【悪用厳禁】ChatGPTでAIだとバレない読書感想文を自動生成してみる | romptn Magazine

【悪用厳禁】ChatGPTでAIだとバレない読書感想文を自動生成してみる

ChatGPT

2024年現在も、話題を集め続けているChaGPT。

他にもたくさんAIはありますが、最も人間のように会話ができるということで大変話題になりましたね。

今回は、AI(ChatGPT)を使って、絶対にAIが作ったとはバレない読書感想文を自動生成する方法を解説します。

あくまで遊びですので、くれぐれも悪用はなさらないようにしてくださいね!

こちらの記事は2024年9月現在の情報になります。

※2024年5月13日に、ChatGPTの新しいLLM「GPT-4o(オムニ)」が登場しました!以下の記事で詳しい概要や使い方について解説していますので、合わせてチェックしてみてください。

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読書感想文をChatGPTなどのAIで書くことはできる?

まず、読書感想文をChatGPTで書くことができるかどうか、という点ですが、全く問題なく書いてもらうことができます!

ChatGPTは出力文字数に少し制限があるのですが、「続けて」ということで続きを出力してくれるので、原稿用紙数枚程度の量であればお手の物です。

もし長すぎた場合は要約などをしてもらうことをできるので、それも良いですね!

読書感想文でAI(ChatGPT)を使うとバレて失格になる?

次に、ChatGPTで読書感想文を使うとバレてしまうのか、という話ですが、上手くかければ絶対にバレることはありません。

というのも、AIで作ったテキストを判定するシステムもあるのですが、そのシステムでさえかなり精度は低いです。

そもそもChatGPTなどの「生成AI」と呼ばれるAIは、同じ命令を与えても出てくるアウトプットが毎回違います。

ですので、バレることはないと安心してもらって大丈夫です。(学校の課題に使うという猛者の方向け)

ただ、「なんだかこの表現、普段〇〇さんは使わないな」「なんか文体が堅苦しくないかな?」といった違和感を持たれてしまう可能性はもちろんあります。

その点については、うまくChatGPTに修正させていくことで避けることができます。

では、実際にChatGPTに読書感想文を作ってもらいましょう!

ChatGPTで読書感想文を書くのに良い命令文(プロンプト)

せっかくなので、実際に読書感想文の課題が出たと仮定して話を進めていきましょう。

読書感想文の場合、

  • 自分で本を選ぶ「自由読書」
  • 本が決まっている「課題読書」

の2つがあるかと思います。

もし、「自由読書」であるなら、全く本を読むことなくChatGPTで読書感想文が書けてしまいます。

なぜなら、あらすじが世に出ている作品を選ぶことで、自分で本を読まなくても感想文が書けてしまうからです。

今回は、「自由読書」だとして読書感想文を作っていきましょう。(課題図書の場合、あらすじが検索で出るものなら同じように書けます)

ChatGPTなど、生成AIと呼ばれるAIへの入力を「プロンプト」と呼びます。

ChatGPTで読書感想文を書く①本の選定

まずは、読書感想文で使う本を選びましょう。青空文庫(著作権が切れた本を紹介しているサイト)で探してもらっても良いのですが、それすらも面倒な場合はChatGPTに聞いてしまいましょう。

どんな聞き方をしても良いのですが、今回は以下のようなプロンプトにしてみました。

読書感想文の題材にするための本を探しています。以下の条件を満たす本の候補をいくつか教えてください。

#条件
ChatGPTが内容を知っている
文章量が多くない
「名作」と呼ばれている

以下のような返答がありました。

良さそうですね。「中学生向け」などと絞ることもできます。

読書感想文の題材にするための本を探しています。以下の条件を満たす本の候補をいくつか教えてください。

#条件
ChatGPTが内容を知っている
文章量が多くない
「名作」と呼ばれている
中学生向け

いかがでしょうか?

今回は、宮沢賢治の「注文の多い料理店」にしてみます。

ChatGPTで読書感想文を書く②あらすじを探し、ポイントを決める

次に、本のあらすじをWEBで検索し、長すぎないものを探してみてください。

実は、ChatGPTにあらすじを出力させると、たいてい内容がデタラメになってしまいます。有名作品ですので、デタラメな内容だとバレてしまう可能性が高いです。

今回は、とあるサイトにあらすじを見つけたので、そのあらすじを使おうと思います。

もしあらすじがなかった場合、違う作品に変えたほうが良いかもしれません。もしくは、自身で一度呼んだ経験がある本なら、自分で要約を書くのもありです。

ChatGPTで読書感想文を書く③プロンプトをChatGPTに入れて書いてもらう

あとは簡単で、あらすじを元に読書感想文を書いてもらうだけです。

今回は、以下のプロンプトを入れてみました。

以下のテキストの内容を踏まえ、条件を満たす読書感想文を出力せよ

#テキスト
 2人の若い東京の紳士が山奥を歩いていた。ぴかぴかの鉄砲と白熊のような犬2匹を携えて猟をしていたが、まったく成果が挙がらない。山は物凄く不気味で、2匹の犬も泡を吐いて死んでしまう。犬の損害額に落ち込み山から引きあげることにした彼らは道に迷い、その上空腹に襲われて弱気になる。

 その時ふと後ろを見ると、そこには立派な西洋造りの一軒家がある。そして玄関には、「西洋料理店 山猫軒」という札が出ていた。「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」と書かれていることに安堵し店内に入った2人の目の前に、再び扉が現れる。

 扉の上には黄色い文字で、「当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知ください」と書かれている。2人はこの文言を「客が多く注文が込み合っている」という意味だと捉え、さらに奥に進む。すると扉はまだまだ続き、その度に「髪をといて、履物の泥を落としてください」「鉄砲と弾丸をここに置いてください」「帽子と外套と靴を脱いでください」「壺の中のクリームを顔や手足に塗ってください」など、2人への「注文」は続く。2人はこれらを「よほど偉い客がきているのだろう」「気が利く店主だ」などと好意的に捉え、どんどん店の奥へと進んでいく。
 
 進んだ先の扉の裏側には、「いろいろ注文が多くてうるさかったでしょう。お気の毒でした。もうこれだけです。どうかからだ中に、壺の中の塩をたくさんよくもみ込んでください」と書かれている。ここで初めて2人は、この店は「客に西洋料理を食べさせる店」ではなく、「客を西洋料理にして食べる店」だと気づき震えあがる。

 逃げようとするも扉が開かず、2人は顔がくしゃくしゃになるほど泣いてしまう。するとそこへ、死んだと思っていた白熊のような犬が2匹飛び込んで来て、さらに奥の扉を突き破ると、暗闇の中で「にゃあお、くゎあ、ごろごろ」という鳴き声がして、山猫軒の建物は霧のように消えていった。

 そうして2人の紳士は無事に東京に帰ることができたが、泣いて紙屑のようになってしまった彼らの顔は、2度ともとには戻らなかった。

#条件
・25文程度で書け
・心を動かされた場面を紹介せよ
・あなたの体験を含めよ
・あなたは中学生である

一応読書感想文なので、「心を動かされた場面」と「体験」を入れてもらうことにしています。

文章の長さは原稿用紙2枚程度(800文字)を想定し、25文程度としてみました。ちなみに、ChatGPTは文字数の概念がすごく苦手なので、指定する際は今回のように文の数などで指定するのがおすすめです。

以下がChatGPTが作ってくれた読書感想文の出力です。

最初の文章など、ところどころおかしな文章はありますが、なかなか良いのではないでしょうか?

無理なく自身の経験を盛り込めていますし、内容もあらすじを与えたので正しく書けています。

文字数も759文字だったので、原稿用紙2枚(800字)にちょうどいいですね!

あとは、細かい気になる部分を自分で修正すれば完了です!

AI(ChatGPT)で読書感想文を書いてみるときの注意点

ここまで見てくればわかった方もいるかもしれませんが、ChatGPTなどの生成AIを使って読書感想文を書くためには、いくつか注意しなければならないポイントがあります。

それは以下の4つです。

  1. 本の内容までは知らないので、あらすじをプロンプトで入力する必要がある
  2. かなりデタラメを書くので、中身が誤っていないかは注意しなければならない
  3. 文字数指定ができないので、文の数で指定するのが良い
  4. 同じ命令でも出力のたびに中身が変わる

1つ目については、実は長い文章を分けて入力して本の要約を作ってもらう、というところから取り組むこともできます。ただ、こちらは上手く行かないことも多く、結果が安定しません。

大人しく要約をプロンプトに入れたほうが良いでしょう。

2つ目については、一度出力した中身を要約内容と比べてみるとよいかと思います。

ChatGPTはしばしば、あまりにもありえない体験談を入力することもあるので、その場合はもう一度出力させてみましょう!

AIで読書感想文を書いてみた結果まとめ

ChatGPTで読書感想文を書く方法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

この記事をまとめると

  • ChatGPTは読書感想文を書くことができる
  • 基本的にAIで読書感想文を書いてもバレることはなく、失格になることはない
  • ChatGPTに読書感想文を書いてもらうためには、あらすじを与え、いくつか条件を与えれば良い
  • AI(ChatGPT)を利用して読書感想文を書く際は、あらすじを与えないといけないこと、内容がでたらめになることがあること、文字数指定ができないこと、出力のたびに中身が変わることに注意が必要。

でした。

ChatGPT Plusという有料版に課金すると、より高性能な新しいモデル「GPT-4o」を使う事ができます。

こちらで執筆するとより良い文章になる可能性が高いので、興味のある方はぜひ使ってみてください!

Romptnでは他にもAIに関する記事を執筆していますので、ぜひご覧ください。

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