ChatGPTの会話全体・一部をスクリーンショットする方法を紹介

ChatGPTは、テキストやコードなど様々なものを多彩に生成してくれます。

今回は、そんなChatGPTの会話内容をスクリーンショットで保存する方法をお伝えします。

ChatGPTの会話全体や一部だけなど、用途に合わせて簡単にスクリーンショットすることが可能になります。便利なツールを使って、効率的にChtaGPTとの会話を保存しましょう。

ChatGPTの会話全体をスクリーンショットする方法

ChatGPTで長い会話をしていると、画面に収まりきらないことがあります。通常のスクショでは見えている部分しか保存できませんが、拡張機能を使えば会話全体を1枚の画像として保存できます。

何度もスクロールしてスクショを撮り、後から切り貼りする必要がなくなるので非常に便利です。

PC：拡張機能（Fireshot）を使う方法

Fireshotは、Google Chromeで使える無料の拡張機能です。ページ全体を丸ごとキャプチャできるため、ChatGPTの長い会話も1枚の画像にまとめて保存できます。

Fireshotの使い方はいたってシンプルです。

ChatGPTと会話をし、スクリーンショットで会話内容全体を保存をしたいと思ったら右クリックをします。

そして「ウェブページ全体をスクリーンショット – FireShot」をクリックします。

キャプチャの種類は５種類あります。

ChatGPTの会話全体を保存したい場合は、「ページ全体をキャプチャ」を選べばOKです。

画面右側の「アクション」より、希望のする項目を選択してください。

いずれかを選ぶと、保存先を選ぶ画面が出てきます。どこに保存をするか選択することが可能です。

画像として保存したものが、以下の画面になります。会話内容が分かれることなく、すべての会話を１つの画像で保存することができます。

スマホ：標準機能のスクロールスクリーンショットを使う方法

スマホにはPC向けのような拡張機能はありませんが、標準機能の「スクロールスクリーンショット」を使えば、画面に収まりきらない長い会話も1枚の画像として保存できます。

ChatGPTの会話一部をスクリーンショットする方法

拡張機能などは使わずに、ChatGPTの会話の一部だけをスクリーンショットする方法について、ご紹介いたします。

①ブラウザのスクリーンショット機能を使う方法

ブラウザのスクリーンショット機能を使って、ChatGPTの画面の必要な部分だけをスクリーンショットすることができます。

ブラウザはChormeになります。以下は、ChtaGPTの会話の一部だけをスクリーンショットする具体的な手順です。

＜①右上の3点リーダー（︙）をクリック＞

そうしたら、「その他のツール」→「デベロッパーツール」の順にクリックします。

※ショートカットキー【Ctrl＋Shift＋I】を使うと、上記の手順を踏まずに一発でデベロッパーツールを表示することができます。

＜②タブレット型のマークをクリック＞

そして、保存したい部分の画像をスクロールして画面に表示させます。

＜③右上の3点リーダー（︙）をクリック＞

次に「Capture screenshot」をクリックします。すると、選択した画面が自動的に保存されます。

このような手順で、ChatGPTとの会話の一部をスクリーンショットすることが可能です。

拡張機能などを使わずに、ChatGPTとの会話の一部をスクリーンショットしたいという方におすすめです。

②Windowsの場合

Windowsでは、標準搭載の「Snipping Tool」を使う方法が便利です。

Snipping Toolは、Windows（Vista以降）に標準で搭載されているスクリーンショットツールです。 

Snipping Toolを使えば、ChatGPTとの会話の必要な部分だけを簡単にスクリーンショットすることができます。

何もダウンロードしたりインストールしたりする必要がなく、ショートカットキーを押すだけですぐに利用可能です。

＜①ChatGPTで保存したい画面を表示し、【Windows ロゴ キー ＋Shift + S】を押す＞

デスクトップが少し暗くなり、下記のような画面になります。

ChatGPTとの会話の一部を保存したい場合は、一番左のマーク「四角形モード」をクリックします。

そして、そのまま保存したい部分を四角く囲います。

＜②スクリーンショットが完了すると、右下に画面が現れる＞

この画面をクリックし、保存先を選ぶことができます。拡張機能などを使うことなく、ChatGPTとの会話の一部を簡単にスクリーンショットすることができます。

今回のように、画面の一部のスクリーンショットをしたい場合は[四角形モード] を選択します。

他にも、ツールバーには以下のオプションがあります。

お好みに合わせて使ってみてください。

③Macの場合

Macでは、キーボードショートカットで簡単にスクショが撮れます。

操作	ショートカット
画面全体をスクショ	Command + Shift + 3
範囲を選択してスクショ	Command + Shift + 4
特定のウィンドウをスクショ	Command + Shift + 4 → Space

ChatGPTの会話の一部だけを保存したい場合は、Command + Shift + 4がおすすめです。カーソルが十字に変わるので、保存したい範囲をドラッグして選択してください。

④iPhoneの場合

iPhoneでのスクショ方法は、機種によって異なります。

機種	操作方法
Face ID搭載モデル（iPhone X以降）	サイドボタン + 音量上ボタンを同時押し
ホームボタン搭載モデル（iPhone 8以前）	サイドボタン + ホームボタンを同時押し

スクショを撮ると、左下にプレビューが表示されます。タップすると編集画面が開き、トリミング（切り取り）や書き込みが可能です。

ChatGPTアプリでも、Safariでも同じ操作でスクショが撮れます。

⑤Androidの場合

Androidのスクショ方法は機種によって多少異なりますが、基本的な操作は共通しています。基本的な操作方法は、「電源ボタン + 音量下ボタンを同時押し」です。

撮影したスクショは「ギャラリー」や「Googleフォト」のスクリーンショットフォルダに保存されます。

ChatGPTのスクショができない時の原因と対処法

ChatGPTのスクショができない場合、いくつかの原因が考えられます。

まず確認したいのが、デバイスのストレージ容量です。空き容量が不足していると、スクショが保存されないことがあります。不要なアプリや写真を削除して、空き容量を確保してみてください。

次に多いのが、操作のタイミングです。ボタンの同時押しがずれると、スクショではなく別の操作（音量調整や電源オフ画面など）が起動してしまいます。落ち着いてボタンを同時に押すことを意識してみましょう。

iPhoneやAndroidのアプリによっては、著作権保護などの理由でスクショが制限されている場合もあります。ただし、ChatGPTの公式アプリやブラウザ版では、スクショを制限する仕様はありません。もしアプリでうまくいかない場合は、SafariやChromeなどのブラウザからChatGPTにアクセスして試してみてください。

それでも解決しない場合は、デバイスを再起動するか、アプリやOSを最新バージョンにアップデートすることで改善することがあります。

スクショを共有・活用する方法

撮影したChatGPTのスクショは、さまざまな場面で活用できます。

SNSやチャットで共有する場合は、スクショ画像をそのまま添付するだけでOKです。LINEやX（旧Twitter）、Slackなど、ほとんどのアプリで画像を直接送信できます。ただし、会話内容に個人情報や機密情報が含まれていないか、共有前に必ず確認しましょう。

仕事の資料やプレゼンに使いたい場合は、必要な部分だけをトリミングしてから挿入すると見やすくなります。WordやGoogleドキュメント、PowerPointなどに画像として貼り付けることが可能です。

なお、スクショ以外にもChatGPTの会話を共有する方法があります。ChatGPTには「共有リンク」機能があり、会話をURLとして他者に送ることができます。また、設定画面からデータをエクスポートすれば、会話履歴をテキストファイルとして保存することも可能です。

用途に応じてスクショと使い分けると、より効率的に活用できます。

スクショした会話内容の著作権に注意

ChatGPTのスクリーンショットを撮る際は、会話内容の著作権について理解しておく必要があります。

OpenAIの利用規約によると、ChatGPTが生成したコンテンツの所有権は、プロンプトを入力したユーザーに帰属します。つまり、あなたがChatGPTに質問して得た回答は、基本的にあなたのものということです。

ただし、これは「何をしても問題ない」という意味ではありません。万が一、生成された内容が既存の著作物に似ていた場合、著作権侵害の責任を負うのはユーザー自身です。特に、スクショした会話をSNSやブログで公開したり、仕事の資料として使用したりする場合は注意が必要です。

また、会話の中に個人情報や機密情報が含まれている場合、プライバシーの観点からも共有には慎重になるべきでしょう。スクショを他者と共有する前に、公開して問題のない内容かどうかを必ず確認してください。

ChatGPTは便利なツールですが、生成された内容の取り扱いは最終的にユーザーの責任となることを覚えておきましょう。

まとめ

ChatGPTの会話内容を保存しておきたい場合は、スクリーンショットをするのが便利です。

この記事を参考に、ChatGPTの会話内容を効率的にスクリーンショットしてみてください。