Geminiで画像生成をしていたら、急に制限に達しましたと表示されて困った経験はありませんか?
Geminiの画像生成機能は非常に優秀ですが、無料版にはいくつかの利用制限が設けられています。これらの制限を知らずに使っていると、制限によって突然作業が止まってしまいます。
この記事では、Gemini画像生成における制限や制限に達した時の具体的な対処法、他の画像生成AIとの制限の違いまで解説しますのでぜひ最後までお読みください。
📖この記事のポイント
- Gemini無料版では一日100枚まで、有料版では一日100枚までという回数制限がある。
- Geminiの画像生成において、無料版と有料版の違いは一日に生成できる回数だけであり、画像の質や使うモデルは同じである。
- Geminiで生成される画像のアスペクト比は1:1
- 他の画像生成AIと比較しても、Geminiの回数制限は寛容
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無料特典を今すぐ受け取るGeminiの画像生成に関する情報は、以下の記事で網羅的に解説しています。ぜひ合わせてお読みください。
Gemini画像生成の回数に関する制限
無料版Geminiの画像生成は1日あたり最大100枚まで、Pro/Ultraプランは一日最大1000枚までという回数制限が設けられています。
1日の生成上限に達すると、Geminiのチャット画面に「今日はこれ以上画像を生成できません。明日またリクエストしてください。」というエラーメッセージが表示され、一時的に画像生成機能が利用できなくなるのが現状です。
Geminiの画像生成に関する1日の回数制限のリセット時間は、公式情報でアメリカ・カリフォルニア州(Google本社所在地)(=太平洋時間(PT))の深夜0時にリセットされるとされています。
そして、そのタイミングで再びそれぞれのプランの最大枚数まで画像生成が可能です。これは、日本時間(JST)で、「17:00」(夏時間の場合は「16:00」)に該当します。
Gemini画像生成の性能・機能に関する制限
回数制限以外にも、生成される画像の「性能」に関する制限があります。
Geminiで生成される画像は正方形で固定
Geminiのアプリ版で生成できる画像のアスペクト比は、現在の一般的な状況としては「1:1の正方形に固定」されています。2025年9月以降のバージョンでは、ユーザーがアスペクト比を指定しても正方形(1536ピクセル×1536ピクセル)しか生成されない問題が発生し、Googleもこれを認め修正作業中としています。

ただし、「Gemini 2.5 Flash Image」などでは、APIやGoogle AI Studio、Vertex AIを通じて10種類以上のアスペクト比(1:1、16:9、9:16、4:3、3:4など)が利用できます。この機能は主に開発者やエンタープライズ向けAPIでの用途を想定しており、一般のGeminiアプリ版とは機能差がある状態です。
複数枚の同時生成は不可
Geminiアプリ/Web版では、1度のリクエストで同時に複数枚の画像を生成することはできません。ユーザーインターフェース上も「1回につき1枚のみ」が現状の仕様です。
APIや開発ツールでのみ、一度に複数枚(例えば4枚)生成できる機能が提供されています。
利用できる画像生成モデルの制限
Geminiアプリ/Web版では「Nano Banana(正式名:Gemini 2.5 Flash Image)」が基盤モデルです。最新のアップデート後、生成や編集はすべてNano Bananaで提供されています。
また、ユーザーがモデル自体を任意選択する機能はありません。APIや開発ツールでは一部高度な機能・バージョンが使えますが、Web版/アプリ版のモデルはNano Bananaとなります。
NanoBananaに関しては、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
コンテンツポリシーに関する制限
画像生成AIが抱える倫理的な問題に対応するため、Geminiには厳格なコンテンツポリシーが設定されており、回数やプランに関わらず適用されます。
実在の人物・有名人、著作権物の禁止
実在の人物や有名人を特定できるような画像の生成は、ポリシー違反により制限または禁止されています。これは、肖像権やプライバシー権侵害のリスクを回避するためです。
例えば、「〇〇(有名人名)風のポートレート」といったプロンプトは拒否されるか、全く似ていない人物の画像が生成されます。

しかし、既存のキャラクターの画像は比較的制限が緩く、簡単に生成できてしまいます。
ポケモンのリザードンが火を吹きながら飛んでいる画像を生成して
このように、リザードンの画像を普通に生成してくれます。ただし、生成されたからといって必ずしも著作権侵害にならないというわけではないことに注意が必要です。
暴力的な表現やヘイトスピーチの禁止
暴力的なコンテンツ、ヘイトスピーチ、または未成年を含む不適切な表現に関連する画像の生成は、以下の画像のように厳しく禁止されています。

商用利用に関する制限
Geminiのアプリ版/Web版で生成した画像の商用利用に関して、公式からは明言されてはいません。しかし、Googleの公式noteでは、以下のように記載されています。
「Nano Bananaを商用利用する場合はGoogle Workspace with GeminiもしくはVertex AIをご利用ください」
Google公式note
「NanoBanana」とはGeminiの画像生成のメインモデルであるため、Geminiで生成した画像を商用利用するには「Google Workspace with Gemini」もしくは「Vertex AI」を使用するのが無難といえるでしょう。
Geminiの画像生成で得られた画像の商用利用に関しては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
Gemini画像生成で制限に達した時の対処法
画像生成中に制限によってエラーメッセージが表示されると、作業がストップしてしまい焦りますよね。ここでは、制限が来た時の、具体的な対処法をご紹介します。
| メッセージ内容 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 今日はこれ以上画像を生成できません。明日またリクエストしてください。 | 生成枚数の制限到達(1日上限) | 翌日まで待つ/有料プランに変更で回数上限アップ可能 |
| 要求された画像を生成できませんでした。 | プロンプト内容が不適切(NGワード/仕様未対応等)、モデルの未学習 | プロンプトの内容を変更/一般的な表現に置き換える |
| Something went wrong/何か問題が発生しました。 | サーバー障害/通信エラー/一時的なシステム不具合 | 再読み込み/時間を置く/ネットワーク環境の確認 |
| 画像生成をリクエストできません。しばらくしてからもう一度お試しください。 | サービスの混雑、裏側の一時エラー(アクセス過多など) | 少し待つ/リクエストを分散/時間帯を変える |
| ポリシー違反です/ご利用の内容はガイドラインに抵触します。 | 著作権侵害、暴力・アダルト・人物名など規約違反コンテンツのリクエスト | プロンプトを修正/規約を遵守/一般的な単語や人物名の指定を避ける |
| 保存できません/ダウンロードできません。 | 端末・ブラウザ不具合/ファイル破損/仕様外の保存操作 | ブラウザを変更/再度保存/端末ストレージ容量等を確認 |
何度も画像生成しないためのプロンプトの基本
プロンプトが微妙だと、高品質の画像が出力されずに、何度も画像生成や編集作業をすることになります。そうすると、一日の制限に引っかかりやすくなったり、作業に多くの時間がかかったりします。
ここでは、何度も画像生成をしないためのプロンプトの基本をご紹介したいと思います。
プロンプトは英語で書く
プロンプトは英語で書くのが基本です。Geminiは日本語にも対応しているため画像生成自体は日本語でも利用できます。しかし、AIは私たちが入力した日本語をそのまま理解しているわけではなく、英語に変換して理解しています。そのため、英語でプロンプトを書いた方が私たちの意図を理解してくれやすくなります。
英語が苦手な方は、一度プロンプトを日本語で書いてからGeminiに英語にしてもらって、新しいチャットに英語のプロンプトを入力するのがよいでしょう。
プロンプトは構造化して書く
ただ単に文章で長々と書くよりも、以下のように構造化して書くのが重要です。構造化して書くことによって、AIが理解しやすくなります。また、それぞれの要素はできるだけ短い言葉で書き、句と句の間はカンマで区切るのが基本です。下の雛形をコピペしてプロンプトを書いてみましょう。
#Subject
=======ここに対象物を記入========
#Purpose
=======ここに目的を記入========
#Background
=======ここに背景を記入========
#Composition
=======ここに構成を記入========
#Style
=======ここに描画スタイルを記入========
#Lighting
=======ここに光や時間を記入========
#Camera
=======ここにカメラ設定を記入========
#Negative Prompt
=======ここに入れたくない要素を記入========テンプレートをもとに実際に画像を生成してみました。
#Subject
A beautiful Korean woman, exuding elegance and charm.
#Purpose
To generate a visually stunning and authentic representation of Korean beauty, suitable for a fashion magazine cover or a beauty advertisement.
#Background
A soft, blurred background of a traditional Korean garden, featuring delicate cherry blossoms and a tranquil pond, suggesting serenity and cultural richness.
#Composition
A medium close-up shot, focusing on the woman's face and upper torso. Her gaze is directed slightly off-camera with a gentle, inviting expression. The rule of thirds should be applied, placing her eyes along the upper horizontal line for an engaging composition.
#Style
Photorealistic with a slightly romantic and ethereal touch. Emphasize smooth skin, natural makeup with a subtle glow, and soft, flowing hair.
#Lighting
Soft, natural daylight from a slightly diffused source, creating gentle highlights on her skin and hair. Golden hour lighting to add warmth and a touch of magic.
#Camera
Shot with a full-frame DSLR, using an 85mm prime lens at an aperture of f/1.8 to achieve a shallow depth of field and beautiful bokeh.
#Negative Prompt
Distorted features, unnatural skin texture, harsh shadows, overly dramatic makeup, unflattering angles, Western features.

Geminiの画像生成のプロンプトに関しては、以下の記事で詳しく扱っていますのでぜひご覧ください。
無料プランと有料プラン(Pro/Ultra)の画像生成の違い
結論、Geminiの画像生成における無料プランと有料プランとの違いは1日の生成回数の上限のみです。
無料版でも有料版と同じモデル(NanoBanana= Gemini 2.5 Flash Image)を使用することができますし、商用利用に関してはPro版でも無料版と同じ扱いであるのが現状です。
また、生成される画像のアスペクト比も両プランともに1:1(1536ピクセル×1536ピクセル)で、画像生成に関するポリシーや規約も同じです。
そのため、回数制限が気にならないのであれば画像生成に関しては無料版で十分だと言えます。
他の画像生成AIとの制限の比較(ChatGPTなど)
Geminiの画像生成の制限は他の画像生成AIに比べても比較的緩いのでとても使いやすくなっています。特に、画像生成をする最初のツールとしては質・量・コスパの面からおすすめです。
| サービス名 | 無料生成回数 | 特長 | 商用利用 | どのような人向けか | 備考・注意点 |
| Gemini(アプリ/Web) | 1日100枚まで(無料版) 有料は1日1,000枚 | Google公式・高品質なリアル画像。 Nano Banana基盤。 | Workspace/Vertex経由で明確にOK 一般利用はグレー | 初心者・仕事利用両方 Google連携活用したい人 | アスペクト比1:1固定・同時1枚。人物生成は制限あり。 |
| ChatGPT (DALL-E) | 無料枠:月あたり数回 有料:100回/月〜 | 対話型・手軽に画像生成。DALL-E 3基盤。 | 原則ユーザーに著作権(規約遵守必須) | 初心者・簡単に画像生成したい人 | 無料枠/回数は変動あり。 |
| Stable Diffusion | 無料枠はWebサービスにより異なる(大半有料) | オープンソース・画像/スタイルの自由度・拡張性が高い。 | モデル・サービスごと規定。要確認 | 中級〜上級者・画像編集やカスタム重視の人 | 多数のサービス。モデルごとに権利注意。 |
| Midjourney | 無料版終了・有料のみ Proなどは高速回数制限 | 高品位リアル・ファンタジー表現。Discord運用、高表現力。 | 有料プランで商用OK(Pro:高額利用OK) | デザイン/アート上級者・商用クリエイター向け | 年商基準でプラン制限。画像公開/非公開で権利規定が異なる。 |
上記の表のとおり、画像生成の分野においてはChatGPTよりGeminiの方がおすすめです。まずはGeminiで画像生成してみて、本格的な画像生成をしてみたい方は「Stable Diffusion」や「Midjourney」を試してみてください!
Gemini画像生成の制限に関するFAQ
- Q無料版では1日に何枚まで画像を生成できますか?
- A
無料版のGemini画像生成は、1日あたり最大100枚まで生成可能です。有料プランでは上限が1,000枚に拡大されます。
- QGeminiアプリ/Web版で画像のアスペクト比は変更できますか?
- A
アプリ/Web版ではアスペクト比は1:1の正方形に固定されており、自由に指定することはできません。API/開発者向けは複数比率に対応しています。
- Q一度に複数枚の画像を同時生成できますか?
- A
Geminiのアプリ/Web版では、1回のリクエストで生成できる画像は1枚のみです。APIで最大4枚まで同時生成可能です。
- Q人物画像やポートレートの生成に制限はありますか?
- A
最近人物に関する画像生成の制限が緩和され、Geminiで人物の画像生成ができようになりました。しかし、依然個人が特定できるようなプロンプトは肖像権保護の観点から制限が設けられています。
- Q商用利用はできますか?
- A
Google Workspace with GeminiやVertex AIなど、公式に商用ライセンスが明記されたサービス経由なら商用利用が可能です。
- QどのAI画像生成モデルが使われていますか?
- A
現在のGemini画像生成は「Nano Banana(Gemini 2.5 Flash Image)」というGoogle独自モデルが基盤です。以前はImagenと呼ばれるモデルが使われていましたが、2025年以降はこちらが主流です。
まとめ
Geminiの画像生成は、無料版であっても1日100枚程度の制限内で、非常に高品質な画像を生成できます。
特に、プレゼン資料作成などの日常的な業務での利用においては、回数制限が気になることはまずありません。
この記事のポイントを以下にまとめます。
- Gemini無料版では一日100枚まで、有料版(Pro/Ultra)では一日1000枚まで画像生成が可能
- 特定の人物の画像生成は肖像権保護の観点から禁止されている。
- 商用利用したい場合は「Vertex」か「Google Workspace with Gemini」が推奨。
- 画像生成において、無料版と有料版の違いは一日の生成回数の上限のみで、使用されるモデルやクオリティは変わらない。
- 他の画像生成AIと比べても制限が寛容でコスパがよく、最初に画像生成を利用するツールとしてはおすすめ。
このように、Geminiの画像生成は無料で使える画像生成ツールとしては非常に高性能で、誰にでもお勧めできる使いやすいものとなっています。
まずは、回数制限を気にせずに使ってみて制限が気になるようだったら有料プランを検討しましょう。
この記事を読んだ皆様が、Geminiの画像生成の制限を理解して業務に活かせることを心から願っています!
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