皆さんは、「Luma AI」というAIツールをご存知でしょうか?
このツールは、スマホで3Dモデルがスキャンできるということで、注目を集めています。この記事では、そんな「Luma AI」の基本機能から応用テクニックまでを、分かりやすく解説します。
「Luma AI」とは?
「Luma AI(ルマ・エーアイ)」(公式ページ:https://lumalabs.ai/)とは、スマートフォンやパソコンで精密な3Dモデルを生成し出力することが可能な、革新的な3Dキャプチャツールです。
このツールは、NeRF(ニューラルラジアンス・フィールド)という最新のAI画像生成技術を活用しており、従来の3Dスキャンアプリケーションでは実現が困難だった、リアルな陰影や質感の表現ができるようになりました!
また、いろいろな角度から撮影した何枚かの写真データから、写っていない部分もAIで補完し3Dモデルを生成してくれたりもします。
この技術により、スマートフォンやパソコンを使ってよりリアルで繊細な3Dモデルを簡単に作成できるようになったのです。
メリット・デメリット
以下に、「Luma AI」のメリット・デメリットをまとめてみました。
総合的に見ると、メリットに対してデメリットはあまり気にするほどではない程度だと言えそうですね。
メリット | デメリット |
---|---|
再現度が高い | 作るのに時間がかかる |
被写体にガイドを表示してくれる | アプリで編集ができない |
動画から3Dモデルを作れる |
料金設定
まず前提として、「Luma AI」はiPhoneのみの利用に制限されています。
このiOS版では、全て無料で利用できるようになっています!
しかし、web版では動画から3Dモデルを作成するツールが公開されており、これは1ドルかかるようです。
商用利用の可否について
「Luma AI」は結論から申し上げますと、商用利用可能のサービスになっています!
公式サイトには、以下のように書かれてあります。
日本語訳:Luma キャプチャと生成の非営利目的および商業目的での使用は許可されています。
Luma プロ アカウントを持つユーザーは帰属を省略することもできますが、非プロアカウントの場合は帰属が要求されます。帰属は、アーティファクト内で目立つように表示される Luma ロゴ、またはソーシャル メディア投稿のメッセージ内での Luma への言及のいずれかになります。
https://lumalabs.ai/legal/tos
ただし、プロアカウントでない場合は「Luma AI」のロゴまたは「Luma AI」を利用して生成したことを明記する必要がありますので、お気を付けください。
「Luma AI」の使い方
では、「Luma AI」の使い方について詳しく見ていきましょう!
手順1:Luma AIのダウンロード
まずは、スマートフォンやタブレットからアプリをダウンロードしましょう。
2023年現在は、IPhoneのみの利用に制限されています。
「Luma AI」はこちらのリンクからダウンロードできます!
手順2:アカウント登録orログイン
ログイン画面が表示されますので、Apple IDかGoogleアカウントでログインしてください。
手順3:3Dモデル化したい動画を選択する
今回は、初音ミクのフィギュアを使って3Dモデル化してみます。動画はサイズが大きすぎると入りませんので、短いものがおすすめです。
では、ホーム画面の+(プラスマーク)をクリックして、元動画を選択します。
iPhone11以上のスマートフォンでは、外などの広い場所をスキャンできるシーンモードと、人形や飾り物などの小さくて細かいものをスキャンするオブジェクトモードが使えるようになっています。(タブレット端末は非対応)
手順4:キャプチャーの名前を決める
アップロードする際に名前を決める欄が出てきますので、お好きな名前を付けてください。
手順5:3Dモデルを生成する
そして、出来たものがこちらです!(大体10-20分はかかるようです。)
ちゃんと細かくスキャンされて3Dモデルになっていますね…!
生成した3Dモデルは、動画やゲームエンジンなどいろいろなフォーマットに書き出すこともできるようになっています。
WEB版でも同じようにできますので、ぜひ試してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「Luma AI」の概要や使い方について解説してきました。
今回のポイントをまとめると、以下のようになります。
- 「Luma AI」とは、精密な3Dモデルを生成し出力することが可能な、革新的な3Dキャプチャツール
- 2023年現在は、WEB版かiOS版のみ対応
- WEB版では有料プランあり、iOS版は完全無料で利用可能
- 商用利用可能!
3Dモデルの生成って、難しくてとっつきにくいイメージがありますよね。
でも、この「Luma AI」を利用すれば、こんなに簡単に生成できることが分かりました!
みなさんもぜひ利用してみてくださいね。
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