「WindowsでCopilotを使ってみたいけど、どうやって活用すればいいの?」「Copilotで具体的にできることは何?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、CopilotをWindows環境で上手く活用することで、作業効率が劇的に向上します。
この記事では、「Copilot in Windows」の最も効果的な使い方を紹介し、実際にどのように役立てることができるのかを詳しく解説します。
- Windows11「Copilot in Windows」とは?
- Windows11「Copilot in Windows」は何ができる?
- Windows11「Copilot in Windows」の効果的な活用方法を紹介!
- 「Copilot in Windows」の活用方法:「Excel」 関数のサポート
- 「Copilot in Windows」の活用方法:「PowerPoint」 資料作成のサポート
- 「Copilot in Windows」の活用方法:「Word」 文章の要約
- 「Copilot in Windows」の活用方法:「Outlook 」やり取りの要約
- 「Copilot in Windows」の活用方法:「Teams 」議事録をAIが作成
- 「Copilot in Windows」の活用方法:「Microsoft Copilot Studio」独自のカスタムCopilotを作成
- 「Copilot in Windows」の活用方法:「Azure AI」自然言語処理や画像生成
- Windows11「Copilot in Windows」の効果的な活用方法のまとめ
Windows11「Copilot in Windows」とは?
Windows 11に搭載されている「Copilot in Windows」は、Microsoftが開発した対話型AIツールです。
Copilotという名称は「副操縦士」を意味し、ユーザーのコンピュータ操作を支援する役割を持っています。
Copilotは、コーディングから文書作成まで、幅広い作業をサポートしてくれるので、AIとこれまで縁のなかった、いわゆる普通の人でも仕事の効率も上げてくれる可能性があります。
Windows11「Copilot in Windows」は何ができる?
Copilot in Windowsにはたくさんのことができますが、具体的に一例をあげます。
- 「Excel」関数のサポート
- 「PowerPoint」 資料作成のサポート
- 「Word」 文章の要約
- 「Outlook 」やり取りの要約
- 「Teams 」議事録をAIが作成
- 「Microsoft Copilot Studio」独自のカスタムCopilotを作成
- 「Azure AI」自然言語処理や画像生成
これはほんの一例にすぎません。各officeのツールで使えることがわかったら自分の業務に適応できるところはないか考えてみましょう。
まずは簡単な活用でも、手を動かしながら実際に動かしてみることが大切です。
記事を見ながら、ご自身でも試してください。
Windows11「Copilot in Windows」の効果的な活用方法を紹介!
「Copilot in Windows」を最大限に活用するためには、その機能を理解し、日常の作業に適切に組み込むことが重要です。以下は、特に効果的な活用方法をいくつか紹介します。
「Copilot in Windows」の活用方法:「Excel」 関数のサポート
Excelでの複雑な関数やデータ分析を行う際、Copilotは大きな助けになります。
例えば、特定のデータ分析や関数の提案を行い、より高度な分析を容易にします。これにより、Excelの利用がより効率的かつ効果的になります。
例えば関数が分からないとき、こういった質問をしたとしましょう。
あなたはプロのマーケターです。YouTube運営における利益配分の関数を考えてください。
以下が条件です。
YouTubeは30万円から徐々に月日を重ねるにつれて増えるものとする。
最初は20%ほどの報酬をパートナーに渡しています。
しかしながら利益が増えるにつれて
報酬総額を一定にしたいので、パーセンテージを少し下げていきたいです。
これをふまえた最適な報酬のロジック関数を出してください。
例えば30万円までは20%
100万円を超えると15%
などでいくつか段階的に設定してください。
ロジックを出してくれたのでそれをExcelで抽出してもらいます。
では、この利益ロジックをExcelで抽出してください。
実際に数字と関数もいれてまたグラフの作成もしてください。
=IF(A2<=300000, A2*20%, IF(A2<=1000000, A2*15%, IF(A2<=5000000, A2*10%, A2*5%)))
=IF(A2<=300000, 20%, IF(A2<=1000000, 15%, IF(A2<=5000000, 10%, 5%)))
このような関数を出してくれました。
関数がわからないときも、このように条件を指示してあげれば最適な関数を出してくれます。
関数をネットで調べて、条件にあわせて組み合わせるよりよっぽど早く必要な関数を調べることができます。
「Copilot in Windows」の活用方法:「PowerPoint」 資料作成のサポート
PowerPointでのプレゼンテーション資料作成においても、Copilotは有用です。主に内容の構成を通してプレゼンテーションを作成する手助けをします。
CopilotのPowerPointの構成案を考えてもらいましょう。
パワーポイントで「AIの未来のついて」という説明資料を作成します。スライドは12枚です。構成案を考えてください。
構成案を考えてくれました。
この構成案を元に資料を作成しましょう。
構成案を元に自動でスライドを生成できるAIサービスもあるため、組み合わせて使うとさらに効果的です。
またWindows Copilot PROというサービスが2024年1月16日にリリースされました。スライドのデザインや画像の選定なども自動で行ってくれるようです。日本円で月額3200円です。
VBAはまだ出力できないようなので、細かい調整はChatGPTでVBAを出力したほうがよいかもしれません。
今後さらに使いやすくアップデートされてくると予想されるので、機能追加に期待が高まります。
「Copilot in Windows」の活用方法:「Word」 文章の要約
Word文書の作成時、特に長文の要約や編集作業にCopilotを活用することができます。Copilotは文章の要点を捉え、簡潔かつ明確な要約を提供することで、効果的な文書作成を支援します。
今回は「AIと著作権」について議論が交わされた議事録を要約してもらいます。今回は制限が2000文字までだったため、2000文字で区切っています。
元の文章はこちらです。
全文を読むよりは、まとまった内容になりました。
長文を読む時間がないときなどに利用することをおすすめします。
「Copilot in Windows」の活用方法:「Outlook 」やり取りの要約
Outlookのメールやり取りをより効率的に管理することができます。
サンプルで長文のビジネスメールを作成し、Copilotに要約してもらいました。
メールの長文をよむより要点がつかめてわかりやすくなりました。
「Copilot in Windows」の活用方法:「Teams 」議事録をAIが作成
Teamsでの会議中、議事録の作成は非常に時間がかかる作業です。Copilotを利用することで、会議の要点を自動的に抽出し、効率的な議事録を作成することができます。
サンプルで会話内容を作成し、Copilotに議事録をつくってもらいました。
「Copilot in Windows」の活用方法:「Microsoft Copilot Studio」独自のカスタムCopilotを作成
Microsoft Copilot Studioを使用すると、ユーザー独自のニーズに合わせたカスタムCopilotを作成できます。これにより、特定の業務やプロジェクトに特化した支援が可能になります。
こちらは有料のサービスとなります。
カスタムCopilotのメリットは、例えば自分の会社やカタログのサービスに特化したチャットの回答ができたり、営業チームなどのチーム独自のQ&Aなどを作ることができる点です。
「Copilot in Windows」の活用方法:「Azure AI」自然言語処理や画像生成
Azure AIと組み合わせることで、自然言語処理が容易になります。他にも画像生成なども利用できます。これにより、ビジネスや開発における幅広いニーズに対応することが可能になります。
DALL-E3はOpen AIでは有料の機能となっていますが、Copilotでは無料で使うことができます。
Azure OpenAI ServiceはセキュリティなどがOpen AIのAPIを使用するより強化されているので企業の方は検討してみてください。
Windows11「Copilot in Windows」の効果的な活用方法のまとめ
いかがでしたか?
今回の記事をまとめると
- Copilotの活用方法を6つご紹介しました
- 「PowerPoint」 で資料作成のサポート
- 「Word」 で文章の要約
- 「Outlook 」でやり取りの要約
- 「Teams 」で議事録を作成
- 「Microsoft Copilot Studio」で独自のカスタムCopilotを作成
- 「Azure AI」で自然言語処理や画像生成
でした。
重要なのは、Copilotは単なる補助ツールではなく、作業を根本から変える可能性を秘めているということです。
AI技術の進化とともに、Copilotの機能はさらに洗練され、より多くの業界や職種での活用が期待されます。また、ユーザーのフィードバックに基づいた機能の改善や新機能の追加も進んでいくでしょう。
Copilot in Windowsは、私たちの仕事をより効率的で創造的なものに変えていく可能性を秘めています。今のうちから活用を始めておきましょう。
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