Suno AIで使えるスタイル一覧!欲しい曲を生成するための早見表

AIツール

Suno AIで曲を作ろうとプロンプトに「pop」や「rock」と入力してみたものの、思っていたのと違う曲調になってしまった…そんな経験はありませんか?

どんなスタイルが指定できるのか全体像が見えないと、毎回手探りになってしまいますよね。

  • 動画のシーンに合う曲を作りたいのに、どのスタイル名を使えばいいか分からない
  • スタイル一覧が見つからず、他の人がどんな指定をしているのか参考にできない
  • 理想の曲調にたどり着くまで何度も生成し直している

こうした状況では、せっかくの創作時間が無駄になり、クオリティも妥協せざるを得なくなってしまいます。

もし、Suno AIで指定できるスタイルの全体像を把握できて、狙った曲調を一発で生成できるようになったら、制作効率は何倍にも上がると思いませんか?

本記事では、Suno AIで使える音楽スタイルを網羅的に一覧化し、以下の情報を徹底解説します。

  • Suno AIで指定可能なスタイル(ジャンル・テンポ・雰囲気・楽器編成)の一覧
  • 各スタイルの特徴と実際の音の傾向
  • スタイルの組み合わせ方とプロンプトへの記述例
  • 動画のシーン別おすすめスタイル

この一覧をブックマークしておけば、次回からスタイル選びに迷わず、あなたの動画やプロジェクトに最適なBGMを素早く生成できるようになります。

📖この記事のポイント

  • Suno AIのスタイル指定は「ジャンル」「テンポ」「雰囲気の3要素で成り立っている
  • まずは色々なスタイル指定のワードを試して、どの単語を使うとどんな雰囲気になるのか実際に試して感覚的に理解するのが大切
  • 失敗しないためには「スタイルを詰め込みすぎない」「矛盾する要素を同時に指定しない」「曖昧な表現ではなく具体的なワードを選ぶ」の3つのポイントを抑える
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監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

Suno AIで指定できるスタイルとは?基本の3要素

Suno AIで理想の曲を生成するには、スタイル指定の仕組みを正しく理解することが第一歩です。スタイルは大きく分けて3つの軸で構成されており、これらを適切に組み合わせることで狙った曲調を実現できます。

スタイル指定の3つの軸(ジャンル・テンポ・雰囲気)

Suno AIのスタイル指定は「ジャンル」「テンポ」「雰囲気」の3要素で成り立っています。

ジャンル音楽の基盤となる要素です。RockやPop、Jazzなど、曲の骨格を決定します。ジャンルを指定することで、使用される楽器やリズムパターンの方向性が定まります。

テンポ曲のスピード感を左右します。UpbeatやSlow、またはBPM(1分間の拍数)で具体的に指定することも可能です。動画のシーンに合わせて、疾走感のある展開には速いテンポ、しっとりしたシーンにはゆったりしたテンポを選びましょう。

雰囲気曲の感情的な方向性を決めます。Energetic(エネルギッシュ)、Emotional(感情的)、Dark(ダーク)など、聴き手に伝えたい印象を形容詞で表現します。この要素が、同じジャンルでも全く異なる印象の曲を生み出す鍵となります。

プロンプトでのスタイル記述方法と基本ルール

Suno AIでスタイルを指定する際は、カンマ区切りで複数の要素を記述します。基本的な記述形式は「ジャンル, テンポ, 雰囲気, 楽器」です。

例:J-Pop, upbeat, summer, acoustic guitar

この記述により、明るく爽やかな夏のJ-Popがアコースティックギターをメインに生成されます。

重要なのは、要素を詰め込みすぎないことです。3〜5つの要素に絞ることで、Suno AIが各要素を正確に解釈しやすくなります。また、英語での指定が最も精度が高いため、日本語ジャンルも英語表記を推奨します。

スタイル指定はクオリティを左右する

スタイル指定の精度は、生成される曲のクオリティに直結します。曖昧な指定では毎回異なる結果が生まれ、理想の曲にたどり着くまで何度も生成を繰り返すことになります。

明確なスタイル指定を行うことで、初回の生成から狙い通りの曲調を実現できる確率が格段に上がります。特に動画BGMなど用途が明確な場合、スタイル指定の質が制作効率を大きく左右します。

ジャンルで選ぶ:音楽スタイル7パターン

ジャンルはSuno AIでの曲作りの土台となる最重要要素です。ここでは主要な音楽ジャンルを7つのカテゴリーに分類し、それぞれの特徴と使用シーンを解説します。

ポップ、ロック系スタイル

スタイル名特徴主な用途
Pop親しみやすいメロディ、万人向け汎用BGM、明るいシーン
J-Pop日本のポップス、キャッチー日本語動画、アイドル風
Rock力強いギター、エネルギッシュアクションシーン、スポーツ
Alternative Rockオルタナティブでエッジの効いたサウンドクールな映像、PV風
Pop Rockポップとロックの融合幅広い動画に対応
Indie Rock独立系の自由なサウンドおしゃれ系コンテンツ

ポップ・ロック系は最も汎用性が高く、初心者にも扱いやすいジャンルです。Popは万人に受け入れられやすいメロディが特徴で、企業動画やプロモーション映像に適しています。

J-Popを指定すると日本の音楽特有の展開が生まれ、日本語歌詞との相性も良好です。一方、Rockを選ぶとエレキギターを中心とした力強いサウンドが生成され、スポーツシーンや熱いメッセージを伝える動画に最適です。

エレクトロニック系スタイル

スタイル名特徴主な用途
EDM電子音楽、ダンサブルクラブシーン、パーティー映像
Techno機械的なビート、反復的近未来的な映像、テクノロジー紹介
House4つ打ちのリズム、ノリが良いファッション動画、ライフスタイル
Dubstep重低音とドロップが特徴インパクト重視の演出
Synthwave80年代風シンセサウンドレトロフューチャー、ゲーム系
Future Bass明るい電子音、キラキラ感ポジティブな展開、商品紹介
Ambient環境音楽、空間的背景BGM、瞑想系コンテンツ

エレクトロニック系は電子音を駆使したモダンなサウンドが特徴です。EDMは若者向けコンテンツやアップテンポなシーンに効果的で、ドロップ(盛り上がるポイント)が明確なため、動画の重要なシーンと同期させやすい利点があります。

Ambientは主張が控えめで、ナレーションや説明が主体の動画に適しています。背景に徹しつつも洗練された雰囲気を演出できます。

ヒップホップ・R&B系スタイル

スタイル名特徴主な用途
Hip Hopビートとラップが中心ストリート系、都会的な映像
Trap重低音と鋭いハイハットエッジの効いた演出
R&Bなめらかなボーカル、グルーヴ感恋愛系、おしゃれな映像
Soul感情表現豊かなボーカル感動シーン、人間ドラマ
Funkグルーヴィーなベースライン楽しいシーン、パーティー

ヒップホップ系は都会的でクールな印象を与えます。Trapは特に若者向けコンテンツで人気が高く、SNS映えする動画に適しています。R&Bはなめらかなボーカルと洗練されたサウンドで、大人向けのコンテンツや商品紹介動画に効果的です。

ジャズ・ブルース系スタイル

スタイル名特徴主な用途
Jazz即興演奏、複雑な和音カフェシーン、大人の雰囲気
Smooth Jazz聴きやすいジャズBGM、リラックス系コンテンツ
Bebopアップテンポなジャズ活気のあるシーン
Blues哀愁漂うギター情感的なシーン、回想
Swingビッグバンド風、リズミカルレトロな雰囲気、パーティー

ジャズ系は洗練された大人の雰囲気を演出します。Smooth Jazzは主張しすぎず、商談シーンやカフェでの会話シーンなど、落ち着いた場面のBGMに最適です。Swingを選ぶとレトロで楽しい雰囲気が生まれ、パーティーシーンや昔の時代を描く映像に効果的です。

クラシック・オーケストラ系スタイル

スタイル名特徴主な用途
Classicalクラシック音楽全般格式高いシーン、文化系コンテンツ
Orchestralオーケストラ編成壮大な映像、ドキュメンタリー
Cinematic映画音楽風ドラマチックな展開、予告編
Epic壮大で力強いクライマックス、感動シーン
Piano Soloピアノのみしっとりしたシーン、思索的な場面

オーケストラ系は映像に重厚感と格調を与えます。Cinematicは映画のサウンドトラックのような壮大さがあり、企業VPや記念動画のクライマックスに適しています。Piano Soloは繊細で感情的な表現に優れ、回想シーンや静かな感動を演出する際に効果的です。

ワールドミュージック系スタイル

スタイル名特徴主な用途
K-Pop韓国ポップス、エネルギッシュトレンド系動画、ダンス
City Pop80年代日本の都会的サウンドレトロでおしゃれな映像
Reggaeジャマイカ発祥、リラックス感南国、リゾート映像
Bossa Novaブラジル音楽、軽やかカフェ、おしゃれな日常
Flamencoスペイン音楽、情熱的情熱的なシーン、ダンス
Celticケルト音楽、民族的ファンタジー、自然映像

ワールドミュージック系は特定の地域や文化の雰囲気を演出します。City Popは近年再評価されているジャンルで、80年代風のレトロでおしゃれな映像に最適です。夜の都会の雰囲気や、ノスタルジックなシーンに効果的に作用します。

その他の特殊スタイル

スタイル名特徴主な用途
Chiptune8ビット風ピコピコサウンドゲーム系、レトロコンテンツ
Lo-fiあえて音質を落としたサウンド作業用BGM、リラックス
Vocaloidボーカロイド風の電子ボーカルアニメ系、ネット文化
Anime Songアニメソング風アニメ風動画、OP・ED
Gospelゴスペル、宗教音楽的感動的なシーン、合唱

特殊スタイルは独特の世界観を持っています。Lo-fiは作業用BGMとして人気が高く、リラックスした雰囲気を演出できます。Vocaloidを指定すると機械的でありながら表現力のあるボーカルが生成され、アニメ系コンテンツやネット文化に親和性の高い音楽が作れます。

テンポと雰囲気で選ぶ:用途別スタイル7パターン

ジャンルが決まったら、テンポと雰囲気を組み合わせることで、より具体的なイメージを実現できます。ここでは用途別に効果的なスタイルの組み合わせを紹介します。

明るく元気な曲を作りたいときのスタイル

明るく元気な曲には、UpbeatやCheerfulといったテンポ・雰囲気ワードが効果的です。

推奨の組み合わせ例

  • Pop, upbeat, cheerful, acoustic guitar – 爽やかで親しみやすい
  • J-Pop, energetic, summer, bright – 夏の開放感
  • Indie Pop, joyful, uplifting, 130 BPM – 高揚感のある展開

これらのスタイルは、商品紹介動画や企業の採用動画、旅行Vlogなど、ポジティブなメッセージを伝えたい場面に最適です。BPMを120〜140に設定すると、明るさを保ちながらも落ち着きのあるテンポになります。

切なく感動的な曲を作りたいときのスタイル

感情を揺さぶる切ない曲には、EmotionalやMelancholicを組み合わせます。

推奨の組み合わせ例

  • Piano Ballad, emotional, melancholic, strings – 繊細で切ない
  • Acoustic, sad, nostalgic, slow tempo – 回想シーン向け
  • J-Pop Ballad, sentimental, touching, 70 BPM – 日本的な切なさ

これらは感動的なストーリー動画、卒業式や結婚式などのメモリアル映像、ドキュメンタリーのエモーショナルなシーンに効果的です。テンポを遅めに設定することで、より感情的な深みが増します。

かっこよく力強い曲を作りたいときのスタイル

力強さとかっこよさを演出するには、PowerfulやIntenseを使います。

推奨の組み合わせ例

  • Rock, powerful, intense, electric guitar – 王道のロックサウンド
  • EDM, energetic, driving, heavy bass – 電子音楽の力強さ
  • Cinematic, epic, dramatic, orchestral – 映画的な壮大さ

スポーツ映像、製品発表会、企業のブランディング動画など、力強いメッセージを伝えたい場面で効果を発揮します。特にCinematicとepicの組み合わせは、クライマックスシーンに圧倒的な存在感をもたらします。

落ち着いた癒し系の曲を作りたいときのスタイル

リラックスした雰囲気には、CalmやSoothingが適しています。

推奨の組み合わせ例

  • Ambient, calm, soothing, soft pads – 環境音楽的
  • Lo-fi, relaxing, mellow, slow beat – 作業用BGM風
  • Acoustic Folk, peaceful, gentle, fingerpicked guitar – 温かみのある癒し

瞑想アプリ、ヨガ動画、カフェの紹介映像、就寝前のコンテンツなど、視聴者をリラックスさせたい場面に最適です。Ambientは特に主張が控えめで、ナレーションの邪魔をせずに心地よい空間を作り出します。

アップテンポで疾走感のある曲を作りたいときのスタイル

疾走感を出すには、BPMを高めに設定し、Fast tempoやEnergeticを組み合わせます。

推奨の組み合わせ例

  • EDM, fast tempo, energetic, 140 BPM – クラブミュージック的な疾走感
  • Punk Rock, fast-paced, intense, 160 BPM – 激しくストレートな疾走
  • Drum and Bass, high-energy, driving, 170 BPM – 超高速ビート

アクションシーン、スポーツのハイライト、タイムラプス映像、カーチェイスシーンなど、動きの激しい映像に合わせると効果的です。BPMが140を超えると明確な疾走感が生まれます。

ダークでミステリアスな曲を作りたいときのスタイル

神秘的で暗い雰囲気には、DarkやMysteriousを使用します。

推奨の組み合わせ例

  • Ambient, dark, mysterious, deep bass – 重厚で不気味
  • Electronic, haunting, eerie, tense – テクノロジー的な不安感
  • Cinematic, ominous, suspenseful, strings – 映画的なサスペンス

ホラー系コンテンツ、ミステリー動画、サスペンス映像、緊張感のあるシーンの演出に適しています。Hauntingを加えることで、より不気味さが増し、視聴者の緊張感を高める効果があります。

壮大でドラマチックな曲を作りたいときのスタイル

壮大さを演出するには、EpicとOrchestralpを組み合わせます。

推奨の組み合わせ例

  • Cinematic Orchestral, epic, grand, dramatic – 映画的な壮大さ
  • Symphonic Rock, powerful, majestic, choir – ロックとオーケストラの融合
  • Epic Trailer, intense, climactic, percussion – 予告編風の盛り上がり

企業のブランドムービー、記念式典の映像、大規模プロジェクトの紹介、ドキュメンタリーのクライマックスなどに効果的です。Choirを追加すると合唱が入り、さらに荘厳な雰囲気が加わります。

使用シーンで選ぶ:目的別スタイル5パターン

動画の用途が決まっている場合、シーン別に最適化されたスタイルを選ぶことで、より効果的なBGMを生成できます。

オープニング・イントロ向けスタイル

オープニングは視聴者の注意を引きつける重要なパートです。短時間でインパクトを与える必要があります。

推奨の組み合わせ例

  • Uplifting Pop, energetic, catchy, 30 seconds – キャッチーで明るい
  • Cinematic, grand opening, orchestral build-up – 壮大な幕開け
  • EDM, high-energy, build-up, powerful drop – 電子音楽的な盛り上がり

オープニング用には、Build-upタグを歌詞欄に追加することで、徐々に盛り上がる展開を作れます。30秒程度の短い尺を指定すると、イントロに最適な長さの曲が生成されます。

感動・エモーショナルシーン向けスタイル

感情を揺さぶるシーンには、繊細で心に響くスタイルが求められます。

推奨の組み合わせ例

  • Piano Ballad, emotional, touching, strings – ピアノと弦楽器の組み合わせ
  • Acoustic, heartfelt, intimate, gentle vocals – 温かみのある歌声
  • Cinematic, inspirational, uplifting, emotional climax – 感動のクライマックス

感動シーンでは、Stringsを追加することで、弦楽器の温かみが感情表現を豊かにします。80 BPM前後のゆったりしたテンポが、視聴者に余韻を与えます。

アクション・スポーツシーン向けスタイル

動きの激しいシーンには、エネルギッシュで躍動感のあるスタイルが適しています。

推奨の組み合わせ例

  • Rock, intense, powerful, driving drums – 力強いドラムサウンド
  • Electronic, energetic, fast-paced, 140 BPM – 電子音楽の疾走感
  • Hip Hop, aggressive, intense, heavy bass – ストリート系の力強さ

アクションシーンでは、Driving drumsやHeavy bassを指定することで、映像の動きと同期しやすい明確なビートが生まれます。130〜150 BPMの範囲が最適です。

日常・vlog向けスタイル

日常を切り取るVlogには、親しみやすく邪魔にならないスタイルが求められます。

推奨の組み合わせ例

  • Lo-fi, relaxed, chill, soft beats – 作業用BGM的な心地よさ
  • Acoustic Pop, cheerful, light, ukulele – 明るく軽やかな日常感
  • Indie Folk, warm, intimate, acoustic guitar – 温かみのある日常描写

Vlog用には主張しすぎないLo-fiやAcousticが適しています。Chillを追加することで、視聴者がリラックスして映像を楽しめる空気感が生まれます。

エンディング・アウトロ向けスタイル

エンディングは余韻を残す大切なパートです。視聴者に満足感を与える必要があります。

推奨の組み合わせ例

  • Acoustic, warm, gentle fade-out – 温かく自然なフェードアウト
  • Piano Solo, reflective, peaceful ending – 静かな余韻
  • Uplifting Pop, hopeful, positive ending – 前向きな締めくくり

エンディング用には、歌詞欄に[Outro]や[fade and end]のタグを追加することで、自然にフェードアウトする構成が作れます。視聴後の余韻を大切にするため、Reflective(内省的)な雰囲気が効果的です。

オリジナリティを高める4つのコツ

基本的なスタイル指定をマスターしたら、次は独自性の高い曲作りに挑戦しましょう。スタイルの組み合わせ方次第で、他にはないオリジナルな楽曲を生成できます。

①違うジャンルを掛け合わせよう

異なるジャンルを組み合わせることで、ユニークなサウンドが生まれます。

効果的な組み合わせ例

  • Jazz, Hip Hop – ジャズヒップホップ(Lo-fi系)
  • Rock, Electronic – エレクトロニックロック
  • Classical, EDM – クラシカルEDM(ダブステップ風)
  • J-Pop, City Pop – レトロモダンなJ-Pop

ただし、3つ以上のジャンルを組み合わせると、Suno AIが解釈しきれず曖昧な結果になる可能性があります。2つのジャンルに絞ることをおすすめします。

②テンポを少し変えてみる

同じジャンルでもテンポを変えることで、印象が大きく変わります

通常のPopは120 BPM前後ですが、これを90 BPMに落とすとチルで落ち着いた雰囲気に、140 BPMに上げると疾走感のあるダンスポップになります。

BPMの指定範囲は30〜200程度ですが、実用的には60〜180の範囲がおすすめです。極端に遅すぎたり速すぎたりすると、不自然な仕上がりになることがあります。

③楽器指定と組み合わせる

特定の楽器を指定することで、サウンドの方向性が明確になります。

効果的な楽器指定

  • Acoustic Guitar – 温かみのある音色
  • Piano, Strings – クラシカルで感情的
  • Synth, Electric Guitar – モダンなロック
  • Saxophone – ジャズやソウル系に深み
  • Ukulele – 軽やかで明るい雰囲気

楽器指定は2〜3種類に絞ることをおすすめします。多すぎると音が混濁し、聴きづらくなる可能性があります。

④雰囲気ワードを追加する

ジャンルと楽器だけでなく、形容詞を加えることで曲の個性が際立ちます。

効果的な雰囲気ワード

  • 明るい系:Bright, Cheerful, Uplifting, Joyful, Optimistic
  • 感情的:Emotional, Sentimental, Heartfelt, Touching, Nostalgic
  • 力強い:Powerful, Intense, Aggressive, Bold, Dynamic
  • 落ち着き:Calm, Peaceful, Soothing, Gentle, Mellow
  • かっこいい:Cool, Stylish, Sleek, Modern, Sophisticated
  • 神秘的:Mysterious, Dark, Haunting, Eerie, Atmospheric

同じPopでも、Pop、 melancholicとPop、 cheerfulでは全く異なる印象の曲が生成されます。雰囲気ワードは曲の感情的な方向性を決める重要な要素です。

例として、「pop, melancholic, piano, 160bpm」と「pop, cheerful, piano, 160bpm」で比較してみましょう。違いはcheerfulかmelancholicかのみですが、出力はこのように変わります。

pop, melancholic, piano, 160bpm
pop, cheerful, piano, 160bpm

このように、1ワード変えるだけで結果は大きく変わってきます。いろいろ試してみてください!

スタイル指定でよくある2つの失敗と解決策

スタイル指定に慣れていない段階では、いくつかの典型的な失敗パターンがあります。ここでは代表的な2つの問題と、その解決方法を解説します。

失敗①スタイルを詰め込みすぎて曖昧な曲になる

初心者が最も陥りやすい失敗が、スタイルの過剰指定です。

NG例

Pop, Rock, Jazz, EDM, upbeat, emotional, powerful, calm,happy, sad, acoustic guitar, piano, drums, synth, 120 BPM

このように多くの要素を詰め込むと、Suno AIはどの要素を優先すべきか判断できず、特徴のない曖昧な曲が生成されてしまいます。特に矛盾する要素(upbeatとcalm、happyとsadなど)を同時に指定すると、中途半端な仕上がりになります。

解決策としては、下記のようにスタイル指定は3〜5要素に絞りましょう。優先順位を明確にすることが重要です。

Pop, upbeat, cheerful, acoustic guitar

このように核となるジャンル1つ、テンポ1つ、雰囲気1〜2つ、楽器1〜2つという構成が最も効果的です。シンプルな指定ほど、Suno AIは各要素を正確に反映した曲を生成できます。

まずは必要最小限の指定から始めて、生成結果を確認しながら徐々に要素を追加していく方法をおすすめします。

失敗②期待した雰囲気にならない

スタイルを指定したのに、期待とは異なる雰囲気の曲が生成されることがあります。

よくある原因

  1. 曖昧なワード選択 – 「かっこいい」「おしゃれ」などの主観的表現
  2. ジャンルとの不一致 – Jazzにaggressiveなど、相性の悪い組み合わせ
  3. 日本語での指定 – 英語と比べて解釈の精度が低い

解決策

曖昧な表現の代わりに、以下のような具体的なワードを選びます。

  • 「かっこいい」→ Powerful, Intense, Bold
  • 「おしゃれ」→ Sophisticated, Stylish, Modern
  • 「元気」→ Energetic, Upbeat, Lively

また、ジャンルと雰囲気の相性を確認することも重要です。Classical(クラシック)にaggressiveを指定しても、本来のジャンルの特性上、激しさは限定的です。力強さを求めるなら、RockやEDMを選ぶべきです。

何度試してもうまくいかない場合は、アプローチを変えて別のジャンルや組み合わせを試すことをおすすめします。固執せず柔軟に調整することが、理想の曲にたどり着く近道です。

まとめ

この記事のポイントをまとめると以下の通りです。

スタイル指定の基本

  • ジャンル・テンポ・雰囲気の3要素で構成される
  • 英語での指定が最も精度が高い
  • 3〜5要素に絞ることで明確な結果が得られる

ジャンル選びのポイント

  • ポップ・ロック系:汎用性が高く初心者向け
  • エレクトロニック系:モダンで若者向けコンテンツに最適
  • オーケストラ系:壮大で格調高い演出が可能
  • ワールドミュージック系:特定の文化や地域の雰囲気を演出

効果的な組み合わせ方

  • 2つのジャンルを掛け合わせて独自性を出す
  • 楽器指定で音の方向性を明確にする
  • 雰囲気ワードで感情的な印象をコントロールする

失敗を避けるコツ

  • スタイルを詰め込みすぎない
  • 矛盾する要素を同時に指定しない
  • 曖昧な表現ではなく具体的なワードを選ぶ

Suno AIのスタイル指定は、最初は難しく感じるかもしれません。しかし、この一覧を参考にしながら実際に試していくことで、徐々にコツがつかめてきます。

まずは基本的なジャンルから始めて、生成結果を確認しながら少しずつ要素を追加していく方法をおすすめします。何度か試すうちに、自分の求める音楽スタイルを的確に表現できるようになるはずです。

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