを入れることで、相手の感情に訴えながら企画の意図を伝えやすくなります。
また、ChatGPTを使えば、生のデータや専門用語だらけの説明を、一般の人にもイメージしやすい言葉や具体的なエピソードに言い換えることができます。たとえば「ある担当者の一日」「ある顧客企業の変化」といった形で物語化すれば、数字だけでは伝わりにくい価値も共有しやすくなります。
自分の頭の中にある熱意やメッセージをうまく文章にできないときも、ChatGPTに方向性やキーワードを伝えれば、複数のストーリー案やナレーション案を提案してもらえます。その中から自分らしい表現を選んで手直ししていくことで、説得力のあるストーリーテリングや企画書を効率よく仕上げることができます。
ChatGPTで小説を生成する際の注意点

ChatGPTで小説を生成するにあたり、注意するべきポイントが3つあります。
注意点①整合性を確認する
AIは、基本的には整合性のとれた文章の生成に長けています。しかし時々、前後の文脈を完全に把握しきれず、一貫性のない文章を生成することがあります。
設定の一貫性や表現の流暢さに不自然な点がないか、完成前に確認しましょう。
注意点②著作権侵害に注意する
AIは既存の著作物を学習データとして使用しているため、既存の作品と類似した小説を生成するリスクがあります。その場合、著作権侵害が認められ法的トラブルに発展する可能性があります。
既存の著作物に類似していないか、必ず人間の目で確認してください。特に、商用利用やビジネスで利用する方は、より慎重な確認作業を心掛けてください。
また、著作権侵害のおそれがある文章を生成しないための工夫も重要です。プロンプト内で、キャラクターや展開の限定をしないようにしましょう。
「『ノルウェイの森』のラストシーンのような」といったプロンプトは入力しないこと。著作権侵害のおそれが高まります。
ちなみに、アイデアや文体に著作権はないため、「村上春樹風に」といった指示はNGではありません。
注意点③必ず推敲を行う
推敲は、より優れた作品の創造にも、著作権侵害の予防にも繋がる作業です。
AIは論理的に物語を進めますが、キャラクターの内面的な葛藤や複雑な感情の機微の描写が浅くなりがちです。
感情と心理の深掘りをしたり、表現やリズムの調整を行ったりと、より深みのある文章へと改良してみましょう。人間が丁寧に推敲することで、ChatGPTが作った草稿を「魂のこもった作品」へ進化させることができます。
そして、ChatGPTでの生成物の責任は、ユーザーに帰属しています。自身がトラブルに巻き込まれないためにも、著作権侵害となる表現はないか、SNSなどでの発表前に確認するとよいでしょう。
ChatGPTと他のAI小説ツールを比較

ChatGPT以外にも、小説執筆に活用できるAIツールは複数存在します。それぞれ得意分野が異なるため、目的やジャンルに応じて使い分けたり、併用したりするのも有効な戦略です。
ここでは、小説執筆で特に話題に上がることの多い3つのツールをChatGPTと比較しながら紹介します。
Claude──長文・繊細な心理描写に強い

Anthropic社が開発するClaude(クロード)は、小説執筆の分野で高い評価を得ているAIです。最大の特徴は文学的な文章力にあります。同じ「悲しいシーン」を書かせても、ChatGPTが事実を淡々と述べがちなのに対し、Claudeは登場人物の心情に寄り添った、読者の感情に響く表現を生み出す傾向があります。比喩表現や詩的な描写も自然に組み込めるため、文芸寄りの作品と相性が良いです。
また、コンテキストウィンドウが大きく、長い文脈を保持しやすい点も長編執筆で有利に働きます。
| 項目 | ChatGPT | Claude |
|---|---|---|
| 心理描写の繊細さ | やや定型的 | 自然で深みがある |
| プロット構成力 | 非常に強い | 強い |
| 日本語の自然さ | 良好 | 柔らかく親しみやすい |
| Web検索連携 | あり | なし(2026年2月時点) |
向いている人: 文芸小説や心理描写を重視する作品を書きたい方。ChatGPTで書いた草稿の「感情部分だけClaudeで書き直す」といった併用もおすすめです。
公式サイト:claude.ai
Gemini──リサーチ連携・世界観構築に便利

Google が開発するGeminiは、Google検索との直接連携と巨大なコンテキストウィンドウ(最大100万トークン以上)が大きな強みです。異世界ファンタジーやSF、時代小説など、専門的なリサーチが必要なジャンルでは、Geminiの情報収集力が威力を発揮します。例えば、「中世ヨーロッパの城塞都市の社会構造」を調べながらそのまま世界観設定を作る、といった使い方が一つのチャット内でシームレスに行えます。
また、Googleドキュメントとの連携機能があるため、設定シートやプロットをドキュメントに保存しておき、それを参照しながら執筆を進めるワークフローが組みやすいのも特徴です。
| 項目 | ChatGPT | Gemini |
|---|---|---|
| リサーチ力 | Web検索で対応 | Google検索と直接連携 |
| コンテキストウィンドウ | 32K(Plus) | 最大100万トークン以上 |
| 外部ツール連携 | プラグイン等 | Googleドキュメント等 |
| 日本語小説の文体 | 安定している | 詩的・象徴的な傾向 |
向いている人: ファンタジーやSFなど世界観構築に力を入れたい方や、リサーチしながら書き進めたい方。
公式サイト:gemini.google.com
NovelAI──小説特化のUIと学習データ

NovelAI(ノベルAI)は、他のツールとは性質が大きく異なる小説執筆に特化したAIサービスです。ChatGPTやClaudeのような汎用チャットAIではなく、入力した文章の続きをAIが自動生成する「共同執筆」スタイルが特徴で、物語を一緒に紡いでいく感覚で使えます。
実際の文学作品をもとにトレーニングされた独自モデルを搭載しており、最新の「Erato」モデルは500億トークン以上の日本語ストーリーテリングデータで訓練されています。Memory(記憶)やLorebook(設定辞書)といった小説執筆専用の機能が充実している点も、汎用AIにはない強みです。
ただし、UIが英語中心であること、完全有料制(月額10ドル〜)であること、そしてChatGPTのようにプロット相談やアイデアの壁打ちには向いていない点には注意が必要です。
| 項目 | ChatGPT | NovelAI |
|---|---|---|
| 操作スタイル | チャット型(指示→生成) | 共同執筆型(続きを自動生成) |
| 小説専用機能 | なし | Memory・Lorebook等あり |
| 日本語対応 | 完全対応 | 対応(英語より精度はやや劣る) |
| 料金 | 無料プランあり | 月額10ドル〜(無料体験なし) |
向いている人: 「AIと一緒に物語を紡ぐ」体験を楽しみたい方。ライトノベルやファンタジーなど、創作の自由度を重視する方。
公式サイト:novelai.net
ChatGPTの小説作成についてよくある質問(FAQ)
- QChatGPTで書いた小説に著作権は発生する?
- A
現時点では、AIが自動生成した文章そのものには著作権が認められにくいとされています。文化庁が公表した「AIと著作権に関する考え方について」では、人間の創作的関与が認められない生成物は著作物に該当しない可能性が示されています。
ただし、ChatGPTの出力をそのまま使うケースは少なく、多くの場合は人間がテーマ設計・プロット構成・推敲を行っています。こうした人間の創作的な関与が十分に認められる場合は、著作物として保護される可能性があります。
- QAI小説を公募・文学賞に応募できる?
- A
コンテストによって対応が大きく異なります。近年、多くの文学賞や公募がAI利用に関する規定を設け始めていますが、その方針は「全面禁止」「一部許可(要申告)」「特に制限なし」とばらつきがあります。
確認すべきポイントは以下の3つです。
- 応募要項にAI利用に関する記載があるか(「生成AIの使用を禁止する」等の文言)
- AI使用の申告義務があるか(使用した場合に報告が必要か)
- 「自作であること」の定義がどう解釈されているか
- QChatGPTで書いた小説を販売・商用利用しても問題ない?
- A
OpenAIの利用規約上、ChatGPTの出力に対する権利はユーザーに帰属するとされており、商用利用は基本的に認められています。電子書籍として販売したり、同人誌に収録したりすることも、規約上は可能です。
ただし、商用利用にあたっては以下の点に注意してください。
- 既存作品との類似がないか: AIが学習データに基づいて類似表現を出力するリスクがあるため、コピペチェックツール(CopyContentDetectorなど)で事前に確認する
- 販売プラットフォームの規約: Amazon KDPなど一部のプラットフォームでは、AI生成コンテンツの申告を求める場合がある
- 品質管理の責任はユーザーにある: 誤情報や不適切な表現が含まれていた場合の責任は、生成したユーザーが負う
- QChatGPTにはR18・暴力表現の小説を書かせられる?
- A
ChatGPTには、性的表現や過度な暴力描写に対するコンテンツポリシーが設けられています。そのため、露骨な性描写や残虐な暴力シーンを直接的に生成させることは、基本的に制限されています。
ただし、暗示的な表現や文学的な範囲での描写であれば、対応してくれることもあります。例えば「行為そのものを描かず、翌朝の情景から関係性の変化を暗示する」といった間接的なアプローチであれば、制限に引っかかりにくくなります。
どうしてもR18表現が必要な場合は、ChatGPT以外のツール(NovelAIなど、コンテンツ制限が緩いサービス)を併用するか、ChatGPTで物語の骨格を作ったうえで該当箇所だけ自分で加筆する方法が現実的です。
- QChatGPTで書いた小説であることを読者に開示すべき?
- A
法律上、AI使用の開示を義務づける規定は、日本では現時点で存在しません。しかし、投稿先のルールと読者との信頼関係の両面から判断する必要があります。
投稿サイトについては、たとえばカクヨムやピクシブなどの主要プラットフォームでは、AI生成コンテンツのタグ付けや申告を求めるガイドラインを設けている場合があります。投稿前に各サイトの最新の利用規約を必ず確認してください。
読者との関係では、「AI利用を隠していた」と後から判明した場合に信頼を損ねるリスクがあります。特にSNSでの発表や同人活動では、AI利用を公表したうえで「自分がどこに関与したか」を明示するスタンスが、トラブル回避と信頼構築の両面で有効です。
まとめ
ChatGPTは、小説の「アイデア出し」「構成づくり」「本文生成」を助けてくれる強力なツールです。ただし、プロンプトの出し方と人間側の推敲次第で、作品のクオリティは大きく変わります。
この記事のポイントをあらためて整理すると、次の4つです。
- ChatGPTで小説を書く基本ステップ
- テーマやキャラクター・舞台を決める
- 必要に応じて簡単なプロット(あらすじ)を作る
- シーンごとに本文を生成させる
- 最後は人間が推敲・加筆して仕上げる
- 執筆の効率化、新しいアイデアや表現の獲得などメリットは大きい
- 趣味にとどまらず、副業やビジネスで生かすことができる。
- 一方で、設定の整合性や感情描写の浅さ、既存作品との類似には注意が必要。著作権や表現の不自然さについては、必ず人間の目でチェックする。
まずは、気になるジャンルのテンプレートを1つ選び、[ ]の部分を自分のアイデアに書き換えて、ChatGPTに冒頭シーンを書かせてみてください。短いワンシーンでも、AIと一緒に物語をつくる感覚がつかめるはずです。
あなたの感性とChatGPTの生成力を組み合わせて、小説づくりを楽しんでいきましょう!



