無料でStable Diffusionのモデルを試せる、mage.spaceというサイトをご存知でしょうか?
特定のモデルであれば、無料でアカウント登録せず、比較的早いスピードでガンガン画像生成できるので、たくさん画像を生成したい方にオススメのツールとなっています!
課金をすれば、AI画像生成サイトの中でも屈指のモデル数を誇っているので、様々なタイプの画像生成ができます。
今回はそんなmage.spaceについて解説していきます!
こちらの記事ではAI画像生成サイトをまとめて大量に紹介しています。合わせてチェックしてみてください!
mage.spaceとは
mage.spaceは、Stable Diffusionをベースモデルとした、AI画像生成ツールです。
2024年5月現在mage.space内で、無料・アカウント登録なしで使えるAI画像生成モデルは「SDXL」のみなのですが、このモデルは、現在のStable Diffusionの最新モデルであり、かなり優秀です。
料金は無料?有料版はある?
前述の通り、無料・アカウント登録なしで使えるのは、SDXLのみです。アカウント登録をすると Stable Diffusionの旧版モデルも使えるようになります。
しかし無料ユーザーであっても画像生成数に制限はなく、いくらでも画像生成をすることができます。
有料版との一番の違いは使用できるモデル数です。mage.space有料版には2024年5月現在、136ものモデルが用意されていますが、使うには月額15ドルの課金が必要になります。
有料版には他にも一度に複数の画像生成ができる、GIFの生成ができるといった機能もついています。
日本語対応はしている?
サイトは全て英語です。しかし、ブラウザの翻訳機能を使えば、日本語で使うことが可能です。
プロンプトは英語にしか対応していないので、翻訳ツールなどを使って英語で入力するようにしましょう。
mage.spaceの著作権と商用利用について
mage.space公式は生成した画像の商用利用について以下のように述べています。
Can I use images for commercial purposes?
Yes, we encourage this! Attribution to Mage is great, but not required.
(画像を商用目的で使用できますか?
はい、ぜひどうぞ!Mageのクレジット表記は好ましいですが、必須ではありません。)
https://www.mage.space/membership
また、著作権に関しては、mage.spaceで生成された画像はパブリックドメインになると利用規約に記載されています。
mage.spaceが著作権を主張することはありませんが、ユーザーも主張できないということです。
Note, that while users have forfeited copyright (and any/all intellectual property right claims) on these images, they are still public domain and can be used by anyone for any purpose, including by the user.
(ユーザーはこれらの画像の著作権 (および一部/すべての知的財産権の主張) を放棄しましたが、依然としてパブリック ドメインであり、ユーザーを含む誰でも目的を問わず使用できることに注意してください。)
https://www.mage.space/terms-and-conditions
mage.spaceの使い方&プロンプト(呪文)例!
今回は無料で使えるモデル、SDXLを使ったプロンプトと画像生成の例を紹介します!
概要欄にPhotorealisticとある通り、リアル寄りの絵柄に適しているため、それに沿ってプロンプトを考えました。
mage.spaceの使い方・プロンプト例①AI美女
今回はこちらのプロンプトを作成、使用しました!
model shot of a beautiful girl, Korean actress, posing for a picture, standing beside the beach, smiling sweetly, a beautiful sunset, summer sky, best quality, highly detailed, insanely detailed, 4K
さすが最新モデルです。きちんと東洋人っぽい美女が生成できました!
mage.spaceの使い方・プロンプト例②洋画っぽいワンシーン
今回は海外のプロンプト共有サイトを参考に、こちらのプロンプトを作成、使用しました!
batman vs spiderman, fighting , 8k UHD, DSLR finely detail, ultra-detailed, highres, second-person view
mage.spaceの使い方・Settingsで設定できる項目について
ここからは少し応用で、modelsタブの横、settingsから調整できる詳細設定について解説します!
aspect ratio
こちらでは生成画像の縦横比を設定できます。
- Cinema(16:9)
- Landscape(3:2)
- Computer(5:4)
- Square(1:1)
- Portrait(4:5)
- Tablet(2:3)
- Phone(9:16)
から選択できます。(横:縦)の比率表示なので、上のものほど、横長の画像が生成できます。
steps
これはAI画像が何回ノイズ除去をするか、を表す数値です。
AIで画像生成が行われる際には、ノイズだらけの、ぼやけた画像からノイズを除去していくという手法が使われているのですが、この数値はそのノイズ除去の回数を表します。
mage.spaceでは
- Medium(20回)
- High(30回)
の2つから選べます。Highを選ぶと画像がはっきり、高画質のものになりますが、生成時間が遅くなるのでお好みで選択してください!
guidance scale
これはどのくらいプロンプトに忠実に画像を生成するか、を表す値です。
数値が高いほどプロンプトに忠実な画像が生成されます。
- Free(2.5)
- Normal(7.5)
- Strict(12.5)
- Very Strict(17.5)
初期設定値はNormalです。高い値にするとプロンプトに忠実になりますが、同時に画像が崩れやすくなるので様子を見ながら調整してみましょう!
mage.spaceの使い方・image to image (img2img)について
mage.spaceには、参考画像を設定し、それを元に画像生成をするimage to imageという機能もあります。
参考画像は、プロンプト入力欄の横の写真マークから追加できます。
下部にある、「Impainting」を使うと、画像の一部分だけを参照するよう設定ができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、mage.spaceの使い方について解説してきました!
ポイントをまとめると、以下のようになります。
- mage.spaceでは無料で優秀なモデルを制限なく使える
- 商用利用は可能、著作権も主張されておらずパブリックドメインになる
- 課金をするとさらに多くのモデルや機能が使えるようになる
ぜひ、mage.spaceでたくさん画像を生成してみて下さい!
- ChatGPTで〇〇を効率化したい
- スライドを作るならどのAIツールがおすすめ?
- おすすめのGPTsが知りたい
同じ悩みを解決した人がいるかもしれません。ぜひ質問してみてください!