Geminiに学割はもうない?学生向けプランの比較・活用事例も解説

Gemini

近年、ChatGPTやGoogle GeminiなどのAIツール は、レポート作成や情報収集の常識を大きく変えつつあります。

しかし、「周りが使っているから興味はあるけど…」と一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。

特に学生にとって、月額料金がかかるAIツールは大きな負担です。「できれば無料で、でも高性能なAIを使いたい」というのが本音ですよね。

以下のような疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか

  • Geminiの「学割」は本当に終わってしまったの?
  • 無料版のGeminiでも、レポートや試験対策に使い物になる?
  • 有料版の価値はある?月2,900円を払うほどのメリットは?

この記事では、Geminiの最新の学生向け特典の現状を明らかにし、無料版と有料版をレポート・試験対策等、学生の観点から徹底比較します。

読み終わる頃には、あなたに最適なGeminiの活用戦略が明確になり、明日からレポート作成や試験勉強の効率を劇的に改善できるでしょう!

📖この記事のポイント

  • Geminiの学生キャンペーンは現在も存在する
  • 無料版Geminiでも学習効率UPは十分可能
  • DeepResearchで質の高いレポートが作成可能
  • Geminiの機能をフル活用し、収入UPを目指そう
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監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

Geminiの「学割」は現在あるの?

まず、最も気になる「Geminiに学生特典(学割)はあるのか」という疑問に結論からお答えします。

Google AI Proの「学割」は現在「学生限定無料トライアル」として提供中

「Geminiの学割」という言葉を聞いて、永続的な割引制度を想像していた方もいるかもしれません。しかし、結論から言うと、現在のところ永続的な「学割制度」はありません

また以前、大学生限定で12ヶ月間「Google AI Pro」が無料になるキャンペーンを行っていましたが、2025年10月6日で申し込み受付を終了しています。

ただし、ご安心ください。過去に提供されていたGoogle AI Proの学生向け特典の代わりとして、「学生限定 Gemini 無料アップグレードキャンペーン(トライアル)」として、新しい形で現在も提供されています。

これは、対象の学生がGoogleの有料プランであるGoogle AI Pro(有料版Geminiを含む)を1ヶ月間、無料で利用できるというものです。

特典の名称学生限定 Gemini 無料アップグレードキャンペーン
内容有料プラン(Google One AI Premium)を1ヶ月間無料
対象18歳以上の高等教育機関の学生など
申込方法大学発行のメールアドレス(.ac.jpなど)を用いた学生認証が必要

このキャンペーンは終了時期が設定されている期間限定の特典であり、恒久的な学割ではないことに注意が必要です。期間が過ぎると自動的に有料プランへ移行(自動更新)されるため、必ず最新情報を確認し、期限と解約方法を把握しておきましょう!

申込終了後(特典なし)でも学生にGeminiがおすすめな理由

たとえ無料トライアル期間が終了し、特典が一切使えない状況になったとしても、学生にとってGeminiは非常に価値のあるAIツールです。

その理由は、無料版のGemini だけでも、レポート作成や日々の学習を劇的に効率化できる機能が豊富に備わっているからです。具体的な機能はこの後解説していきます!

「無料版で十分な効率化を実現できる」という点が、費用を抑えたい学生にとって最大のメリットです。有料プランでしか使えない機能もありますが、まずは無料で試して効果を実感してから、必要に応じて有料版を検討するのが賢明な判断と言えます。

【機能比較】学生はGeminiの無料版と有料版どちらを選ぶべき?

ここでは、費用対効果を重視する学生のために、無料版Gemini有料版Geminiの機能を、大学生活で役立つ観点から比較します。

なお、より高機能なGoogle AI UltraのGeminiは、学生にとって金額的に現実的ではないため、今回は比較対象から除外しています。

無料版Geminiでできること・できないこと

無料版Geminiは、Googleの最新AIモデルの機能の一部を制限付きで利用できるプランです。

できること(主要機能)できないこと(主な制限)
ウェブ検索を活用した最新情報の取得上位モデルGemini Proの完全な利用
文章の要約、校正、翻訳Deep Research(月10回)、アップロードファイルのサイズ制限など複雑な機能の制限
プログラミングコードの生成Googleアプリ連携
画像生成(制限あり)人物画像の生成や動画
生成

レポートの構成案作成や、簡単な質問への回答ブレインストーミングなど、基本的な情報収集・整理は無料版で十分に対応できます。しかし、情報源の信頼性を高める「深い調査」や「大量のPDF分析」には制限があります。

有料版Gemini(Google AI Pro)でできること

今回紹介する有料版の正式名称は「Google AI Pro」であり、このプランに加入することで最先端のGemini Proモデルなどが利用可能になります。

特に学生にとって大きなメリットとなる機能は以下の5つです。

  1. Deep Research機能:複数のウェブサイトを深く調査し、出典と引用を明記した包括的なレポートを迅速に作成できます。レポートの質と信頼性を高める上で非常に強力な機能です。
    この機能は無料版では月に10回程度と制限がかけられており、使用可能回数は非常に少ない印象でした。
  2. Gemini Proの利用:有料版ではGemini Proを1日100回まで利用できます。これはプログラミングや数学を専門とする学生にとっては非常に大きな利点といえるでしょう。
  3. 大容量ファイル・画像アップロード:大量の講義資料のPDFや、教科書の画像をアップロードして分析できます。難しい概念や、試験範囲の要点を瞬時に解説させることが可能です。
  4. 高度な画像生成、動画生成:レポートやプレゼン資料に使う高品質な画像を、より速く、より正確に生成できます。また、無料版では人物画像の生成は不可です。
  5. 2TBのストレージ:Googleフォト、Googleドライブ、Gmail共通で利用できる2TB のクラウドストレージが提供されます。大学の資料等を使用する端末によらずシームレスにアクセスできるのは大きな利点といえるでしょう。

以下は無料版と有料版Geminiの大まかな比較表です!

比較軸無料版Gemini有料版Gemini Pro (Google One AI Premium)
料金(月額)無料¥2,900
利用モデルGemini Flash(Proモデルの一部)Gemini Flash/Pro
Deep Research毎月5レポートまで毎日20レポートまで
画像生成1日100枚まで(人物画像は不可)1日1000枚まで
動画生成不可可能(制限あり)
Gemini Proの会話制限1日5回まで1日100回まで

Geminiの有料版について詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

学生向けGeminiの活用事例3選

無料版・有料版を問わず、Geminiは学生の課題解決に直結します。ここでは、レポート・試験対策に焦点を当てた具体的な活用事例を3つご紹介します。

活用例1:講義資料の要約と質問対応

Geminiに講義で配布された資料や、難しい専門書の内容をインプットすることで、複雑なテーマも短時間で理解できます。

専門分野の難解なPDFを読み込むのに毎回時間がかかり、重要な論点を見落としがち。といった悩みもGeminiにファイルをアップロードし、それをもとに質問や要約といった教師的な使い方ができます!

また、試験前には理解の浅い箇所の類題などを出してもらうことにより、対策することも可能です。他のAIに比べGeminiは専門的な内容もしっかりと具体的に返答してくれる印象でした。

活用例2:引用・出典を明記したレポート構成案の作成

レポート作成で最も時間がかかるのが、「情報収集」と「構成案の作成」でしょう。

GeminiのDeep Researchはユーザーの代わりに数百ものウェブサイトを自動的に参照し、得られた結果を分析して、複数のページで構成される分析情報のレポートを作成してくれるという機能です。

↓プロンプト

日本の少子化対策における2020年以降の国の政策効果について、最新の公的データと専門家の見解を根拠に、引用元(URLと出典元名)を明記した上で、レポートの構成案を提案してください。

↓生成結果(一部抜粋)

このように情報元を明確にして調査から分析まで自動で行ってくれます。情報の信頼性が求められる大学レポートに最適です。構成案ができてしまえば、あとは自分の考察を加えるだけで執筆がスムーズに進むでしょう!

活用例3:スライド作成

Google AI Proではスライド作成機能があります。この機能はGoogleスライドのサイドパネルなるGeminiで利用可能です。ただし、現在は1プロンプトに対し1枚のスライドしか生成できないため、あくまで内容や構成が決定したうえでの補助的な役割として考えておいたほうがいいでしょう。

↓プロンプト

Geminiの機能について説明するスライドを作成して

↓生成結果

このように文字化けもなくしっかりと要望に合ったスライドを生成してくれます。また、生成されたスライドはGoogleスライドで編集することも可能です!

まとめ|自分に合ったGeminiの使い方を知ろう

Geminiは、無料版でもあなたの大学生活を大きく変えるポテンシャルを秘めています。

AIツール選びで最も重要なのは、「あなたの用途に合った機能があるかどうか」です。まずは無料版Geminiから実際に試してみて、レポート作成や試験勉強にどれほどの効果があるかを実感してみることをおすすめします。

具体的には以下のような学生におすすめです。

  • レポートの質と信頼性を高めたい学生
  • 大量の講義資料やデータを効率的に管理・分析したい学生
  • 自分だけの教師的な存在が欲しい学生

結論として、Geminiは、無料版で基本的な効率化を実現したい学生から、有料版でレポートの質と情報管理を究極まで高めたい学生まで、あらゆるレベルの学習意欲を持つ学生の強力なサポーターとなるでしょう!

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