Stable Diffusionの拡張機能『Loopback scaler』の使い方!簡単に高解像度化しよう

Stable Diffusion

Stable Diffusionを使って画像生成する際、画像が崩れてしまったり、思ったより綺麗な画像が作成できなかったことはありませんか?

そんな時に使えるのが、Stable Diffusionの拡張機能『Loopback scaler』です。

今回は『Loopback scaler』がどんな機能で、どうやって導入・使用するのかを丁寧に解説しますので、ぜひ参考にしてください!

※そもそもStable Diffusionをご存じない方は、以下の記事を参考にしてください。 (AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webuiを導入する方法が書かれています。)

内容をまとめると…

  • Loopback scalerはimg2imgのScriptから使える画像アップスケール用のStable Diffusion拡張機能

  • Hires.fixやMultiDiffusionと同等のクオリティで高画質化でき、生成速度も速い

  • Hires.fixが元画像に忠実なのに対し、Loopback scalerは髪型や服の色など元画像から少し変化を伴いやすい特徴がある

  • 多くのVRAMを消費するため、PCスペックが低い場合は注意が必要

プロンプト・導入・制作フローをまとめて学びたい方向けに、AI制作に役立つ無料資料を用意しています。

画像生成だけでなく、AIに作業を任せるためのエージェント活用資料もあわせて受け取れます。

監修者_SD
監修者プロフィール
沖@AI画像生成
Xで5万人のフォロワーをかかえる、画像生成クリエイター。Stable Diffusionを中心に、様々な画像生成AIや動画生成AIを駆使し、コンテンツを制作。画像生成に関連する講演会なども多数こなす。AI画像制作の仕事も募集中。

拡張機能「Loopback scaler」とは?

『Loopback scaler』とは、scaler“という単語から想像がつくかもしれませんが、画像を高画質化・アップスケールする機能です。

画像を高画質化・アップスケールする機能として、『Hires.fix』 や 『MultiDiffusion』 もありますが、それと並ぶクオリティで高画質な画像を生成し、生成速度も早いです。

※『Hires.fix』 や 『MultiDiffusion』を用いて画像を高画質化する方法について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

一方で、多くのVRAMを消費するデメリットもあるので、PCのスペックが低い方は注意が必要です。

拡張機能「Loopback scaler」の導入方法

『Loopback scaler』の導入方法は、他の拡張機能を導入する場合と同様で、以下の手順の通りです。(GitHubを活用する方法)

手順1:“Extensions”→”Install from URL”タブを開き、「https://github.com/Elldreth/loopback_scaler」を入力し”Install“ボタンをクリック。

手順2:Stable Diffusion Web UIを再起動。(“Apply and restart UI“をクリック)

※より詳細に拡張機能の導入方法を知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。

拡張機能「Loopback scaler」の使い方

まずは、アップスケールしたい元画像をimg2imgタブに挿入し、元画像を生成するのに使用したプロンプトを入力します。

その後、“Script”のタブにある『Loopback scaler』を選択し、Maximum Image Width“と“Maximum Image Heightに出力したい画像のサイズを入力し、画像を生成します。

他にも設定項目はありますが、初期設定のままでも特に問題ないです。

その他の設定項目

  • Loops:書き込みが物足りないときは、Loopsの数を初期値の4から増やす。
  • Add Detail:書き込むディテールの量を調整。Mediumがオススメ。
  • SharpnessBrightnessColorContrast:モデルによって最適値が異なる。ひとまず全て1で設定し、適宜調整する。

最後に「Loopback scalerを用いて生成した画像」を、「元画像」や「Hires.fixを用いて生成した画像」と比較してみましょう!

例1

Hires.fixLoopback scalerを用いると、元画像の顔の違和感が無くなっていますLoopback scalerを用いた場合は、髪型や服の色などが変化していますね!

例2

Hires.fixLoopback scalerを用いると、元画像の顔がより綺麗に出力されていますLoopback scalerを用いた場合は、髪飾りや服の色などが変化していますね!

例1と例2の結果から、Hires.fixを用いた場合は元画像に忠実に表現されやすくLoopback scalerを用いた場合は元画像から少しの変化を伴いやすいと言えるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は『Loopback scaler』について解説してきました。本記事のポイントをまとめると以下のようになります。

  • 『Loopback scaler』とは、画像を高画質化・アップスケールする機能
  • 多くのVRAMを消費するデメリットがあるので、PCのスペックが低い方は注意が必要
  • Hires.fix』を用いた場合と比較して、Loopback scaler』を用いた場合は元画像から少しの変化を伴いやすい

Stable Diffusionの拡張機能を使いこなして、画像生成を楽しんでいきましょう!

画像生成AIを使いこなすには、ツールの使い方だけでなく、プロンプト改善・環境導入・モデル選定・作業フローの理解が重要です。制作に役立つAI資料をまとめて受け取れます。

クリエイター向け資料を受け取る
10秒で受取完了 画像生成完全ガイド無料配布中 無料で受け取る