「引き継いだExcelが複雑すぎて、どこを触ればいいか分からない」
「数式の参照先が多すぎて、原因のセルまで辿れない」
このようなExcelあるあるを、AIで一気に解決しようという機能が Claude in Excel です。
一方で「Claude in Excelは自分が使えるのか分からない」「Claude in Excelの使い方が分からない」という方がほとんどであるはず。
そこでこの記事では、Claude in Excelをセットアップする方法や実際に活用する際の例について解説します。この記事を読んで、ぜひ、一歩進んだAI活用術を身につけてください。
内容をまとめると…
Claude in Excelは、Claudeの有料プランに含まれる機能として2026年1月に公開されたアドインで、無料プランでは利用できない
財務モデルのシナリオ作成、大量データの分析・グラフ化、表記ゆれのデータクレンジングなど自動で実行できる
利用を開始するにはMicrosoft Marketplaceからアドインをインストールし、MicrosoftアカウントとClaudeアカウントの両方にサインインする必要がある
現在はベータ提供のため、チャット履歴が保存されない等の制約がある
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Claude in Excelとは?料金や使えるプランは?

まずはClaude in Excelの概要や料金、利用できるプランについて解説します。
Claude in Excelの概要
Claude in Excel は2026年1月24日にAnthropic社が提供を開始したExcelアドインで、Excelワークブックの内容をClaudeが理解した上で、操作や分析を実行してくれる機能です。
公式のXでも以下のように発信がありました。
Claude in Excel is now available on Pro plans.
— Claude (@claudeai) January 23, 2026
Claude now accepts multiple files via drag and drop, avoids overwriting your existing cells, and handles longer sessions with auto compaction.
Get started: https://t.co/cAMDXM1h7r pic.twitter.com/yt9Gy2HLY3
最大の特徴は、回答の根拠を確認できる点で、Claude in Excelはセルレベルの引用(cell-level citations)が可能であるため、分析の根拠となるセルを把握しつつ、分析や説明の内容を理解することができます。
また、値や前提を変更したときに壊れやすい参照関係についても、数式の依存関係を保ったまま更新できることも強みで、多シートにまたがる財務モデルや集計表など「触るのが怖いExcel」も安心して治すことができます。
なお、Claude in Excelは、Claudeの最高モデルであるClaude Opus 4.5を利用してExcel作業を支援すると案内されています。
Claude in Excelの料金・使えるプラン
結論からお伝えすると、現在Claude in ExcelはClaudeの有料プラン(Pro / Max / Team / Enterprise)でベータ提供されています。
無料プランでは使えないため注意が必要です。
料金の目安は以下の通りです(表示はUSD)。
| プラン | 料金(目安) | Claude in Excel | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | × | まずClaudeを試したい |
| Pro | $20/月(年払い割引で$17/月) | ○ | 個人でExcel×AIをまず試したい |
| Max | $100/月〜 | ○ | より多く使いたい/高度な作業を頻繁に行う |
| Team | $30/席・月(年払いなら$25/席・月)など | ○ | チームで利用・管理したい |
| Enterprise | 要問い合わせ | ○ | 大規模運用/統制・管理要件がある |
ポイントは、Claude in Excelがアドインの追加料金としてではなく、Claudeのプランに含まれる機能として案内されていることです。まずは個人ならProから試して、利用頻度や社内ルールに応じてMax/Teamを検討するのがおすすめです。
Claude in Excelでできることは?主要機能を整理
Claude in Excel で出来ることは様々にありますが、主に以下のような機能を使用することが可能です。
- ブック理解・質問対応:セル/数式/シート全体について質問し、セル参照つきで説明してくれる
- 前提更新(シナリオ分析):成長率や単価などの入力値を更新しても、数式の依存関係を維持しながら変更できる
- エラーのデバッグ:#REF!/#VALUE!/循環参照などを追跡し、原因と修正方針を提示してくれる
- モデル作成・テンプレ入力:新規モデルを作る/既存テンプレにデータ・数式・前提を反映できる
- 変更の可視化:更新したセルをハイライトし、何をどう変えたかを説明してくれる
- 追加機能:ピボットテーブル/チャートの作成、ファイルアップロードなどにも対応
対応ファイル形式は.xlsx / .xlsmが基本です。
実際の活用例は後半で画像付きで解説するため参考にしてください。
Claude in Excelをインストールする方法
Claude in Excelはアドイン型のため、基本は「インストール → Excelで有効化 → Claudeにログイン」の3ステップです。
【準備するもの】
- Excel(Windows/Mac)
- ExcelにサインインできるMicrosoftアカウント
- Claudeの有料プラン(Pro / Max / Team / Enterprise)に加入したClaudeアカウント
【手順】
をインストールする手順
- Step0アカウントを作成しておく
先述の通りMicrosoftアカウントと有料プラン契約済みのClaudeアカウントを用意します。
- Step1Microsoft Marketplaceを開く
こちらから遷移し、「Get it now」と記載がある青のボタンを押します。

- Step2Microsoftアカウントにサインインする
用意したMicrosoftアカウントにサインインします。

以下の情報も入力します。

- Step3Claudeアカウントにログイン
Microsoftアカウントへのログインが完了すると自動でExcelに戻ってきます。

Claudeアカウントのログインが完了すると上記のような画面になります。
ログインがまだの場合は画面右に「Sign in」のボタンが出現するためそこからログインを完了させてください。
【注意点】
ここまでできたら準備完了です。
【活用例】Claude in Excel を3つの方法で使ってみた

ここからは、Claude in Excelの代表的な活用例を3つに絞って紹介します。どれも「Excelで作業しながら、Claudeに依頼→根拠セルを確認→必要なら反映」という流れで進めると、事故が少なく再現性も高いです。
※実際に運用する際は、最初はテスト用ファイルで試し、問題ないことを確認してから本番ファイルで使うのがおすすめです。
財務モデリング
財務モデリングは、Claude in Excelが特に得意とする領域です。複数シートにまたがるモデルでも元々のセルの場所や参照関係を追いながら「どこを変えればどこに影響するか」を整理することができます。
以下では実際に用意したデータに対してClaudeで指示を出し、Excelそのものを編集させたのでBefor・Afterを紹介します。今回は財務分析において「下振れた」際の業績予想を考えさせ、かつそのデータが他のシートとも連動するようにします。
最後に実際に入力した後の動画も添付しているためぜひご覧ください。(実際、最もClaude in Excelの凄さが分かりやすいです。)
次を実行して:
1) 01_Finance_Inputsに「Downside」用の前提(売上ショック開始月、ショック率)を追加し、Scenarioセルで Base/Downside を切り替えられるようにして。
2) 01_Finance_Modelの売上計算を、Scenarioに応じて切り替わるように修正(Downsideは指定月から売上を一度だけ▲15%して、その後は同じ成長率で推移)。
3) 01_Finance_Summaryに「Base vs Downside」の主要指標(Total Revenue / Total EBITDA / Total FCF)比較表を作って。
条件:XLOOKUPやFILTERなどの動的配列は使わず、IF/SUMなど一般的な関数で。変更したセルはハイライトして。回答は日本語で。
Before
まずは使用する3枚のシートの編集前の状態を確認します。
Sheet1

Sheet2

Sheet3

この状態でClaudeを呼び出し、先ほどのプロンプトを入力します。

入力後の画面が以下の通りです。
After
プロンプトを入力して数秒で数的な分析を実行するだけでなく、実際にExcelそのものも編集して、自動で完成形のExcelを作成することができました。
Sheet1
(業績下振れの設定を作成してくれました。)

Sheet2
(Sheet1の内容に伴って黄ハイライトの数字が変化するようなセルに修正してくれました。)

Sheet3
(Sheet2の変更を踏まえEBITDAやフリーキャッシュフローの数字を計算してくれました。)

【動画】Claude in Excel で財務モデルを作成している様子
データ分析
次に、Claude in Excelを使用することで、大量のデータからの自動での表作成やグラフ作成、そしてデータ分析をまとめて実行することができます。
例えば、以下のような指示を出して作業を簡略化することが可能です。
・2025年と2024年を比較して、目立つトレンドを3つ挙げて。根拠のセル(または範囲)も示して。
・売上上位10顧客を抽出して、成長率も並べて。上位の理由の仮説も一言添えて。
・予算と実績を比較して、差が大きい科目トップ5を表にして。差分の説明文も作って。
・この2シートを突合して不一致をハイライトし、原因候補を整理して。
今回はより複雑に180程度のデータから「表の作成」「グラフの作成」「仮説の提示」までを同時に行わせてみました。
また、データ分析についても最後に実際に入力した後の動画も添付しているためぜひご覧ください。
03_Dirty_Dataをクレンジングして、03_Clean_Dataに「分析しやすいきれいな表」を作って。
やりたいこと:
1) Signup Date と Last Active をYYYY-MM-DD形式に統一(変換できない値は別途一覧)
2) Companyを名寄せ(大文字小文字、Inc/LLC/Ltd/株式会社などの表記ゆれを揃える)
3) Email重複は「Last Activeが最新の行」を残して削除
4) MRRを数値に変換(通貨記号やカンマを除去)
出力:Clean_Dataは元データの列に加えて、変換後の列(*_clean)を追加して。
変更点と削除した重複件数を最後に要約して。
Before:Claude in Excel でのデータ分析
Sheet1
以下のような売上データが181行並んでいます。

Sheet2
こちらのシートにSheet1のデータを元にした表を作成させます。

After:Claude in Excel でのデータ分析
プロンプトを入力して2-3分待つと、自動で「表の穴埋め」「新しい表の作成」「データのグラフ化」を実行してくれました。
Sheet2

Claudeの回答
上記のように表やグラフを完成させるだけでなく、表やグラフから読み取れることを踏まえた「分析」までもセットで実行してくれました。

【動画】Claude in Excel で表・グラフの作成とデータ分析を実行している様子
あっという間に表とグラフが完成してしまうのには驚きですね。また、思考過程を画面右側で見せながら作業を進めてくれるため、後々自分でも再現することが可能である点も勉強に使えるため大きいです。
データ整形・クリーニング
地味ですが、業務で活用しやすいのがデータ整形・クリーニングです。CSVの取り込みやシステム出力の表は、そのままでは分析しづらいことが多いですよね。
Claude in Excelに「整形のルール」を伝えると、日付や表記ゆれの統一、重複削除、欠損の補完、住所の分解などの作業をまとめて進めやすくなります。
例えば以下のように使用することが可能です。
・日付をすべて YYYY-MM-DD に統一して。変換できない値があれば一覧で出して。
・会社名の表記ゆれ(Inc/LLC/Ltd など)を揃えて、名寄せ候補も提示して。
・重複行を見つけて「更新日時が最新の行だけ残す」ルールで整理して。
・住所を「番地/市区町村/都道府県/郵便番号」の列に分解して。
・このピボットを分析用のフラットテーブルに変換して。
今回はより複雑に180程度のデータから「表の作成」「グラフの作成」「仮説の提示」までを同時に行わせてみました。
また、データ分析についても最後に実際に入力した後の動画も添付しているためぜひご覧ください。
03_Dirty_Dataをクレンジングして、03_Clean_Dataに「分析しやすいきれいな表」を作って。
やりたいこと:
1) Signup Date と Last Active をYYYY-MM-DD形式に統一(変換できない値は別途一覧)
2) Companyを名寄せ(大文字小文字、Inc/LLC/Ltd/株式会社などの表記ゆれを揃える)
3) Email重複は「Last Activeが最新の行」を残して削除
4) MRRを数値に変換(通貨記号やカンマを除去)
出力:Clean_Dataは元データの列に加えて、変換後の列(*_clean)を追加して。
変更点と削除した重複件数を最後に要約して。
Before:Claude in Excel でのデータ整形・クリーニング
Sheet1
約50の表記形式がバラバラになったデータが並んでいます。例えば日付が「2025/12/20」のものもあれば「Sep 2 2025」となっているものもあります。

Sheet2
整形後の土台をSheet2に作成しておきます。

After:Claude in Excel でのデータ整形・クリーニング
プロンプトを入力して数分待つと以下のように形式が全て揃ったデータがまとまった表を作成してくれました。
Sheet2
Claude in Excel でデータクレンジングを行った後の状態は以下の通りです。メールアドレスを基準に重複したデータを削除しながら体裁を整えてくれました。

【動画】Claude in Excel でデータ整形・クリーニングをしている様子
このように、約4分でグチャグチャになっていたデータを綺麗に整えてくれました。また、シートの修正後に回答として「何をどう変えたか」を提示してくれる点も使いやすいポイントです。
Claude in Excelを使う前に知っておきたい3つの注意点

ここではClaude in Excelを使用する前に知っておきたい3つの注意点を解説します。
MicrosoftとClaudeのアカウントは同じメールアドレスで作成する
Claude in Excelは「Microsoftアカウントでアドインを追加」したあと、Excel上でClaudeアカウントにサインインして使います。つまり、Microsoft側とClaude側でログインを二段階で行う必要があります。
また、公式からは「アカウントのメールアドレスを揃えなければならない」という旨の記載や発言はありません。
しかし、筆者が実際に別々のアカウントでログインしようとしたところ別メールアドレスでClaudeにログインする画面が出てこなかったため、特別な理由がない限りは揃えることをおすすめします。
ベータ版であるためサービスの中断等を考慮する
Claude in Excelはベータ提供です。実務投入はできますが、「絶対に止まらない」「常に同じ挙動で動く」とは限りません。重要なファイルほど、バックアップと人間のレビューを前提に運用しましょう。
また、現時点ではチャット履歴がセッション間で保存されないなど、使い方に影響する制約も明記されています。作業メモは別シートに残す/READMEを作るなど、運用で補うのがおすすめです。
機密情報やコンプライアンスの扱いには注意する
Claude in Excelは、アドインとして「ドキュメントを読み取り・変更」でき、さらに「インターネット経由でデータ送信」できる権限を持ちます。会社の機密情報や個人情報を扱う場合は、社内ルールや契約条件を必ず確認しましょう。
もう1点重要なのが、外部から入手した信頼できないスプレッドシートの扱いです。
公式には、スプレッドシート内に悪意ある指示を隠し、AIに意図しない操作をさせる「プロンプトインジェクション」のリスクが注意喚起されています。
テンプレやベンダーファイル、共同編集ドキュメント、外部データ取り込みは特に慎重に扱うようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまでClaude in Excelのインストールの仕方から使い方、実際に使ってみた例などを解説してきました。
・Claude in Excelは、Claudeの有料プランに含まれる機能として2026年1月に公開されたアドインで、無料プランでは利用できない
・財務モデルのシナリオ作成、大量データの分析・グラフ化、表記ゆれのデータクレンジングなど自動で実行できる
・利用を開始するにはMicrosoft Marketplaceからアドインをインストールし、MicrosoftアカウントとClaudeアカウントの両方にサインインする必要がある
・現在はベータ提供のため、チャット履歴が保存されない等の制約がある





