Midjourneyで「同じキャラクターを繰り返し登場させたい」と思ったことはありませんか?
これまでのバージョンでは、同じキャラを再現するのは難しく、微妙に顔立ちが変わってしまうことも多くありました。
そんな課題を解決するのが、v6で追加された「cref」と「cw」パラメーターです。
「cref(Character Reference)」はキャラクター参照機能、「cw(Character Weight)」はその再現度をコントロールする値を意味します。
この2つを組み合わせることで、同じキャラクターのまま服装や背景を自由に変えられるようになりました。
この記事では、Midjourneyの「cw」パラメーターの意味と使い方、そしてcrefとの組み合わせによる実用例までわかりやすく解説します。
📖この記事のポイント
- cwはキャラクター再現度を数値で調整できるパラメーター
- crefとセットで使うと同一キャラを自然に再現できる
- cwの数値を下げると自由度が上がり、上げると忠実度が高まる
- 最新モデルであるv7では非対応
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無料特典を今すぐ受け取るMidjourneyの「cw」パラメーターとは?
cwパラメーターとは、「Character Weight(キャラクター重み)」の略で、参照したキャラクター画像(cref)の特徴をどの程度再現するかを数値で調整できる機能です。
基本的には「cref(Character Reference)」とセットで使う前提のパラメーターで、単体では大きな効果を持ちません。
crefで「誰を参照するか」を決め、cwで「どのくらい似せるか(再現度)」を指定することで、同じキャラクターを保ったまま服装・背景・表情を自在に変えられます。
ただし、MidjourneyではVary(バリエーション)など一部の生成操作で内部的に参照が引き継がれることがあり、その場合はcwを単体で使ってもわずかに効果が出るケースがあります。
とはいえ、安定した再現を得るためには、–cref [URL] –cw [数値] の形で併用するのが基本です。
cwを上げるほど再現度が高まり、下げるほど自由度が増すため、「同じキャラらしさを保ちながら変化をつけたい」時に最適なパラメーターです。
「cref」パラメーターとの違いは?
crefは「Character Reference(キャラクター参照)」の略で、ある画像をもとにキャラクターの顔立ちや雰囲気を再現するためのパラメーターです。
言い換えれば、「誰を参照するのか」を決める役割を持っています。
crefだけを使う場合、参照した人物の特徴は反映されるものの、服装や表情が大きく変わることが多いです。
一方cref+cwを使う場合、同じ顔のまま、服やポーズ、シーンを自由に変更できます。
この2つをバランスよく組み合わせることで、シリーズ作品のように“同一人物の自然な差分”を安定して生成できます。
cref=キャラの「参照元」
cw=キャラ再現の「強度調整」
cwの値(0〜100)による違いを比較検証!
cwパラメーターは、数値を変えることでキャラクターの再現度を細かく調整できます。
デフォルト値は「100」で、これは「参照したキャラクターをできるだけ忠実に再現する」という意味になります。
ここでは、2つのパターンで違いを検証してみましょう。
① 純粋なcw値による再現度の比較
同じプロンプトを使い、cwを0・50・100に変えて「どの程度キャラクターが再現されるか」を確認します。
② 実践的な使い分けの例
cw値に応じて服装やシーンを変え、「どこまで変化を許容できるか」「どの数値が自然に見えるか」を検証します。
元画像は以下の通りです。

a cheerful young Japanese woman with shoulder-length brown hair, wearing a white casual t-shirt and denim jacket, standing in a bright cafe, natural lighting, soft smile, looking at camera --ar 16:9① 純粋なcw値による再現度の比較
ここでは、同じプロンプトを使用し、cwの値だけを変更して生成結果を比較します。
a young Japanese woman smiling softly --cref [元画像URL] --cw [0,50,100] --ar 16:9 --v6cw 0:顔の雰囲気のみ再現(自由度が最も高い)

cw 50:主要な特徴を部分的に維持

cw 100:顔・髪型・服装まで忠実に再現

| cw0 | cw50 | cw100 |
|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
並べて比較すると、cwの値を上げるほど参照画像の特徴が強く反映されているのが分かります。
cw 0では表情や雰囲気だけが残り、服装や背景は大きく変化しています。
cw 50になると顔の印象が安定し、全体に“同じ人物らしさ”が感じられます。
そしてcw 100では、顔立ち・髪型・雰囲気まで元画像に非常に近い再現結果となっています。
② 実践的な使い分けの例
ここでは、意図的にプロンプト内容を変えながら、cwの値によるキャラクターの一貫性を確認していきます。
たとえば「服装を変えたい」「ポーズだけ変えたい」など、目的に合わせた調整が可能です。
「どの数値なら自然に変化し、どの数値なら忠実に再現されるのか」を具体的に見てみましょう。
cw 0:顔のみ再現(服装や髪型は自由に変更可能)

a young Japanese woman wearing an elegant red evening dress, long wavy hair, standing in a luxury hotel lobby, dramatic lighting, confident pose --cref [元画像URL] --cw 0 --ar 16:9 --v6cw 50:顔と一部の特徴を再現

a young Japanese woman wearing a cozy knit sweater, sitting at a wooden desk with a laptop, autumn leaves visible through window, warm afternoon light, gentle expression --cref [元画像URL] --cw 50 --ar 16:9 --v6cw 100:顔、髪型、服装まで忠実に再現

a young Japanese woman jumping with joy in a sunny park, cherry blossoms falling, dynamic action pose, bright blue sky background, energetic atmosphere --cref [元画像URL] --cw 100 --ar 16:9 --v6| cw0 | cw50 | cw100 |
|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
cwを100に設定すると、参照キャラクターの外見をほぼそのまま再現します。
そのため、「服装や髪型は変えずに、ポーズや表情だけを変えたいとき」に最も効果的です。
一方、cwを下げると、服装やシーンを自由に変更しやすくなり、「同じキャラクターを別の衣装やシチュエーションで描きたいとき」に向いています。
Midjourneyでcwパラメーターを使う方法
cwパラメーターは、crefと組み合わせて使うことでキャラクターの再現度を自由にコントロールできます。
基本の構文はとてもシンプルで、以下のように指定します。
プロンプト --cref [画像URL] --cw [0-100の数値]- ステップ1元となるキャラクター画像を生成

a cute Japanese teenage girl with short black hair, wearing round glasses, pastel pink hoodie, gentle smile, sitting in a cozy bookstore, soft natural lighting, warm atmosphere --ar 3:4 - ステップ2画像のURLを取得する
crefで参照するためには、まず元となる画像のURLをコピーする必要があります。
生成画像を開き、右上にある「三本線アイコン」をクリックします。① 画像右上の「三本線アイコン」をクリック
② 「Copy」を選択
③ 「Image URL」をクリックこの操作で、画像の直接URLがクリップボードにコピーされます。
取得したURLをそのまま--crefの後に貼り付ければOKです。
- ステップ3crefとcwを組み合わせてプロンプトを作成
a cute Japanese teenage girl with short black hair, wearing round glasses, excited expression with wide smile, jumping happily in a sunny park, cherry blossoms falling --cref 【URL】 --cw 100 --ar 3:4 --v6 - ステップ4生成結果を確認

プロンプトの書き方のコツ
cwパラメーターを使いこなすためには、プロンプト設計の細かい工夫が大切です。
まず意識したいのは、参照する画像URLの指定方法です。
Midjourneyでは、複数のURLを同時に指定することができ、これによってキャラクターの特徴をより正確に抽出できます。
たとえば、同じ人物を違う角度や表情で撮影した画像を複数与えると、AIが共通点を学習しやすくなり、ブレの少ない安定した結果が得られます。
また、他のパラメーター(たとえば「sref」や「iw」など)と組み合わせることで、より自然な質感や構図のコントロールも可能になります。
特に、キャラクターの一貫性を重視しつつアートスタイルを変えたい場合は、「sref」と「cw」を併用するのがおすすめです。
| 元画像 | cw0 | cw50 | cw100 |
|---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
さらに、cwはnijiモデル(nijijourney)でも利用できます。
アニメ調のキャラクターやイラストを描く際にも、キャラクターの個性を保ったまま新しい表情や衣装を作りたいときに非常に役立ちます。
こうした工夫を組み合わせることで、単なる再現ではなく「同じキャラが別の世界で生きているような自然な連続性」を表現できるようになります。
- 画像URLは複数指定できる(精度アップ)
- srefやiwなどの他パラメーターとの併用で安定性向上
- nijijourneyモデルでも使用可能
cwパラメーターの活用シーン別おすすめ設定値
cwは、どの程度キャラクターの特徴を残すかを調整するため、シーンに応じて数値を使い分けるのがおすすめです。
- 表情だけ変えたい時:cw 100
- 服装を変えたい時:cw 0〜20
- ポーズだけ変えたい時:cw 80〜100
- 背景を変えたい時:cw 50〜80
このように、再現度を数値でコントロールすることで、同じキャラクターを自然に展開できます。
まとめ
cwパラメーターは、Midjourneyで同じキャラクターを自然に再現したいときに欠かせない機能です。
crefと組み合わせることで、顔の一貫性を保ちながら衣装や背景を自由に変えられるようになります。
また、cwの数値を調整すれば、再現度と自由度のバランスを細かくコントロールできます。
服装やポーズを変えたいときは低め、キャラクターを忠実に再現したいときは高めに設定するのがポイントです。
同じキャラを“自然に進化させる”感覚で、ぜひ試してみてください。
cw以外の関連パラメーターを以下の記事で紹介していますので、あわせてご参照ください!
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