Gensparkは商用利用できる?著作権から利用規約までを解説

AIツール

Gensparkで画像や動画を生成し、業務で使用する際に気になるのが「生成したコンテンツをビジネスで使って大丈夫なのか?」という商用利用と著作権に関する不安だと思います。

以下のような疑問をお持ちではないでしょうか?

  • Gensparkで生成したコンテンツは商用利用できる?
  • 商用利用が禁止されている具体的な行為やルールを知りたい
  • 日本の著作権法やガイドラインと照らし合わせて、問題はないのか?
  • 商用利用可否が不明なAIモデルをGenspark経由で使用し、商用利用したら?

この記事を読み終わるころには、Gensparkで生成したコンテンツの利用範囲を理解できます。

📖この記事のポイント

  • Gensparkは料金プランに関わらず商用利用可能!
  • 無料プランで生成したコンテンツにはウォーターマークが付与される。
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監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

Gensparkとは?

Gensparkとは、「調べ物や資料作りをまるっと引き受けてくれる、あなた専用のアシスタントAI」です。

従来の検索エンジンは、利用者が自ら各サイトを閲覧し、情報を整理・要約する必要がありました。

一方、Gensparkは複数のAIエージェントが連携しているため、リアルタイムで情報を収集・分析して1つの解説ページを作成できることが特徴となっています。

Gensparkについてもっと詳しく知りたいという方は、下記の記事を参考にしてみてください!

Gensparkは基本的に商用利用可能

【結論】Gensparkは商用利用可能です。利用規約には以下のような記載があります。

Subject to these Terms and your applicable subscription plan, you may use the Services for internal, personal, or commercial purposes, including on behalf of or for the benefit of third parties. Please note that commercial use of the Services may, at our discretion, be limited to paid subscription tiers in the future.

日本語訳:本規約およびお客様の該当するサブスクリプションプランに従い、お客様は、第三者に代わって、または第三者の利益のために、本サービスを社内、個人、または商業目的でご利用いただけます。ただし、当社の裁量により、将来的に本サービスの商業利用が有料サブスクリプションプランに限定される場合がありますのでご了承ください。

https://mainfunc.ai/terms

Genspark公式Xでも、2025年内まで動画・画像の商用利用が延長すると発表がありました。

2025年11月現在では、プラン問わず商用利用が認められていますが、今後は有料プラン限定に変更される可能性があるので注意が必要です。

動画・画像生成の商用利用について

Gensparkは、画像や動画の生成モデルを含め、基本的にすべての生成コンテンツの商用利用を許可しています。

特に、商用利用の可否が複雑で曖昧なAIモデルをGenspark経由で利用する際に、個別のモデルの規約を確認する手間を省き、Gensparkの統一された規約のもとで安心してコンテンツ制作を進められることがGensaprkの利点です。

Gensparkで生成したコンテンツに著作権は存在しない

Gensparkで生成したコンテンツに著作権は存在しません
利用規約には、以下のような記載があります。

You retain your ownership of any intellectual property rights to any Content that belongs to you and is posted, uploaded, or otherwise made available using the Services.

日本語訳:お客様は、お客様に属し、本サービスを使用して投稿、アップロード、またはその他の方法で利用可能になるあらゆるコンテンツに対する知的財産権の所有権を保持します。

https://mainfunc.ai/terms

言い換えると、生成したコンテンツの知的財産権はユーザー自身に帰属するということです。

著作権に対する明確な記載はありませんでしたが、知的財産権の中に著作権も含まれるため、規約上はユーザーに権利が帰属することを示唆しています。

では、なぜ著作権が存在しないのでしょうか。

著作権が認められない法的根拠

日本の著作権法において、AI生成物の著作権については明確な見解が示されています。

文化庁が2024年3月に公表した「AI と著作権に関する考え方について」では、AI生成物の著作物性について以下のように説明されています。

AI生成物の著作物性は、個々のAI生成物について個別具体的な事例に応じて判断されるものであり、単なる労力にとどまらず、創作的寄与があるといえるものがどの程度積み重なっているか等を総合的に考慮して判断されるものと考えられる。

https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/pdf/94037901_01.pdf

つまり、単にプロンプトを入力してGensparkでコンテンツを生成させただけでは、「創作的寄与」が認められず、著作権は発生しません

利用規約より法律のほうが法的効力が強いため、日本国内では著作権が発生しないということになります。

Gensparkの利用規約

商用利用にあたって注意が必要なGensparkの利用規約について見ていきましょう。

項目内容
コンテンツの所有権生成したコンテンツの所有権はユーザーに帰属。ただし、Genspark側が運営に必要な範囲で使用する権利を持つ。
禁止事項違法・詐欺行為、スクレイピング、出典明記なしの再公開等を禁止。
責任の所在生成コンテンツの精度や適切性の最終的な責任はユーザーにある。
損害賠償の上限Genspark側が負う損害賠償責任は、過去12ヶ月間の支払額、または$100のいずれか高い方を越えない。
年齢制限13歳以上。18歳未満は親権者または法定後見人の許可が必要。
使用する素材ユーザーが適切な権利を得ていること

利用規約の内容はいつでも変更可能と記載があるため、常に最新情報を確認するようにしましょう。


詳しい内容は、利用規約を確認してみてください。

Gensparkで禁止されている4つのこと

Gensparkでは以下の行為が禁止されています。

  1. サービスの健全性を損なう行為
  • スクレイピング、データマイニングといった、自動化されたデータ収集行為
  • Gensparkに損害を与え、可用性およびアクセス性を損なう可能性のある方法で利用すること
  1. 違法・不正・権利侵害行為
  • 違法、詐欺行為:違法、不法、詐欺的な活動に従事すること
  • 他者の知的財産権を侵害、違反、または不正使用すること
  • スパムやマルウェアを含むコンテンツの公開
  1. 不適切なコンテンツの公開・宣伝
  • 人種、宗教、性別などに基づく、憎悪、差別、暴力を助長するコンテンツ
  • 暴力、流血などを描写したコンテンツ
  • ヌード、性行為、または不適切な画像を含むコンテンツ
  • 故意に誤解を招く詐欺的な情報やなりすまし
  1. 生成コンテンツを無出典で再公開すること
  • 生成したコンテンツを出典および関連する文脈を明確に示さずに再公開する行為

これらの禁止事項に違反した場合、作成したコンテンツ・アカウントの削除、その他の方法でサービスへのアクセスを制限すると発表されています。

Gensparkの機能・料金体系

Gensparkの商用利用は有料プランのみになる可能性があるので、現在の機能・料金体系を確認しましょう!

無料プランPlusプランProプラン
月額料金$0$24.99(約3,750円)$239.99(約36,000円)
年額料金$0$249.99(約37,500円)$2.399.99(約360,000円)
クレジット数100/日10,000/月125,000/月
画像生成
動画生成(3~5秒)
動画生成(5~10秒)
1ドル=150円で計算しています。

無料プランでも画像・動画生成が可能です。

しかし、以下のようなウォーターマーク(透かし)が付与されるので、本格的に商用利用を考えている場合は、有料プランへの移行をおすすめします。

有料プランについては以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

まとめ

Gensparkは、利用規約を遵守すれば基本的には商用利用が可能で、AIモデルごとの複雑なルールに迷うことなく利用できるという大きなメリットがあります。

この記事のポイントをまとめると以下の通りです。

  • 無料プランでも商用利用可能!ただし、将来的には有料プラン限定になる可能性あり
  • 生成コンテンツの所有権はユーザーに帰属するが、創作的寄与がないと著作権は発生しない
  • 生成コンテンツの再公開時には、必ず出典を明記!

AI技術の発展に伴い、法的環境は変化する可能性があるため、常に最新情報を確認し、適切な対応を心がけることが重要です。

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