ChatGPTの画像生成機能「DALL-E3・4o Image Genertator」は高性能で人気がありますが、「画像が生成できない」「エラーが出る」という悩みを抱えるユーザーも多いようです。
この記事では、ChatGPTで画像生成ができない原因や対処法、無料で利用できる代替サービスまで詳しく解説します!
「画像生成をお願いしたのに反応がない…」「突然画像が生成できなくなった…」といった問題に直面している方は、ぜひ最後までご覧ください。
- ChatGPTで画像生成ができない主な原因
- ChatGPTで画像生成ができない時の対処法
- ChatGPTの画像生成における制限と注意点
- 無料で画像生成できる代替AIサービス
※DALL-E3や4o Image Generatorの詳しい使い方については、下記記事を参考にしてみてください。
ChatGPTで画像生成ができない主な原因
ChatGPTで画像生成ができない原因はいくつか考えられます。まずは主な原因をチェックしていきましょう!
原因①:無料プランでは画像生成機能に制限がある
ChatGPTの画像生成機能は、無料プランでも有料プランでも利用可能ですが、無料プランでは1日三枚までしか生成が出来ません。
ですので、無料版のChatGPTを利用している方は、3枚以上生成しようとすると画像生成機能が使えなくなるんです。
制限に達すると「24時間後にお試しください」などのメッセージが表示されます。この場合は、時間が経過するのを待つしかありません。
原因②:画像生成可能なGPTモデルを選択していない
ChatGPTで画像生成ができるのは特定のモデルのみに限られています。

- 画像生成可能:GPT-4o、o3、o4-mini、o4-mini high、4o mini
- 画像生成不可:GPT-4.5
画面左上のモデル選択から、GPT-4oやGPT-4を選択しているか確認しましょう!
原因③:コンテンツポリシーに違反している
ChatGPTのDALL-E 3/4o Image Generationは、以下のようなコンテンツの生成を禁止しています。
- 暴力的な表現や流血シーン
- 過度に露出の多いキャラクター
- 著名人や実在の人物の画像
- 著作権で保護された作品(特定アニメキャラクターなど)
- 政治的な内容や選挙に関連する内容
- 違法行為や危険行為
これらの内容を含むプロンプトを入力すると、「コンテンツポリシーに違反しています」というエラーが表示されます。
※ChatGPTのポリシー違反については、下記記事で詳しく解説しています!
原因④:サーバーの混雑やメンテナンス
ChatGPTのサーバーが混雑している場合や、メンテナンス中は画像生成が遅延したり、エラーが発生したりすることがあります。
特に新機能がリリースされた直後や、ピーク時間帯はサーバー負荷が高まりがちです。
原因⑤:ブラウザやアプリの不具合
ブラウザのキャッシュやクッキーの問題、アプリのバグなどが原因で画像生成機能が正常に動作しないケースもあります。
特にiPhoneなどのモバイルデバイスでは、アプリ版とWeb版で機能の違いがあることも。
ChatGPTで画像生成ができない時の対処法
画像生成ができない原因がわかったところで、それぞれの状況に応じた対処法を見ていきましょう!
対処法①:有料プランへのアップグレード
無料プランでは制限があるため画像生成機能が利用できない場合、ChatGPT Plusにアップグレードすることで解決します。
月額20ドル(約3,000円)で、以下のようなメリットがありますよ。
- 高性能な画像生成機能
- より速いレスポンス
- 混雑時でもアクセス可能
- 最新モデルへの優先アクセス
ただし、単に画像生成だけが目的なら、後述する無料の代替サービスも検討する価値があるでしょう。
※ChatGPT Plusへの加入方法は、下記記事で詳しく解説しています!
対処法②:正しいGPTモデルを選択する
ChatGPT画面左上のモデル選択メニューから、GPT-4.5以外のモデルを選択しましょう。
「画像を作成する」の表示が出てこない場合は、この設定を確認してみてください。

対処法③:プロンプトの見直し
コンテンツポリシーに違反するエラーになる場合は、プロンプトを見直す必要があります。
- 具体的な人物名は避ける
- 過度に露出の多い表現を控える
- 暴力的な表現を控える
- 著作権で保護された作品のスタイルを具体的に指定しない
より中立で一般的な表現に変更することで、生成できる可能性が高まります。
例えば、実在するアニメ風の画像を生成したい場合は、直接的な名前を出すのではなく、詳しく特徴を入力することで生成できることがあります!
対処法④:時間をおいて再試行
サーバーの混雑やメンテナンスが原因の場合は、時間をおいて再度試してみましょう。
特に深夜や早朝など、利用者が少ない時間帯を選ぶと成功しやすくなります。
対処法⑤:ブラウザやアプリのクリーンアップ
技術的な問題が原因の場合は、以下の方法を試してみましょう。
- ブラウザのキャッシュとクッキーをクリア
- 別のブラウザで試す
- アプリを最新バージョンにアップデート
- デバイスを再起動する
特にiPhoneなどのモバイルデバイスでは、アプリのキャッシュが原因でエラーが起きることも少なくありません。
ChatGPTの画像生成における制限と注意点
ChatGPTの画像生成機能を使う際に知っておくべき制限や注意点を解説します。
注意点①:生成可能な画像サイズには制限がある
現在、DALL-E 3/4o Image Generationで生成できる画像サイズは3種類のみです。

- 正方形: 1024×1024ピクセル
- 横長: 1792×1024ピクセル
- 縦長: 1024×1792ピクセル
9:16などのカスタムアスペクト比は指定できないため、必要な場合は後から画像編集ソフトで切り抜く必要があります。
注意点②:1日の生成可能枚数
前述の通り、無料ユーザーは1日3枚、Plus会員でも一定の制限があります。
ただし、Plus会員の制限は非公開で、使用状況によって変動する可能性があります。制限に達した場合は24時間待つ必要があります。
注意点③:ChatGPTが生成できない内容
DALL-E 3は以下の内容を生成できません。
- 実在の人物(芸能人、政治家など)
- 著作権で保護されたキャラクター
- 暴力的・性的なコンテンツ
- ブランドロゴや商標
- 医療・政治的なコンテンツ
- 日本語などの特定言語のテキスト
特に「ジブリ風」「ドラゴンボール風」といった指示は著作権の問題からグレーゾーンであり、今後制限が厳しくなる可能性があります。
※ChatGPTでアニメ風画像を作る方法は、下記記事で詳しく解説しています!
無料で画像生成できる代替AIサービス
ChatGPTの有料プランに加入したくない場合は、以下の無料サービスを検討してみましょう!
Microsoft Copilot
マイクロソフトのAIアシスタント「Copilot」では、DALL-E 3を無料で利用できます。
Microsoftアカウントがあれば無料で利用できますが、1日15回程度の制限があるのと商用利用は不可なので注意が必要です。
使い方はとっても簡単で、Copilotの公式サイトにアクセスし、プロンプトを入力するだけで利用できます!

※Copilotの詳しい使い方については、下記記事で解説しています。
Adobe Firefly
Adobe Fireflyは、Adobe社が提供する高品質なAI画像生成サービスです。
商用利用に特化しており、無料で月25枚まで生成可能なのも魅力的です!編集機能も充実しているので、クオリティーの高さを求める方におすすめです。
Adobe IDを作成し、Fireflyの公式サイトからアクセスできます。

※Adobe Fireflyの詳しい使い方については、下記記事で解説しています。
その他の無料サービス
- Stable Diffusion WebUI:オープンソースのAI画像生成
- Midjourney:一部の機能が無料で利用可能
- Leonardo.ai:無料プランあり
これらのサービスは機能や使いやすさに差があるため、目的に応じて選ぶことをおすすめします。
※それぞれの詳しい使い方については、下記記事で解説しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ChatGPTで画像生成ができない原因と対処法、無料の代替サービスまで詳しく解説しました!
この記事で紹介したことをまとめると次のようになります。
- ChatGPTの画像生成は有料プラン(Plus/Enterprise)のみで利用可能
- 生成できない主な原因は、プラン種類、モデル選択、枚数制限、コンテンツポリシー、サーバー負荷など
- 対処法としては、適切なモデルの選択、プロンプトの見直し、時間をおいて再試行などがある
- コンテンツポリシー制限でできないことも多いため、プロンプトの工夫が重要
- 無料で画像生成したい場合は、Microsoft CopilotやAdobe Fireflyなどの代替サービスも検討する価値がある
ChatGPTの画像生成機能は日々アップデートされています。
制限や仕様も変わる可能性があるため、最新情報をチェックしながら上手に活用していきましょう!