iPhoneに新しく搭載されたApple Intelligence。
その目玉機能の一つが、自分だけのオリジナルの絵文字を作れるという「ジェン文字」です。
絵文字が作れるなら作ってみたい!という方も、なかなか使い方がわからず使ったことがない方も多いかもしれません。
本記事では、ジェン文字の作り方や使い方から、ジェン文字を使う際の様々な疑問まで徹底解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
ジェン文字とは?

ジェン文字(Genmoji)は、Apple Intelligenceの生成AI技術を使って、テキストの説明だけで自分だけのオリジナル絵文字を作成できる機能です。「ジェン文字」という名前は、「Generate(生成)」と「emoji(絵文字)」を組み合わせた造語で、Appleが日本語版で採用した呼称です。
従来の絵文字は決められたデザインのものしか使えませんでしたが、ジェン文字では「眼鏡をかけた猫」「帽子をかぶったタコ」「虹色のハート」など、具体的な説明を入力するだけで、AIが自動的にユニークな絵文字を生成してくれます。
作成されたジェン文字は通常の絵文字と同じように、メッセージアプリやメール、SNSなどで使用することができます。また、生成されたジェン文字は端末内に保存され、後から何度でも使い回すことが可能です。
Apple Intelligenceの他の機能が知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。
ジェン文字の対応機種
ジェン文字を使用するには、Apple Intelligence対応のデバイスが必要です。現在対応している機種は以下の通りです。
iPhone | iPhone 16シリーズ全機種 iPhone 16e iPhone 15 Pro iPhone 15 Pro Max |
iPad | M1以降のiPad Pro M1以降のiPad Air A17 Pro搭載のiPad mini(第7世代) |
Mac | M1以降を搭載したMacBook Air M1以降を搭載したMacBook Pro M1以降を搭載したiMac M1以降を搭載したMac mini M1以降を搭載したMac Studio M2以降を搭載したMac Pro |
また、ジェン文字を利用するためには、iOS 18.1以降、iPadOS 18.1以降、macOS Sequoia 15.1以降のOSバージョンが必要で、デバイスの言語設定が対応言語に設定されている必要があります。日本語環境でも2024年後半から順次対応が開始されています。
ジェン文字はAndroidだとどうなる?
残念ながら、ジェン文字はApple独自のApple Intelligence技術を使用しているため、Androidデバイスでは作成することができません。
ただし、iPhone等のApple製品で作成されたジェン文字をAndroidデバイスに送信した場合の表示については、送信方法や受信側のアプリによって異なります。多くの場合、ジェン文字は静止画像として表示されるか、代替テキストとして表示される可能性があります。
iPhoneでのジェン文字の作り方/使い方
それではジェン文字を実際に作ってみましょう。
今回は、iPhoneで作成しますが、他のデバイスでも概ね同じになります。
①キーボードの「絵文字😀」を押す

②右上の「😀ジェン文字」を押す

③生成したい内容を入力する

完了する、というボタンが下にありますが、押さなくても生成が開始されます。
④生成すると、こちらのように絵文字になります!

メモアプリでは、こちらのように表示されます。
以上がジェン文字の使い方になります。すごく簡単なので、ぜひ皆さんも使ってみてください!
ジェン文字に関する疑問と注意点
自分で可愛い絵文字を作れて便利なジェン文字ですが、いくつかの注意点があります。
一つずつ見ていきましょう。
ジェン文字はLINEでも使える?

ジェン文字を作ったらまずLINEで使ってみたいと思う方も多いかもしれません。
残念ながら、ジェン文字のLINEでの使用については現在のところできません。
というのも、通常の絵文字とは異なり、ジェン文字はユニコード(国際規格)で規定されておらず、画像を小さく表示しているだけだからです。ただ、ジェン文字を皆さんが使うようになってくれば、LINEでも対応できるようにアップデートされるのではないでしょうか。
また、iPhoneのメッセージアプリで作成したジェン文字をコピーして、LINEのテキスト入力欄にペーストすることも可能な場合がありますが、LINEのアップデートや仕様変更により表示が変わる可能性があります。
ジェン文字が絵文字にならない/画像になってしまう
コレも先程の理由と同じで、使う端末がジェン文字に対応していないと、ただの画像として処理されてしまいます。
上記の対応端末以外だと、ジェン文字として処理することはできません。
ジェン文字のこれからの進化に期待
正直なところ、まだまだ対応できていない点が多くあまり使えない印象のジェン文字ですが、今後はもっともっと進化していくと考えられます。
- より高精度な生成
- AI技術の向上により、より複雑で詳細な説明にも対応し、ユーザーの意図をより正確に反映したジェン文字が生成できるようになると予想されます。
- アニメーション対応
- 現在は静止画のみですが、将来的には動く絵文字(アニメーションジェン文字)の対応も期待されています。
- サードパーティアプリとの連携強化
- LINEなど、より多くのアプリでネイティブにジェン文字が使用できるよう、開発者向けAPIの拡充も期待されます。
- 個人化の向上
- ユーザーの使用履歴や好みを学習し、よりパーソナライズされたジェン文字の提案や生成が可能になるかもしれません。
AIの開発競争ではやや出遅れている印象のAppleですが、Apple Intelligenceでは巻き返せるのか。今後に期待ですね。
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