「Coworkの“Skills”って、結局なにができるの?」——名前は聞くものの、ファイルを渡したとき何を自動でやってくれるのか、いまひとつ掴めていない人は多いはずです。
Coworkには、PDF・Word・Excel・PowerPointに対応した組み込みSkillが最初から備わっています。話しかけるだけで、読み取りから作成・編集までを代わりにこなしてくれます。
この記事では、4つの形式それぞれで具体的に何を頼めるのか、どう動くのか、自作はできるのかまでを、例を中心にやさしく整理します。読み終えるころには、手元のファイルで何を任せられるかがはっきりイメージできるはずです。
内容をまとめると…
Skillsとは何か、どう自動で発火し、何の設定が要るか
PDF・Word・Excel・PowerPointそれぞれで頼める具体例
形式をまたぐ連鎖でまとめて自動化できること
SKILL.mdでSkillを自作するための入口
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AI副業セミナーをみてみるClaude CoworkのSkillsとは?
最初に、Skillsとは何かをはっきりさせておきましょう。
Skillsとは、特定の作業手順と専門知識をひとまとめにしてClaudeに持たせる仕組みです。これにより、毎回ゼロから考えるのではなく、決まった型に沿って作業を進められます。
Coworkには、よく使うファイル形式に対応した組み込みSkillが最初から備わっています。あなたが資料やデータを渡すと、Claudeが必要なSkillを自分で読み込み、読み取りや作成を代行します。
大事なのは「使うSkillを自分で指定しなくてよい」点です。依頼の内容からClaudeが判断するため、専門知識がなくても自然な言葉で頼むだけで動きます。
Skillsはどう発火する?必要な設定
続いて、Skillsがどのタイミングで動くのか、使う前の準備を確認します。
発火はモデル主導です。あなたの依頼を読んで、Claudeが「このタスクならこのSkillが要る」と自分で判断して呼び出します。スラッシュ(/)で一覧を開き、使うSkillを明示的に選ぶこともできます。
使う前提として、コード実行とファイル作成の機能をオンにしておく必要があります。これが有効なときに、Claudeは関連するSkillを自動で使えるようになります。
有効化の場所はプランで異なります。個人向けプランは設定のCapabilitiesから、チームや組織向けプランは管理者が組織設定から切り替えます。
組み込みSkillの4形式でできること

ここからが本題の、組み込みSkillで具体的に何を頼めるかです。
組み込みSkillが対応するのは、PDF・Word・Excel・PowerPointの4つの形式です。日々の業務で扱うファイルの多くが、この中に収まります。
それぞれで頼めることを、代表的な業務シーンに絞って次の4つの章で見ていきます。どの形式も「読む」だけでなく「作る・直す」まで任せられるのが特徴です。
①PDFでできること
PDFのSkillは、ただ中身を読むだけにとどまりません。複数のPDFを1つに結合したり、長いファイルを必要なページだけに分割したりできます。
入力欄のあるフォームPDFなら、指定した内容での記入も頼めます。契約書や申込書のように「要点を抜き出す」「決まった項目を埋める」作業を任せられます。
たとえば、こんな頼み方ができます。
- この契約書PDFから、契約期間・金額・解約条件の3点だけ抜き出して箇条書きにして
- 3つの見積もりPDFを1つに結合して、先頭に各社一覧の目次ページを付けて
- この申込書PDFのフォーム欄を、別で渡す顧客情報の表に沿って記入して
②Wordでできること
WordのSkillでは、議事録や案内文といった文書をゼロから作成できます。要点を渡せば、体裁の整ったドラフトに仕上げてくれます。
既存の文書を直すときは、変更履歴の形で修正を提案させられます。どこをどう変えたかが残るので、内容を確認してから受け入れるかを決められます。
たとえば、こんな頼み方ができます。
- この会議メモから議事録をWordで作って。決定事項・宿題・期限の3項目に整理して
- この提案書Wordをもっと丁寧な敬語に直して。どこを変えたか変更履歴で残して
- 箇条書きのこのメモを、取引先向けの案内文(Word)に清書して
③Excelでできること
ExcelのSkillは、表計算や集計が得意です。売上一覧から月別の合計を出す、条件で絞って件数を数えるといった作業を、関数を含む形で組み立てます。
バラバラな形式で届いたデータの整形も頼めます。表記をそろえる、不要な列を落とす、見やすい表にまとめ直す、といった下ごしらえを任せられます。
たとえば、こんな頼み方ができます。
- この売上一覧(Excel)から、月別・商品別の合計を出すピボット表を作って
- 3店舗から届いた形式バラバラのExcelを、列をそろえて1つの表に統合して
- この顧客リストから、未入金かつ前回購入が3か月以上前の人だけ抽出して
④PowerPointでできること
PowerPointのSkillは、スライド資料の作成を担います。要点をまとめたメモを渡せば、提案や報告に使える体裁のスライドへ起こしてくれます。
すでにある資料の手直しにも使えます。構成の組み替えや、伝わりやすい順序への並べ替えを頼めば、たたき台づくりの時間を短くできます。
たとえば、こんな頼み方ができます。
- この四半期レポート(Word)を、5枚の報告スライド(PowerPoint)に起こして
- この提案スライドを、結論を最初に持ってくる順番に並べ替えて
- 箇条書きのこの企画メモから、表紙+3章立てのたたき台スライドを作って
形式をまたぐ連鎖でできること

形式ごとの話をしてきましたが、組み込みSkillの真価は形式をまたいだときに出ます。
たとえば、Excelの集計結果を読み取り、その数字を使ってPowerPointの報告スライドまで一気に作る、といった流れを1回の依頼でこなせます。
PDFから必要な情報を抜き出してWordの文書にまとめ直す、という組み合わせも可能です。複数ファイルをまたぐ手作業を、まとめて自動化できるのが分かりやすい価値です。
たとえば、こんな頼み方ができます。
- この売上Excelを集計して、月別推移のグラフ付きで報告用のPowerPointまで作って
- この請求書PDFから金額と日付を抜き出して、Excelの一覧表に追記して
Skillは自作できる?SKILL.mdの入口
最後に、多くの人が気にする「自分でSkillを作れるのか」に触れておきます。
答えは「作れます」です。しかもプログラミングは要りません。SKILL.mdというファイルに、手順を文章で書くだけで形になります。
このファイルには、名前と説明を冒頭の決まった欄に書きます。あとは「どんなときに使い、何をするか」を箇条書きで並べていくイメージです。
作ったSkillはまとめてアップロードすれば使えます。Coworkなら、Claudeに「Skillを作って」と頼みながら対話形式で仕上げることもできます。
Skillsのよくある質問
- Q組み込みSkillを使うのに特別な操作は必要ですか?
- A
多くの場合、特別な操作は不要です。やりたいことを言葉で伝えれば、Claudeが必要なSkillを自分で選んで使います。一覧から選びたいときは、スラッシュ(/)で明示的に指定することもできます。
- QSkillsを使うには何を有効にすればいいですか?
- A
コード実行とファイル作成の機能をオンにしておく必要があります。個人向けプランは設定のCapabilitiesから、チームや組織向けプランは管理者が組織設定から切り替えます。
- QSkillの自作にプログラミングの知識は必要ですか?
- A
必要ありません。SKILL.mdというファイルに、手順を文章と箇条書きで書くだけで作れます。名前と説明を決まった欄に書くことだけ守れば、エンジニアでなくても始められます。
- Q対応しているファイル形式は今後増えますか?
- A
組み込みSkillの対応範囲は更新されることがあります。最新の対応状況は公式の案内で確認するのが確実です。執筆時点では、PDF・Word・Excel・PowerPointが組み込みとして使えます。
Claude CoworkのSkillsまとめ
最後に、この記事の要点を振り返ります。
- Skillsは、作業手順と専門知識をClaudeに持たせる仕組み
- 発火はモデル主導で、コード実行とファイル作成の有効化が前提
- 組み込みはPDF・Word・Excel・PowerPointの4形式に対応
- 形式をまたぐ連鎖で、複数ファイルの作業をまとめて自動化できる
- SKILL.mdに手順を書けば、プログラミングなしで自作もできる
まず試すなら、手元にあるPDFやExcelを1つ渡して、「要点をまとめて」「月別に集計して」と頼んでみてください。実際に動く様子を見れば、何を任せられるかの感覚が一気につかめます。
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