Claudeで改行できない?送信・改行の設定を完全ガイド【Claude・Claude Code対応】

Claude

Claudeを使っていて、「Enterキーを押したら途中なのに送信されちゃった!」という経験はありませんか?

長いプロンプトを書いている途中、うっかりEnterを押して未完成のまま送信…という経験がある方も多いはずです。特にコードブロックや箇条書きを含む質問では、改行の誤送信は本当にストレスになります。

「普通にEnterで改行させてほしい!」
「Claude Codeだと改行方法がわからない…」

実は、Claudeには環境に応じた最適な改行方法があります。Web版ならShift+Enterが基本ですが、より快適にするChrome拡張機能も存在します。

またClaude Code初心者の方のためにターミナルで改行する方法についても併せて紹介します。

この記事では、Claudeで快適に改行するための全手法を徹底解説します:

  • Web版Claudeでの基本操作とChrome拡張機能
  • 上級者向け:Claude Codeで改行する方法
  • 上級者向け:ファイル末尾改行の自動化

誤送信のストレスから解放され、本来の作業に集中できる環境を一緒に作りましょう。

📖この記事のポイント

  • Web版は「Shift+Enter」が基本、より快適にしたいなら Chrome拡張「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」で「Enter改行・Ctrl+Enter送信」に変更可能
  • Claude Codeでは「/terminal-setup」コマンド一発でShift+Enter改行が設定でき、それでも動かない場合は「+Enter」で確実に改行可能
  • Hooks機能でファイル末尾改行を自動化でき、コーディング規約を守りながらスムーズな開発環境を構築できる
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監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

Claudeの概要

Claudeは、アメリカのAI企業Anthropic社が開発した対話型の生成AIで、2023年3月に一般公開されました。ChatGPTやGeminiと同様に、チャットボックスで質問を入力すると、AIが自然な言語で回答してくれます。

特に注目されているのは、安全性と倫理性を重視した設計です。国連の世界人権宣言やGoogle DeepMindのガイドラインを基にした「憲法AI」という原則をシステムに搭載しており、有害なコンテンツの生成を抑制します。

現在、Claudeは主に2つの形態で提供されています。Webブラウザやモバイルアプリから利用できるClaudeと、ターミナルから使用する開発者向けツールClaude Codeです。どちらも文章作成、翻訳、要約、プログラミング支援など幅広いタスクに対応していますが、使用環境と操作方法が大きく異なります。

本記事では、これら2つの形態における改行操作の違いと、それぞれに最適な設定方法を詳しく解説します。改行の誤送信でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

【Web版】Claude公式サイト・アプリでの改行方法

Claude公式サイト(claude.ai)やモバイルアプリでは、デフォルトで改行機能が用意されています。ここでは、Web版とアプリ版のClaudeの基本的な改行方法から、より快適に使うための設定まで詳しく解説します。

①Shift+Enterで改行する

Claude Web版・アプリ版での改行は非常にシンプルです。メッセージ入力欄でShift+Enterキーを同時に押すだけで改行できます。

この操作は、SlackやDiscordなどの一般的なチャットツールとは逆の動作になっています。多くのチャットアプリでは「Enterで改行、Shift+Enterで送信」となっていることもありますが、ClaudeやChatGPTでは「Shift+Enterで改行、Enterで送信」という仕様です。

②Enterで改行、Ctrl+Enterで送信に変更する拡張機能

デフォルトのShift+Enter操作が煩わしいと感じる方には、Chrome拡張機能を使った方法がおすすめです。この方法では、SlackやDiscordと同じように「Enterで改行、Ctrl+Enter(MacではCommand+Enter)で送信」という直感的な操作に変更できます。長文のプロンプトを頻繁に入力する方や、複数のAIサービスを使い分けている方に特に便利な方法です。

ChatGPT Ctrl+Enter Senderとは

ChatGPT Ctrl+Enter Senderは、ClaudeだけでなくChatGPTやGeminiなど複数のAIチャットサービスに対応したChrome拡張機能です。インストールするだけで、Enterキーの動作を改行に変更し、メッセージ送信をCtrl+Enter(MacではCommand+Enter)に割り当てます。

この拡張機能の最大の特徴は、対応サービスの多さです。Claude、ChatGPT、Gemini、Perplexity、Microsoft Copilotなど主要なAIサービスで統一された操作感を実現できるため、複数のツールを使い分けている方でも混乱することがありません。また、拡張機能アイコンから簡単にオン・オフを切り替えられるため、必要に応じて元の操作に戻すことも可能です。

Chrome拡張「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」の導入手順

①Chrome ウェブストアにアクセス
Chromeブラウザで「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」の拡張機能のページにアクセスします。

②拡張機能を追加
ページ右上の「Chromeに追加」ボタンをクリックします。確認ダイアログが表示されたら「拡張機能を追加」を選択してください。

③インストール完了を確認
インストールが完了すると、ブラウザ右上のツールバーに拡張機能アイコンが表示されます。アイコンをクリックして「Enable on this site」がオンになっていることを確認してください。

④Claudeで動作確認
Claudeにアクセスし、メッセージ入力欄でEnterキーを押して改行できることを確認します。送信する際はCtrl+Enter(MacではCommand+Enter)を押してください。

 対応ブラウザとOS別の操作方法

「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」はGoogle ChromeとMozilla Firefoxに対応しています。

Windows環境での操作

  • 改行:Enterキー
  • 送信:Ctrl + Enterキー

macOS環境での操作

  • 改行:Enterキー
  • 送信:Command + Enterキー

どちらのOSでも、拡張機能をインストールするだけで自動的に設定が適用されます。特別な設定変更は必要ありません。ただし、他のChrome拡張機能との競合により動作しない場合があるため、その際は拡張機能アイコンから設定を確認してください。

対応しているAIツール

「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」はChatGPTやClaudeだけでなく、以下のページで拡張機能を使用することができます。

うまく反映されない場合のチェック事項

「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」の拡張機能を設定したのに、Enterで改行できずに送信されてしまうという事態が生じた際には、以下のチェック事項を確認してみてください。

  • 拡張機能が有効化されているか:拡張機能アイコンをクリックして「Enable on this site」がオン(緑色)になっているか確認
  • Claudeページを再読み込み:拡張機能をインストールした後、Claudeのページをスーパーリロードする
  • ブラウザを再起動:拡張機能が正しく読み込まれていない可能性があるため、ブラウザを再起動してClaudeにアクセス
  • 拡張機能の競合を確認:他のChrome拡張機能が干渉している可能性があるため、特にキーボード関連の拡張機能を一時的に無効化

【ターミナル】Claude Codeで改行する3つの方法

Claude Codeには改行するための複数の方法が用意されています。設定不要ですぐに使える方法から、一度設定すれば快適に使い続けられる方法まで、主要な改行手法をご紹介します。使用しているターミナル環境や個人の好みに応じて、最適な方法を選択してください。

①今すぐ使える:「\+Enter」バックスラッシュ改行

\+Enter

最もシンプルな改行方法は、バックスラッシュを使う方法です。改行したい箇所で\(バックスラッシュ)を入力してからEnterキーを押すだけで、改行が挿入されます。

この方法は特別な設定が不要で、どのターミナル環境でも確実に動作します。日本語キーボードの場合、バックスラッシュは通常「¥」キーで入力できますが、環境によってはOption+¥(Alt+¥)の組み合わせが必要な場合もあります。

ただし、毎回バックスラッシュを入力する必要があるため、頻繁に改行を使う場合は次に紹介する設定方法の方が効率的です。まずは動作確認や緊急時の対処法として覚えておくと便利でしょう。

②「Shift+Enter」の設定(VS CodeまたはiTerm2)

VS CodeのターミナルやiTerm2を使用している場合、/terminal-setupコマンドを実行するだけで、Shift+Enterで改行できるように自動設定されます。

Claude Codeのプロンプトで以下のコマンドを入力してください:

/terminal-setup

このコマンドを実行すると、ターミナルの設定が自動的に変更され、以降はShift+Enterで改行、Enterで送信という操作が可能になります。設定は一度実行すれば永続的に有効になるため、毎回設定する必要はありません。

対応環境

  • VS Code
  • iTerm2

③「Shift+Enter」の設定(Wezterm)

Weztermをお使いの場合、/terminal-setupコマンドが正しく動作しないことがあります。そのため、設定ファイルを手動で編集する必要があります。

ホームディレクトリにある.wezterm.luaファイルを開き、以下の設定を追加してください:

local wezterm = require 'wezterm'
local config = {}

config.keys = {
  {
    key = 'Enter',
    mods = 'SHIFT',
    action = wezterm.action.SendString('\n')
  },
}

return config

この設定により、Shift+Enterで改行されるようになります。設定を保存したら、Weztermを再起動して変更を反映させてください。

オプションとして、config.audible_bell = “SystemBeep”を追加すると、Claude Codeがタスクを完了した際にシステム通知音が鳴るようになります。長時間のタスク実行時に便利な機能です。

対応環境

  • Wezterm

④「Option+Enter」での設定(VS Code、iTerm2またはmacOS Terminal.app)

macOS環境では、Option+Enterで改行する設定も可能です。この方法は、使用しているターミナルによって設定手順が異なります。

Mac Terminal.appの場合:

Mac Terminal.app「Option+Enter」を設定する方法
  • ステップ①
    Terminal.appの設定を開く

  • ステップ②
    タイトル「プロファイル」→「キーボード」タブを選択
  • ステップ③
    「OptionをMetaキーとして使用」にチェックを入れる

対応環境

  • Mac Terminal.app

iTerm2とVS Codeターミナルの場合:

iTerm2とVS Codeターミナル「Option+Enter」を設定する方法
  • ステップ①
    設定画面を開く

  • ステップ②
    「プロファイル」→「キー」(またはキーボード設定)選択

  • ステップ③
    「Left Option Key」と「Right Option Key」の両方を「Esc+」に設定

対応環境

  • iTerm2
  • VS Code

【ターミナル】Claude Codeで改行する際のおすすめの手順

Claude Codeで改行設定を行う際は、以下の順序で試すことをおすすめします。

Claude Codeで改行する際のおすすめの手順
  • ステップ①
    まず「/terminal-setup」を実行し「Shift+Enter」設定

    最初に/terminal-setupコマンドを実行してください。VS CodeターミナルやiTerm2であれば、これだけでShift+Enterによる改行が使えるようになります。最も簡単で確実な方法です。

  • ステップ②
    動作しない場合は「\ + Enter」

    /terminal-setupがうまく動作しない場合は、バックスラッシュ(\)を入力してからEnterキーを押す方法を使いましょう。設定不要で、どの環境でも確実に改行できます。

  • ステップ③
    Terminal.appユーザーは「Option+Enter」設定

    macOSの標準Terminal.appを使用している場合は、「OptionをMetaキーとして使用」の設定を行い、Option+Enterで改行できるようにすることを検討してください。

  • ステップ④
    それでも解決しない場合

    上記の方法で解決しない場合は、使用しているターミナルの公式ドキュメントを確認するか、別のターミナルアプリへの移行を検討しましょう。

【上級者向け】Claude Codeのファイル末尾改行を自動化

Claude Codeを使ってコーディングを進めていると、細かいコーディング規約まで完璧に守るのは難しいものです。特にファイル末尾の改行は見落としやすく、手動で修正するのは非効率です。この問題を解決するのが「Hooks」という自動化機能です。ここでは、ファイル末尾改行を自動的に追加する方法を解説します。

なぜファイル末尾改行が必要か

多くのプロジェクトでは、コーディング規約として「ファイル末尾に空行(改行)を入れる」というルールが定められています。これには明確な理由があります。

GitHubでの差分表示の問題
ファイル末尾に改行がないと、GitHubのプルリクエスト画面で差分を確認する際にNo newline at end of fileという警告マークが表示されます。この警告があると、レビュアーに不要な心配をかけたり、コードレビューの質が低下したりする可能性があります。

POSIXの標準規格
POSIX(Unix系システムの標準規格)では、テキストファイルは必ず改行で終わるべきとされています。多くのUnixツールやエディタは、この規格に従ってファイルを処理するため、末尾改行がないと予期しない動作を引き起こす可能性があります。

Hooksで自動追加:設定ファイルの作成と編集方法

Hooksは、Claude Codeが特定のタイミングで自動的にシェルコマンドを実行する機能です。ファイル書き込み後に末尾改行を追加する設定を行いましょう。

設定ファイルの場所
プロジェクトのルートディレクトリに.claudeフォルダを作成し、その中にsettings.jsonファイルを配置します。この設定はチーム全体で共有したい場合に適しています。個人用の設定にする場合はsettings.local.jsonを使用してください。

設定内容
settings.jsonに以下のJSON設定を記述します:

{
  "hooks": {
    "PostToolUse": [
      {
        "matcher": "Write",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": "FILE_PATH=$(jq -r '.tool_input.file_path') && [ -n \"$(tail -c1 \"$FILE_PATH\")\" ] && echo >> \"$FILE_PATH\""
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

設定の解説
この設定は、Claude Codeがファイルを書き込んだ直後(PostToolUse)に、書き込み操作(Write)を検知して自動実行されます。コマンドは、ファイルの最終文字をチェックし、改行がなければ追加するという処理を行います。
jqコマンドを使用してJSON形式のツール入力データからファイルパスを取得し、そのファイルに対して処理を実行します。この処理は冪等性(何度実行しても同じ結果になる性質)を保っているため、安全に使用できます。

設定の反映
設定ファイルを保存したら、Claude Codeを再起動するか、/hooksコマンドを実行して設定を確認してください。これにより、以降はClaude Codeがファイルを作成するたびに、自動的に末尾改行が追加されるようになります。

まとめ:環境別おすすめ改行設定フローチャート

Claude における改行設定は、使用環境によって最適な方法が異なります。以下のポイントを押さえて、自分の環境に合った設定を選びましょう。

環境別おすすめ設定

  • Web版Claude(ブラウザ・アプリ): デフォルトのShift+Enterで十分快適。より直感的に使いたい場合はChrome拡張「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」を導入
  • Claude Code(VS Code/iTerm2): まず/terminal-setupコマンドを実行。これだけでShift+Enterによる改行が使用可能に
  • Claude Code(Wezterm等): .wezterm.luaなどの設定ファイルを手動編集。環境に応じた個別設定が必要
  • 上級者: Hooksを活用してファイル末尾改行など、細かいコーディング規約を自動化

本記事では、Claudeの改行操作について、Web版からターミナル版まで網羅的に解説しました。基本的な操作から高度な自動化まで、段階的に設定を進めることで、より快適なAI活用環境を構築できます。誤送信のストレスから解放され、本来の創造的な作業に集中できる環境づくりの参考になれば幸いです。

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