お仕事や趣味でPerplexity(パープレキシティ)の画像生成機能を使おうと思った経験はありませんか?
でも、いざ試してみると
「画像が表示されない!」「思った通りの画像にならない!」「やり方が分からない!」と困った経験がある方も多いのではないでしょうか。
何を隠そう、私自身もそうでした。画像生成をしたいのに全然思うように画像生成ができない…
もし、Perplexityで手軽に、自分のイメージ通りの画像を作れる方法があれば知りたいですよね。
この記事では、Perplexityの画像生成のコツやうまく画像が表示できないときの原因や対処法など、以下の内容をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
Perplexityの画像生成ってどんな機能?
Perplexityの画像生成機能とは、AIチャットで話しかけるだけで、簡単に高品質な画像を生成できる画像生成サービスです。
専門的な知識や複雑な操作は一切必要ありません。まるで友達に「こんな絵を描いてくれない?」とお願いするように、あなたの頭の中にあるイメージを言葉にするだけで、AIがそれを画像にしてくれます。
この機能の最大の魅力は、その手軽さからは想像できないほどのクオリティにあります。高性能なAIモデル(DALL-E 3など)が搭載されているため、あなたの言葉のニュアンスや意図を正確にくみ取り、高品質な画像を生成してくれます。
しかし、正しく使用しないと、思ったように画像が出力されないこともあります。
Perplexity無料プランでは、ほぼ画像生成できない
Perplexityの無料プランでは、基本的には画像生成はできません。しかし、無料版でも1日3回まで有料版のpro検索を使うことができるので、1日数枚だけであれば画像を生成できます。
しかしこれでは、理想の画像を生成するために何回もプロンプトを修正したり、1日に多くの画像を生成することができません。そのため、Perplexityの画像生成を本格的に使うなら、有料プランへの加入がおすすめです。
例えば、Perplexity Proに加入すると、月に500回の高速生成が可能になります。
また、有料版では、画像生成に利用できるAIモデルの選択肢が可能です。Perplexity Proでは、写真のような画像生成に特化したDALL-E3など、複数の高性能モデルを自由に切り替えて利用できます。
2025年9月15日現在、Perplexityは「無料・Pro・Max・Enterprise Pro」の4種類のプランを提供しています。以下に各プランで利用可能な機能の一覧を貼っておくので、使用用途に合わせてどのプランが自分に合っているか考えてみてください。
プラン別の料金と主な機能
無料 | Pro | Max | Enterprize Pro | |
料金 | 無料 | 20ドル/月 | 200ドル/月 | 1人当たり40ドル/月 もしくは400ドル/年 |
Pro検索 | 1日3回 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ファイルアップロード ※1 | 5個/スペース ※2 | 50個/スペース | 無制限 | 500個/スペース |
画像生成モデル | 生成不可 | Nano Banana, Seedream4.0, GPT Image 1, FLUX.1, DALL-E 3 | Nano Banana, Seedream4.0, GPT Image 1, FLUX.1, DALL-E 3 | Nano Banana, Seedream4.0, GPT Image 1, FLUX.1, DALL-E 3 |
※2 「スペース」とは、検索や質問、その回答をトピックごとに整理・保存できる情報管理機能のこと。
※なお、上記の情報は2025年9月15日現在の情報です。
※ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOユーザーは無料でPerplexity Pro を使えるキャンペーンを実施中です。詳細はPerplexity Pro」を6ヵ月間無料で利用できるキャンペーンをご確認ください。
つまり、それぞれのプランは次のような人におすすめです。
- 試しに使ってみたい人:無料版
- 本格的な画像生成を楽しみたい方:Pro
- すべての機能を制限なく使いたいという方:Max
自分に合ったプランで、Perplexityの画像生成を楽しく使ってみてください!
Perplexityの画像生成の使い方(操作画面付き)
Perplexityの画像生成のやり方は、たったの3ステップです。
スマホでもパソコンでも、特別な設定や難しい操作は一切必要なく、直感的に使えるデザインになっています。
具体的な手順は以下の通りです。
(今回はパソコンの操作画面で紹介しますが、スマホのアプリでも基本的な操作は同じです。)
- サインイン
- プロンプトの入力
- 送信して完了
ステップ① サインイン(Google, Apple, メール)
Perplexityのウェブサイトまたはアプリにアクセスし、左下の「サインイン」をクリックします。

すると、次のような画面が表示されるので、Google、Appleアカウント、またはメールアドレスでサインインします。

ステップ② プロンプトの入力
プロンプト(prompt)とは、簡単に言うとAIに対する指示や命令のことです。
画面中央の入力欄に、生成したい画像の具体的なイメージをテキストで入力すると画像が生成されます。「〇〇なイラストを生成して」「〇〇な写真を生成して」のように、具体的に入力するほどAIがあなたの意図を正確に読み取って画像を出力してくれます。
例)「海の中で魚がたくさん泳いでいる画像を生成して」と入力する。

もし既存の画像を加工したい場合は、まず右下クリップのマークを押します。すると、「ローカルファイルから添付」と「ファイルを接続」の二つのボタンが出てきます。

パソコン上から画像を添付したい場合→「ローカルファイルから添付」Google Drive やDropboxから画像を添付したい場合→「ファイルを接続」をクリックします。
すると、ファイルを選択する画面に遷移するので、加工したい画像を選んで「開く」をクリックしてください。
最後に、その画像をどのように加工したいかを具体的に入力してください。
例)「この画像をイラスト風にして」

ステップ③ 送信して完了
プロンプトの入力が完了したら、右下の緑の矢印ボタンをクリックすると、画像生成が開始されます。しばらくすると、生成された画像が画面に表示されます。

海の中で魚がたくさん泳いでる画像を生成して

この画像をイラスト風にして
このように、シンプルかつ簡単なステップで、誰でもすぐにPerplexityで画像生成を始めることができます。
Perplexityで理想の画像を生成する4つのコツ!(実例付き)
画像の生成の仕方はわかったけど、理想の画像にならないという方も多いのではないでしょうか。
Perplexityで理想通りの画像を生成するには、プロンプト(AIへの指示や命令)のコツを掴むことが何よりも重要です。
ちゃんとしたプロンプトを入力してあげないと、「全然思っていたような画像にならない!」なんてことになってしまいます。
ここでは、より理想に近い画像を生成するための次の4つのコツをご紹介したいと思います。
- 作りたい画像のイメージを具体的に入力する
- 状況や背景を入力する
- 画像の描画スタイルや技法を指定する
- 英語でプロンプトを書く
1.作りたい画像のイメージを具体的に入力する
作りたい画像のイメージがあるのなら、それを正確にAIに伝えてあげることが大切です。
なぜなら、AIは入力された内容のみを判断して画像を生成するからです。
例えば、「夕焼けのビーチで遊ぶ犬」だけでなく、「黄金色の夕焼けに染まる広々としたビーチで、ゴールデンレトリバーが波打ち際を走り回り、楽しそうにじゃれている様子」のように、色、雰囲気、構図などを詳細に記述することで、よりあなたのイメージに近い画像を生成してくれます。
例)

夕焼けのビーチで遊ぶ犬の画像を生成して

黄金色の夕焼けに染まる広々としたビーチで、ゴールデンレトリバーが波打ち際を走り回り、楽しそうにじゃれている様子の画像を生成して
2.状況や背景を入力する
先ほどの作りたい画像のイメージを伝えてあげるのと似ていますが、画像の状況や背景を説明してあげることで理想の画像が生成される可能性が高くなります。
なぜなら、単に画像の種類や構図を入力するだけでは私たちが作りたい画像の細かいニュアンスが伝わらないからです。
例えば、「高校生の男女が相合傘をして学校から帰っている」というプロンプトに、「下校時に雨が降っている。女の子は楽しそうに話しているが、男の子はこのあと告白しようとしているので緊張している。」のように背景や状況を加えることで、より情景豊かな画像が生まれます。
例)

高校生の男女が相合傘をして学校から帰っている画像を生成して

高校生の男女が相合傘をして学校から帰っている画像を生成して。下校時に雨が降っている。女の子は楽しそうに話しているが、男の子はこのあと告白しようとしているので緊張している。
このように、背景情報を入力することで、より意図に沿った画像を作ってくれます。
3.画像の描画スタイルや技法を指定する
作りたい画像のタッチやスタイルがある場合は、それも指定してあげたほうが理想の画像を生成してくれやすくなります。
例えば、「水彩画風の~」や「ピクセルアートの~」、「ジブリ風の~」など、具体的な描写スタイルや絵画技法を指定するとこのような画像を出力してくれます。
例)

ジブリ風の4人家族の家族写真を生成して

ピクセルアートの未来都市の画像を作って
自分の理想の画像スタイルを入力すると、それに合わせた画像を作ってくれます。
4.英語でプロンプトを書く
プロンプトを英語で書くと、より理想に近い画像を生成できます。
近年、Perplexityは日本語を含む多言語対応にも力を入れています。例えば画像生成モデルのDALL-E 3は、日本語の指示でも十分な精度で画像を生成できるようになっています。
しかし、プロンプトを英語で書くことで、より正確に私たちの意図をくみ取った画像を出力してくれます。というのも、Perplexityは、基盤となるAIモデルの多くを英語の膨大なデータで学習させているため、AIは英語の方が認識しやすいのです。
そのため、日本語でうまく画像が生成されない場合、英語でプロンプトを入力するのも有効な方法です。
英語が苦手な方は、Perplexityに「~の画像を出力させるための英語のプロンプトを考えて」と聞いてみたり、DeepLなどの翻訳サービスを利用することをおすすめします。
例)

クリスマスに家族が集まってパーティーをしています。部屋には大きなクリスマスツリーがあり、その下にはプレゼントがあります。食卓には、豪華な料理が並んでいてみんな楽しそうにしています。この画像を生成して

Create the image. "A family gathered for a Christmas party in a warm, cozy room. There is a large Christmas tree with gifts underneath. The dining table is filled with luxurious dishes, and everyone looks happy and joyful."
このように、英語でプロンプトを入力することでより高品質な画像を作ることができます。
Perplexityで画像生成ができない3つの原因と対処法
Perplexityを使っていても、時々画像が生成できないトラブルに遭遇することがあります。
でも、そのほとんどは簡単な対処法で解決可能です。
Perplexityで画像生成ができない場合、以下の3つの原因が考えられます。
- プランの上限
- 不適切なコンテンツ
- ネットワーク接続やシステムの問題
1.プランの上限に達している
無料版では1日に最大3枚までしか生成できません。そのため、画像生成をしようとしても上限に達していて画像生成ができないことがあります。
また、無料版ではデフォルトでpro検索をしようとする点に注意が必要です。自分ではpro検索にしているつもりはなくても、ほかの作業で上限の3回分pro検索を使ってしまって、画像が生成できなくなることがよく起こります。
したがって、1日の上限に達したと考えられる場合は、有料版へのアップグレードをするか、次の日まで待ってもう一度試してみるのがよいでしょう。
2.不適切なコンテンツ
Perplexityのガイドラインに違反するような、性的コンテンツ、特定の宗教を煽る内容、著作権を侵害するような画像は生成できないようになっています。どのようなものか、2つの例を紹介します。
例1)プロンプト: 「ビーチで裸の女性が寝そべっている画像」
性的な含みのある言葉はポリシーに違反する可能性があるので画像生成をしてくれないことがあります。このくらいはいいだろうと思っても、ポリシーに違反する可能性が少しでもあれば画像が出力されません。

例2)プロンプト: 「ピカチュウが街を歩いている画像」
「ピカチュウ」というキャラクターが著作物であるため、そのキャラクターを正確に描写しようとする行為は著作権侵害と見なされる可能性が高いです。そのため、このプロンプトでは画像生成ができない場合があります。

しかし、描写技法やスタイルを模倣するのは問題ないので、「~風の画像」という風に入力してあげるとうまくいきます。実際に
ポケモン風の動物が街を歩いている画像を生成して
と入力すると以下の写真のようになります。
ただし、たとえ画像が生成されたとしても、それが著作権を侵害する場合もあるので注意が必要です。

ガイドラインに違反しないような内容、もしくはプロンプトの表現を心がける必要があります。
3.ネットワーク接続やシステムの問題
インターネットの接続が不安定な場合や、Perplexityのシステム自体に不具合が発生している場合も、画像生成に失敗することがあります。
まずはご自身のネットワーク接続を確認してください。インターネットに接続されていない、もしくは接続が不安定な場合、画像生成ができません。そのため、ネットワーク説毒をお持ちのデバイス本体の設定画面よりご確認ください。
設定を変更した後にページを更新するか、アプリを一旦終了して開き直すとアクセスできるようになります。
ネットワーク接続に問題がないようであれば、システムメンテナンスやサーバー障害が起こっていないかPerplexityの公式X(旧Twitter)などで障害情報がないか確認してみてください。
このように、原因を一つずつ確認することで、スムーズに問題を解決し、Perplexityを再び快適に利用できるようになります。
回数制限と機能で選ぶ!AI画像生成サービス徹底比較!
ここまで、Perplexityの画像生成の方法やうまくいかなかったときの対処法について解説しました。
しかし、「Perplexityでは回数制限が気になる」、「パープレで画像生成をしたいけどお金はかけたくない」と感じた人も多いのではないでしょうか。できるだけ多くの画像を無料で思い通りに生成できるサービスがほかにあるなら使ってみたいですよね。
以下に、各画像生成サービスごとの無料生成回数や機能を比較する表を作成しました。ぜひ、あなたのライフスタイルに合ったAI画像生成サービスを見つけてください。
各AI画像生成サービスの料金と主な機能
ChatGPT | Microsoft Copilot | Midjourney | Stable Diffusion | Leonard.Ai | |
料金 | 無料 | 無料 | 有料のみ | 基本無料 | 無料プランあり (有料プランは月10ドルから) |
無料画像生成回数 | 1日2~3回 | 1日約15~30回 | なし | ローカル環境で無制限 Webサービスは1日10~50回 | 1日150クレジット |
利用可能モデル | GPT-4o (plus) | DALL-E3 | 独自モデル | Stable Diffusionなど (カスタムモデル多数) | Stable Diffusionなど (カスタムモデル多数) |
主な特徴 | 高度なプロンプト理解力 | 無料で日本語対応 商用利用不可 | 高いクオリティ | ローカルPCで無制限に生成可能 | 独自モデルや編集機能が充実 |
この表から、各サービスはそれぞれ次のような人におすすめです。
- とにかく試してみたい初心者:「ChatGPT」か「Microsoft Copilot」
- クオリティを追求したいクリエイター:「Midjourney」
- 無限にそして自由に作りたい方:「Stable Diffusion」・無料から始めて、多機能を楽しみたいバランス重視派の方:「Leonardo.Ai」
まずは、気になったものを試してみて、自分にあった画像生成をみつけてみてください。
Perplexityの画像に関するQ&A
Perplexityの画像生成機能について、よくある質問をまとめました。ここで疑問を解消して、さらに画像生成を使いこなしましょう。
- QPerplexityで生成した画像は商用利用できますか?
- A
無料版で生成した画像の商用利用はできません 。
ただし、有料プラン(Perplexity ProやAPI利用)では、規約を遵守することで商用利用が可能となる場合があります。
- QPerplexityのスマホアプリでも画像生成できますか?
- A
はい、できます 。ウェブ版と操作感はほとんど変わりません 。
- QPerplexityで使える画像生成AIのモデルは?
- A
有料版で、以下の5つのモデルを使うことができます
Nano Banana, Seedream4.0, GPT Image 1, FLUX.1, DALL-E 3
- Q生成した画像をPerplexity内で編集できますか?
- A
いいえ、現時点では画像の編集機能は提供されていません。生成された画像は一度ダウンロードし、別途画像編集ソフトなどで加工する必要があります。
- Q生成された画像に文字を入れることはできますか?
- A
はい、できます。Perplexityで使えるDALL-E 3というモデルは、プロンプトに含めた文字を画像内に生成する能力が非常に高いです。ただし、複雑な文章や日本語の生成にはまだ不正確な部分があるため、簡単な単語やフレーズから試すことをおすすめします。
- Q生成された画像を保存するには?
- A
生成された画像の下にある「ダウンロード」をクリックすることでダウンロードできます。
まとめ
この記事では、Perplexityの画像生成機能について、使い方からうまくできないときの対処法まで詳しく解説しました。
この記事のポイント
- Perplexityの画像生成は無料プランでは1日3回
- 理想の画像を作るカギはプロンプト(AIへの指示や命令)
- 画像が生成できない主な原因は「プランの上限」「不適切なコンテンツ」「接続問題」
- 画像生成に特化したい場合は、他のAIサービスとの比較検討も有効
Perplexityは、高精度な検索機能と画像生成機能を両立した便利なツールです。まずは無料の範囲でその性能を試し、あなたの目的に合うかどうかを確かめてみることをおすすめします。
この記事が、あなたのクリエイティブな活動の一助となれば幸いです。
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