【プロンプト付き】Midjourneyでリアルな人物を作る方法!コツや設定も解説

Midjourney

「もっと自然でリアルな人物を作りたいのに、どこかAIっぽくなってしまう…」

そんなときは、写真撮影の考え方を取り入れるのがコツです。

Midjourneyは設定次第で、まるで一眼レフで撮ったような質感まで再現できます。

本記事では、リアル人物生成のための基本設定から、すぐ使えるプロンプト例、失敗を防ぐコツまでをわかりやすく解説します。

📖この記事のポイント

  • リアルな人物を作るには、写真撮影の考え方を意識するのが大切
  • 被写体・照明・構図・パラメータを具体的に設定すると自然な仕上がりに
  • AI生成物である旨を明記し、誤解やトラブルを防止
  • 商用利用時は 著作権とプラットフォーム規約を必ず確認
  • たった2時間の無料セミナー会社に依存しない働き方&AIスキルを身につけられる!
  • 今すぐ申し込めば、すぐに月収10万円UPを目指すための超有料級の12大特典も無料でもらえる!

\ 累計受講者10万人突破 /

無料特典を今すぐ受け取る
監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

Midjourneyでリアルな人物を作るための基本知識

リアルな人物を自然に仕上げるためには、写真撮影の考え方を意識することが重要です。

Midjourneyの生成精度が高くても、構成要素があいまいだと “AIっぽい” 不自然な画像になりがちです。

特に意識したいポイントは、次の3つです。

① 被写体の明確な指定
性別・年齢・服装・表情・ポーズなどを具体的に設定することで、人物のリアリティが高まります。

② 撮影環境・照明の設定
光の向きや種類(自然光・室内光など)を意識して設定すると、立体感と自然な雰囲気を出せます。

③ 適切なパラメータ設定
--style raw やアスペクト比(--ar)を調整することで、実写のような質感と構図に仕上げられます。

被写体・光・設定の3要素を具体的にすることで、Midjourneyは“絵”ではなく“写真”を描くようになります。

Midjourneyでリアルな人物を作るプロンプトの基本構成

リアルな人物を自然に描くには、写真を撮る流れに沿ってプロンプトを組み立てるのが基本です。

次の7要素を順番に意識すると、イメージどおりの人物を安定して生成できます。

[撮影スタイル] + [被写体の情報] + [環境・背景] + [照明] + [カメラ・レンズ] + [画質] + [パラメータ]

① 撮影スタイル
「portrait」「studio photo」「street snap」など、撮影シーンの種類を明確にします。

② 被写体の情報
性別・年齢・髪型・服装・雰囲気などを具体的に設定します。

③ 環境・背景
屋外・室内・街並みなど、被写体がいる場所や背景の状況を描きます。

④ 照明
自然光・スタジオ光・逆光など、光の種類や方向を指定します。

⑤ カメラ・レンズ
「close-up」「full body」「50mm lens」「bokeh」など、距離感や描写スタイルを調整します。

⑥ 画質
「high quality」「8k」「sharp details」などで、解像度や精細さを高めます。

⑦ パラメータ
最後に --style raw--ar 3:4 などを追加して、構図と質感を仕上げます。

これらを組み合わせることで以下のようなリアルな人物の画像を生成することができます。

Professional portrait photography, Japanese woman in her 20s, wearing white shirt, natural lighting, shot with Canon EF85mm F1.2L, 8K, high resolution --style raw --ar 3:4

Midjourneyで実写風に仕上げるための重要なパラメータ設定

Midjourneyでは、同じプロンプトでもパラメータ設定によって“写真っぽさ”が大きく変わります。

ここでは、リアル人物生成で特に効果の高い設定を整理します。

写真らしさを決める主要パラメータ

パラメータ内容・効果推奨設定例補足
--style rawAIの装飾を抑え、写真のような自然な質感に。--style raw実写風ではほぼ必須。色味が落ち着く。
--ar構図比率を指定して、ポートレートに最適な縦長を再現。--ar 3:4顔・上半身がきれいに収まる。
--stylize表現の強さを調整。低値でリアル、高値でアート寄りに。--stylize 50〜150迷ったら100前後が自然。

その他の便利なパラメータ一覧

パラメータ役割・効果推奨設定例活用ポイント
--q生成品質を向上。値を上げるとディテールがより精細に。--q 2肌や髪など、細部の質感を高めたいときに使用。
--seed同じ構図を再現できる。--seed 1234(例)顔やポーズを統一したいときに便利。比較検証にも活用。
--chaosランダム性を調整。値を上げると構図や雰囲気に変化。--chaos 10〜30同じプロンプトで雰囲気違いの写真を試したいときに。
--vモデルのバージョン指定。生成の傾向を安定化。--v 7最新モデルを使うことで写実度と精度が向上。

パラメータについては上記の他にもあり、以下の記事で詳しくまとめていますので、合わせて参照ください!

【コピペOK】基本のリアル人物プロンプト例

ここでは、Midjourneyでリアルな人物を再現するための基本プロンプト例を紹介します。

性別・年代・雰囲気ごとに使いやすいテンプレートをまとめているので、コピペしてそのまま使うだけで“自然な写真風の人物”を再現できます。

例①:日本人女性(20代)

Professional portrait photography, Japanese woman in her 20s, gentle natural expression, wearing white blouse, soft daylight from window, shot with Canon EF85mm F1.4, 8K resolution --style raw --ar 3:4

例②:日本人男性(30代)

Professional portrait photography, Japanese man in his 30s, confident expression, wearing business casual shirt, natural window light, shot with Sony FE 85mm F1.4, 8K resolution --style raw --ar 3:4

例③:フレッシュで明るい印象の女性

Professional photo, Japanese woman, 25 years old, bright cheerful smile, wearing light pink blouse, outdoor natural setting, golden hour lighting, shot with Canon EF50mm F1.4, photorealistic, high detail --style raw --ar 3:4

例④:落ち着いた大人の雰囲気の女性

Professional portrait, Japanese woman, 32 years old, calm gentle smile, wearing beige knit sweater, minimalist indoor background, soft diffused lighting, shot with Canon EF85mm F1.2L, professional quality --style raw --ar 3:4

例⑤:ビジネスマン

Professional portrait photography, Japanese businessman, 35 years old, confident professional look, wearing white dress shirt, modern office background, soft professional lighting, shot with Sony FE 85mm F1.4, corporate headshot style --style raw --ar 3:4

シーン別リアル人物プロンプト集

ここでは、ビジネス・カジュアル・ポートレート・構図別の4ジャンルに分けて、それぞれのシーンに合ったリアル人物プロンプトを紹介します。

同じ人物でも、服装や背景、構図が変わるだけで印象は大きく変わります。

目的に近いジャンルを選んで、構図や光の設定を少し調整するだけで、“自分のイメージにぴったりの一枚”を作ることができます。

①ビジネスシーン

オフィスでの社員紹介用

Professional corporate portrait, Japanese woman, 28 years old, professional friendly smile, wearing navy blue blazer with white inner shirt, modern office interior, natural window light from side, shot with Canon EF85mm F1.2L, business professional style, 8K --style raw --ar 3:4

会議室でのプレゼンシーン

Professional business photo, Japanese man in his 30s, confident speaking gesture, wearing charcoal gray suit, conference room background with blurred colleagues, professional indoor lighting, shot with Sony FE 85mm F1.4, corporate meeting atmosphere --style raw --ar 16:9

②カジュアルシーン

公園での散歩シーン

Natural lifestyle photo, Japanese woman in her 20s, relaxed genuine smile, wearing cream colored sweater and jeans, walking in autumn park with fallen leaves, warm afternoon sunlight, shot with Canon EF50mm F1.4, casual outdoor portrait --style raw --ar 3:4

カフェでのリラックスシーン

Casual portrait photo, Japanese man, 24 years old, comfortable relaxed smile, wearing gray hoodie, sitting in modern cafe with coffee cup, natural window light creating soft shadows, shot with Sony FE 85mm F1.4, lifestyle photography --style raw --ar 4:5

③ポートレート撮影風

スタジオ撮影風ポートレート

Professional studio portrait, Japanese woman in her 20s, natural elegant smile, wearing simple white turtleneck, clean white background, professional studio lighting with soft key light, shot with Canon EF85mm F1.2L, fashion portrait style, high resolution --style raw --ar 3:4

自然光ポートレート

Natural light portrait photography, Japanese man, 27 years old, thoughtful gentle expression, wearing dark green casual shirt, minimalist indoor setting, golden hour sunlight from large window, shot with Sony FE 85mm F1.4, cinematic portrait mood --style raw --ar 3:4

④構図別プロンプト集

顔のクローズアップ

Close-up portrait photography, Japanese woman in her 20s, serene natural smile, clear smooth skin texture, soft facial features, natural daylight on face, shot with Canon EF85mm F1.2L, beauty portrait style, shallow depth of field, 8K detail --style raw --ar 3:4

上半身(バストアップ)

Professional portrait, Japanese man, 32 years old, confident professional expression, wearing light blue dress shirt, upper body composition, neutral gray background, balanced studio lighting, shot with Sony FE 85mm F1.4, corporate headshot --style raw --ar 3:4

全身ポートレート

Full body portrait photography, Japanese woman, 28 years old, standing pose with natural posture, wearing beige trench coat and black pants, urban street background slightly blurred, natural overcast lighting, shot with Canon EF50mm F1.4, fashion street style --style raw --ar 3:4

より自然に仕上げる「撮影風」プロンプトのコツ

人物をリアルに見せたいときは、撮影時の設定を意識したプロンプトづくりが大切です。

Midjourneyでは、カメラや照明などの要素を具体的に入れることで、実際に撮影されたような“自然な一枚”に近づけることができます。

ここでは、実写風に仕上げるために押さえておきたい4つのコツを紹介します。

細かい設定を少し加えるだけで、作品の完成度が一気に変わります。

コツ①:カメラ・レンズ名を入れる

リアルな人物や風景を生成するうえで、カメラやレンズ名の指定はかなり効果的です。

AIはレンズの種類を参照して“どんなボケ味・光の入り方・被写界深度”を再現するかを判断しており、
レンズ名を入れるだけで写真らしい自然な立体感が出やすくなります。

とくに「F値が低い明るいレンズ」ほど背景のボケ感が増し、被写体の質感を際立たせることができます。

被写体の種類や撮影目的に合わせて、下記のようなレンズを選ぶと仕上がりが安定します。

カテゴリレンズ名特徴・仕上がりの傾向
ポートレートCanon EF85mm F1.4 /
Sony FE 85mm F1.4 GM
背景が柔らかくボケて、人物が立体的に際立つ
日常・スナップCanon RF50mm F1.2L /
Nikon Z 50mm F1.8
視野が人間の感覚に近く、自然な距離感で描写できる
風景・街並みSony FE 24-70mm F2.8 GM /
Canon RF16mm F2.8
広い空間や建築のスケール感をリアルに再現できる
ファッション・全身撮影Sigma 35mm F1.4 DG DN /
Canon RF28-70mm F2L
被写体と背景のバランスが良く、構図に動きを出しやすい
商品・小物撮影Canon EF100mm F2.8 Macro /
Sony FE 90mm F2.8 Macro
細部の質感・素材のリアルさを表現しやすい
夜景・光の演出Sony FE 35mm F1.4 GM /
Nikon Z 58mm F0.95 Noct
光の滲みやボケが美しく、雰囲気重視の描写に最適

コツ②:照明設定で印象を変える

写真の雰囲気は、光の当たり方や強さで繊細に変わります。

照明の指定をすることで、「柔らかく自然な印象」から「コントラストのある表現」まで、リアルさを意識した描写に近づけることができます。

特に、光源の位置や種類を具体的に書くと、AIが自然な陰影を再現してくれます。

以下は実際に使える照明設定の例です。

照明タイプ英語表現例特徴・仕上がりの傾向
自然光natural light /
window light
明るくナチュラルな雰囲気。肌が柔らかく見える
柔らかい光soft diffused lighting /
studio soft light
全体が均一に明るく、やさしい印象に仕上がる
夕方・朝の光golden hour lighting /
sunrise lighting
オレンジ系の温かい色味で、雰囲気を出しやすい
逆光backlight /
rim light
被写体の輪郭に光が入り、立体感が強調される
スポットライトdramatic studio lighting / spotlight on face被写体を際立たせたい時に効果的。背景を暗くまとめたい時に◎
夜間照明neon light /
low key lighting
光と影のコントラストが強く、印象的な仕上がりになる

コツ③:構図・アングルの指定方法

構図やカメラアングルは、写真の印象を整えるうえで欠かせないポイントです。

「どの角度から撮ったか」「どれくらいの距離で撮ったか」を指定するだけで、より自然な奥行きやリアルさを出すことができます。

「close-up(アップ)」や「full body(全身)」といった構図指定はもちろん、「from side(横から)」など視点を加えることで、AIが“撮影シーン”を正確に再現しやすくなります。

種類英語表現例特徴・仕上がりの傾向
アップ・バストショットclose-up portrait / headshot / upper body shot表情や目線を強調しやすく、ポートレートに最適
全身・立ち姿full body shot / standing pose被写体全体のバランスを表現。ファッション撮影向き
斜め・横構図from side angle / three-quarter view奥行きが生まれ、自然で立体的な印象になる
俯瞰(上から)from above / bird's-eye view被写体の配置や背景全体を見せたいときに有効
ローアングル(下から)low angle shot / from below被写体を大きく見せたい、迫力を出したいときにおすすめ
対称・中央構図center composition / symmetrical shotシンプルで安定感のある印象に。建築や商品撮影で人気
自然なスナップ風candid shot / taken from a distanceカメラを意識していない自然な瞬間を演出できる

以下の記事で詳しくカメラアングルについて取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください!

コツ④:背景の指定で雰囲気を演出

被写体だけでなく、背景の雰囲気づくりもリアルな仕上がりに欠かせません。

背景を明確に指定することで“どんなシーンで撮られたか”をAIが理解しやすくなります。

屋内・屋外・スタジオなど、シーンに合わせて背景を意識的に設定してみましょう。

背景タイプ英語表現例特徴・仕上がりの傾向
屋内(自然光)indoor setting / by the window / in a bright roomやわらかい光が入り、ナチュラルな印象に仕上がる
屋外(自然環境)outdoor portrait / in a park / under sunlight背景の明るさと奥行きが出て、開放的な雰囲気になる
街並み・建築背景urban street / modern architecture backgroundモデル撮影やファッション系に向く。構図に動きを出しやすい
スタジオ撮影studio backdrop / plain background / soft gradient background被写体を際立たせたいときに最適。広告やプロフィール用に◎
カフェ・ライフスタイル風cozy cafe interior / minimal living room日常的なシーンを演出でき、親しみのある印象に
ナイトシーンcity lights background / night street光と影のコントラストが強く、ドラマチックな雰囲気に仕上がる
自然・風景系mountain background / beach at sunset景色を取り入れた幻想的・爽やかなトーンにぴったり

Midjourneyでよくある失敗例と解決方法

リアルな人物を作ろうとしても、「少しイラストっぽくなる」「顔が崩れる」など、思った通りに仕上がらないことはよくあります。

Midjourneyはとても高精度なツールですが、設定やプロンプトの組み方によって結果が大きく変わるため、原因を理解しておくことが大切です。

ここでは、特に初心者がつまずきやすい代表的な失敗例と、その具体的な解決方法を紹介します。

「なぜそうなったのか」「どうすれば直せるのか」を押さえておけば、再現性のある生成がしやすくなります。

失敗例①:イラストっぽくなってしまう

「リアルにしたいのに、どこかアニメ調に見える」ケースはよくあります。

原因の多くは、スタイル設定が強すぎるか、照明や撮影環境の情報が不足していることにあります。

写真のような質感を目指すなら、まず --style raw を使うのがおすすめです。

さらに「photorealistic」「ultra realistic」「realistic lighting」などのキーワードを加えると、より自然で立体的な印象になります。

照明設定も「studio lighting」や「natural daylight」など、実際の撮影環境を想定して書くと安定します。

また、NijiモデルではなくV7モデル(–v 7)を使用することで、イラスト調の処理を避けやすく、フォトリアルな質感に仕上がります。

原因: スタイル設定が強すぎる、または照明・撮影環境の情報不足
解決方法: --style raw の使用に加え、「photorealistic」「realistic lighting」などのキーワードを追加。さらにV7モデル(--v 7)で生成すると、より写真らしい自然な質感を再現できる。

失敗例②:顔が不自然になる

次に多いのが、顔の形が歪んだりバランスが崩れたりするパターンです。

この場合は「誰を」「どの距離で」撮っているのかが曖昧になっていることがほとんどです。

「Japanese woman in her 20s」など具体的な属性を入れるほか、構図も「close-up portrait」や「headshot」のように明示すると安定します。

モデルをV7に設定することで顔の形状認識が大きく改善されます。

V6以前のモデルでは、わずかな角度や距離の差で顔の歪みが発生しやすいため、リアル人物を生成する場合は「–v 7」+「–style raw」の組み合わせが最も安定的です。

原因: 被写体とカメラの距離・角度が曖昧でAIが顔を正確に認識できていない
解決方法: 被写体属性を具体的に指定し、構図を限定。モデルをV7(–v 7)に設定し、–style rawを併用することで顔の形崩れを大幅に軽減できる。

モデルについては以下の記事で詳しく取り上げています。

失敗例③:手や指が崩れる

Midjourneyで人物を生成するとき、最も起こりやすいトラブルの一つが「手や指の形が崩れる」現象です。

指が6本になったり、手が重なって溶けたように見えたりと、リアルさが一気に損なわれてしまうことがあります。

この問題を防ぐには、まずネガティブプロンプト的な記述で“不要な形状”を排除するのが効果的です。

例えば「no extra fingers」「no distorted hands」などのフレーズを加えることで、AIが異常な手の形を生成しづらくなります。

さらに、複雑なポーズや動作は避け、構図を「upper body shot」などに限定すると安定しやすくなります。

--weird 0--chaos 0 の設定も有効で、生成のブレを抑えて自然な手元の再現に繋がります。

原因: 複雑なポーズや手指の指定によるAIの誤認識
解決方法: 「hands」「fingers」などを控え、--no extra fingers などのネガティブプロンプトで制御

Midjourneyでは「ネガティブプロンプト」という正式な項目はありませんが、
“AIにやってほしくないことを明確に書く”ことで、同様の効果を得られます。

失敗例④:背景がおかしくなる

最後に、背景が歪んだり、照明がチグハグになったりするケースです。

これは、被写体と背景の関係が明確に指定されていないことが原因です。

「in a cafe」「in a park」「urban street」など、被写体が“どこにいるのか”を具体的に書くと、AIが空間を正しく理解できます。

また、照明条件(例:soft diffused lighting、sunset lighting)を合わせることで、背景の違和感も減ります。

背景の情報量を減らして主題を明確にするのも有効です。

原因: 背景や環境情報の不足、またはカメラ設定が曖昧
解決方法: 「環境+撮影ワード」を具体的に指定(例 bokeh, indoor, studio light など)

Midjourneyでリアルな人物を作る際の注意点

Midjourneyでは、実在しない“リアルな人物”を高精度に生成できますが、一方で著作権や倫理面での注意が欠かせません。

特に「実在する人物に似てしまう」ケースや、商用利用時の権利関係、生成した画像の取り扱い方には十分な理解が必要です。

ここでは、リアル系の人物画像を制作・利用する際にトラブルを防ぐための3つの注意点を整理します。

注意点①:著作権・商用利用について

Midjourneyで生成した画像の著作権は、制作したあなたに帰属します。

そのため、生成物を加工・販売・公開などに自由に利用できます。

ただし、販売・投稿先では、それぞれ独自のガイドラインや「AI生成作品の明記義務」が定められているため、商用利用前に必ず両方の規約を確認しておきましょう。

  • Midjourneyの利用規約(商用利用ポリシー)を確認
  • 販売・投稿先プラットフォームの規約も確認
  • 商品説明文などに「AI生成作品」であることを明記

注意点②:実在人物の生成について

Midjourneyでは、他人の作品や実在人物を直接的に模倣したり再現する行為はNGです。

これらは著作権・肖像権・パブリシティ権の侵害にあたる可能性があります。

  • 既存キャラクター名をプロンプトに含める(例:「Mickey Mouse」「ピカチュウ」)
  • 芸能人や有名人の名前を使う(例:「a portrait of Taylor Swift」)
  • 特定作品の画風・構図を再現するような記述

あくまで、“自分の中での娯楽”や“自分の創作の参考”にとどめ、特定の誰かや既存の作品を想起させないプロンプト設計を心がけましょう。

注意点③:AIで生成した画像の取り扱い

AIで生成した画像を誤解を招く形で使用すると、虚偽情報や炎上の原因なりかねません。

公開時には、AI生成であることを明記し、個人を中傷・差別するような文脈では使用しないように注意しましょう。

  • SNSやブログで使う際は「AI生成画像」であることを添える
  • 虚偽の情報や誤解を与える文脈で使用しない
  • 加工・合成による“実在”の誤認を防ぐ

まとめ

この記事では、Midjourneyで“リアルな人物”を自然に仕上げるためのコツや設定を紹介してきました。

カメラの構図や光の向きを意識するだけで、仕上がりのクオリティは大きく変わります。

コツを押さえれば、まるで本当に撮ったような写真風の人物画像も自由に作れます。

ぜひ、今回の内容を参考にしながら、自分だけのリアルな一枚づくりを楽しんでみてください!

romptn ai厳選のおすすめ無料AIセミナーでは、AIの勉強法に不安を感じている方に向けた内容でオンラインセミナーを開催しています。

AIを使った副業の始め方や、収入を得るまでのロードマップについて解説しているほか、受講者の方には、ここでしか手に入らないおすすめのプロンプト集などの特典もプレゼント中です。

AIについて効率的に学ぶ方法や、業務での活用に関心がある方は、ぜひご参加ください。

\累計受講者10万人突破/